前回 遠くの君へ【ウルトラマンアーク10話】感想 ひとりぼっちの宇宙人
映画『メッセージ』が好きな男アメイジングRYOです
宇宙からやって来た異星人が何言ってんのか分かんないから解読しようぜ!
って内容なんですけどこれが面白いんですよ
普段ロボット、怪獣、ヒーロー、ビーム、ミサイル、剣、銃、爆発、変なサメ、ゴリゴリに武装した宇宙人が出てくる映画しか観ない私が楽しめた貴重な戦わないSF映画です
是非お煎餅のばかうけを食べながら見ていただきたい
そんな『メッセージ』にも通ずる内容だったアーク11話を語ります
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あらすじ
最近多発している陥没事故の原因を探るSKIP
そんな時古代地底獣オカグビラが出現!
道路工事の振動が地下で眠っていたオカグビラを起こしてしまったのだった
オカグビラを誘導し避難中の幼い姉弟をシュウに任せたユウマはアークに変身しオカグビラに立ち向かう
交戦を続ける両者だったがその頭上に暗雲が立ち込め次の瞬間宇宙より巨大なロボットが降り立った
機械巨像ギヴァス
その正体と目的とは…
お前はギヴァスか?アークにも来たぞロボット怪獣!
OPの夕陽に佇む姿が非常に存在感のあったロボット怪獣・機械巨像ギヴァスがついにテレビ本編に登場した今回
ロボット怪獣と鳥怪獣はやたら強いというジンクスがファンの間では古来よりまことしやかに囁かれているがそれに従うようにギヴァスも強かった
敵から攻撃を受けるとその攻撃を学習し反撃に使用するという能力を持ち、劇中ではオカグビラのドリル攻撃とアークの〝アークエクサスラッシュ〟を複製しカウンターしてみせた他、上半身をグルンと回転することで「グラップルモード」なる形態に変形し胸部のクローを飛ばし捕らえた敵を引き摺り回すというハイテクなんだかローテクなんだから分からんがとにかく多彩な技を使う。
エクサスラッシュをカウンターされたアークの肩に明確な切り傷が残りそこから光が漏れ出す流血ならぬ流光(りゅうこう)?する姿もなんだか新鮮
ウルトラマンってめちゃくちゃ頑丈だけど言ってみりゃ生身なわけだし装甲ガチガチのロボットと戦うのはさながら裸のレスラーがロボットと戦ってるようなもの。そう考えればロボット怪獣が強いという法則にも納得できるか
しかしこのギヴァス、単なるクソ強侵略ロボットかと言えばそうではない
戦いを改めてみると分かるがギヴァスがするのはあくまで反撃だけでオカグビラとアークを攻撃したのは向こうから攻撃された後だけ。そしてギヴァスが自ら動いたのは幼い姉弟を守ろうとした瞬間のみなのだ
ギヴァスは果たして敵なのか、味方なのか。その目的はなんなのか?というのが今回、次回の大きなテーマ
ギヴァスが頻りに繰り返す「ギヴァース…」という単語とメロディーはSKIPによって解読され
「この星に私の敵はいるか?」
「私はお前の敵になりに来た」
という意味と判明するのだがこれに関しては色々と予想ができる
そもそも「敵」の部分は本来は「道を妨げるもの」でありそれをユウマ達が「敵」と言い換えたに過ぎないしその意訳が間違っている可能性もある
何よりこの言葉は本当に地球人に向けて言っているのだろうか。ギヴァスにとっての「敵」は「地球人」なのだろうか
地球人ではない「何者か」をギヴァスが探していると考えればどうだろう。そうなれば意味は180°変わってくる
緑のスキャンビームみたいのもその「何者か」を探していると考えれば辻褄も合うし
次回予告でギヴァスの中にいた意外な人物とか言ってるのも気になるしこれは我々視聴者の想像力が試される次が気になって仕方ない展開だ
あと前半は土着の怪獣との戦いだったのに前回のノイズラーから宇宙からの敵と戦うようになるのベムスター登場から宇宙怪獣とも戦う流れになった『帰ってきたウルトラマン』のオマージュだろうか
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オカグビラちゃんの運命やいかに!
単なるやられ役と見せかけてギヴァスの正体に迫る前半の山場となる次週にも登場が確定したオカグビラちゃん
グビラといえば『ウルトラマンX』〜『ウルトラマンR/B』まで連続で登場し一度も倒されなかったことから一時期はグビラ=倒されない怪獣という印象があったほど見逃されることに定評のある怪獣。『ウルトラマンサーガ』でも(最終的に死にはしたが)ゼロとコスモスに救われている。
まあオカグビラとグビラは正確には別物だし、オカグビラが初登場した『ウルトラマントリガー』ではガッツリ倒されてるからあんま関係ないけど今回も見逃されるんじゃないかという気配に溢れている
ギヴァスは単なる敵には見えないし、6話や前話でアークが怪獣を見逃す姿は既に何回か描いているし勘弁して貰える下地は出来てるぞオカグビラ!
手が可愛いのよ。スリッパはめてるみたいで
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ユウマとシュウの対立
6話でも描かれたユウマとシュウの対立が今回も浮上
「すっかり石堂さんもSKIPの一員って感じですね」
「防衛隊との間には高くて厚い壁があるなんて言ってましたけど全然。」
もうこの前半のやり取りが対立展開来るフラグだって丸わかりなのがね…
高くて厚い壁があると思われていたとは知らなかったシュウ。これ次週触れそうだな。
今回の対立は6話のものとは少し毛色が違う
所属する組織の方針や活動の内容の違いからスタンスの違いが浮き彫りになった6話と違い今回は理想を追い求めるアイデアリストなユウマと、今ある情報から最も現実的な結論を導き出すリアリストなシュウという対立構造。
噛み砕くなら子供なユウマと大人なシュウの対立という感じだ
ギヴァスを信じたい気持ちが先行し過ぎて間違いなく目の前にある証拠から目を背けているユウマに対し冷静に淡々とそれが間違いであると教えるシュウ。そんなシュウに対して
「やっぱり石堂さんは防衛隊の人なんだ」
と所詮は余所者と切り捨てるような発言をしてしまうユウマの精神は幼い。まあ新卒で就職して数ヶ月だしそういうとこがあるのは仕方ないんだけどね。
その言葉が失言だったと理解しているのは表情から分かるが謝罪はしないなど細かい行動からユウマの精神的な幼さが垣間見える1シーンになっていた
そっとフォロー入れてくれるヒロシ。いいゾ〜。ちゃんとした大人って感じだ。
今回も実質的な苦情係にされたことに文句のあるリンに対して「不安な人が苦情をぶつけれる相手は必要」と説得するなど毎回随所で大人って感じのムーブをしてくれるのが良い
にしてもユウマからの余所者発言。これシュウ多分めっちゃ凹んでるよね。これまでもシュウがめっちゃユウマのこと好きなの描いてるしそれを思うと
シュウの日記が毎週投稿されるXの公式ポストがあるが今週分が楽しみだぜ
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次回
帰ってきたぞヌマタさん!
ギヴァスへの防衛隊の攻撃を目前にユウマが走る
ギヴァスの中にいた意外な人物とは…!?
それではまた
次回 お前はギヴァス【ウルトラマンアーク12話】感想 昨日のギヴァスは今日のギヴァス
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