6周回ってシュゴッダムが好き！アメイジングRYOです。
キングオージャー、面白かったですね。話もさることながらCGによる存在しない世界を舞台に一年間駆け抜けやり切ったことは快挙にして間違いなく日本の特撮の分水嶺となる作品となったことでしょう。
そんなキングオージャーの中でもやはり盛り上がったのは最終3話。アベンジャーズ エンドゲームを思わせる激アツ・激エモ展開の濁流とサプライズの雨霰に飲まれたファンの阿鼻叫喚の暴風雨がX（旧Twitter）を襲ったのを覚えています。
TTFC（東映特撮ファンクラブ）ではこの3話を映画のように一本に繋げ、再編集し更におよそ12分程度の本編ではカットされてしまったシーンを追加したというファンなら必見の最終3話TTFC特別バージョンが（2024.4/28(日)より）配信されました！
そしてなんと！このTTFC特別バージョンが2024.6/15（土）に丸の内TOEIにて上映決定（観れるのはTTFC会員のみです）！
映画みたいな3話が映画みたいになりついに劇場で映画として公開されることになりました！チキュー民必見ですな！！
そこで今回は感想だけでなく具体的にどのようなシーンが追加されたのかを書いていきます。
映画館に足を運ぶ人もぜひこのブログでどんなシーンが増えてるのかを予習してから観て行っていただきたい。
過度なネタバレ無しのざっくり解説ですがよろしく。
3話繋げたことへの感想
まずは映画風に繋げたことに関しての感想を。
当たり前だが見やすくなっていて良い。各回のOPや予告はもちろんカットされており一本の作品としてテンションを維持しながら最後まで観れる。
そして改めてこの3部作は繋げて正解の迫力とパワーのある、繋げてこそ更に美味くなる3話だったなと感じた。ライスとカレーとカツをバラバラにされるよりカツカレーにして出してくれた方がまどろっこしくなくていいし満足感もある、的な。
ラストシーンの後はブラックバックにエンドロールと共に各国と各王様のテーマソングメドレー、最後は全力キングで締めるのもきっと劇場で観たら感動がひとしおだろう。
これはTTFC会員で観ていない方は劇場で観る価値ありと言っていい作品だ。
追加・変更シーン解説：48話「さらば、親愛なる民よ」
king-ohger/story/0048/
ここからが本題。
追加シーンと変更シーンをテレビ本編の各回に合わせて解説して行こう。
まずは48話の追加シーンだが特に無し。
王様達の会議とか、避難計画ゼロの真相を知った国民と側近達の反応とか何かしら追加があるかと思いきや何もなかった。48話部分は実質本編まんまと思って貰って良い。
変更された部分としてはダグデドの隕石攻撃後の暗転シーンからすぐに49話冒頭に繋がるよう再編集されていた。
追加シーン解説：49話「王はここにいる」
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多分リアタイ時も一番盛り上がった回。
王に背き王を守るべく立ち上がる邪悪の民と側近達。まさかのデボニカ登場に伴い、数々のすでに死んでいるキャラクター達がハーカバーカから助けに来る激アツ展開にネームドキャラはほぼ全員何かしら見せ場のあるとんでもない回だったがやはりボリュームが凄すぎたのか一番カットシーンが多かったようで追加シーンはほぼこの回に集中している。
【追加シーン1】配下達による王様救出
負傷した王様達を配下達が一度戦線から離脱させるシーンが追加されていた。ヒメノをエレガンスとエッダが、カグラギをクロコ達が、リタをスジが、ジェラミーをゲロウジーム達が運び出していた。
【追加シーン2】ンコソパ組とコフキのやり取り
マユタ「その命の代用品って絶対作んなきゃダメ？」
ウスバ「宇蟲王を倒す方法はそれっきゃないんでしょ。」
コフキ「手伝います！キングオージャーの構造は僕が2番目に理解しているつもりです。」
本編ではここまでだが、特別バージョンではこのコフキの台詞に対してアッカが挑発混じりの返しをしており最後はヤンマが皆に檄を飛ばすというシーンが追加されている。マユタ、ウスバの台詞があるのに本編だとアッカだけ何も言わないからこれでバランスが取れた。最後のヤンマくんもかっこいいっす。
【追加シーン3】ったく…
デズナラクとギラが再会し背中を合わせて敵に向かうシーンの直前に
ダグデド「ったく…」
不甲斐ないカメジムに苛立っているのか、はたまた潰し合わせた二つの種族の王が背中を合わせていることが気に食わないのか。ダグデドから余裕がなくなっているのを感じるシーンだ。
