前回 峠の海【ウルトラマンアーク5話】感想 ゆで卵に…コーヒー…?
実はアキラ100%さんと同じ大学卒業の男 アメイジングRYOです
ギャグ回?
いやいや!
個人的には今までで一番好きだった6話のことを語ります!
あらすじ
最近頻発する地震の原因が怪獣にあるのではないか。究明のため末広山にやってきたユウマ、シュウ、リン
この一帯はK-DAY以前にUFO騒ぎがあった場所なんだとか
そんな何気ないのんびり会話をするユウマとリンに地球を守る防衛隊の性(さが)かUFOに対しては強い警戒心があるシュウは鋭い視線を送る
そして一行はあけぼの荘という旅館に足を運び聞き込み調査を開始。
しかしそこの番頭ヌマタと女将のアヤカの不審な態度にシュウは…
SKIPと防衛隊の「高い壁」と根の違い
シュウはSKIPの隊員なのではなく外部組織の防衛隊から出向している協力者という基本設定が公開された時に個人的にまず間違いなくあると考えていたし期待していた
「SKIPと防衛隊の根本的なスタンスの違いからくるドラマ」
まさにその期待していたものをドンピシャで観せてくれたのが今回で話の構成的にも非常にお気に入りの回
今回のシュウはまずヌマタとアヤカのハンドサインから2人を怪しいと感じ徹底した追求を開始することに。すっかりSKIPのほんわかムードに飲まれたかに見えたシュウは一転して地球防衛隊宇宙科学局特別調査員としてのマジモードに早変わり。
前回までゆで卵ぱくついてたのに…。
仲居のヤマナミへの取り調べのような質問攻めから始まりその言動の一つ一つが鋭く厳しく、明らかにユウマ達に向ける語気とは違っており特に正体を表したクロコ星人に対しての
「座れ」
はぞくっとするほど冷淡
クロコ星人が抵抗することなく全ての事情を話して敵意がないことを伝えてもシュウはそれに「はいそうですか」と頷かず追求をやめない。
話したことは全て嘘で本当は取り残されたのではなく地球に残ったのでは?
電磁波による異常は全てクロコ星人が原因でそれを使い怪獣を操っているのでは?
侵略こそが真の目的なのでは?
シュウのクロコ星人への疑いの視線に割って入ったのはユウマ。ユウマはクロコ星人の言うことを信じ彼も大変だったんだと擁護する
今回もっともユウマ(SKIP)とシュウ(防衛隊)の考え方の違いが出た瞬間だろう
「まずは信じる」を信条とするユウマ(SKIP)と
「まずは疑う」ことから始めるシュウ(防衛隊)
互いのスタンスの違いはそもそも業務が根本的に違うことに由来するのは明白
調査をメインとするSKIPはどんな些細な情報にも耳を貸し、まるで信ぴょう性も突拍子もない話もまずは信じて調査してみる。
しかし防衛隊のシュウは地球をあらゆる者から守るのが仕事。アーク世界には常日頃より宇宙人案件がある事も今回明らかになり侵略目的の外星人と対することも多い様子。
どっかの凶悪宇宙人みたく友好的に接してきてもその実侵略が目的だったり、どっかの悪質宇宙人みたく慇懃無礼な態度で言葉巧みに人を操り、長澤まさみを巨大化させたり奢りかと思わせて割り勘にするやつが絶えない環境で活動していれば疑うことを覚えるのは当然。命を奪われた同僚という前例があるなら尚更だ。
そんな組織としての根っこも活躍するフィールドの土壌も違う両者に考え方の違いが生まれるのは必然であり、それはどっちが良い悪いではない。
そういえば2話でユウマに「まずは信じること」と言われたシュウが妙に戸惑うようなリアクションをしていたのはひょっとしたら「まずは疑うこと」を基本としてきた自分の考えと180度違うことを言われて色々思うところがあったのかな?
SKIPと防衛隊、その差を存分に描き一方でここからのシュウの変化にも期待が持てる回だった
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茸狩りの宇宙人!クロコセイジンッ!
