特撮大好き地下通り越して地底芸人アメイジングRYOです
また今年も無事にこの日を迎えれたことにまずは感謝を…
仮面ライダーシリーズ新作スタートです
TVシリーズ通算35作品目『仮面ライダーガヴ』
グミで変身というポップな設定とポスタービジュアルでこれはかなりキワモノな作品になりそうと思ったが実態は…
それでは語って行きましょう
ちなみに私が一番好きなグミはポイフルのドリンクミックスです
あれを仙豆みたいに食います
あらすじ
鳴り響く警報音
迫る追っ手。弾ける弾丸…
異世界より逃げ出した1人の青年ショウマ・ストマックは母がいた世界 人間界に辿り着く
逃げ仰せたが力尽き海岸で行き倒れていたショウマは少年 廣井始に拾われ成り行きから彼に食べ物を恵んで貰うことに。始めて食べる人間のお菓子に大感動!
するとショウマに異変が…
一方、街には〝闇菓子〟なるお菓子を作る材料として人間を狙う怪人グラニュートが潜んでいた
今、ショウマの戦いが始まる
分かりやすいほど真っ直ぐ描かれる「仮面ライダーらしさ」
仮面ライダーシリーズはあらゆる面で自由なシリーズだ
ウルトラマンやスーパー戦隊と違いデザインに縛りや共通するものがなくどのような姿であっても仮面ライダー〇〇と付きさえすれば仮面ライダーと認められるし、我々ファンも今やどんな突飛なデザインが来ようと
「今回はまた斬新だなー」
「動けばかっこよさそうだな」
「モチーフは〇〇かな?」
なんて自然と受け入れる体制が出来上がっている
人数に関しても本当に自由
スーパー戦隊が今回は1人です!なんて絶対認められないが仮面ライダーは1人だろうが2人だろうが13人だろうが全然OK
今や仮面ライダーはすっかり原作・原典の手を離れどこまでも自由に進化している訳だがそんな仮面ライダーシリーズの「らしさ」とはなんだろうか
それはやはり
「ライダーと怪人の力は同源」
「同じ力でも善に使うか悪に使うかはその人次第」
という部分だろう。
時代の流れに順応し自由に変わり続ける仮面ライダーの(ほぼ)変わらぬ初代から続くテイスト
今作は非常にポップなデザインにグミで変身という奇抜さでイロモノの雰囲気が始まる前からほとばしっていたが、いざ見てみるとここ最近でも珍しいほどこのテイストをガンガンに押し出す第一話だった
まずショウマはグラニュート界を牛耳る敵組織ストマック家の1人というのが早速クレジットで明かされた。後々分かるとかじゃなくいきなりその情報公開しちゃうのね
これは初代仮面ライダーに見られた抜忍要素。仮面ライダー1号も元はショッカーに作られたが組織を抜けたバッタ男だ。
そして人間を「ヒトプレス」なるアクスタみたいな材料に変えていたハウンドと同族のグラニュートでもあると一話で堂々と宣言
腹の口「ガヴ」が通常のグラニュートと違いベルト型になっているという点にも触れていたがこれはストマック家がみんなそうなのか。はたまたショウマだけ特別なのか
仮面ライダーガヴに変身してハウンドと戦う姿を始の母に見られて揃ってバケモノ呼ばわりされてしまうシーンなども非常にシビアで、人のために戦いながら受け入れてもらえない人外の悲哀という石ノ森ヒーローナイズを感じた。
「聞いたか?お前バケモノだってよ!」
「ああ…バケモノだ。俺もお前もな!」
この台詞もこれでもかというほど仮面ライダー=怪人という図式を再認識させてくれる。ショウマ自身バケモノである自分が好きじゃなさそう…
トドメの前にハウンドに選択を迫るシーンなどはショウマが同族殺しをためらっているようにも見えた
少年と絆を結び最後は(数分後にまた行き倒れたけど)バイクで走り去るという部分も非常に昭和ライダー的でモチーフや空気感に反して一話はかなり硬派で王道な仮面ライダーをやっていたという印象だ
