前回 ディープな記憶が開く時【仮面ライダーガッチャード44話】感想 ヴェノムマリナー生きとったんかワレ!
今週ついに劇場版仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャーデイブレイク公開でワクワクの男 アメイジングRYOです
初登場の時からそのビジュアルに一目惚れし、背景が明かされるほどにその愛が増して行ったガッチャードデイブレイク。彼の物語を映画で観れるなんて…
SIK…最高っすね
もちろん当日見に行って感想記事上げるつもりですので是非読みに来てね(ネタバレは極力避けます)
時系列的にはそんな劇場版より後の話なカジ×ヒジ編後編を語って行きましょう
あらすじ
現れたジャングルマルガムとクロトーによって宝太郎やりんね、加治木の奮戦虚しく聖が攫われてしまった
ガエリヤ曰く「聖が世界を変える」
彼女はただのオカルト好き美女ではないのか?
聖が狙われた理由は知らんが加治木にとって彼女は守りたい大事な存在
宝太郎はゴルドダッシュに加治木を乗せ2人で聖救出に向かう!走れ加治木!彼女を救えるのは君だけだ!
世界の全てから君を守る!加治木涼最後(?)の戦い!
最初から最後まで加治木たっぷり
文句無しの加治木回でありカジ×ヒジ編完結回であり
何がなんでも「加治木かっけえ!って言わせてやんぞオラ!」という制作の加治木愛を叩きつけてきたようなそんな回だった
加治木が10話で悪意に飲まれた聖を呼び戻した台詞をもう一度使うなど京都回の要素が含まれており今回を見た後に9.10話を、そして9.10話を観た後にはこっちを観たくなるそんな甘じょっぱループが止まらない的なかなり話数の離れた連作のような構成だ
10話ではゴルドメカニッカーでバッテリーマルガムの電撃をその身に受け続けながら加治木が聖を救うための時間を稼いだガッチャードだが今回バッテリーマルガムの電撃を一身に受けたのはなんと加治木の方。電気に強いゴルドメカニッカーの姿でも受け続けるのは厳しいという凄い電撃のはずなんだがそれを受けてなお彼は止まらなかった。
他のシーンで言うとアバンでクロトーに殴られてたりもしていて加治木今回体張りまくり。
笑ったのはクロトーに殴られ口から血を流している加治木に向かって言った蓮華姐さんのこの台詞
「ほら加治木。泣いてんとスマホ出しいや」
いや厳しすぎない!?
その人数分前まで錬金術のこととかさっぱり知らない一般人だったんですけど!
あと口から血流してるんですけど!
好意的に考えれば秘密を明かした以上もう加治木もアカデミーの仲間で遠慮はしないとか、加治木はこの程度で折れないって知ってるとかなんだけどそれにしたってもうちょい段階を…
前回身内が放火魔ということをSNS上でばら撒かれてバイトを辞めざるを得なくなり世間の悪意に晒され傷ついた聖
この描写は完全に今回の加治木かっけえ!展開のための前振りだった
「世の中がどう思おうが、誰がどんな攻撃をしようが…俺が君を守る!」
加部さんの迫真の演技も乗りに乗っててかっこよすぎて目頭が熱い…この熱さって加治木がライダーじゃ出せないと思うんだよね。
力無きものの勇気ってのはいつだって心を震わせる。
ラストシーンでの2人だけの花火大会を演出する宝太郎達と、静かに手を繋ぐ加治木と聖って描写はもうあまりに青春恋愛もので仮面ライダーではおよそ中々感じないトキメキが胸を走った。
多分、こんな展開宝太郎とりんねじゃ出来んよね。加治木と聖だから出来たシーンかと。
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信じるが故に…宝太郎の厳しさ
一ノ瀬宝太郎という主人公はお気楽でお人よしというキャラクターであることをさんざ描いてきているが一方で結構厳しい人物なようにも感じる今日この頃
というのも前々回の錆丸vsドレットルーパーや今回の加治木vsバッテリーマルガムなど仲間が立ち向かうべき戦いには一貫して「アシストはするが解決は当人に任せる」というスタンスを崩さない部分が連続で描かれているからだ
前者はカメドーンマルガムの、今回はジャングルマルガムや実質無限湧きのバッテリーマルガムの相手をしなくては行けない状況ではあったのだがレインボーガッチャードにはガッチャーブラザーズという大変便利な能力があり錆丸に代わって、加治木に代わって戦ってやることは出来るはず
にも関わらず錆丸にはエクスガッチャリバーを貸し出してあくまで錆丸本人にトラウマを乗り越させようとし今回に至っては電撃をモロに喰らった加治木に向かって
「(バッテリーマルガムを倒して)今のうちだ!いけるか?加治木!」
なんかこう台詞から俺は手出さんぞ!って気持ちを強く感じてなんとなく笑ってしまう台詞
もちろんこれは彼が冷たいわけではなく信頼から来る突き放しというものだろう
9.10話でも聖が変化したバッテリーマルガムをただ倒すだけでなく心を救わなければ意味がない。そして聖の心を救えるのは加治木だけと信じて必死にアシストしていたしそれを見たミナトは
「ケミーだけでなく人の心も感じ取るのが宝太郎」という旨の発言もしている。
お人よしだが直感的に首を突っ込むべき問題か否かというのを判断できるクールな部分があり、問題に立ち向かう人は全力で応援する。そんなスタンスが個人的に宝太郎の好きなポイントだと今回で改めて感じた
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記憶の覚醒!ひっくり返る世界
掟をぶち破り普通の人にも錬金術を広める
グリオンに殺されてしまった後輩・錫屋の夢をミナトが宝太郎に託すシーン。完全に加治木回と思っていたのに「一般人の加治木に錬金術のことを明かす」という展開に絡めてミナトのストーリーまで進めてくるとは思わなかった。相変わらず話の運びが上手いな。
しかしその夢はあまりに歪んだ形で叶ってしまった
錬金術師が行ってきた一般人のケミーに関する記憶の封印がガエリヤによって一斉に解かれてしまい錬金術が意図せぬ形で世間に広まってしまうことに
街頭テレビでVチューバーの配信が流れそれによって情報が拡散されるという微妙にツッコミどころのあるシーンもあったが一気に不穏な最終章の幕が降りた感じだ
ちなみにあのVチューバー・草生フリーダはテレ朝の公式Vチューバー・桜葉ハグなんだそうだ
Vチューバーが役名もらってドラマで違うVチューバーを演じる…凄い時代だ
思えばここ最近錬金術やケミーは一般人に知られてはいけないという設定をおさらいがてらかなり押していた。
全てはここで基本となる舞台設定をひっくり返す為の布石だったわけだ
連合はカスだけど掟には全面的に賛成だったスパナからすれば絶対避けたかったこの事態。彼は一体どう動くのか。
ケミーを恐れる者、ケミーの力を手に入れようとする者、錬金術師は危険と弾圧しようとする者…民衆が敵になるって展開はまあまず激キツ展開になるの見えてるので正直ちょっとワクワクする。
前回も書いたがやはりこの状況で鍵を握るのはこれまでケミーと絆を結んだゲストキャラクター達だろうと思う。
次回
風車式バックブリーカーの人(ゴリラマルガム)!
風車式バックブリーカーの人(ゴリラマルガム)じゃないか!
顔を晒されアカデミーに突撃され、民衆の悪意が錬金術師に牙を向く!
その時スパナは!?
それではまた
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