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去年の『ギーツ』ファイナルステージは現地で観た男アメイジングRYOです
しかも最前列!写真上の銀のテープはその時ノー着地でゲットしたものです。ええやろ?
さあ今回は『ガッチャード』ファイナルステージ千秋楽公演の感想を書いていきます!
ちなみに現地には行っていません。配信チケットで自宅で見た人なのであしからず
それではよろしくお願いします
あとクソ長いですのでお覚悟を
第1部 『虹色の卒業旅行』あらすじ
グリオンを倒し数ヶ月が過ぎた頃
錬金アカデミーの一堂はある日届いたカグヤからの手紙
「スチームライナーをゴージャスにして最終会場までやってこい」
という内容に従い卒業旅行を兼ねてギガントライナーの力で東京へとやって来た
楽しもうとするメンバーだったがどういうわけか呼び出しをしたカグヤと連絡が取れない。そしてスパナは到着した途端に別行動を宣言
錬金連合東京第二支部と数日前から連絡が取れなくなっており様子を見に行くためであった
一方、件の錬金連合東京第二支部では1人の錬金術師(演:スーパー戦隊親善大使)による狂気の実験が開始されていた
その目的は男が信奉する悪の錬金術師、宝太郎達の宿敵であるかのグリオンの復活であった…!
蘇る最悪の敵を倒し宝太郎達は最高の卒業旅行をガッチャできるのか!?
第1部 『虹色の卒業旅行』感想
まずはメインとなる第1部のことから書いていきたい。
時系列的には本編のその後。戦いを終えたアカデミーのメンバーがカグヤに呼び出されて各都市に出向き、その都市にある錬金連合の支部にいるグリオンの信者が自らの体を媒介にグリオンを復活させてしまい宝太郎達が再び戦いに身を投じるというのが大まかなストーリー。
ちなみに毎回ある都市ネタは今回は序盤で錆丸が触れる程度のものになっている。
都市ネタというのはファイナルステージは毎年大阪、福岡、愛知、東京と巡るので各都市に因んだネタがセリフの中にあったりするのでそのこと。去年の『ギーツ』はなんと各都市でギーツの別ファーム(しかもステージ限定のオリジナルフォーム)が登場するという凄い力の入れ方だったがまあ本来はこんなくらいのもんなのよね。
冒頭はまずいつものナレーションから始まりBACK-ONのお二人の生『CHEMY×STORY』で舞台が幕を上げる。ちなみに千秋楽だけで『CHEMY×STORY』は4回ほど聴くことになるがwithFLOW版だったり、キャスト陣verだったりマイナーチェンジがされるので飽きはない。やっぱり曲自体がめっちゃテンション上がるものなのも良いよなあ。
ステージの内容としては本編を担当した内田脚本なので本編との整合性にそれほど気になる点はない。
強いて言うならスパナが仮面ライダーヴァルバラドに変身するんだけど本編でヴァルバラドライバーは壊れたはずでスパナが今持ってるのはヴァルバラドライバー黒鋼だけの筈なのだが…ってくらい
修理したんだなって脳内補完すればいいだけだけど、黒鋼は単なるパワーアップじゃなくほかの誰でもないスパナ自身が作り出したヴァルバラドってのが大事なポイントなのでまた鏡花製のヴァルバラドに戻っちゃったのか…って気にならなくもない。うるせーオタクですまんね。
各支部にいた信者によってグリオンが蘇ってしまうという展開は本編11~12話の針馬や、42~43話の真美など禁術やグリオン個人に対して信仰を抱く者たちを描いていたのでその延長線上と思えば違和感はなく自然。
演じるの『マジレンジャー』で小津翼/マジイエロー役、『ゴーバスターズ』で陣マサト/ビートバスター役などを経て今や仮面ライダーや戦隊のステージ系も見に行く人ならすっかりお馴染みになったスーパー戦隊親善大使の松本寛也さん。
…戦隊のファイナルステージだとほぼ賑やかしみたいな役ばっかなのに仮面ライダーのファイナルでは実質ラスボスポジを担うスーパー戦隊親善大使とは一体…
とはいえ序盤ちょっと出番がある程度でそれ以降はグリオンに肉体を明け渡し変身してしまうため出番自体は少なめ。キャラクターとしてみるとグリオン好きすぎて髪型まで意識してるのがちょっと面白い。あと後述のドレッドに変身する際にプロットのドライバーにはカードを入れられないのかポーズに合わせてカードをこっそりおなかのポケットに入れてたのも舞台ならではで面白かったな。
さて毎年ファイナルステージにはステージ限定の新ライダー、新フォームが登場するのが定番になっているてこれを楽しみにしている人も少なくないだろう。今年ももちろん抑えてくれている。
今回登場する新フォームは2つ
まずはグリオンの変身する仮面ライダードレッド 終式周りの話から
ギガントライナーの力をレプリ化し生み出したレプリギガントライナーをドレッドライバーに装填することで変身した姿でその姿は基本零式と同じだが、装甲部分が赤くなっていてそれが全身を走る血管のようで不気味ないで立ち。腰にローブが追加されたことで単なるリペイントというわけではない強キャラ感がある。