【追加シーン4】ギラとデボニカのやり取り
ギラがデボニカに永遠の命の件をハーカバーカで調べてもらっていたことが判明。しかし分からなかったようで、そのことをギラがヤンマに伝えるというシーンが追加されていた。
デボニカがギラを応援するシーンもありギラ×デボ派なら観ておいて損無し。
あとまたヤンマ君がかっけぇっす。
【追加シーン5】ジェラミーとデズナラク
個人的に一番嬉しかった追加シーン
ジェラミーとデズナラクがカメジムと戦うシーンは本編にもあったが特に言葉を交わすことはなかった。しかし特別バージョンでは両者がたった一言だけ喋るシーンが…！
26話「新王国の誕生」での最後の2人の会話を覚えているとグッと来ること間違い無し。是非26話も観てから劇場へ。
地味〜にカメジムの台詞も増えてる。
関連商品 王様戦隊キングオージャー バグナラクシリーズ デズナラク8世
【追加シーン6】ゲロウちゃんは無敵
ネフィラが蹴り飛ばしたグローディと、デズナラクが投げ飛ばしたカメジムをゲロウジームが吹っ飛ばすシーンの後ゲロウジームの台詞が追加された。
それほど大したことは言っていないがゲロウちゃん好きには嬉しい。
台詞は別として純粋バグナラクチームの連携って意味でもいいシーンだ。
【追加シーン7】王様の食事を守れ！
王様達が戦場で食事をとり、セバスチャンのどじょうすくいに笑い宴会ムードな中迫るコピー五道家の前にハチオージャー（イロキ）、パピヨンオージャー（カーラス）、ネフィラ、オオクワガタオージャーが立ち塞がるシーン。
食事を守るってシチュエーションでイロキが立ちはだかるって構図がこれまたグッと来るいい追加シーンだ。
ママのイロキは神| (0M0)
追加・変更シーン解説：最終話「俺様たちが世界を支配する」
king-ohger/story/0050/
最後に最終話部分の追加シーンを見て行こう
【追加シーン8】巨大化後のダグデド
本編ではダグデド巨大化後そのままキングオージャーが永遠の命の秘密を民達に告げて力を貸してもらうシーンになるが特別バージョンではダグデドがいつもの部屋に移動するシーンがある。
結局「部屋」とはなんだったのか。この辺りの解釈はファンに委ねてる感じなのか。はたまた私が知らないだけで明確な設定がありファンブック等で説明されているのか。
強火のチキュー民がいたら是非コメントで教えて欲しい。
【追加シーン9】みんなでお片付け
全ての戦いが終わり皆が安堵し自分達に命を託し散ったシュゴッド達に思いを馳せるギラとそれを慰めるヤンマというシーンの後ギラが民に
「みんなー！後片付け、手伝ってもらえませんかー！」
と言ってみんなで片付けを始めるという戦いの後のほんわかしたシーンが追加された。
しかしチキューをお片付けしようとしたダグデドの分身たるギラがダグデドを倒した後お片付けしようと言い出すとは…遊び心のある面白いシーンだ。
なお本編ではコーカサスカブト城をバックに流れたジェラミーの「それから先の物語を少しだけ話そう」というナレーションは後片付けを始める笑顔のギラをバックに流れるという変更点がある。
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【追加シーン10】避難誘導をするコガネとブーン
最後の追加シーン。
またしても脅威が迫るチキュー。皆が避難する中転んでしまった男性を助け起こしコガネとブーンが「慌てずゆっくり避難しましょう」と声をかけるという部分が追加シーン。
ちなみに脚本の高野氏はこのシーン「避難シーンであっても悲壮感は出さないで欲しい」と本に書いていたんだとか。
確かにゴローゲ含め皆恐怖や戸惑いを感じていないような。王様達がなんとかしてくれるからこれは一時的に他の場所に移動するだけ、何も怖がる理由が無いみたいなそういう信頼を感じるシーンに仕上がっている。
以上が私が確認できた追加シーンだ。
右にiPadでTTFC特別バージョンを、左にテレビで録画しておいた最終三話を流して比較しながら見たのでほぼ間違いなく、これが全てと思われる（抜けがあったら教えて…）
総評
元がテレビシリーズの規模を超えた凄いものだっただけにかなりのカットシーンがあり、これは入れて欲しかった！みたいなシーンも多い。
追加シーン抜きにしても映画として十分なボリュームと言える。
TTFC会員のチキュー民なら絶対観て！！！
それではまた
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