SHOCK!嘘でかーためたーナイフ切り付け〜♫
アニメX-MENのOPからはじまりました。どうも日米問わずヒーロー大好き芸人アメイジングRYOです。
ディズニー+にて配信が始まったX-MEN’97。今回はX-MENシリーズの軽い解説とX-MEN’97の感想を書いていければと思います。
それではどうぞ
X-MENとは!?
実写化も何回もされてるし、MARVELの中でもとりわけ有名なシリーズですから解説は必要ないかも知れませんが一応軽い概要を
「X-MENとは悪の脅威から人類を守り、人類とミュータントの平和的共存を目指すため組織されたミュータントヒーローチームである」(cv.山寺宏一)
だそうです。
まあ色々足りませんがほぼこれが全て、これが分かってりゃ問題ないと思います。
補足するなら、ミュータントとは生まれつき特殊なパワーを身につけているホモサピエンスとはまた別の種族ってこと(見た目は基本人間ですが見た目から人間離れしているものもいます)。
やれ特殊な蜘蛛に噛まれるとか、やれスーパーソルジャー計画とやらで変な装置に入ったりしなくても生まれた時すでにパワーの種を持っていて成長するとパワーが発現するのがミュータントと思ってくれればOK
そしてX-MENとはそんなミュータント達のヒーローチーム。
ただX-MENは悪のスーパーヴィランをぶん殴り、困っている人々を救うだけのヒーローではありません。X-MEN最大の敵それは…
『差別』
です。
これが他のヒーロー作品との明確な違いでありシリーズが非常に長い間愛されている理由かもしれません。
上述した通りミュータントとは人間ではありません。それゆえに人間に拒絶され差別されてしまうんですよね。
そんな現状を変え人間とミュータントが一切の隔たりなく共存できる世界を作りたいと願った1人のミュータント チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(通称ハゲ)が育てたミュータント達によってX-MENは成り立っています。
アニメX-MENとは!?
続いてアニメX-MENの概要を
アニメX-MENは1994〜1995年(本国では1992〜1997年)まで日本で放送されていました。
日本が一年放送に対して本国が5年やってるので分かる通り日本では当時全話放送されなかったんですね。しかし2005年にトゥーン・ディズニーにてキャストを一新し改めて日本でも全話放送されました。
現在ではDisney+にて全話配信されています。
全76話と長めですが20分程度の尺でバンバン話が進むアメコミアニメらしいテンポの良さと各キャラクターにフォーカスを当てた群像劇で割と飽きずに見れます。どのキャラクターも性格、特殊能力が個性的で覚えやすく推しを見つけられれば更に視聴が捗ることでしょう。
実写のイメージでみると「こいつこんな感じなの!?」というギャップに驚くキャラもいるかも。
ジーン・グレイが好きだけどそのジーンはスコット/サイクロプスと付き合ってるから常に悶々としてる横恋慕おじさんなローガン/ウルヴァリンとかはヒュー・ジャックマンのイメージで見るとX-面食らうでしょう(激うまギャグ)。
あとスコットがちゃんとチームリーダーやってたりします。というかスコットの場合実写の扱いが悪すぎるんですけど…
それと記事冒頭で書いた妙なセンスの日本版OPも当時見ていた人にとってはかなり印象的な様子。
冒頭でネタにしといて申し訳ないんですが…私このOPに思いれないんですよね。当時生まれてはいたけどX-MENは見てなかったし、私が全話見たディズニー+では本国版のOPだったので。
ちなみにこの本国版のOP ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・ マッドネスにてエグゼビアが登場するシーンで流れてるんです。当時すでにアニメX-MENを少しずつ視聴していたのでめっちゃテンション上がりました。
X-MEN最終回のあらすじ!?
X-MEN’97はアニメX-MENの約30年ぶりの正統続編ですので最終回のことくらいは解っといた方がいいのでこちらも簡単に書いておきます。
ミュータント封じ込め法案なる法律を制定させようと審議会で熱弁を振るうミュータント差別主義者のガイリックに対しエグゼビアはミュータントの正当性を訴え彼らはテロリストではなくヒーローだと反論します。
しかしガイリックはエネルギー撹乱装置というリモコンを懐から取り出し議論の場でまさかの攻撃。
攻撃で脳波をやられテレパス能力が暴走。ガイリックは警備員に連行されたがエグゼビアは致命的ダメージを負い気を失ってしまい最終的にこのダメージで死亡してしまう。
が、X-MENの宿敵にしてエグゼビアの親友であるマグナス/マグニートーの力で、エグゼビアの元カノ兼シーアー帝国の王妃リランドラに連絡することができ地球に到着。
彼女曰くシーアーの技術であれば死者すらなんとか出来るかもしれないとのこと。「肉体的に地球に戻ってくることは出来ないだろうが私はいつまでも君たちと一緒にいる」という(テレパシーによる)言葉を残しエグゼビアは地球を去るのだった。
というのが前作の最終回。
そしてX-MEN’97はそこからおよそ2年後の物語でエグゼビアはガイリックに暗殺されたという認識で物語が始まります。
X-MEN’97 1話のあらすじ!?