今回のスーツ新規造形宇宙人クロコ星人。鳥っぽいくちばしに眠そうな目×4がどこかキュートにも感じるキモカワ系宇宙人
肩書きは「茸狩(きのこがり)宇宙人」というなんとものんびりしたもの
おい!なんとか言ってやれ、ねこ舌星人グロスト!
演じたのは冒頭でも書いたが私と出身大学が同じな先輩 アキラ100%さん
特撮作品ではファンから人気もあり名作との呼び声高い
『劇場版仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』
にも出演。ほぼ全編ドシリアスな作風の中での息抜きポイントとしてコミカルなシーンを1000パー社長と熱演した
何気にウルトラ、ライダーを制覇。残るは戦隊だ!
今回は終始一貫して人畜無害な善良な宇宙人を演じたがなんか普通に演技お上手よね
自分のせいでアヤカ達に迷惑をかけてしまうかも知れないとどうしようもなく焦ってしまうシーンの顔をくちゃくちゃにする様や、クロコ星人の正体を表した後のアフレコも文句の付け所がない。
クロコ星人の話でいうとガラクタで宇宙船を作り、キノコの胞子を燃料にして星間飛行が可能というサラッとやばい技術のある宇宙人。地球人はその技術手に入れるべきだぞ。
それと気になった部分としてはクロコ星人が地球に置き去りにされた理由。宇宙空間に異常が発生して仲間たちが緊急で地球から離れた為と説明されたが…
K-DAYの前で宇宙空間に異常ってこれモノゲロス関係してる?
それとクロコ星人のハンドサインを「怪しい」と思ったシュウと、「なんとなく暖かい」と感じたユウマの対比から「相手の思いを察するにも想像力は大事」という結論に持っていくのも今回の好きなポイント
テーマである「想像力を解き放て」のアプローチが今までと違う角度な感じがしてね
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害獣極まる!シャゴン再登場!
最後にバトル関連
早くも再登場を果たしたシャゴンだが今回は群れで登場。
なんとシャゴンは元来超肉食であり餌を見つけると仲間を呼ぶという優しい習性を持っていたのだ!
いや迷惑!バカ怖い!
人間目線だと害獣と言わざるを得ない
あけぼの荘を屋根の穴から覗いて餌(人)を見つけると腕突っ込んでくるのとかも恐怖を煽る演出だ
これに対しアークはすっかりお馴染みびっくりドッキリバリア加工術を発動。今回は〝アークギガバリアー〟に〝アークエクサスラッシュ〟をくっ付けて巨大な羽一枚の扇風機みたいなんをDIY
前回の換気扇の応用って感じだ
これでシャゴンAをめった切りにするもシャゴンBがすぐさま登場。これには前回出番のなかったソリスアーマーで対応。
ソリスアーマー+つよいけんから繰り出される新技〝ソリスソードエクスプロージョン〟でシャゴンBを粉砕!
赤い炎のドームでぼやかされているが袈裟懸けにぶった斬られたシャゴンの体がズズッとずれ落ちる様が豪快でいいね!
残る一匹は二体がやられたのを目の当たりにし更にアークが武装を解いたのを見て静かに退散。アークはそれを追うことはしなかった
間違いなく人間にとって害獣でしかないシャゴンだが襲いかかって来ないなら殺すこともしないという超然とした態度はウルトラマンらしい、もしくはユウマらしいところか
ちなみに私は見てる時気づかなかったがどうやらシャゴンのスーツは一着しかない様子。カメラワークやカット割、合成で上手く魅せてそれを感じさせなかった
これも特撮だ!
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次回
恒例総集編!
SKIP藤山市分所の中村先輩が大暴れだ!
それではまた
次回 満月の応え【ウルトラマンアーク7話】感想 母は強く優しく
追記
基本総集編回の時は感想記事は上げない予定です。
ただし来週はウルサマ行ってくるのでそっちの記事を上げるかも?
色々未定ですが今後とも当ブログ『ヒーローというぬかるみ』をご贔屓に!
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