モテンドー/生と死 (前編)【X-MEN’97 4話 感想】初の2部編成 子供と大人の物語

MARVEL

前回 炎に作られし肉体【X-MEN’97 3話感想】2人のジーンと大物小物ヴィラン登場

今期のアニメはゆるキャン3期だけ見る予定のアメイジングRYOです。

アニメって自分大体動画配信サイトで後追いで見るんでトレンドとか覇権とか分かんないんですよね…フリーレンもバーンブレイバーンもまだ見終わってない。

アニメ見るならX-MEN’97!面白いよ!

それではどうぞ

あらすじ

[モテンドー]

18歳の誕生日を迎えるジュビリー彼女はX-MENみんなでゲームセンターに行きたいと願うが新リーダーのマグナス/マグニートー許すはずもなくあえなく却下。

自室でロベルトを相手にプンプン怒るジュビリーだが部屋に見慣れぬX-MENのゲーム(ドリキャスとスーファミ合体させたような見た目)がありサプライズのプレゼントに違いないとプレイしてみる事に。

すると次の瞬間2人はゲームの世界に吸い込まれてしまった!

そこに待っていたのは吹き替えが印象的なあのヴィランであった…

[生と死(前編)]

パワーを失い傷心のオロロ/ストームの前に現れたフォージという男はエグゼビア/プロフェッサーXの友人であるという。

力を戻してやるというフォージの言葉を信じオロロは彼の元に行き共に生活を始める。

そしてある日彼の口から語られる過去にオロロは…

2部構成&群像劇

あらすじを見て貰えばわかるが今回は2部構成。

そしてここまでの3話は全てX-MEN全体に関わる物語だったが4話はそれぞれジュビリーロベルトオロロフォージをメインとしストーリーになっており旧作同様群像劇的な作りだ。

特に前半のモテンドーは、言うなれば非常にサブイベント的な話でありX-MENの根幹たる差別などのハードな問題は一旦傍に置き楽しめるエンタメ回といえる。

尺の都合で本筋を進めずに1週使うことが出来ない為このような2部構成をとったのだと思われるが嬉しい配慮といえる。

一方後半の生と死はオロロに関わる重大なストーリーとなっておりどちらかといえばこちらが本筋。オロロの再生への一歩、フォージの罪、そして不可思議な謎の存在の登場で幕を閉じており後編にも期待しよう。

ヘンテコヴィラン モジョー

転載:https://www.suruga-ya.jp/product
/detail/991029543

モテンドーに登場する異彩を放つヴィランの名はモジョー

異次元世界に住んでおり銀河中に流れるテレビ番組を制作し視聴率を稼ぐことを生き甲斐とする怪物である。

前作ではロングショットという人造人間を主演に番組を作っていたが人気低迷にブチギレてロングショットと喧嘩になり「あんたより(自分の)鼻毛の方がずっと役者よ!」と怒ってクビにしX-MENを新たな番組のキャストに加えようとした。

常にハイテンション+オカマ口調(一人称ボクちゃん)+汚い+情緒不安定+とにかく汚い

と属性過多でデザインの強烈さ、他のX-MEN系ヴィランと性質が違いすぎることもあり全5シーズン中2話しか出てないのに強烈に記憶に残るキャラクターだ。

今回は例によって視聴率を稼ぐためにゲームに目をつけてジュビリーロベルトをゲームの世界に閉じ込めた。

今作でも嫌らしいキャラクター性は健在なのだが尺の無さで前作ほどの(いい意味での)気持ち悪さを見せれなかったのが残念。それと最大の残念ポイントは

吹き替えがない事

だろう。前作でモジョーの魅力を最大限に引き出していたのはやはり吹き替えの方の演技にあった(お名前はわかりません。申し訳ないです。)。本国の視聴者に言わせれば違和感はないのかも知れないがディズニー+にて全話観た私としてはちょっと物足りなかった。

もっとも、思入れという主観入りまくりの意見なので皆がそうではないだろう。特に今作から見た人にとっては問題ではないか。

ちなみにモジョーの生み出したゲーム世界がまたなんとも懐かしい。ドット絵のベルトスクロールアクションな世界でシリーズは違うがミュータントタートルズシリーズのゲームを思い出す。

転載:https://www.amazon.co.jp/ハピネット-ELJM30245-
ミュータント-タートルズ:シュレッダーの復讐-PS5/dp/B0BLN1W51R

X-MENの新しいベルトスクロールアクションゲー出ないかしら

若者と大人

転載:https://store.shopping.yahoo.co.jp/importselection/b09xhkmry9.html

今回の2部はそれぞれ「サイドストーリー」と「メインストーリー」と言った作りだがそのほかに「子供」と「大人」の物語という対比的な部分があった。

前半はジュビリーロベルト。2人のティーンエイジャーの活劇を通して交流と恋愛模様なども同時進行で描いている。ストーリー後半に登場するとある「大人」の存在、そしてその「大人のメッセージ」が若者達をまた成長させていく。

ジュビリーは前作第一話でX-MEN達に助けられた当初は無力なミュータントだったがX-MENに入り成長した。

そして今作の1話でやはりX-MENに助けられ、パワーを使うことを良しとしない、ミュータントであることを受け入れられないロベルトは前作のジュビリーと敢えてダブるように描かれている。そんなかつての自分を今度は守る側になったジュビリーの活躍とロベルトの成長に注目したい。

後半は一転オロロフォージの大人の恋愛が描かれる。フォージの犯した罪についての展開は前半の「大人のメッセージ」が重くのしかかるようになっているのも巧妙だ。

次回

オロロに迫る謎の存在、彼女は力を取り戻せるのか

そしてフォージの運命は!

それではまた

次回 覚えておけ【X-MEN’97 5話感想】ジーンの見た最悪のヴィジョンが今、現実となる

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