前回 あけぼの荘へようこそ【ウルトラマンアーク6話】感想 信じる者と疑う者
「答える」と「応える」の違いをご存知でしょうか?
「答える」は単に相手からの問いに返事を返すことで
「応える」は相手の行動や言葉に反応を示すことを言うんだそうです
声援に対して手を振るのは「応え」だし、芸人が先輩に振られてギャグをやるのは「ギャグで応えてる」わけですね
ぜーんぶGoogle先生に聞きました
どうもアメイジングRYOです
母からの教えに「応え」新たな力を手に入れたユウマとアーク、そんな7話を語ります
あらすじ
星元市を酷暑が襲う!
それは現実の今年の夏を軽く上回るレベルで脅威の45°!
外で働くトビ職人が絶滅しそうな気温の中事務所はクーラーが壊れぐったりのユウマ達の元に容赦無く市民からの通報が鳴り響く
住宅地で腐卵臭が発生し更に間欠泉の如く湯が噴出したのだと言う
調査に出たSKIPの面々だが直後アスファルトを突き破り地面から灼熱怪獣ホムガーが出現!
ユウマはこれに対処しようとするがホムガーにはある秘密が…そしてホムガーと共に現れた謎の少女 杏樹の正体とは
テーマは「母親」
幼き頃に両親を失ったユウマ
父の残した「走れユウマ」という言葉は決め台詞になっており、視聴者からもアークの正体はユウマの父ではないかなどの予想があったりこれまでフィーチャーされて来たのは父親のテツヤの方だが今回は母タカコとのユウマの思い出が話の軸。
灼熱怪獣ホムガーは子供を産み落とすために街一つ消し飛ぶほどの莫大なエネルギーを爆発させる必要があるという人間にとって百害あって一利ない怪獣だが、爆発を起こすのは子にエネルギーを託す為であり親は出産後に必ず死んでしまうため常に一匹しか存在出来ないあまりに悲しい種族
今回の話は母を失ったユウマと生まれた瞬間必ず母を失う運命を背負うホムガーを重ねて「母親」というものをテーマにした話だったと感じた
ユウマは母タカコから託された願いに応えるためルーナアーマーを出現させホムガーを救い、ホムガーは母から託された命に応え生きてまた次の世代に命のリレーを続ける
人も怪獣も多かれ少なかれ母からの願いや教えが魂に刻まれ生きていくのかも知れない
話のテーマのみならず今回はバトルシーンがほぼ夜戦だったのもありしっとりとした空気に包まれており夜のアークもホムガーもどこか憂いげな表情に感じて、今風な言い方にするなら「映える」好きなカットが多い回だった
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慈愛の姿 ルーナアーマー登場!
月の力を宿すアークの新形態ルーナアーマー
ホムガーを救うべく誕生したその姿は怪獣も人もみんなを助けるために生まれたまさに慈愛の戦士
力で勝つだけじゃ何かが足りないからね
力のソリスアーマーと合わせて定番のパワー特化とスピード特化の形態という感じ
変身時に後ろの満月に重なるようにルーナソーサーが腕に装着されるシーンがかっこいい。背中の翼もボリューム感がありデザインはソリスアーマーより好みだ
今回だけでも質量を持った残像やら、スピードで竜巻のシールドを作り爆発を封じ込めるやら色々見せてくれたがスピード形態(パワー形態もだけど)というのはティガの頃からやっていてかなり歴史が長くそれだけに固有の見せ方の幅が狭まって来ているようにも思うので今後も独自性のあるアクションに期待したい
ティガの時代なんかでは空中で高速で動くというアクションが今ほどCGが発達していないのもあって撮り方が難しかったとか、予算の問題とか色々な理由からスカイタイプがパワータイプより不遇などと言われていたようだが近年はCGの進化によって昔よりも遥かにかっこよく色んな超スピードアクションを撮れるようになっているようで実際トリガーのスカイタイプなどは優遇傾向にあった
パワー形態に比べスピード形態は描き方も多彩なのでルーナアーマーの今後の活躍に期待だ
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精霊さん。あんたちょっと…
今回のキーマンであるホムガーの精霊
作中では名前を呼ばれることはなかったが杏樹という本名が設定されている
作中の言動から察するに彼女はホムガーが子供を産むタイミングに現れ人々に(爆発の件で)注意を促し、ホムガー側にも語りかけ、人間とホムガーが共存できるように取り計らう役目を担っている超常的存在であることが分かる。しかし今回は何かしらの理由でホムガーとコミュニケーションを取ることが出来なくなってしまいユウマに助けを求めたのだが…
・アークとホムガーの戦いに割って入った結果ユウマを負傷させる原因を作る
・急に出て来たホムガー側の事情など知るはずも無い(負傷している)ユウマを「あなたは何も分かってない!」と糾弾
・ユウマ自身が気付くまで何故かホムガーの妊娠の件を頑なに説明しない
・「ホムガーと皆が共存する為にいる」と言う割にホムガー側の肩ばかり持ち人間サイドへの配慮を感じない
・終始礼の一つも言わずに消える(最後のアークとの目配せが感謝の気持ちだった可能性もあるが)
と、問題行動が多くあまり好意的に見れないキャラクターになってしまっていた
例えばホムガーに声が届かないのなら市民に逃げるよう言ったり、防衛軍に語りかけるが相手にされないみたいなシーンがあれば調停者の役割を果たそうとしていると分かる。もしくは言葉が通じないのは分かっても必死にホムガーに語りかけるみたいなシーンがあれば彼女も頑張っていると分かる。
なのだがそれもなくウルトラマンであるユウマに全てを解決させようとする上説明もせずに「何も分かってねーな!」ってそりゃないぜ…
なんか裏設定とかあんのかなーという気がするのだがやはり見ている側としては見たものから想像を膨らませるしか出来ないので今回の見せ方だとどうやっても精霊を好意的に見れないというのが正直なところ
ホムガーは人間からすりゃ迷惑だけどもうそういう怪獣ってことで受け入れられるんだけどね。少なくとも人間と喋れる精霊がアレだとちょっとね…?
精霊がホムガーと話せなくなったのってひょっとしてモノホーン周りの何かが原因だったりする?
次回
世はまさにキャッシュレス時代!
ウルトラ怪獣屈指の知名度を誇るあの怪獣も時代に対応しパワーアップ(?)
ついに見れるか夢の対決!?
ウルトラマンvsカネゴン!
それではまた
次回 インターネット・カネゴン【ウルトラマンアーク8話】感想 アクセースフラーッシュ!?
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追記
ユピーに美味しいアイスコーヒー作らせたのに飲んだ感想が
「キンキンに冷えている!」
なシュウ
それでいいのか?
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