はいそんなこんなでようやく本作のあらすじです。長かった。M-1の番組開始から一組目がネタ始めるまでの時間くらい長かった。
1人のミュータントの少年 ロベルトが人間の武装集団に捕まるところから話が始まります。人間達によるミュータント差別はエグゼビアの死による半ば同情のような形とはいえやや軟化。しかし未だ完全な改善には至っておらず武装集団はミュータントを捕まえて1人1万$(今だと150万くらい?)で別の組織に売ろうとしていた。
人間達は対ミュータント用の兵器を手にしておりロベルトもミュータント能力を封じ込める首輪をつけられてしまい抵抗できない。というよりロベルトは自分がミュータントであるということを受け入れられていないよう。
そんな時やって来たのは我らがX-MEN!オロロ/ストーム、ルーカス/ビショップ、スコットが嘘で固めたナイフで敵をバッタバッタと薙ぎ倒す。
無事ロベルトを救出したがスコットには気掛かりなことが。それは敵のアジトにあったミュータントを殲滅するために作られた恐るべき巨大ロボット センチネルの腕。国連によって破壊された筈のセンチネルの腕がなぜ人間の手に?
そして彼はX-MENのリーダーとしても、そしてもうすぐ「父」になる事への悩みと不安も持っていた…
帰って来たぞX-MEN!?
まずはOPから始まるんですがこれがもう早速抜群!当時の映像をまんまリメイクして超今風の美麗なグラフィックに仕上げています。バックで流れるのはもちろん本国OP!全話見た人ならもうこの時点でアガる事間違いなし。
更に本編後には各キャラがどういうパワーを持っているのか解説する当時あったミニコーナーもばっちり据え置き。アラサー泣いてるんじゃない?
進化したバトルシーン!?
そしてバトルシーンですがこれまた二重丸、いやいやX重丸あげてもいいくらい超スタイリッシュに仕上がってます。前作は時代もありどうしてもバトルシーンが迫力不足というかもっちゃりしてたんですがそこを完全に克服しており、最近のアニメに慣れている人でもちゃんと楽しめる作りになっています。
冒頭の武装集団とのバトルでのスコットがオプティックブラスト(目からビーム)を時に推進力のように使いながら流れるような動きで体術も組み合わせ敵を次々制圧するシーンでもう好き❣️ってなりましたね。
そして後半のvsマスターモールド&センチネルではX-MEN達がそのパワーをフルに活用します。
アンナ/ローグの怪力、マッコイ/ビーストの俊敏な動きからのセンチネル奪取、野獣の如きウルヴァリンのアダマンチウム爪、レミー/ガンビットの華麗なカード攻撃、オメガレベル(ミュータントとしての能力が最高レベルという意味)のチート オロロ全キャラかっこいい、一話に相応しいクオリティでした。
ファンサの化身 モーフ!?
そしてちょっと異質なのは変身能力を持つモーフ。彼はさながらファンサに特化したキャラです。モーフは変身するのがミュータントならそのミュータントの能力まで使えてしまうというヒロアカのトガちゃんのような便利キャラ。
今回はその力でブロブというミュータントに変身しました。こいつは体がブヨブヨのミュータントで前作にも結構な頻度で登場していたキャラ。当時の視聴者は「うわ!いたなーこいつぅ〜」なんて思ったのでは?
モーフは第二話でも色んなミュータントに変身しており今後注目のキャラです。
悩めるサイクロプス
ドラマ部分を担うのは主にチームリーダーのスコット
彼は元よりX-MENのリーダーでしたが、エグゼビアがいなくなって以降は司令官としてのポジションも兼任しています。これまでのスコットもリーダーではあったが常にバックにエグゼビアという司令官がいたし危機的状況では彼が指示をくれたからこそ思い切り戦えた。
しかし今は冷静な司令官であると同時に前線に立つ勇猛果敢なヒーローでなければならない。このプレッシャーは彼に重くのしかかり視野を狭め、頭を硬くしてしまった様子。
少々仲間にも強く当たることが増えているようでそのせいでローガンをはじめ仲間たちからも少なからず反感を買ってしまっています。
そんな中更にスコットに決断の時が迫る。
ジーンの妊娠です。もちろんスコットとの子供でお腹もかなり大きくいつ生まれるかというところまで来ている。ジーンはX-MENをスコットと共に引退し子育てに専念したい、X-MENではない生き方を選ぶ時だと話します。
「ヒーロー」と「家族」
ヒーローは私を犠牲に公を守るべきなのか、普通の幸せを手にすることはいけない事なのかというのはヒーロー作品では王道且つ普遍のテーマ。
この問題は2話でも完全な決着が見られていないのでこのX-MEN’97における縦軸のドラマになって来そうです
総評
アニメーションのクオリティが高く内容はある意味安心のいつものX-MENで非常に見やすい。
当時のファンなら絶対に見ておきたい逸品なのは一話を見るだけでも明らかと感じました。
難点があるとすれば「日本語吹き替えがなく字幕のみ」なところでしょうか。慣れれば気にならないかもですが馴染みの吹き替えで見たかったという気持ちはやっぱりありますね。
二話はすでに配信中。出来るだけ早く次の記事を上げたいと思います。あと今回はダラダラX-MENとはみたいな話もしたせいで長くなりすぎてしまったので次からはもっとシャープに収める所存です。
それではまた
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