前回 ケミーの起源!我は理解する【仮面ライダーガッチャード36話】感想
今見てもZOのバッタはリアルにしすぎだと思う男アメイジングRYOです。微塵も可愛さとかない…
まあ冷静にデザインだけ見てみるとホッパー1もそんな可愛くないというか…カァイイねぇってなってるのは6割くらい福圓ボイスのおかげだと思うチュン。マジウルトラハッピー。
まあ本編は全然ウルトラハッピーじゃないんですけどね!
それでは今回もよろしくお願いします
あらすじ
真っ白に燃え尽き言葉も発さなくなってしまったスケボーズを急患のように錬金アカデミーに運び込む宝太郎達。頼みの綱のDr.鏡花に容態を見てもらうが
「残念だが、スケボーズを再練成する事は不可能だ」
無情な事実上の死亡診断が下されてしまう。曰くスケボーズ単体でマルガム化した状態で倒してしまった為にカードに戻す事も、蘇らせる事も出来ない。
意図せず友を手にかけてしまったことを知って失意の宝太郎。元気付けようとホッパー1はじゃれつくが今の彼にそんな余裕は無く素っ気ない態度でバッグにしまわれてしまう。
なんとか宝太郎を元気付けたい…ホッパー1の頭には前回りんねが話してくれたお伽話が過ぎる
「選ばれた錬金術師だけが行ける黄金の丘に生える黄金の花から取れるスパイスで作った料理を食べれば誰もが笑顔になる」
花を持ち帰ればきっと宝太郎を笑顔にできる!
ホッパー1 一世一代のおつかいにいざ出発!
見つからなくてもしょげないでよベイベェ!
より深き絶望へ…ホッパー1マルガム登場
えーっと…
しょげるわ!!!!!!
何がしょげないでよベイベェだ。ママをお嫁にきっと貰ってやろうかこの野郎。
とまあかなりキツイ展開だった今回。
ガッチャードって後半がバチボコ暗い時は中和剤として前半を和やかにする傾向にある。今回も前半は可愛いホッパー1のおつかいで笑顔にさせられた(その件は後述)。
しかしそれは絶望の為の助走。
ケミーが悪意によってマルガムに変質するという設定がある以上ホッパー1がいつかマルガムになる展開自体は予想していたファンもいただろう。私もそうだ。
それでも、分かっていてもガッツリ凹まされるということはその展開への持っていき方が巧妙であることの証拠。今回の脚本を担当したのは井上亜樹子女史。流石だ(ちなみにホッパー1をマルガムにしようぜ!と言い出したのは井上女史ではないそうです。)。
ホッパー1が花を背に持って嬉しそうにゆっくり宝太郎達の元に駆け寄るシーンでもう
「(あ、やばい!なんかやばい!)」
ってなったよね。あそこの焦燥感を煽る演出、誰もがタダでは済まないと直感しただろう。マルガム化させられそうになり苦しむホッパー1が一度クロスホッパーになって
「(お!いけた?大丈夫なのか!?)」
って思わせるフェイントも意地が悪い。
希望も虚しくホッパー1マルガムが誕生してしまうがデザインをよく見てみると目の辺りに仮面ライダーには付き物とされていた通称涙ラインが…!
バッタの怪人だし境遇も考えればこれほど涙ラインが似合う怪人もいない。やめてよ…
宝太郎はもちろん、りんねも動けないこの状況で誰より早く動いたのは仮面ライダーヴァルバラド。
直前にアントルーパーマルガムにトドメを刺していたりミナト同様に色々割り切っていて、優先順位がハッキリしている大人なスパナ。おそらくホッパー1マルガムに宝太郎は手を出せないと分かったのだろう。
だから泥を被る覚悟で「俺が…やってやる!!」と戦いを挑んだのだ。誰もが嫌がることを率先してやるのがあるべき大人の姿。スパナ凄いやつだよ。
しかし!なにぶん敵はレベルナンバー10に変化できるホッパー1のマルガム。後方理解面おじさんギギストにボコられた後の満身創痍なスパナでは相手が悪く敗れてしまう。
理詰めで宝太郎がやるしかない展開に持ってくのうめぇなちくしょう。
最初はホッパー1の気が済むのなら…と自分が犠牲になろうとする宝太郎だが無関係の子供に矛先が向いた瞬間に変身し攻撃してしまう。彼のヒーロー性、善性がより本人を苦しめる。ホッパー1マルガムのスペックを考えると倒すならホッパー1同様に小さい頃に仲良くなったスチームライナーの変化するテンライナーの力を借りたアイアンガッチャードしかないというのも辛い所。
そして一番キツイのがホッパー1マルガムを倒してしまった後!
