【クレイヴン・ザ・ハンター】感想 打ち切りを恐れるな

MARVEL

前作 【ヴェノム:ザ・ラストダンス】感想 最後まで「ヴェノム」

ハンター×ハンター』に明るくない男 アメイジングRYOです。

ハンター試験編くらいまではアニメで観てたんですけどそれ以降はさっぱりですね。ミームとかになってるネタくらいなら知ってるけど…って感じ。

さあ今回はSSUの新作の『クレイヴン・ザ・ハンター』を観てきたので紹介していければと思います!

思いますが…

残念ながらSSUは今作を持って[打ち切り]が決定してしまいました…

まあ正直どれもイマイチだったし妥当な判断よねとは思うけど一応全作映画館で観てきた身としては少々残念

何より『ザ・ラストダンス』で「SSUのサノスです」みたいな顔で参戦した直後にこんなことになってしまったヌルさんが不憫でならない。

ヌルがいつかちゃんと実写化する日を信じてSSU最終作を語っていきましょう

あらすじ

極寒の大地に覆われた刑務所に服役していたギャングのボス チョーニイが3日前にやって来た囚人に殺害された。

犯人は驚異的な身体能力で刑務所から瞬く間に脱獄し姿を消す。

男の名はセルゲイ・クラヴィノフ

幼い頃、ギャングの父に連れられやって来たハンティングで弟のディミトリを守る為にライオンに襲われ致命傷を負い、そこで出会った少女から霊薬を飲まされ力を得たセルゲイは成長し父の元を離れ悪党を狩る狩人 クレイヴンとしての戦いに身を投じていたのだった。

しかしギャング達に大きな影響力を持っていたチョーニイが死んだことで他のギャング達がその椅子を狙い更なる混沌が巻き起こることに…

愛する者を守る為にクレイヴンのハンティングが始まる…!


SSU最終作!面白い?面白くない?

転載:https://m.youtube.com/watch?v=EiEp7W3bBRc

まず結論から。本作のざっくりとした感想、面白いのかつまらないのかから書きたい。

ズバリ…

SSUん中じゃ個人的には1番良かった

これが率直な感想だ。

そもそもSSU作品がさ…」と思った貴方。

分かる。分かるよ。

確かに私も『ザ・ラストダンス』の感想にSSUは全体的にパンチが足りず、盛り上がりやフックに欠けると書いたりもしたし実際SSUはどれもぶっちゃけあんまりだなと思っている。

なので今作は「映画」という大きい括りで観た場合本当に普通ど真ん中くらいの出来だと思う。文句は言わないが皆に口コミで伝えたいほど面白いかと言われるとそうでもない。

しかし「SSU作品」とした見た場合は良作と言っていいと思う。仲間に「今度のSSUは悪くなかったぞ!」とちょっと強めに言うくらいの感じ。

では次に話の内容を少し紹介していこう。

今作は『スパイダーマン』シリーズの有名ヴィランの1人 クレイヴン・ザ・ハンターを主役とした彼のオリジンと戦いの始まりを描く作品。

本作のクレイヴンは分かりやすく言えばダークヒーローであり、クセの強いものが多いダークヒーローの中ではかなりとっつき易いキャラかなと思う。

悪党をハンティングする戦士として動物をいじめる密猟者や、世間に悪の種を撒くギャング共に情け容赦のない鉄槌を下していく残忍性。反面、自分が守りたいと思う人々には優しい笑顔を向け罪のない一般人には決して手を挙げない。

性格終わってたり、完全にイカれてる奴が多いダークヒーローの中じゃかなりマイルド寄りかなと。

本作はレーティングがR15なので多少のゴア描写があり、それはクレイヴンの私刑にも含まれているのだが全体的にエグいシーンは大写しにはせずそれが行われた瞬間にすぐカメラが切り替わるような配慮がなされているのでグロいの無理な人でも大丈夫かと思う。

総じてダークヒーロー作品の入門にいいかもね。

クレイヴンはあらすじで書いた通り霊薬によって超パワーを手に入れた男で、ハンターの名の通り多少の原始的な武器や罠を使うものの基本はムキムキボディが最強のメインウェポン。

肉体一つで銃火器を持った悪党をバッタバッタとなぎ倒すワイルドなアクション。

演じるアーロン・テイラーの肉体美やセクシーさに心を掴まれた。

アーマーとかのテクノロジー系ヒーローよりマッチョが暴れる方が好きな人にもおすすめ出来る。

別の作品のキャラとかも特に出てこないし見る上で特に深い知識は必要ないのも嬉しいポイントか。

話はヒーローの登場、誕生の由来、戦いの始まりの動線、そしてクライマックスと本当にスタンダードな流れで取り立てて話題に上げたいような斬新さは無いが逆に言えばシンプル故に見易く目が散らない。

評価部分とは関係ないが前段通り本作は不本意ながらSSUの最終作となってしまったのだが当然撮影段階ではそんなことは分かっていなかったのかめちゃくちゃ続編あるっぽい終わり方をしているのがちょっと悲しみを誘う

