前回 マシュマロおかわり【仮面ライダーガヴ第4話】感想 悲しみだけが大切な人を守る
辛い系お菓子だとわさビーフが好きな男アメイジングRYOです
柿の種のわさび味もいいですね。わさび風味のお菓子は割と外さない。
あとわさビーフのパッケージのキャラって今はあの眠そうな牛じゃないって知ってました?
あいつ可愛かったのに
ロードムービー編終了のガヴ5話を語ります
あらすじ
またまたまたまた行き倒れていたところを救われたショウマ
今回彼を救ったのはなんとグラニュート!
臨戦体制に入るショウマだがグラニュートの正体はかつてショウマに赤いガヴを取り付ける強化手術を施した研究者デンテ・ストマック
ショウマのパパのパパの弟。即ち大叔父に当たる人であった
貴重な敵意のない身内との邂逅だがショウマにはその記憶がない…デンテの登場で再びショウマは暗い過去と向き合うことになる
辛(つら)いを断ち切る辛(から)いポテチ!ヒリヒリチップス抜刀!
まずはバトルから
デンテから貰った辛いポテチを食べて生まれたヒリヒリチップスゴチゾウは使うことでザクザクチップスラッシャーに炎の力を与える
新形態でも〇〇アシスト系でもなくシンプルに既存のザクザクチップスを強化するゴチゾウのようだ
しかしチップスラッシャーは炎を纏うが火に強いわけではないのか一定時間で刃が燃え尽きてしまう。更に再生すると元のチップスラッシャーに戻ってしまうので都度レバーを回転させてゴチゾウの力を使わなければならないこれまた難儀な仕様
ザクザクチップス。ちょっと上級者向け装備だな
しかしレバーを回せばその時点で出現している全てのチップスラッシャーに炎を纏わせれる特徴を生かして相手を囲むようにチップスラッシャーを投げてからその全てに炎を纏わせてエージェントを炎の渦に閉じ込めるなど個性的なアクションが炸裂
ガヴはややこしい装備やフォームを使って面白いアクションを見せてくれていいなあ
エージェントのひらひらが戦闘中に切り落とされてそれが地に付き燃え尽きて真上からの視点に切り替わるカメラワークも印象的
そしてキモは赤ガヴのレバー回転だと見抜いたエージェントはそれを阻止するというビルドでも見なかった行動に走るが、ガヴはレバーが回らないなら私が回ればいいじゃないというマリー何某のような発想で宙返りしレバー回転を続行
こういうのってやっぱりレバー回す系ライダーがビルドに続いて2回目だからこそ、前例があるからこそ生まれる新しい発想なんだろうなって
あと地味にヒリヒリチップス使う前の狭い路地での戦闘シーン。倒れてる絆斗を踏まないようにガヴが壁蹴って移動するとか細かいけど記憶に残るアクションが多いのも嬉しい
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大叔父デンテ登場。地獄のストマックくん家
今回ショウマを拾ったのはショウマの大叔父にあたるグラニュート デンテ・ストマック。
ショウマ本来のガヴはストマック家なら誰でも出来るはずの眷属生成の力が備わっておらずそれを不憫に思った父 ブーシュ・ストマックが有能な技術者だったデンテに頼んで改造手術をしてもらいショウマは今の赤ガヴを身につけるに至ったと判明した
1話の感想でショウマはめちゃくちゃ仮面ライダーだって書いたけどそこに改造もされてるって要素まで加わって本当に令和の昭和ライダーだなって
デンテは既にストマック家と袂を分かっているのか今は人間界の隠れ家に住んでいてお菓子三昧。でっぷりとしたお腹に説得力がある。
ちなみにアクターを担当しているのはレジェンド 岡元次郎さん!
デンテは次郎さんとCVの多田野さんの演技で好々爺という雰囲気満載であり、これまで敵しかいなかったストマック家の貴重な味方。そして彼の口からはブーシュもまたショウマを愛していたことが語られた
身内が敵ばかりじゃ辛すぎるからね。優しいおじいちゃんとパパがいてくれて良かった…
と言いたいところだが『仮面ライダーガヴ』は香村脚本はそんなに甘くない
まずデンテは人間をスパイスにする闇菓子を作った人と語られた。これにより今後フォローが入ろうと諸悪の根源であることは変わらないだろう。
ニエルブの師匠でもあるらしいのであいつがなんかやらかしたら「まあ師匠のデンテが悪いよね」って流れになるのも目に見えてる
そして父ブーシュ
名前の由来はおそらくアミューズブーシュ。オードブルの一種であり「口を楽しませるもの」という意味のフランス語だそうだ
闇菓子を作っている会社の社長ということを考えると
「(グラニュートの)口を楽しませる者」
という意味合いがあるのかも?
