前回 ライバル参上!?ガッチャとジュリエット【仮面ライダーガッチャード30話】感想
ロミオとジュリエットよりはgalboとチョコバットが好きな男 アメイジングRYOです。
チョコは常に家にあります。
素早くダジャレが出る人はすごい人だと思う。そうなりたい。
雑談をなんとか捻り出したところで本文どうぞ
あらすじ
静奈がマンモスマルガムによって氷漬けにされてしまった。全ては自分の責任と膝をついてしまうりんねを叱咤する宝太郎、そしてミナト。
なんとか窮地を脱し静奈も無事救出したがそのダメージから劇の練習を欠席。やむを得ずジュリエット役はりんねがやる事になるがその時静奈が現れりんねに自分の役を奪う気かと詰め寄る。
一方、アトロポスは複数のお兄様からなる新たなマルガム クラーゲンマルガムを生み出しグリオンの仇を取ろうと動き出していた。
『傷』もまた『青春』
前回の記事でりんねボッコボコ回
と書いたが今回を含め考えるとこの30、31話はりんねだけでなく多方面に色んなキャラが色んなベクトルで傷つき、曇る回だった。
・宝太郎は友人のりんねと静奈がバチバチにやり合っていて辛い
・りんねはメンタル肉体共にコテンパン
・静奈はもう会えないと思っていた愛する幼馴染に会えたが女が周りをウロウロしてるし、急に化け物に氷漬けにされた
・スパナは露骨にかませ役に(テーマが宝×りんの絆なので犠牲になったのだ…)
・アトロポスは父を奪ったにっくき仇を倒せず仕舞い
・クロトーは姉妹に振り回された挙句ヴァルバラドに負け、情けをかけられた形で見逃される
・加治木はジュリエット役になれず
このザマだ。青春胸キュン回とはなんだったのか。
もっとも今回がサッパリ青春してないかと言えばそんなことは断じてないだろう。宝太郎×りんね×静奈の三角関係はある意味非常にリアルに若者の青春を描いていると言える。
りんねは明るく社交的で自分の知らない宝太郎を知る静奈に、静奈は自然と宝太郎のそばにいて頼りにされているりんねにそれぞれ嫉妬しそのモヤモヤから冷戦状態になってしまった。
宝太郎は愛だの恋だのがサッパリなお子ちゃま故に2人を友人としてしか見ていない。そこで2人とは温度差が生まれ、また2人が争うことに胸を痛めた。
誰かが大人だったなら今回のモヤモヤトライアングルは完成し得ない。3人が多感な時期、心と行動の折り合いの付け方が下手な子供だからこそ鬱屈とした空気になってしまい互いを傷つけた。
これこそ青春。
「甘酸っぱいラブコメのような綺麗な青春だけでなく、青春の暗い部分も書いてこそ綺麗な部分がより際立つ」という考えを長谷川先生が持っているのはSSSS.DYNAZENONを見れば明らかだろう。
御厨を助けるために演劇に熱中し皆で一つの目標に向かい日夜頑張る、全てが終わったあとりんねと静奈は友達となるという光の青春もキチンと描いていてくれているのが安心できるところ。
個人的な話だが大人になると一度険悪になった相手とはそのままバイバイになる事が多い。
雨降って地固まれるのも若さの証だろう。
ガッチャードとマジェードの連携
今回のバトルの肝はやはりガッチャードとマジェードの連携。
肝と言っておいてなんだが前半戦はほぼマジェードのタイマン。華麗なサンユニコーンに比べムーンケルベロスは力強い徒手空拳でマンモスマルガムを圧倒。
りんね役の松本さんのアフレコも非常に気合いが入っておりスーツアクトレスの下園さんの動きにガーッチャンコォ!と噛み合っていた。
後半のクラーケンマルガム戦は前述の通り2人のコンビネーションが炸裂。一本のガッチャリバーを互いにパスしながらの連携はゴーカイジャーを連想させる。
何気に2人の息のあった戦いを見て「(あの娘には勝てないな…)」と言わんばかりの表情を浮かべる静奈も良き。
しかしプラチナガッチャードとマジェードはカラーリングが似ていて並ぶとカップル感が出る。
ガッチャードに最強形態が出てもこの並びは見たいものだ。
ところで連携プレーになる直前のクラーケンマルガムの幻影を突破する日蝕(エクリプス)の辺りは微妙に分かりにくかった。
要するに
ガッチャードの攻撃をマジェードが受ける→ダメージはあるが死ぬほどじゃない→そのタイミングでネミネムーンを使い眠って死んだと見せかける→実際は死んでいないので隙を見計らって攻撃
というロミジュリの仮死状態をバトルに落とし込んだ展開なのだが、日蝕発言がややこしくした感がある。
今日も自由なラケシスさん
記事冒頭でみんなボロボロになったと書いたがそんな中1人人生をエンジョイする今一番何するか分からないガッチャードの注目株 ラケシスさん。
ローストビーフ丼をご馳走されたりだいぶ馴染んできたのか、鏡花が大物なのか。とにかく完全に味方面。味方面とはこの事か思うほどしれーっと味方面だ。
自衛の為、改心とか一切せずに敵から寝返った危険分子だが、今回も冥黒の王なる存在の情報をお出ししてきたりラケシスが味方にいる事で話が回っている部分もあるので邪険にも出来ない。なんとも良いポジションに収まっている要領の良い末っ子。
そして今回ついにヴァルバラッシャーまでゲットしパワーアップイベントまでこなした。
これはヴァルバラド(ラケシス)登場フラグ…
な気もするがそれをするにはマッドウィールのカードが必要でそれはスパナが変身するのに使っている為少なくともライダーヴァルバラドとヴァルバラドが並び立つのは不可能な筈
一体どうなるのか期待だ
次回
現れた冥黒の王(cv.置鮎龍太郎)!
迷宮に囚われた宝太郎とクロトー!?
苦労人クロトーに見方化フラグ!?
まさかまさかの並び立つプラチナガッチャードとドレッド弍式!?!?
そしてゴージャスがすぐそこまで…
見逃せないぞガッチャード!
それではまた
次回 現る大王!人形たちのジレンマ【仮面ライダーガッチャード32話】感想
ところで…
クラーケンマルガムの力で見たのは『大切な人』の幻影
宝太郎が見た幻影はりんねだったわけだから…
まあそういうことよ
あとロミジュリの練習で付き合ってもらうのが静奈じゃなくりんねなのもね…
そういうことだよね
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