甘くない選択【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ27】感想 それが君の選んだ道なら

スーパー戦隊

前回 宇宙の秘密【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ26】感想 総集編からのクライマックス!

甘いもの好きすぎて糖尿病が怖い男アメイジングRYOです

なんも考えずに買い物すると家が甘味だらけになっている事が多々あります

私と違って理由のある糖分摂取をしていた玄蕃のターニングポイントとなる27話です

よろしくお願いします

あらすじ

新たに地球にやって来たハシリヤン再建隊長ディスレースを目にした途端怒りの咆哮を上げ飛びかかった玄蕃

ディスレースが使うフォースの暗黒面の如き念動力は強大で玄蕃は歯が立たず、更にディスレース側は玄蕃のことなど微塵も記憶にない様子

その事が更なる怒りの引き金を引いたのか玄蕃はオレンジのオーラを纏い次の瞬間、白髪で猫の如き細長い瞳孔を光らせる獰猛な姿に変身してしまう

動揺するブンブンジャー

しかし大也ブンブンはその正体に気づいていたようで…

振騎玄蕃 彼の過去が明かされる


明かされる玄蕃の過去

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/
boonboomger/episode-guide/detail/1243761_3963.html

今回は玄蕃にとってのターニングポイント回

まずは謎に包まれていたその正体が明かされた

振騎玄蕃というのは仮の名前であり本名は

ゲンバード・デ・リバリー2世

銀河全域に通販ネットワークを展開する銀河通販王デ・リバリーが収めるブレキ星の王子であった。

宇宙のAmazonの社長のご子息みたいな感じ?

アバンで見せた猫のような姿こそがブレキ星人の本来の姿なようだ

ところで玄蕃

何にもヨシ!じゃないけどな!めっちゃ悲惨よ玄蕃の境遇

ブレキ星は既にディスレースが指揮したハシリヤンに乗っ取られた上にデ・リバリー王は無実の罪をでっち上げられ投獄されたという。

武力で制圧とかじゃなく王様に濡れ衣を着せて逮捕させてる辺り、力ではなくかなりいやらしい策略で星を陥落させたようでディスレースがどういう奴なのかがここでもよくわかる

ズタボロのまま地球にやっとの思いで逃げて来た玄蕃はそこで大也と遭遇。ブンブンスーパーカーの不調でお困りの大也を助けようと自分の宇宙船のパーツを引っこ抜いて車を直してくれた。

それが玄蕃にとっての初めての「調達」であり「お困りのようだねぇ」。そしてその起源は大也を助けたいというよりはもはや自分の星には帰れないという諦めから来る後ろ暗い行動であった。

それ以降の調達品もほとんど宇宙船を分解して賄っていたらしいが…

ん?

じゃあチャリンコとかトランポリンとかもアレ元は宇宙船なん?

まあそれはさておき。ともかく最初はネガティブな感情から来るちょっとした気まぐれで始めた調達屋だったがそれが全てを失くした玄蕃にとっての新しい生き甲斐になって行ったということ。

しかしブンブンジャーとなり力を手に入れ、仲間を手に入れ誰かのお手伝いじゃなくもう一度自分の為に戦ってみようと思うことが出来たのが7話での初変身の時のこととも判明。

「やりたいことも出来たしなぁ」

「やりたいこと?」

「まだ内緒だ」

これは7話ラストの大也玄蕃のやり取り

この時既にいつかブレキ星からハシリヤンを追い出そうと決めていたようだ

玄蕃周りの伏線はかなり綿密に貼られているようなので今この事実が分かった状態で玄蕃のメイン回を見直してみると色々発見があることだろう

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玄蕃の決断と大也の止められない理由

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/
boonboomger/episode-guide/detail/1243761_3963.html

