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映画館では飲食しない男アメイジングRYOです
でも人が食べてるポップコーンの甘い匂いとかは割と好きなんですよ。映画館来たな〜って感じする。食べたい!とはならないんだけどね
ではではデイブレイクメインと聞いてから期待値爆上がりだった劇場版ガッチャードを語ります!
あらすじ
錬金アカデミーの面々は夏祭りに行く予定を立てワイワイガヤガヤ
そんな時突如として街に時空間ゲートが開き襲来したドレットルーパー 軍式の大群とそれを率いる赤い仮面の男ヘルクレイト
謎の一団に対抗する宝太郎達を助太刀したのは鳳桜・カグヤ・クォーツ/仮面ライダーレジェンド。そしてカグヤは一団が現在から分岐した別の未来=ガッチャードデイブレイクの世界から襲来したことを告げる
もう1人の宝太郎を救うべく錬金術師達はケミーと力を合わせ時を超える列車ギガントライナーを作り出す
宝太郎とりんね、そしてしれっと混じった加治木は荒廃した最悪の未来を救うべく旅に出る!
ダーク要素は案外控えめ?…が、間違いなく良作!
年末に前情報無しで突如現れた仮面ライダーガッチャードデイブレイク
彼に私は心を奪われた
更にその正体や背景がわかるほどに好きになっていったし、本作の最終映画告知映像のあまりに凄惨なデイブレイクの過去に更に胸を打たれた
そして今年の映画はとんでもなくダーク&シリアスな逸品に仕上がっているのではと黒いワクワクを胸に観に行ったのだが
結論から言うと
そこまでめちゃくちゃ暗くは無かった!
まあ考えてみりゃ当たり前なんだけどね
ガッチャードの暗い展開ってのは基本長続きしない、させないを遵守しているししんどい展開の後には必ず希望が訪れるのを約束している作風
故にめっちゃキツイ展開多い割に「ガッチャードはシリアスで暗い作品」と言う評価にはなっていないのだ
それは映画も同じことで暗い展開は確かにあるしデイブレイクの過去は阿鼻叫喚そのもの。
なのだがハッキリ書いてしまうと本作のダークな部分はほぼ最終映画告知で明かされたものが全て。片目を奪われるデイブレイク、仲間や守るべき人々を救えず広がる夥しい数の墓石などしんどいシーン、もしくはその断片は大体予告編に出てしまっている。
一応とっておきのキツイシーンに関しては予告にはないのだがそれも予想できる範囲でそこまで胸を抉られることはない
その為しんどい展開見れそうだワクワク!って私みたいにそっち方面を余りに期待すると肩透かしを喰らう可能性あり
とはいえ私の想像通りの物ではなかったが本作は間違いなく「面白い」といえる作品なのでそこはご安心を
長年の戦いですっかり擦り切れてしまいケミーとも心を通わせなくなってしまったデイブレイクが、かつてのケミーが大好きで未来の大物錬金術師を目指していた自分やりんねに出会い再生していく物語としてはまとまっているし、現在と未来で並行で描かれる戦いも(色々な意味で)見応えあり
デイブレイクの物語の始まりと終わり。そして彼が錬金術師達の「伝説」となるまでを描く謂わば、仮面ライダーガッチャード デイブレイクルートのトゥルーエンドがこの映画。
総じて物語の光部分と闇部分とアクションとサプライズと仮面ライダーらしさとラブストーリー(!?)の全てが高いバランスで整った映画になっていたと思う
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限界ギリギリ!冥黒のデスマスク!
今作の見どころの一つは舞台であるデイブレイク世界が本編とは違う歴史を辿ったということでキャラクターの配置が変化しているという部分
ラケシスが殺され更にグリオンが三姉妹に代わる新たな配下 冥黒のデスマスクを生み出したことでクロトー、アトロポスは離反し宝太郎の仲間に
これにより負傷した宝太郎を心配するクロトーや戦いに身を置き本編でのポーカーフェイスからは想像出来ない疲労の表情を見せるアトロポスなどが新鮮で面白い
そしてそれは逆もまた然りで…
グリオンに従う新たな三人衆 冥黒のデスマスク
赤仮面のヘルクレイト=スパナ
青仮面のアルザード=ミナト
白仮面のラキネイレス=ラケシス
本編では頼もしい味方の3人がそれぞれとある理由から宝太郎達の敵になっている
この3人それぞれ普段のキャラクターとは全く別人になっており3人揃ってとりつく島もないほどの悪党。その外道な悪役をスパナ役の藤林さん、ミナト役の熊木さん、ラケシス役の坂巻さんが好演
予告でも流れていたがヘルクレイトは全文字濁点ついてるようないかにもな悪者演技で妙な笑いを誘う
「ひ゛と゛り゛残゛ら゛ず゛叩゛き゛潰゛し゛て゛や゛る゛!」
ラキネイレスの坂巻さんの演技はラケシスとそれほど大きく変わらないが初期ラケシス感あったかなと。そもそも初期は普通の悪者だし当たり前っちゃ当たり前だが。
そして頭一つも二つも抜けていたのはアルザードの熊木さんだ。まさに快演。アレ子供泣くよ?
予告で顔が映されているがアルザードは顔の半分が焼け爛れており目も三白眼のアイコンタクトをしているようでこのビジュアルが怖いし嫌悪感凄い
更に性格も3人の中でも最悪の狂人。いわゆるヒャッハー系なのだがこれを熊木さんがやり過ぎなくらい頑張っていてめちゃくちゃ記憶に残る
下手すりゃ仮面ライダードラドとかよりアルザードの狂っぷりのが思い出すレベルで一見の価値ありだ
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スーパーヒロイン 九堂りんねとまさかの…
ガッチャードといえばボーイミーツガールなアオハル要素を持つ爽やかな作品というのも特徴
今作ではりんねが今まで以上にヒロインをやっている
そもそもヒロインとは「魔王に囚われ王子様が救いに来るのを待つお姫様」や「戦う力はないけど主人公の帰ってくる場所でいつでも待ってくれている存在」や、単に女の子の主人公を指す場合や女の子のヒーローのことを指す場合など色々な使い方がある
りんねは守られるタイプではない戦うヒロイン
扱い的には宝太郎の相棒に近い感じだが今作のりんねは戦うヒロインと、主人公を陰ながら支え続けるヒロインを同時にこなしており一気にヒロインポイント爆上がり。
もはや加治木も九十九ちゃんも敵ではない…!
ラストバトル後の「りんね」の台詞はニヤけてしまうこと間違い無し。ぜひ注目を。
そしてついに最後にはあるカップルが誕生…!
今回結構デカ目のサプライズあるんだがインパクトだとこっちも結構な衝撃
まあ実は仮面ライダーWEBでヒントが出てたりしてたんだけどね。でもいやあまさか。
人間いくつになってもアオハルって訳よ
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総評
当初のイメージほどダークではないがそれでもシリアスダークな作風には変わり無し
しかしそんなシリアスもダークも最後は奇跡の輝きで消し飛ばし一件落着するいつものガッチャード節は健在だし個人的には夏映画の中でもかなり好きな方
しかしデイブレイク関連で明かされずに終わる情報もいくつかあるのでその辺りは何かしらの媒体でいつか公開されるのを期待したいところ
あと見終わった後に主題歌の『THE FUTURE DAY BREAK』をデイブレイクを思いながら聴くとたまらん気持ちになるのでおすすめです
それではまた
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