来ましたね
TVウルトラマンシリーズ通算30作品目
ウルトラマンアーク!
アーク=方舟=ノアの方舟=ウルトラマンノア=ウルトラマンネクサス
ネクサスは今年で20周年だし間違いない!
ウルトラマンアークはULTRA N PROJECTの一環だ!
…とかオタク特有の都合の良い関連付けで放送前はそんなこと考えてたけど蓋開けてみたらそんなことはなかったぜ!
去年のブレーザーもタイトルだけ公開された段階ではギンガ絡みじゃ無いか?とか言われてたなあ
オタクは成長しない…でもねそんなん予想してる時間がプライスレスだったりするのよ?
愚かと笑わないでやってくれ…
まあネクサス絡みじゃ無いけどバリバリ面白かった第一話をいつも通り語って行きましょう
あらすじ
ある日、世界各地に複数の怪獣が出現しそれ以来怪獣は世界にとっての「当たり前」となった
K-DAYと呼ばれるその日から16年
星元市に宇宙獣ディゲロスが出現し街を破壊したがそれを阻止したのは突如現れた謎の巨人
以来巨人によって古代怪獣ゴモラや髑髏怪獣レッドキングも撃退され街は守られていたが謎の巨人の正体は露知れず
地球防衛隊と協力関係にある国立研究開発法人SKIPの星元市分所に勤める新人 飛世ユウマは現場に急いでいた
K-DAY以来星元市のランドマークになっている巨大な宇宙怪獣の角 モノホーンに異常が発生したのだという
ユウマ、所長の伴ヒロシ、ユウマの先輩 夏目リンらSKIP隊員がモノホーンを調べている一方、事務所には地球防衛隊宇宙科学局より特別調査員の石堂シュウが派遣されやってきていた。
情報大盛りながらごちゃつかない1話
K-DAYをはじめとした基本設定の解説から始まりSKIPという組織のスタンスや方針、各キャラの描写、シュウとの出会い、シャゴンとウーズ二体の怪獣、そしてアークの戦闘シーンなど第一話から非常に情報の多い回ながらごちゃごちゃせずに描かれていて好印象。
早速面白部分を明かされたシュウ以外のメンバーも小さいシーンからその人柄、キャラが分かるように描写されてた。
舞台設定に関してはまだまだこれから掘り下げられていくので第一話はその土台の説明だけ出来ていれば十分。K-DAYやモノホーンの設定はひとまず「怪獣が出るようになった日のこと」「残された宇宙怪獣の角」という程度理解できていれば問題無いはずなのでこの辺りの情報も過不足なく描かれていたと思う。
しかしやはり情報が多いのは制作サイドも分かっていたのか今作は主人公とウルトラマンの出会いが描いておらず、第一話時点で既に出会っていてなんならもう何回か変身もしてます状態から物語がスタートしていた。
おそらく今回の内容にさらに出会いまで描いてしまうと流石に尺に収まり切らないという判断、或いは出会いを1話では描かない作りだからこそその分他の部分に尺を使えたのだろう。
シリーズでこの手法はかなり珍しい。ウルトラマンネオスくらいかな?
今回のアバンの内容的にユウマとルティオン(ウルトラマンアークの本来の姿?)が出会ったのは宇宙獣ディゲロスが現れた時(劇中時間で1話の3ヶ月前)
このディゲロスはK-DAYに現れたモノホーンの主である宇宙獣モノゲロスと酷似した外見を持つなど明らかに「何かある」怪獣なのでそこの掘り下げ含めてユウマの最初の戦いは間違いなく後々に描かれるだろう
ちなみにこの辺りの情報はフィギュア王 No.317で記載されている。今月号はウルトラマン特集で読み応えあるのでウルトラファンにおすすめだ。
出会いの詳細を後回しにすることで戦闘シーンへの以降をスピーディーにし更に2人の最初の戦いを今後の「引き」に使っているのは個人的にかなり好みな描き方でナイス
本編とは関係ないがCM前アイキャッチの復活は不意をつかれた
今作のメイン監督である辻本氏は昭和第2期ウルトラシリーズ(帰ってきたウルトラマン〜ウルトラマンレオ)世代らしく、第2期っぽさを出したいと考えていたようで今回のアイキャッチもその一環だろう
個人的にはアイキャッチといえば我が魂の名作ウルトラマンネクサスにもあった要素なので嬉しかった
デッデッデッデデデデン ネクサス
シリーズが避けてきたリアルタイムバトル!