ホッパー1「ホーパホー…」
爆死の瞬間にホッパー1マルガムからホッパー1の声で宝太郎を呼ぶ声が…
そして色がなくなりスケボーズ同様死んでしまったホッパー1の傍に黄色い花が落ちていることに気付いた宝太郎。瞬間、彼は分かってしまった。
自分が素っ気ない態度をとってしまったが為にホッパー1は花を探しに行ってしまい自分から離れたことに。そしてそこを狙われマルガムにされてしまったことに。
ホッパー1を手にかけただけじゃなく、手にかける事になったそもそもの原因が自分だった事に。
全てが繋がった瞬間の宝太郎の過呼吸にも似た息遣いと絶叫は本島さんのこれまでのガッチャードで培った演技力が遺憾無く発揮されており名シーンとなっていた。
しかし…この展開を考えたのは誰だあっ(海原雄山)!!
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操演で描かれるホッパー1のはじめてのおつかい
バチボコ辛い展開は一度おいて前半部分についての感想を。
ホッパー1が花を探しに街を歩き回るシーンはピアノ線をホッパー1の人形に繋げて動かすいわゆる操演による撮影。人形劇などで使われる手法だが、やはり操演には独特の暖かさというか、可愛らしさというか味があるなと感じた。
操演撮影は昔のウルトラマンやゴジラでも用いられていた方法だが、最近は大体CGでOK
操演はやるのがめちゃくちゃ手間だし人の数も必要だしピアノ線切れてめんどくさい事になったりもするしとにかく手間。まあウルトラマンやゴジラのでかい怪獣スーツと違いホッパー1はちっこいからそんな大変じゃないのかも(?)だけど。
今回のホッパー1の可愛らしさはCGでは出せない操演だからこそと思う。無くしてはならない技術だ。
福圓ボイス、操演、場面転換時にチャカチャカ動くイラストのホッパー1ととにかく可愛く仕上がっていて割とホッパー1が一人でおでかけするスピンオフとか需要あるんじゃない?
とすら思った。
キュアワンダフル!キュアワンダフルじゃないか!
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冥黒組の動向と情報整理
最後にギギスト率いる冥黒組のことを。
新情報として出てきたのはガッチャードライバーは宝太郎の中のCV岡本信彦ケミーを素材に出来ているということ。
ガッチャードが戦闘時に体を非人間体・ワイルドモードに出来るのはガッチャードライバーの力では無く岡本信彦ケミーの力であるということ。
ガッチャードライバーの素材が宝太郎の中のケミーとは一体どういう事なのか。この辺りは宝太郎の中にいつからケミーがいるのか、という謎にもリンクして来そうだ。やはり明かされるのは劇場版か?
動向で言うとクロトーさんがまた苦労トーさんに逆戻り。宝太郎と戦いたいのを全然隠せてなくギギストに
「いや〜。どっすかねそれ〜?あいつ簡単に絶望しないんじゃないかな〜。私が行った方がいいんじゃないかな〜???」
ってやってる姿がなんとも所帯染みていて笑える。
アトロポスの方はというとギギストに従うのはやはりあくまでグリオン復活を目指してのことと判明。しかしそんなパパ思いの娘の言葉を聞いてのギギスト様の返答は
「人形なりに親を心配するのは理解するがその思いも所詮紛い物」
これだ。前回からそうだが理解するって言う割になんと言うか口で「分かってる分かってる。あなたの事は私が分かってるわよ」って言ってるだけっぽいのよなこのおじさん
そんなギギストに頭を下げるふりをして睨みつけてるアトロポスの表情が普通に怖い…沖田ちゃんさんやっぱ凄い女優さんだ。
次回
悲しみに暮れ文字通り殻に閉じこもってしまった宝太郎…
降り頻る雨は彼の涙。しかしここで終わる君じゃない!
No Rain No Rainbow!
虹色の輝きを放て!!
最強形態 仮面ライダーレインボーガッチャード登場!!!
それではまた
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