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クレイヴン他キャラクターの魅力

転載:https://m.youtube.com/watch?v=EiEp7W3bBRc

今作の良かったポイントとして皆キャラクターが立っているというのがある。

主人公のクレイヴンは前述通りのダークヒーローでイカつい顔つきながら守るべき人々に見せる顔は優しく特に弟のディミトリには愛情をたっぷりと捧げる良いお兄ちゃん。弟にサプライズを仕掛けるのに狩の時に使う抜き足差し足のフットワークをフルに使って近づいたりと可愛らしい一面があるのが魅力。

普段のアジトがサバンナのようなところだからかフカフカのベッドで寝つきが悪く夜部屋を抜け出し芝生で寝たり、動物を襲う人間に怒りの報復をしたりと野生児キャラ属性もあり、さながらMARVELターザン(なおコミックにはカイ・ザーというもっとモロにターザンな奴がいる)。

とにかく茶目っ気いっぱいではあるが忘れちゃいけないのは彼は後にスパイダーマンの敵になる男ということ。そもそもヴィランである。

中盤、自分を救ってくれたヒロインのカリプソに人間を狩るハンターとしての生き方を咎められた際には

自分が最強。そして最強の頂点捕食者である自分が悪党を狩るのは当たり前だしこんなに楽しいことはやめられない

というような発言をするのだがこの言葉はクレイヴンが嫌っていた父の「強さこそが全て」「強ければ全てが許される」という考えを結局クレイヴンも引き継いでしまっているというのが分かるシーンで後にスパイダーマンの敵になる男の片鱗が見えて好きな場面だ。

ちなみにそのヒロインのカリプソなのだが、ちょっと他のメンツに比べると地味に感じた。クレイヴンからはあくまで自分を助け力をくれた恩人という接され方をしているのでヒロインってよりは協力者なんだが 。終盤急にアマゾネス化する見せ場もあるんだがイマイチ地味さが否めない。

クレイヴンの弟 ディミトリは逞しい兄に比べてもやしっ子で未だ父の支配から逃れられない可哀想な弱者というような描写多めで、兄と仲良しな一方コンプレックスも酷い。クレイヴンが何より守りたい相手だがクレイヴンの起こした行動のせいでギャングの戦いに巻き込まれていってしまう可哀想なやつ。唯一の取り柄は誰の声もすっかり真似できる声帯模写。原作を知っている方ならご存知だろうがこのディミトリは本作ラストで…

クレイヴンディミトリの父であるニコライはギャングのボスで自分が頂点捕食者であると疑わない力を信仰するクソ親父。妻を鬱にして自殺に追い込んでなお「母は弱かったから死んだ」と言い放ちクレイヴンが出ていくきっかけを作った。全編通してたっぷりとムカつかせてくれるこのキャラを演じたのはおっかないおっさん役率が高い気がする有名俳優ラッセル・クロウ

アオラレ』って映画のラッセル・クロウが理不尽で怖くてムカつくからおすすめだぜ。

今作のメインヴィランは『アメイジング・スパイダーマン2』でも一度実写化されているサイの性質を持つスーパーヴィラン ライノ/アレクセイ・シツェビッチである。

ライノといえば巨大な体躯によく似あうパワー系キャラとして扱われることが多くキャラ付けもそんな感じが多いのだが今作のライノは少々味付けが違う。

人間時の姿は、いわゆるとっつぁん坊やのような風体で愛犬を連れており犬に対しては甘えた口調で話すなど少々マヌケっぽいキャラである一方でニコライ同様にギャングのボスであり手下に指示を出す際には冷酷さを覗かせるギャップを持つ。

過去ニコライに邪険にされたことを恨み力を手に入れようと考え改造手術を経てライノの力を獲得。平常時から巨大なライノでは困るので背中のリュックからチューブを体に繋いでおり、そこから投薬することで普段は変身を抑えているという設定。

ちょっとこれまでにないライノで記憶に残るキャラクターになっている。

もう1人 ザ・フォーリナーというヴィランも登場するのだがこいつは何というか厨二臭さが良い。なんかセンスも微妙に古い感じがするのも却って記憶に残るな。

とまあこう言った具合に各キャラのキャラクター性自体は飛び抜けて斬新だったりはしないものの悪くなく作品を彩っている。

最後に個人的に異様に記憶に残ったキャラについて書いておこう。

それは映画冒頭に現れたクレイヴンが潜入した牢獄でクレイヴンと相部屋だった男。

このキャラ出番は少ないし対して台詞も無いんだがビジュアルのインパクトがありすぎてエライ記憶に残る。デカいMr.ビーンみたいな感じって言うのかな。

是非彼をはじめ端っこにいるキャラにも注目していただきたい。

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総評

というわけで『クレイヴン・ザ・ハンター』の感想/紹介でした。

SSU最後の良作と個人的には思うが決して飛び抜けたポイントがあるわけでは無いのでやはりキャラクターの良さやアクションの方向性がどれだけ刺さるかで評価が変わると思う。

正直クレイヴンのキャラは好きなので今作限りで終わってしまうのはいささか寂しい…ヌルをぶん殴るとことか全然想像できない。だからこそ観たかった…!

この暮れに今作を見てスカッとした気持ちで2024年を終えてみてはいかがだろうか?

それではまた

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