彼は闇菓子のスパイスにする為に攫った人間の中にいたみちるを見初めて結婚したという一見地獄に仏の救世主にも見える。
しかしそもそも闇菓子はグラニュート界でも薬物の一種で基本的に取締られているものと判明し、完全に娯楽目的の嗜好品且つ非合法という代物。
そんなもんの為に人間を攫ってくんのがクソだし、好きになったから結婚しようってのも勝手。
「子供も出来ちゃった!」
「お前らのこと好きだけど幸せにしちゃうとヤバいから軟禁するね!」
「あとDV紛いのこともやっちゃうね!」
「幸せになっちゃヤバいからさ!あと連れ子がお前らのこと嫌いなんだわ!全部2人の為だから我慢してね!」
…いや本当にショウマの言う通り全部あんたらが勝手にやってるだけよ?って話なのよね
ブーシュが妻子に対して愛情があったのは多分マジなんだけどやり方が全部間違ってるというか
しかしショウマは一部の記憶が抜けていることが今回で分かったしみちるとブーシュの夫婦間にまだ何か秘密がある気はする
ブーシュが死んだってのもどこまで本当か分からないしこの辺も今後更に深掘りされていくことだろう
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旅の終わり。住所ゲットだぜ!
井上ショウマくん。住所不定無職。趣味:行き倒れ
そんな彼もついに腰を落ち着かせる場所を手に入れた!やったぜ!
ショウマが幸果の下に、はぴぱれに戻ってくるまでをじっくり時間かけてやって来たのは凄く良かったと思う
まずショウマの旅の始まりは自分の新天地を探す為という目的だった。しかし始との出会いから化け物である、人間と違う自分の存在は周りの人を怖がらせると知り迷惑をかけない為に変身した姿を見られたら拾ってくれた人の下を離れるムーブを繰り返して来た
そして前回。自分が誰かと繋がりその人を幸せにすればその人がグラニュートに狙われると学び、誰かと繋がることも誰かを幸せにすることも避けるべきという考えになっていた
しかしブーシュが母や自分にした酷いことの数々は「不幸にして守る為」だったと知り、それは違う。そんなやり方は間違っていると気付いた
おもちゃを落として悲しむ子供を助けたショウマは本当に大事なことに気付く。
人を幸せにすることは間違いじゃない。悪いのは誰かを幸せにする人じゃなく、その幸せを文字通り食い物にするグラニュートだと。
迷惑かけない、幸せにしちゃいけないと人から離れるのではなく幸せな人をグラニュートから守ることこそが本当に正しいことなのだと。
5話かけてやってきたロードムービー編はショウマのヒーローとしてのオリジンを描くためのものだったのだ。
そして誰かを幸せにして、その人の幸せを守るなら自分がいるべき場所はみんなが幸せでいられるように頑張っている幸果の下以外ないと結論付けてまたはぴぱれに戻って来るというのも秀逸
めちゃくちゃ完成度高い序章を観たって感じがしたね。ヒーローが戦う理由も、何故そこにいるのかも過不足なく完璧に描き切っている。
もちろん絆斗がガヴを
「こいつは化け物じゃない!化け物からみんなを助けた仮面ライダーだ!」
って言ってくれたのも良かった。
化け物と呼ばれ次の街へってフォーマットがこの回で崩れるのも素敵
ただまあちょっとロードムービーずっとやる『仮面ライダーガヴ』も見続けたかったって気持ちもあるけどね
行き倒れる→誰かに拾われる→その人との交流→グラニュート出現→倒したけど化け物呼ばわり→次の街へ
って流れがロードムービーと相性良すぎるのが悪い
関連商品 DXライダーゴチゾウセットシリーズ
次回
狙われた塩谷さん!
怒りの絆斗がその手に持つのは…
甘くない決意と共に登場!
仮面ライダーヴァレン!
それではまた
次回 変身はビターチョコ【仮面ライダーガヴ第6話】感想 眩しくて戻れない瞬間
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