前回 取り戻せ魂(ソウル)!スミに置けないお節介【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第5話】感想 迷惑じゃないならお節介じゃない
寒いより暑い方が圧倒的に嫌いな男 アメイジングRYOです。
てか寒さにも暑さにも強くないって何に耐性あるんだよ俺。実は毒とか効かなかったりするのかな。
『ドンブラ』臭が凄かった6話を語っていきましょう。
あらすじ
常夏が総理大臣を突如として辞任に追い込まれた。
驚くゴジュウジャーを更なる衝撃と混乱が襲う。
テガソードの里に現れたアーイーの持って来た手紙で常夏がブライダンと手を組んだことが分かったのだ。
常夏がボウケンジャーのセンタイリングの力で出現させた常夏冒険城に乗り込む5人。次々に繰り出される奇妙な試練を乗り越えた先にあるものとは。
そして熱海常夏、彼の願いとは果たして…
共闘!そして決闘!ベストフレンドナンバーワン!

おかしいな…
トンチキ回だと思ったのになんか謎だった主人公のバックボーン語られるし最終的にはいい話風になってる…
あっ、これ『ドンブラ』でやったところだ!
な今回。まずはバトル周りについて語って行こう。
やはり最大の見どころはウルフとドンモモタロウの共闘。方や自責思考の寂しがりやなはぐれ者、方や何でもできて皆に愛されるスーパーマンな総理大臣と真逆だった筈の吠と常夏はその心根に触れて互いに似ているところがあると知ることになった。
お気に入りの場面はドンモモタロウが召喚(サモン)したお供をファイヤキャンドルが燃やし尽くした後の炎の渦から飛び出すウルフ。かっこいい!
ファイヤキャンドルの肩を踏み台にして高くジャンプするドンモモタロウなども見どころ。あんまり生身の幹部でこういう演出ってない気がする。
ファイヤキャンドル役の三本木さんは役者としての能力が高く殺陣もかなりお上手だったんだとか。素面で槍を振り回す姿もかっこよかったね。
ちなみに城の前で拡声器を使い中にいるゴジュウジャーを呼ぶシーンは素の声がデカ過ぎて「三本木さんは拡声器の電源入れないで下さい」と注意されたとXでポストしていた。声量は人前に出る人にとって重要な武器だ!
話を戻すがウルフとドンモモタロウ。ともに背中を預け戦う中で失うことを恐れ手に入れることを躊躇する吠と並び立つ対等な者がいない悲しみを宿す常夏は互いにコイツなら決して失わない、彼なら自分を見上げずに同じ目線でいてくれると理解し絆を強めていく構成は綺麗だった。
最後の決め技〝一人桃千・ポジティブシャワー〟と〝ライジングレッドウルフ〟の演出は『ドンブラ』リアタイ勢なら多分みんな好きだし高評価なんじゃないかな。
〝桃代無敵・アバター乱舞〟のバンクをベースにそこにウルフの必殺技が違和感なくハマってるし特有のゲーミングカラーも再現してるし最後の2人の並んだポーズもナイス。
共通の敵であるブライダンが去ると友達になったとか、一緒に戦ったとかそんなんは全部一回脇に置いてそれはそれとして自分達の戦い、すなわち指輪争奪戦の決着をつける為タイマンの決闘に移行する感じは好きよ。
公式は度々「ユニバース戦士は倒すべき敵ではなく、譲れない願いを賭けて戦う対等なライバルである」と言っており今回を含めた常夏周りの話はそれを強く感じさせられるエピソードになっていたと思う。ユニバース戦士をどう見ればいいのかは常夏が教えてくれた。
ところで今回倒されたファイヤキャンドル隊のアーイーの名前はデンジス・パーク。これまでで1番元ネタ分かりやすい、てかそのまま過ぎん?
もちろん『デンジマン』のデンジスパークが由来だね。
「デンジス!」ってファイヤキャンドルの叫びと表情で悪者倒した筈なのにちょっと辛くなる…。やっぱりちょっと好感度高過ぎるなこの敵幹部。
今回の巨大戦の方はユニコーンが担当。挑むはブライダンの参謀Mr.シャイニングナイフ&Ms.スイートケーク。
シャイニングナイフ夫婦はロボットには乗らず自らが巨大化し直接戦うのね。やっぱり割とあっさり負けちゃったけど即復活する便利な幹部だ。
スイートケークは裏切った常夏に対して激しい怒りを見せており嫉妬深く裏切りを許さない性質のようだ。ヤンデレ上しゃまとはお得だなおい。
2人が夫婦喧嘩する回とかあると思うので期待。ファイヤキャンドルやブーケ嬢に比べるとまだまだ薄味だからね。
あとテガソードブラックはかっこいいね。単純なビジュアルとしてはテガソードん中じゃ1番好きかも。突進モードもあってお得な感じもするし。
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風雲常夏冒険城!トンチキほっこりドンブラ味