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ポップなだけじゃないガチのアクション
次にバトルシーンについて
バトルシーンじゃないけどショウマが始を庇って車を受け止めるシーンの一連の画にパワーがありすぎて好き
エアバック飛び出させながら状況飲み込んでない笑顔のおっちゃんがフロントガラスぶち破って吹っ飛ぶ絵面で朝から笑えた
ハウンド戦の前半はショウマが生身のアクションで魅せる。主演の知念さんは柔和な顔ながらキリッと敵を睨みつける際の目力が強くて傷が似合う男。吹っ飛ぶシーンが一話から多く流石に一部はスタントのようだ迫力のある画になっていた
ガヴに変身後のアクションにはまた面白いギミックが見られた
プニプニのグミの装甲でハウンドの攻撃の衝撃を吸収するが爪によって装甲が剥がされてしまう。すると足元のゴチゾウを再度ガヴに食べさせてすぐさま装甲を再生という前例のない動き。
ショウマがグミを食べてグミのゴチゾウが出てきたのは分かるがなんか数多くない?
と思っていたがどうやらゴチゾウは使い捨てな様子
あたかも食べればお菓子がなくなるように、ゴチゾウも変身に使えば一体いなくなり、装甲の再生に食べたゴチゾウももちろんいなくなり必殺技使うのに使ったゴチゾウもいなくなる。可愛らしいゴチゾウ達は毎回大量に消費されて減っていくという中々シビアな設定
吐き出されてあなただけについて行く。今日も運ぶ 戦う 増える そして食べられる♫運命を背負う健気な眷属ゴチゾウの活躍に今後も期待だ
アクションに話を戻して
コンテナでの戦闘。互いに足を広げてコンテナに引っ掛けながら戦うシーン(ワンダー通せんぼ状態での戦闘)とかは流石にワイヤー使ってると思うがあそこも面白い構図だった。
バイクCG戦の後のビル屋上キワキワに立っての蹴りも凄い。凄いってか怖い。
あと映画の時から思っていたがガヴは両手をだらんと下げて目が発光してる姿が怪しげでめっちゃかっこいいと思うんだ。
ライダーキックは地面に倒れ伏した相手を思い切り踏み込むようなグミのエフェクトでポッピーになってるけどだいぶエグいもの。PS2『仮面ライダーカブト』のダークカブトのキック的なダーティーさがある
一話だけありガヴの魅力を出来るだけ詰め込んだアクションが見れた
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帰ってきたギリジン
第一話の怪人ハウンドを演じたのは片桐仁さん
仮面ライダーWではコックローチドーパントを演じた個人的にも好きな芸人さんだ
ラーメンズさんのコントは凄いんだ。本当に。
顔出しでの出番は少なめながらその不審者感は抜群
闇菓子を食べて「キマって」る顔も素敵。ガイアメモリも薬物のメタファーが含まれていたが闇菓子にもそういう成分が…?
闇菓子はパッと見は羊羹みたいなのにかなり歯応えがあるようで食いちぎるように食べていてどんなもんなのか気になる。
人間の姿からグラニュートの姿になるにはガヴ口内に仕込まれ口を模したメモリみたいなもんを排出する必要があるようでこれまたガイアメモリっぽい。メモリを挿入することでドーパントになるのと逆で、あのメモリが入っているからグラニュートは人間の姿でいられるのか?
そうなるとやっぱりゴチゾウをガヴに「食べさせて」変身するショウマは通常のグラニュートとは違うようで釈然としない
釈然としない
弱点都市大会
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次回
ショウマが次に出会ったのは若きギャル社長 甘音幸果
行き倒れに優しいギャルは実在した!?
そして目覚めよポテトチップの力!
仮面ライダーガヴ ザクザクチップス登場!
それではまた
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