前回 ドーナツがつなぐ絆【仮面ライダーガヴ第12話】感想 不発弾多数
ケーキワンホール食いが夢だったけど試しにやってみたら1回で食いきれないことにしょんぼりした男アメイジングRYOです
クリスマス前に前半山場がやって来た!13話を語って行きましょう
あらすじ
クリスマスが近づきはぴぱれにはケーキ作りの依頼が舞い込んでおりその為に幸果がブッシュドノエルを試作しショウマと味見することに。
初めての、これまでのお菓子とはまるで違うゴージャスなケーキに大感動のショウマ。
「ウマショーにも作れるよ」
そう言われ今度は幸果に習いながらショウマ自身がケーキ作りに初挑戦!
幸せな空気のはぴぱれとは一転、ショウマへの憎しみを募らせるシータとジープが虎視眈々とその機会を伺っていた…!
怪人体登場!シータとジープの本気!
今回最大のトピックはシータ、ジープの怪人体とその実力についてだろう。
ショウマが生きているのを知りながらちょっと遊ぶつもりでランゴ達に報告はせずちょっかいかけたら返り討ちにあい、結果会社全体の仕入れが遅れる事態を招きショウマ撃破に再三失敗し拠点まで潰されミスが大きくなるにつれ言い出せなくなり、解雇を言い渡された上「離れ離れになりたくない」という見た目に反して些か幼過ぎる身勝手な理由で政略結婚もブッチし見事に仕事の出来ないキャラを確立した双子だったがついに2人が本気になった
その結果はどうだったかといえば…
超強い!!
相当に成長した筈のショウマが持てるゴチゾウを全て使い、全フォームをフルに活かして立ち回ってもさっぱり敵わないほどの1クール目のボスに相応しいほどの力を持っていた!
やればできる子だったんだね双子!
……じゃあ君らが最初からガチってればここまで事態がややこしくもならなかったし、惨めな目に遭わずとも済んだんじゃ無い?
本気出すのが全部失って修復困難になってから
そういうの含めて「仕事できない」なこの子達…
バトルの内容について話していこう
今回ガヴにも新フォーム ブシュエルフォームが登場。ハイスペギャル幸果の作ったブッシュドノエルを食べたことで生まれたブシュエルゴチゾウによって誕生したこのフォームは肩、胸、頭に輪切りのロールケーキが張り付いたモチーフをダイレクトに感じるデザイン。
手に持つ専用武器クリスマックスは、ハルバードを思わせる形状だ。武器が斧なのはブッシュドノエルの「ノエル」が薪とか、丸太という意味だから薪割りや木を切り倒す斧のイメージからだろう。
突然木が生えてきて敵を拘束しぶった斬る必殺技ももろにそれがモデル。
もはや双子のエージェントなど相手にならず余裕の撃破のガヴ。しかし直後シータの凶弾がガヴの背中を襲う。
が、我らが主人公はこれをノールック回避!かっけえ!
現れた双子はついに本気でガヴとやり合う覚悟を決めていざ変身!
その怪人体は2人とも狼を思わせる出立。
ところで巷ではストマック家は全員怪人体が狼モチーフでは無いかという噂が広がってるようだ。
人の皮を被り、人を食い物にする。確かにやってることはまんま人狼ゲームの人狼だしちょっとあり寄りの予想かなーとは思うね。ガヴのポッピングミフォームも狼かアレ。あたしゃカンガルーかと思ってたよ。
じゃあ絆斗ママを攫った狼グラニュートも…?
てか絆斗(ハント)って名前も人狼的だよな。狼を狩る狩人 ハンターから来てるって可能性が出て来た。
話を戻して
ガヴvs双子のバトルの殺陣はいつも通り懲りまくり。双子の一糸乱れぬ怒涛の連携にガヴはフォームチェンジラッシュで対抗。
ストマック家は全員杖が共通武器で各々個別の変形をすることが公式で発表されていたが
グロッタ→鎌
シータ→銃
ジープ→短剣
で確定。ランゴとニエルブにも期待が高まる。
ジープのグミ装甲を爪で直接引き剥がしてそこをシータが零距離射撃したり、パンチングミ&キッキングミの同時攻撃を前転でよけ、キッキングミの衝撃波を跳躍で回避。空中に避けた2人をパンチングミで狙い撃つも双子ならではの連携で空中でも神回避を決めるなど見どころ多すぎ。
ガヴの打つ手の悉く上を行く双子素直にかっこいいし好きよ。
何よりこのバトルシーン、3人揃って全く余裕がないのがめちゃくちゃ好き。藤田AC監督の目指す「スタイリッシュではない獣同士の野生の戦い」が集約されたこれまででも指折りの完成度のバトルシーンになっている。
ガヴもガヴで使いにくいふわマロを体勢の立て直しに使い、ラストシーンではグルキャンを防御に使うなど各フォームの強みを活かした雑じゃないフォームチェンジラッシュが非常に見応えがあった。
にしても過去回想シーンとか見るに双子があんなにショウマを嫌うのには「人間が家族とかあり得ない」という差別意識以外に何かがある気がしてならない。
ブーシュがショウマとみちるを特別扱いしていたのが嫌だった?或いはもっと大きな感情がそこにはあるのかも知れない。
崖に落下したショウマはどうなってしまうのか!
