前回 地獄の電車ごっこ【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ32】感想 勝利のイマジネーション!
電車で上手く席を譲れない男アメイジングRYOです
何食わぬ顔で黙って退くことが多いですね
「どうぞ座って下さい!」って言えないんですよ
譲られた側に譲ってもらったという意識が芽生えないようにわざわざ一度降りて別車両に行くこととかもありますね
最強形態登場!そしてマッドレックスその真の最期に注目の33話を語りましょう
あらすじ
出現したイシヤキイモグルマーとレンガブロックベイグルマーのストーン兄弟と交戦するブンブンジャー
巨大化したマッドレックスも現れるがこれにはバイオレットとビュンディーが対応しトッキュウジャーから得た新たな力ビュンビュンマッハーロボ トッキュウカスタムで撃退に成功
敗れたマッドレックスの下に現れたのは意外にも玄蕃だった
「俺もてめえも自分のハンドルをやつに奪われ行き場がねえってことさ。」
「てめえはまだハンドルを取り戻せる」
そんなマッドレックスの言葉に揺れる玄蕃は…
もう一度5人で!チャンピオンブンブンジャー登場
今回最大のトピックはやはり強化形態チャンピオンブンブンジャーの登場
バトルを中心にまずはこの話をしていこう
チャンピオンブンブンジャーは見て分かる通り通常形態との差異はレーシングジャケットを羽織っているか否かという違いしかない大変省エネな乗っただけ融合ならぬ着ただけ強化
しかし反面、ジャケットにあしらわれた各ブンブンカーのエンブレムに触れることでその力を使うことが出来るいわゆるてんこ盛り系の強化形態なのだ
これまでのアイテムの力全部使えます!みたいなタイプの形態は得てしてゴテっとするもんだがチャンピオンはかなりスマートにまとまっていてブンブンジャーらしい仕上がり
ジャケット着るってだけなのに変身完了もかなりスタイリッシュになっていて好き
今回はブルーがマリン、ブラックがポリスと各人が好んで使うものをセレクトしていたが誰がどのブンブンカーの力を使ってもいいのでキャラによって見せ方を変えられそうなのも今後が楽しみなポイント
マリンの力使ったら謝士郎がうるさそう
決め技〝バクアゲチャンピオンドライブ〟の発動条件は背中のブンブンジャーのエンブレムに各メンバーが触れることだがこれも凄く良い
というのも自然と「背中を押す」という動作を組み込めるのでそこにいろんな想いや、ドラマを感じられるのだ
「応援」はもちろん「思いを託す」、「勇気を与える」
各回によってこの動作はいろんな意味にとらえることが出来るだろう
また必殺技発動の為のエンブレムが背中という唯一自分だけでは手の届かない位置にあるのがニクイね。
自分だけじゃ見れない景色も、1人じゃできないことも皆となら辿り着けるというのは玄蕃脱退というイベントでブンブンジャーが描きたかったことの1つ。
故にチャンピオンの必殺技は1人では出来ないという風にしたのは間違いないだろう。
バイオレットのビュンビュンマッハーロボ トッキュウカスタムとかストーン兄弟とかいるにはいたが今回はまあ食われちゃったね
しゃあない。めちゃくちゃ盛り上がるとこだったし。
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おかえり玄蕃
27話でブンブンジャーを脱退した玄蕃
6話という期間を経て今回ようやくチームに戻ってきてくれた
6話といえば大体1ヶ月半ほど。そう考えるとかなりじっくりやったなという印象だ
ディスレースが現れ再燃した憎しみの炎。
敵への復讐に大好きな仲間達は巻き込めないと自ら1人になりそれでも自分を追いかけてくれる仲間達を拒絶し歩き続ける中でぶち当たったのは
1人でやれることの限界
ただ武器を振り回すだけでは強くなれない、意地を張ってもディスレースには勝てない。それでも誰も巻き込むわけにはいかないと意固地になる姿を先斗は「大馬鹿野朗」
明は「死に場所を探している」と言った
全てを奪われたからこそ全てを捨ててでもディスレースへの復讐を成し遂げなければと走り続けた玄蕃が足を止めるきっかけになったのは意外にもマッドレックス
