前回 光を振り切って【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ28】感想 エンスト暴走魂
『SPY×FAMILY』ならベッキーが好き
アメイジングRYOです
中の人が好きなんですよ
明らかになる謝士郎の過去と不穏なこの先の展開をビンビン匂わせる29話を語っていきます!
あらすじ
ISAの常槍からの依頼で1話で未来と無理矢理結婚しようとした青里ファミリーの屋敷に潜入する事となった謝士郎
平和な日本じゃ需要がないのか地球に来て以来暇で仕方ない様子の始末屋コンビは成り行きでこのミッションを手伝うことに
一方、ブンブンジャー基地では大也とブンブンが謝士郎と初めて会った日のことを語り出していた
セルフ実況!炎のハードパンチャー ゴンググルマー
まずはバトル部分から
今回の苦魔獣はゴンググルマー
対する敵にボクシング対決を強制し戦いの中でセルフ実況しながら戦ういつもながらの変な苦魔獣。
とにかく絶えず喋りまくり爆散する瞬間まで「俺、KO〜!(ゴングを鳴らす)」と実況をやめることはなかった仕事人。ボクサー要素より実況者要素のが記憶に残るなこいつ。
前述のボクシング対決を強制させる能力でバイオレットとブルーはいつもとは一風変わった殴り合いでのアクションを見せたがこれがスピーディーで見応えあり
特に後半のブルーの動きは例によってキレッキレ。ブルー役の米岡さんのアクション毎回カッコイイし振り返ってみると「うわ!かっこいい!」ってなる動き大体ブルーかも知れない
ブルーの〝ブンブンパンチ〟をかわされた後、反対車線からバイオレットが殴りつける〝ブンブンパンチ下り〟でダウンを奪い、最後は〝ダブル爆弾パンチ〟でフィニッシュ
これまたしても島本作品『炎の転校生』の〝滝沢国電パンチ〟なる技が元ネタなんだそうだ。
ただその後の爆弾パンチは東映的にはバロム1だよね。ブンブンジャーもよく擬音使うし
分からない方は「バロム1 OP」で調べてみよう。イカれた歌詞の曲を見れるぞ
巨大戦では謝士郎のオフロードとマリンをベースに合体するウィングブンブンジャーロボマリン&オフロードカスタムが登場。謝士郎推しなら部屋に飾っときたいやつ
オフロードをバイオレットに託してブルー自身はマリンを使うのも14話を思い出してニヤリ。まあマリンは譲らないよね。
等身大時には正々堂々ボクシングで勝負を仕掛けていたのに巨大戦になるや開幕ドロップキックで先制を仕掛けたり相手を小さくしてボコったり急に卑怯者に成り下がったゴンググルマーくん、見損なったぞ!
最後はフルボッコにされてKO
倒しはしたが青里ファミリーから奪ったギャーソリンはまたしてもハシリヤン本家に送られてしまったので戦いには勝ったが目的は達成されてしまった
やっぱりディスレース製苦魔獣強ぇ…
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明かされる(?)謝士郎の過去
今回のトピックとなる謝士郎と大也の出会い
しかし蓋開けてみると意外と情報少な目というか思いの外あっさりだったなと感じた
常槍に頼まれて範道邸に侵入した謝士郎だったがブービートラップに引っかかって大也に追い詰められて「惚れた!」されてそのまま大也好きになっちゃったという前回のラストや2話での回想から予想できる範囲の話しか出なかったのでそう感じたのかも知れない
が、大也に追い詰められるシーンの謝士郎の表情は改めてバックボーンが分かってから見るとなかなか味わい深いものがある
一流のスパイで大也とブンブンお手製の範道邸セキュリティーを全て突破し中枢までやって来た謝士郎があんな簡単なブービートラップに引っかかったのは謝士郎がドジを踏んだのではなくきっと大也が謝士郎の想定の上を行く男だったから
目の前の敵に手を差し伸べ「惚れた」と言うこの男となら自分はもっと大きな何かを成し遂げられるかも知れない。
きっとそんな風に思ったんじゃないかと個人的には思った
このシーンをはじめ
「父がスパイで小さい頃にあらゆる戦い方を叩き込まれた。あとは察しろ」
など謝士郎周りの話はかなりこっちに想像の余地をくれている感じがして私としては結構嬉しい
好き勝手妄想していいってことだろぃ?
謝士郎が好きなものやたらと多いのも小さい頃から過酷な人生で成人してから、というか大也と出会ってからサウナとか銭湯とか007とかそういう娯楽に出会ったからなのかなー
しかし鳴田家って親子二代でスパイなんだ…
お前こそが真のSPY×FAMILYだ!
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誰が何を知っている?情報戦開幕か
今回のキーワードの一つは「情報」
情報屋の謝士郎が活躍したからというだけではない
例えば青里ファミリー周りの話で言うと彼らは存命中のキャノンボーグからハシリヤンの協力者になるよう交渉されておりそれを飲んでハシリヤンへの忠誠の証であるイグニッションキーを渡された
この情報をサンシーターは知らなかった
一方ゴンググルマーと共に現れたサンシーターを見て青里の息子のボンボンが
「僕たちに追突してきたやつらだよパパ!」
と驚いていた。つまりこれはハシリヤンと提携を結んだにも関わらず青里ファミリーはサンシーターをハシリヤンと認識していなかったということ
ISAの依頼で謝士郎が動いた過去があったことを知らなかった調
ディスレースの情報を狙って大也達の戦いに割って入った玄蕃
そして常槍の言う新たなワード「ハシリヤン利権」など物語が水面化で動き出し各キャラクターの思惑が交錯する中で誰が何を知っているのか、という情報戦が始まっている
常槍と内藤が全てを知っているかと言えばそうではないとは思うし逆に大也達しか知らない情報もあるのかも知れない
これは視聴していく上でも結構大事なポイントで
「なるほど!これがアレだってコイツは知らないもんね!」
ってなることが増えてくると思う。神の視点で見ることが出来る我々にとってはこういった展開ってめっちゃ楽しいのよね
ちょっと違うけど誰が何を知っていて、何を知らないかという部分をフルに活かしてめちゃくちゃ面白くした作品といえば『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』だ
『仮面ライダーアギト』とかもそうだけど持ってる情報の差でいざこざ起こす展開は敏樹が得意なやつなんだよな
絶対面白さのベクトル違うけどブンブンジャーもここから更に面白くなるだろう
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次回
マッドレックス・フューリーに異変が!
届け屋に依頼をしたのはサンシーター!?
三下達の献身で蘇るか暴走魂!?
それではまた
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