メインとなるバトルシーンについて
やはり驚いたのはリアルタイム表示
まず時間表示が視聴者にしか見えないものなのではなく、シュウが戦いをスマホカメラで録画していてバトルシーンの全てはシュウの視点で描いているので時間も表示されている、という理由づけをしているのが素晴らしい。
まあその割にカメラワークやたらと凝ってたり、ビル越しのアークやらビル内の人間までスマホカメラで撮ってるにしてはあまりに綺麗に映りすぎじゃ無い?というシーンもあるんだが…
iphone1600くらいのやつ使ってんのかな?
実際に時間が出ていると「3分で勝てんのか!?」という緊張感も出て非常に面白い。
しかし面白いだけではない。この演出はウルトラシリーズにとって非常に大きな一歩だと私は思う。
「ウルトラマンが明らかに3分以上戦ってる!」
みたいなツッコミはちびっ子含めたライト層からガチ勢まで誰もが思ったことがあるだろう。
「劇中とテレビの中では時間の流れが違う」
「そもそも今作のウルトラマンは3分とは明言していない」
「それを気にするのは野暮」
などファンは理由を付けて自分の中でその疑問を処理してきた。
いわば2.5次元の嘘を容認してきた(それが悪いわけじゃないけどね)
今回のリアルタイム表示はそのウルトラマン3分問題に真っ向から立ち向かう演出といえる
ガッツリ時間出てるから言い訳も一切ない。間違いなくウルトラマンは3分で地球を救っているのだと描いてみせたのだ。これは凄い。
またカラータイマーが鳴り出すタイミングや、地上にいられるのが3分というのは目安であって、きっかり3分じゃないよ?というなんとなく分かっていたことに公式が答えを出してくれたのも個人的に嬉しかったポイント。
アークはアーマーによってパワーアップすることが各媒体で散々発表されているが、アーマーを装着出来るのはカラータイマーが鳴ってからとのこと
ということはひょっとしてリアルタイム表示毎回やったりするのか?
他演出で気に入ったのは変身時にユウマを抱きしめるアーク。『シン・ウルトラマン』でリピアが神永を握りながら出現するシーンを思い出した。あの変身かっこよくて好きなのよ。
ただあの動作からルティオン、なんかユウマに結構ヘビーな感情持ってそうだなって
最近そういう激重感情孕ませキャラは人気出やすいらしいよ。トレギアとか女子人気凄いし。
基本的に正統派なバトルスタイルをするアークに対して、想像力を解き放った結果頭で割ったガラス片みたいになってるバリアをシャゴンに突き刺すヒールレスラーみたいな戦い方するユウマには参りますね…
でも良い!あの自由さこそウルトラマンだ!
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面白イケメン 石堂シュウ
最後に私が1話から心を掴まれたキャラ 石堂シュウについて
冷静沈着、イケメン、ユウマを庇って怪我をする自己犠牲の精神の持ち主、カフェイン中毒に片足突っ込んでる感のあるコーヒー好き、と主人公よりも深くそのキャラクター性を描かれていた印象。
まあ実際全員緑茶派の職場は珍しいと思うよ…
そしてその要素のどれもが好きにならずにいられない魅力的なキャラだと感じた。
てか他人を庇って怪我する地球防衛隊員って従来の作品ならウルトラマンに選ばれる人じゃん
純粋なSKIP隊員ではなくあくまで外部の地球防衛隊から出向しているだけという立場も美味しい。
今回リンが防衛隊とSKIPには壁があると言っていたがこのセリフも今後の展開の妄想を捗らせてくれる。
怪獣災害を食い止めるのが目的のSKIPと怪獣退治の為の地球防衛隊
SKIPにいながら根っこは地球防衛隊のシュウの葛藤みたいな展開もありそうだし、それぞれの立場の違いから色んなドラマが生まれるんだろうなと今から楽しみだ。
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次回
建設現場に眠る1200年前の森の主…
その正体は怪獣だった!
あれ!?君前作に出てなかった!?
モグージョンちゃんにクリソツ怪獣その名は…!
それではまた
次回 伝説は森の中に【ウルトラマンアーク2話】感想 円弧大喜利始まってる?
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