足を止め少し振り返る。玄蕃にとって必要だったのはこのほんの少しの停止だったのかも知れない。
大事な場所に立ち帰りそこで玄蕃は自分のハンドルも夢も戻るべき場所も何も失くしてはいないことに気付く。
全てはディスレースの登場で目が曇り見えなくなっていただけでいつでもそこにあった。
自分がしたいと思う方に進むことが自分のハンドルを握ることなら、玄蕃にとってのハンドルは間違いなくブンブンジャーと一緒に走ること。
この期間は玄蕃が本当に自分のやりたい事をもう一度見つめ直す時間だったといえるだろう
戻ってくるシーンの
「調達屋は何を調達してきてくれたんだ?」
「もちろん 私自身だ」
という大也と玄蕃のやり取りは7話のセルフオマージュ。熱いね。
「ブンブンジャー…ここが私の生きる場所だ」
これはトッキュウジャー最終回の明の
「いや…俺の生きる場所だ」
という台詞を意識しているだろう。もはや死に場所を探しはしないという状況がリンクしているし、これ言わせたいがためにトッキュウジャーとコラボしたのではと思うほどピッタンコな台詞
マッドレックス復活にせよトッキュウコラボにせよ全部玄蕃の帰還の為のパーツになってるのちょっと脚本が玄蕃好き過ぎるよぉ〜
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ハシリヤン斬込隊長マッドレックス美しく散る…
[玄蕃]を、[ヴァレン]を、[いろはちゃん]を追い抜いてXのトレンド1位を掻っ攫って散っていったマッドレックス様
ディスレースに蘇らされて紆余曲折を経て意識を取り戻したがその後も操られたフリをしていたのはディスレースの支配からは逃れられないと知っていたから、そしてサンシーターが自分のために頑張っていると知りその思いを無碍にも出来ないと口を閉じ続けていた
パワー系に見えてそういう気遣いできる人なんだなあ。そりゃ人気出るわ。
記憶を取り戻したのがバレれば再洗脳、下手を打てばサンシーターが危ない、かと言って体に細工されてるから反抗も無理(そもそも多分勝てない)と完全に手詰まりな上に自分のハンドルを握れない生き方を強要される状況から解放される為に自分を殺すよう大也に言うように玄蕃に言伝を頼んで自分はフリに徹したのかなと思う
完全に全てを支配されているマッドレックスからすれば意固地になってるだけでその実いくらでも道を選べる状態の玄蕃はまさしく哀れなピエロだよな
しかし生憎ディスレースがガチ有能
サンシーターを操り人形にするというブラフで探りを入れて感情を出したマッドレックスを即座に拘束し再洗脳する一連の動きに隙がない。強過ぎるぞこいつ。
チャンピオンブンブンジャーとの戦いに敗れ暴走の原因となっていたナンバーディスプレートを破壊された事で最後にもう一度自分の意思で走れたことに対しマッドレックスはブンブンジャーに感謝したことだろう
9話でブンブンジャーに敗北した際の台詞が
「ブーンレッドよ…まだまだその腕じゃあボスには勝てねぇぜ…!」
というあくまでレッドにしか言ってなくてしかもお前じゃ勝てないという内容なのに対し今回は
「てめえらならいつか届くかもな。ボスの領域 スピードの向こう側まで…」
と、ブンブンジャー全員を評価し更にその力がボスに届くかも?という内容になっていてマッドレックスの心情の変化が如実に出ていて素敵
サンシーターへのメッセージを残して最期は宇宙空間で暴走エネルギーの爆発と共に果てたハシリヤン斬込隊長
「騒音はお手のもの 暴走は俺のもの」という台詞に反しその最期はあまりに静かだった
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次回
サンシーターがマッドレックスの敵討に乗り出す!
秘められたブンドリオ・ブンデラスの過去とは…
そしてついにベール脱ぐ…
ハシリヤンボス ワルイド・スピンドー登場!
それではまた
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