あれ?グリオン様のライダーなのに金がないじゃん。
ご安心ください。マフラーが金色に染まっております。これが凄くいいのよ。
錬金術そのものに作用し力を奪うという固有能力を持っている
…のだが残念。グリオン様、その手の能力は「会場のみんな、応援して仮面ライダーに力を送るメポ!」で突破されるための振りでしかないんだ。
後半ピンチになるライダー達に力を送るために皆で応援するパートももちろんあり、加治木、先輩ズ、ミナト&鏡花、クロトーなどが代わる代わる会場を煽る。クロトーの「お前たちの声援が仮面ライダーに力を送るんだろ!?」という台詞は劇中でも声援が厄介ってことに気付いてたのでそこを上手く拾った言い回しになっている。
会場の声援が一つとなったとき
「頑張れ仮面ライダー」
が、錬金術の詠唱に変化しその字体がバックスクリーンに映し出されるんだがこれが凄く良い演出。矢印はガッチャードのトレードマークだし、外へと延びるベクトルは「自分から別の人へ」という意味合いもあるように思え、転じて声援という行為そのものを形で表している。
クライマックスでのバトルは3ライダーの最強形態が登場するだけでなく各キャラクターが大いに活躍。
中でもとりわけ歓声が凄かったのは刺股装備のミナトの登場だろう。わざわざLEDパネルで演出あってから登場する辺り製作が正当な意味でも、ネタ的な意味でもこの組み合わせに人気があることが分かっているんだろう。
その刺股を加治木にパスするファンなら感涙必至のシーンも
「SASUMATA それは受け継がれていく魂の絆」
ミナト、加治木コンビの大暴れはまだ終わらない。蓮華が召喚したズキュンパイアに2人が憑依されズッキュンな姿に!
2人の胸キュンセリフは各自チェックされたし。
ガッチャードvsドレッドの最終対決ではレジェンドの力でガッチャードが新たな姿に
今ステージもう1つの新形態仮面ライダーガッチャード レジェンドライナーだ
ギガントライナーと仮面ライダーレジェンダリーレジェンドケミーカードをガガガガッチャンコして登場する新形態。
特徴的な顔はスーパーガッチャード エックスレックスのリペイント。金になって改めてわかるかっこよさ。ボディは確か仮面ライダーエルドに使われちゃったしもう残ってないのよねあの形態。
アンダーボディはミラクルガッチャードのものを流用しているがあのキラキラが金色に負けておらず総じてゴージャスな仕上がりで実質カグヤ様との融合形態といった仕上がりになっている。
細かいところの感想としてはりんねちゃんの気持ち乗ってる低い声が凄いかっこよくて初期のころの拙い面影がすっかりなくなっているのに感心したし、先輩ズの「万物はこれなる一者の改造として生まれ浮く」が舞台でも息ぴったりですごいなとかいろいろあるのだが流石に長くなりすぎるので割愛
バトル後も見どころ多し。りんねからVシネマ『GRADUATIONS』を匂わせるセリフも…?
いつものファイナルステージクオリティなのでファンならば間違いなく楽しめるものになっていた
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ガッチャ!アフタースクールパーティー!!感想
続いて第2部について
こちらは歌謡祭&キャスト陣がこの1年の思いを語るコーナーがメイン
Beverlyの『Rising Fighter』そしてBACK-ON×Beveryの『THE SKYS THE LIMIT』で始まるが相変わらずこの作品楽曲強いな…
さてキャスト陣によるトークだが個人的にはこれこそが千秋楽最大の見どころと思っている。
仮面ライダーという激動の1年間をやり切ったキャストによる最後の最後の舞台トークということもありそこには笑いあり、涙ありな様々なドラマが毎年生まれる。
キャストがトーク中に涙で言葉に詰まるのはもう毎年のこと。我々では知りえないほどの苦労が皆さんにあったのだろうなと感じずにはいられない。
『ギーツ』で言えばベロバ役の並木さんは撮影ががっつり高校受験と被っていて大変だったと涙ながらに話していたり、もうベテランのケケラ役の俊藤さんすら涙を浮かべて景和役の佐藤さんに
「お前が桜井景和でよかった」
と伝えたり、すんごいしんみり空気の中、英寿役の簡さんが皆に向けての手紙で
「皆さんのおかげで僕は今この三軒茶屋に立っています」
という間違ってないけどなんだそれ!なコメントでずっこけたりと本当にいろいろあるのがこのファイナルステージ。
今回は各キャスト2名を選んでその二人の思い出や1年間やってきて伝えたいこと話すという内容で
本島(宝太郎)さんと加部(加治木)さん、安部(蓮華)さんと富岡(錆丸)さん、熊木(ミナト)さんと福田(鏡花)さん、宮原(クロトー)さんと坂巻(ラケシス)さん、本島さんと松本(りんね)さんと藤林(スパナ)さんの組み合わせでのトークが展開され色々な裏話も聞けた。