1クール目最初の強化形態が登場する準備は万端と言った感じだ
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バイト君の仕事事情。20年前の真相とは
今回のバイト君 路上ミュージシャンとして人間界に潜伏しているカニのグラニュート その名はロジョー。
人間体を演じるのは『キュウレンジャー』のスティンガー/サソリオレンジ役だった岸洋祐さん。
ラーゲ9はキラメイシルバーだし戦隊OBが増えて来たな。あとサソリだったのにカニになった経緯にカニレーザーを思い出さずにはいられない。
ロジョーは絆斗に潜伏先を特定されやむを得ず仮面ラーイダヴァレンと戦うことに。しかし、このバイトこれまでで下手すりゃ1番弱いまであるくらいヘナチョコ。
蟹らしく守備力はあるようだが攻撃がろくになく、メインウェポンはなんと噴水の水をいっぱいかけるだけ!
せめて吐け。水棲系怪人なら口から水吐いたって構わんから。
そんな水すら自前で用意できないロジョー相手だしこちらもあんまり強くないとはいえ流石にヴァレンも負けないだろう。と思っていたのに水かけ攻撃にまあまあ手こずるヴァレン。嘘だろお前!?
なんか気付くと専用挿入歌流れながらカップルの水遊びみたいになってるし…。今回主人公が敗北して終わるってちびっ子的にはハード回だしその緩和の為のシーンって感じだったね。
ちなみにあの挿入歌を唄うのはもちろんロジョーの岸さん。『キュウレンジャー』のスピンオフでもテーマソング謳ってたしな。
しかし意外にもこのロジョー。物語的に割と大事な役割を持っていた。というのも彼はなんと20年以上ストマックで勤続している人攫いのプロ、ベテランのバイトだったのだ。
20年やってて社員にして貰えないんすね(多分社員てストマック家だけだからだけど)…。
ロジョーは先代のブーシュが社長だった時代から人攫いをしていた。20年前は質より量が重視されていた時代でロジョーも上手くやっていたようだがヒトプレス技術が出来て、ランゴが社長になってからというもの
「幸せな人を幸せなまま攫って質の良いスパイスを集めること」
が第一の経営方針に変わりロジョーはその会社の方向転換について行けてないバイトということだろうか。
長ーく勤めてるけど社長が若くなって経営方針が変わってそれについて行けず冷遇されるようになったベテランってなんかエライ生々しい話だな…
ひょっとして仕事できないバイト筆頭だった1話のハウンドもロジョーと同じパターンの人だったんじゃないか?
そんな末端とはいえストマックの過去を知るロジョーの存在は絆斗が追う赤いガヴのグラニュートに近づく小さな手がかりになりそうだ。
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酸賀、お前まさか!
出番ないのにメキメキ怪しくなってくる浅沼晋太郎こと酸賀について最後に少し。
冒頭、ショウマがデンテに相談に行くシーンでの話によればグラニュートの力を人間に宿すことで人間を強化できるという理論を提唱したのはデンテとのこと。
じゃあなんでそれを人間の酸賀が知ってるの?
ダメ押し気味にデンテは「ヴァレンを改造したのはグラニュート」と発言している。これはもう酸賀はグラニュートと見ていいと思うのよね。
しかし8話にて絆斗は酸賀の腹を確認しガヴがないのは確定済み…でもね、あのシーンよく見るとお腹にちょっとした「痕」があるんだよ。
その痕がガヴを切除した手術痕と考えれば全て話が繋がる。
そもそもグラニュートの臓器をなんで持ってるんだとかグラニュートじゃないと理屈が合わないシーンもあるしほぼほぼ間違いないんじゃないかなあと思うのよね。
デンテの弟子だったというニエルブとも何か関係ある?ひょっとしたら兄弟弟子とか。
ショウマの失われた記憶とかも気になる〜。デンテは記憶を弄ってないのは今回のやり取りで確定な気がするからじゃあなんで記憶がないんだろうか。
難しい話を隅に置いて一つ好きなシーンを
デンテが「わしはお爺ちゃんだから(ショウマを忘れていた)」というシーンで、主人を忘れていた不届者に怒ったのかゴチゾウ達が「フザケンナー」とばかりにデンテをペシペシしてるシーンがめっちゃ可愛いくて好き。
こりゃあ人気出るわ…
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次回
双子の攻撃を前に崖の下に真っ逆サマのショウマ!
安心しろ、崖から落下は生存フラグだ!
約束のケーキをその身に宿しいざ戴冠!仮面ライダーガヴ ケーキングフォーム!
それではまた