今回ラストで玄蕃ブンブンジャーより抜けることを決意する

これまた7話で大也から言われた言葉

「君を特等席に招待しようと思ってさ」

ブンブンジャーが成長して行くのを見ることが喜びと言った玄蕃大也は誰より近くで自分達の成長を見られる場所=玄蕃自身もブンブンジャーになることを薦めた

しかし玄蕃はその特等席を降りることを決めてしまう

ディスレースを倒すという野望は単なる復讐でありそれは夢に向かって進むブンブンジャーにとっては寄り道でしかない。玄蕃は自分のせいで大好きな仲間達がここで足踏みすることを我慢出来なかったのだろう

もちろん未来はこれに対して反対するが大也はそれを承諾。

このシーンの苦い表情がたまらない。井内さん、魅せてくれる。

「自分のハンドルは自分で握る」

それは大也が言い続けて来た言葉であり番組のテーマ。

玄蕃が自分自身で考え、出した答えがブンブンジャーを脱退し別の道を行くということなら大也はそれを止めないし、止められない

何故ならそれは玄蕃が自分のハンドルを握って出した答えだから。

これまでも大也は仲間達が自分で決めたことにアドバイスはしてもそれを止めたり、言うことを聞かせるような真似はしてこなかった。

個人の考えを最大限尊重する大也のスタイルが決してブレないからこそこういった形で苦しい展開に繋がってしまうのはお見事

あと未来の意見が実質大也も思っていることって感じに描いてるのもいい。大也は大人だから(?)2人のように我儘言えないんだよな

冨岡脚本、やはり半端じゃない

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ハシリヤンサイドにも新展開

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/
boonboomger/episode-guide/detail/1243761_3963.html

常槍内藤。どっちかは悪い奴だろうなぁ…

2人とも悪そう!!!!!

となった今回

2人のうちどちらかがディスレースなのかな?とかも思ったが今回の会話でその線は消えた

常槍ディスレースに前回大也がお届けしたとあるアイテムを渡したようだが

「宇宙のならず者ごとき。好きにはさせんよ」

という台詞からハシリヤンの仲間というよりは協力する形を取りながらハシリヤンをコントロールし地球を守っているような感じが?

そして内藤は自社の力でブンブンキラーロボの量産をしていることが判明…!

ISAハシリヤンに協力しながら地球を侵略されないようコントロールし、秘密裏にブンブンキラーロボ内藤が量産し戦力が揃ったら裏切って一気にハシリヤンを潰そうとしているとかだろうか

政府の陰謀主人公恩師の暗躍とブンブンジャーも影の濃い展開がやって来てワクワクする

そして玄蕃の宿敵ディスレースも今回から本格参戦

玄蕃「ダサい」「お前誰よ?w」と煽りまくる姿は私めよりだいぶ可愛げのない嫌な奴っぷりを発揮するが一方一昔前のテレビプロデューサーのようにサンシーターの名前をひっくり返して呼ぶという(デコトラーデトラデコ)変なクセでコミカルな部分を発揮

ザギンでチンカチンカのひゃっこいルービー飲みながらシースー食いそうだなこいつ

それと意識高い系上司ってのをキャラクターの属性として持ってる感じがしたね。タスクとかターゲティング、マーケティングってやたらと横文字を使う感じがそれっぽい

デザインに蛇があしらわれておりこれが玄蕃の正体の猫と対になっている

猫は蛇が苦手なんだって『わんだふるぷりきゅあ』で言ってたからな。俺は詳しいんだ。

そしてバトルスタイルはというと強大な念動力で触れずに相手を吹き飛ばしたり物体を操る超かっこいい&強キャラ感メッキメキで普通に好きになってしまう

私、スターウォーズも好きなんでね

そんなディスレースが用意させた絨毯から生まれた苦魔獣ジュウタングルマーはだいぶあっさり倒されてしまったがそれ自体が作戦なようで…?

再建隊長ディスレース。その本領が発揮されるのは次回からなようだ

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次回

やはり来たぞ暴走隊長マッドレックス復活!

しかしどうも様子が?

仲間達のピンチに素面で立ち上がるの姿はまるで5話のオマージュだがその理由は!?

それではまた

次回 光を振り切って【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ28】感想 エンスト暴走魂

追記

今回の玄蕃に謝るブンブン見てるとやっぱりブンブンハシリヤン創設者説消えてなくない?

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