言葉に詰まる松本さんにイケメンな、宝太郎だったらやらなそうなフォローを入れる本島さん、キャリアが圧倒的なので終始落ち着いている加部さん、鏡花は途中で○ぬと思い演じていた福田さん、イチャイチャが過ぎる冥黒組など見どころ多数。
トークシーンのみならず座長ということで度々本島さんがコーナー名などで叫ぶんだがちょっとこっちが心配になるほど叫ぶ。それがじわじわ面白くなってくるので注目。
歌謡祭の『CHEMY×STORY ガッチャver』はキャスト陣が歌うのだがこれもすごく良い。坂巻さんがアーティストなのでちょっと頭抜けている歌唱力を発揮されている。
その後はキャラクターソングパートに入りミナト、冥黒姉妹、スパナ&鏡花、宝太郎、宝太郎&りんね&蓮華&錆丸が担当。
宝太郎は本島さんがギター演奏が特技なのでそれを生かして演奏しながらの楽曲となっている。
ニチアサ同期の『ブンブンジャー』の範道大也役の井内さんもアコギ弾ける偶然。
イケメンに楽器。「鬼に金棒」の現代版だなこれはもう
ライダーたちとカーテンカーテンコール感想(ネタバレ注意)
ここからはサプライズにも触れていくので注意を
といっても各所で割と発表されちゃってるんで今更かもだけど
全曲終了したタイミングで最後の挨拶…
となる前に千秋楽特有のサプライズが!
登場したのは未来の宝太郎役のDAIGOさん!
凄え!
私もそうだが『ガッチャード』でデイブレイク一番好きな人珍しくないと思うんだよね。お忙しいだろうにこれはびっくりだし嬉しかった。
持ちネタのDAI語も披露するほかなんとカーテンコール後には…
そして永徳(ガッチャード)さんをはじめとした各ライダーのスーツアクター。田崎監督をはじめとした監督陣。福沢アクション監督、プロデューサーの湊さんなど13名ものスタッフ陣が登壇。
これだけ裏の方たちが舞台に揃うことってそうないぞ。
人によってはスタッフまでは分からないと思うかもしれないがキャスト陣が泣きながらお世話になった方たちに頭下げたり触れ合ったりしてるのを見るのはいいもんだ。気丈にしてたキャストもこの場面で泣き崩れる人が多数いた。
最後はキャストやアーティストによるご挨拶
皆声を震わせながら話していてね…。
視聴者の私は「もうことしのかめんらいだーもおわりかはやかったなー」なんて馬鹿面で思ってるけど出てる側、作ってる側にとっては本当に筆舌にしがたいほど重く濃く刻まれる365日でそれが「終わる」っていうのは言葉にするのが難しいんだろうなと。
熊木さんのコメントはショーの内容にも触れながら素敵なものになっていて印象的。安部さんは本人も頭が真っ白になっちゃったと話していて凄く拙い内容になってしまっていてそれが凄くリアルでいいなと感じた。
特に記憶に残ったのは藤林さんのコメントだろう。元々スパナとはかけ離れたおもしろ兄ちゃんで、ステージでもふざけながら進行を邪魔したり他のメンバーフォローを入れたりとなんだかんだでしっかりしているなあと思っていたのだが最後の挨拶でそんなひょうきん仮面は剥がれ決壊。
泣いてまともに喋れなくなってしまって仕切り直すためにキャスト全員に一言言うというコーナーを勝手に始める様は笑えけどほろっとさせられる。
最初宮原さんめっちゃ怖かったとか、熊木さんとは仮面ライダー、戦隊のオーディションを何度も受けて苦労した話、やられるシーンが多くてよく床に転がってたけど一緒に転がることが多い松本さんが文句言わないから頑張れたとかたくさんの思いを笑いを交えながら話す姿はとても素敵。ファイナルステージの中でも特に記憶に乗ったシーンになった。
最後は客席へのキャスト陣の挨拶で終了
ではなく、千秋楽はカーテンコールってのがあるんだ
すべてが終わり一度幕が閉じるが、しばらくするとまた開いて最後のもうひと盛り上がり!
EDは映画主題歌『THE FUTURE DAYBREAK』
あの曲好きなのよ。最高。
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最後に
というわけで『仮面ライダーガッチャード』ファイナルステージ千秋楽公演の感想でした
まだVシネクストがあるし、『ガッチャード&ガヴ』の冬映画も例年通りある(?)筈なのでまだ完全なさよならには早いけどそれでもメインキャストが揃って大きな舞台をやるのは基本的にこれが最後。
1年間の締めくくりに皆の想いが溢れる様はグッとくるしこれで本当に我々も「終わりか…ありがとう…」って気持ちになれる
配信は細かいとこまで止めたりしながら観れていいけどやっぱり現地で「頑張れ仮面ライダー!」する熱さってあるんで、気が早いが『ガヴ』のファイナルはまた現地行こうかな?って思ってます!
ありがとうガッチャード!
それではまた
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