続いてトンチキ極まるドラマパート。
まず常夏が辞任に追いやられた理由が「ザングラソードってあれ銃刀法違反じゃね?」なのがたまらん。急に正論を言うな。あとそれ言い出すと今後ゴジュウジャーもユニバース戦士も全員逮捕される可能性あるぞ。
常夏冒険城では次々に試練という名の常夏がやりたかった遊びにゴジュウジャーが挑戦していく。ドッチボールで割とみんな和やかにやっていたのに竜儀が本気出し過ぎて空気凍るの好き。吠も引いてるし。やっぱり君が1番常識ありそうだな。
最大の見どころはおままごと場面だろう。竜儀のおばさんパーマが似合い過ぎてて凄い。ただでさえジジイが若返った高校生役をやらなきゃいけないのにその上でジジイ役をやらされる禽次郎役の松本さんは訳分からなくなりそう。
角乃の女子高生演技がちょっとツボ。やしろ優がモノマネする昔の芦田愛菜みたいで。
そんな惚けたドラマの中で語られた吠の傷。
普通の家の子供だった吠はある日兄と共にノーワンワールドに迷い込んでしまいそこで同じ境遇の人々とノーワンから逃れる日々を送っていたが次々と仲間はいなくなり結局ひとりぼっちになってしまった。10年ほど経った頃になぜか元の世界に戻ってこれて家に帰るがそこには既に新たな家族と幸せな日々を送る両親がおり全てを諦めて今の一匹狼になったのだというハードな過去。
「俺のいなくなった穴はもう塞がれてる」って表現は上手いなと感じた。今作のキーワードの一つである「円」を落とし込んだ台詞で、かつ行き場を失った吠の絶望も感じれる言い回し。
突然ノーワンワールドに移動し、突然戻って来れた秘密に関しては今後明かされていくのだろう。吠の話じゃ一緒に逃げていた仲間は皆消えたらしいがもしかしたら吠が知らないだけで同じ生還者が重要ポジションで出てくるかも知れないし。
緒乙の失踪もひょっとしたらこの突然起きたノーワンワールドへの転送に秘密が…?
緒乙=ブーケ嬢説がまたちょっと濃くなって来たな…
てか吠って小さい頃にノーワンワールドに迷い込んで10年経って戻って来たってことは最終学歴小学校中退の幼卒ってこと?
「カオスなことになってんな!」
ドラマパートもう1人の主役である常夏についても少し。
幼少期から何でもできてしまうスペックの高さから周りの誰もが自分を信奉してしまうという過去を持っておりそれ故に対等な友達に恵まれない孤独に苦しむ闇を心に抱えていた常夏。
スペックの高さと正論パンチのせいで嫌われまくった『ドンブラ』のタロウとは真逆ながらその根っこは同じというか。違いがあるとすれば嘘をつけるかどうかってとこかな。あと常夏は相手が何を求めてるかに敏感なとこあるからとにかく器用なのよね。究極に不器用なタロウとの大きな違い。
最初常夏が出て来た時はタロウとは全然違うと思っていたのに実は心の深い部分では共通点があるというのが明らかになった時は気持ちよかったね。
お供達とお友達になり変わっていったタロウのように、常夏は友を欲していたと。
ユニバース戦士はこうやって「オリジナルとは全然違うキャラクターだけどコアとなる部分には共通点を持たせる」という方式を取っていくようなので今後はそう言った部分にも注目していきたい。
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大獣神!?/ゴジュウジャー補ジュウ計画No.3

最後の最後にマントつけて現れたジュランおじさん
もちろんやって来たのはジュランおじさんではなくゼンカイジュランの元ネタ『ジュウレンジャー』の大獣神だ。初代『パワレン』でもあるので海外でも人気ある凄いやつ。
まあ私『ジュウレン』未履修なんですけどね!
まだ『ライブマン』までしか見れてないから『ジュウレン』はもうちょい先だ!
でもマントつけた大獣神はかっこよかったね。
全然関係ないけど最近『ゲッターロボ』が好きでブラックゲッターとかマントつけたロボットにときめきやすい精神状態だったので刺さったわ。
しかし気になるのはユニバース大戦でテガソード以外のスーパー戦隊ロボットは皆倒されロボの墓場に眠ってる筈なのになんで大獣神は出てこれたのかということ。
ティラノレンジャーのユニバース戦士の持つ力なのか、それともまた別の何かなのか
ユニバース大戦とかそこで倒した災厄とか『ゴジュウジャー』世界の根幹たるそこら辺に触れていく導入になりそう…かな?
次週を楽しみにするとしてここで今回の『補ジュウ計画』にも軽く触れておこう。
今回はザングラソードが銃刀法違反ということでどれくらい危険なのか調べる…筈が何故か真っ直ぐDXテガソードの宣伝をすることに。
何気に劇中登場人物がDX版の宣伝をガッツリやるのって珍しくて新鮮味あるな。これもフィクションと現実に間辺りをウロウロしてるこのシリーズならではの試みだ。
そしてテガソードの里に飾られているテガソードについての衝撃の真実が明らかに!
皆も入ろう!TTFC!
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次回
突如現れたティラノレンジャー、そして大獣神の正体とは!?
ときめきノーワンと陸王のときめきナンバーワンバトル勃発!
ついにゴジュウジャー、五人揃ってエンゲージ!
それではまた
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