前回 聖なる夜の届け物(プレゼント)【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ42】感想 ガチすぎミュージカル
『ゴーカイジャー』当時スーパー戦隊の知識が絶無に近く34戦隊全て観た上で必ずもう一度観よう!
と誓ってから結構経ったのにまだ16戦隊残ってて心折れそうな男アメイジングRYOです
老後に見ることになるかも分からん
『ゴジュウジャー』発表で終わりが近い…
そんな『ブンブンジャー』43話を語って行きましょう!
あらすじ
ブンブンジャー基地では皆が新年を祝い未来が書き初めをし、錠が祖父からたくさんの海鮮を貰ってきてそれを使ってブンブンがブンブン宝船カレーなるシーフードカレーを作ったり
しかしそこに始末屋コンビが神妙な面持ちでやって来た。2人の口から語られたのはBBGがハシリヤンによってコントロールされているというのが事実であること、投獄中の筈の玄蕃の父に突然罪が増えるというハシリヤンによるあからさまな報復があったという厳しい現状。
そんな中街に人の大切なものを奪い取ることでギャーソリンを集めるタカラバコグルマーが出現。
これにブンブンジャーが対応するも遅れてやって来た謝士郎は驚きの行動に出る。
そしてその様を見つめる青い革ジャンを身にまとう長髪の男の正体は…
15年経っても派手に行くぜ!まさかのジョー・ギブケン登場!
『ブンブンジャー』3回目の客演回!
今回はなんとなんと『ゴーカイジャー』から今や日本じゃ知らぬものなし。時にウルトラマンになり、時にゴジラと戦い度々特撮界隈も盛り上げてくれている名優 山田裕貴さんがゴーカイブルー/ジョー・ギブケン役で登場!
『テン・ゴーカイジャー』すらもう4年前なのに…
めちゃくちゃ忙しいだろうに…
それでもスーパー戦隊に駆けつけてくれる山田△
バクアゲタイムズによれば
「来るに決まってるじゃないですか。何年後だって来ますよ。僕のデビュー作ですから」
と言ってくれたんだとか…素敵やん…。
50周年記念の次回作『ゴジュウジャー』の客演のハードル『ブンブンジャー』のせいでめちゃくちゃ上がってない?
ゴーオンレッド、トッキュウ1号、ゴーカイブルー全員オリキャスで登場って凄まじいよ…
当時の衣装をそのまま着ての登場など愛に溢れた客演で嬉しい。革ジャンすんげーボロボロだけどそれもなんか15年の歴史を感じるし却って良いんじゃ無いかな。
片手を腰に回しながらの殺陣も原作通り。アクターさんは多分押川さんでは無いはず(クレジットにいなかった)だけど違和感はなかったね。
ブンブルーへのゴーカイチェンジも決める大盤振る舞い。ちなみにモバイレーツの「ブーンブンジャー!」という音声は東映サブスク声優 関智一さんによる新録なんだとか。今度プレバンでおもちゃも出るしな。
巨大戦でもゴーカイガレオンキーを使いビュンビュンマッハーロボを強化。しかしこれまでのゴーオンカスタム、トッキュウカスタムに比べて全身変わっちゃってるが果たしてこれでビュンビュンマッハーロボと呼べるんだろうか。
「見せてもらおう。宇宙海賊の大いなる力というのを」
というビュンディーの台詞もいいね。今回が初じゃ無いと思うけど、ゴーカイジャーが力を貸す側になったんだな…
戦いが終わり、ジョーから大也が託されたのは劇場版のニコーラ・キードアーの持っていたペンダント。ジョーという分かりやすいサプライズの後ろで劇場版の話が本編に関わって来るのは嬉しい不意打ち。
ペンダントが渡されただけではそれにいったいどんな意味があるのか分からないが、ニコーラや惑星トリクルも終盤の展開に関わって来そうだ。
てかハシリヤンって宇宙の反社で宇宙全体の癌だもんな。トリクルもゲンバも地球もみんなで力合わせて倒そうっていう『チェンジマン』終盤みたいな展開にも全然なりそう。
にしてもただジョーを出すだけじゃなく、謝士郎がいなくなるタイミングに合わせて出してゴーカイチェンジさせて逆に本物の謝士郎の喪失というイベントをより克明に描いたり、世界の全てを敵に回しても進むべき道を行くって志が宇宙海賊であるジョーの琴線に触れるって本筋の展開にきっちり絡ませた上での客演にしてたり明の時と同様、本当に細かいとこまで気が回った脚本だと思うよ。
裏切りの謝士郎!そして大也が…!
オンドゥルルラギッタンディスカー
ここ最近ずっと謝士郎だけは別行動&別軸のストーリーを進めていたがここでついにそれが顕在化。
ISAの常槍に与してブンブンジャーを裏切り解散を要求するという衝撃展開に…
まあ絶対敵を欺くにはまず味方からという定番展開だとは思うがそれでも今回は一気に最終章の幕が降りたって感じがしたな。
戦いが終わった後操縦席の隣に誰もいないのを見て寂しそうなブンレッドが印象的。顔は見えないし、台詞もないのにちゃんと寂しそうなのって凄い。
「ブンブンジャーは世界の敵になる」
そう言われ不敵に笑って見せた大也だったが彼はまだその意味するところを分かっていなかった。世界の全てが敵になる。その真の意味。
その一端をまざまざと見せつけられたのが今回のラストシーン。
大也の莫大な資産の全てがLightning Tecによって奪われてしまうという前情報出てた謝士郎の裏切りよりも遥かにびっくり仰天の展開が最後にぶち込まれた…
これまでブンブンジャーという組織を支えて来たのはひとえに大也の一代で築いた巨万の富。その土台が突然根こそぎ奪われるというのはこれはもうそうそうないレベルのピンチ。
「全財産無くなった」という展開でここまでヤバい!って思えるのはこれまで大也の金持ちムーブをずーっとやって来たからこそ。一年分の振りが効いてるってわけよ。これぞ4クール作品の強み。
世界が敵になる。それは知らない赤の他人に後ろ指を刺されるだけなんていう生ぬるいもんじゃ無い。
心より信じていた者に裏切られることなのだ。
幼い頃の過ちから早く大人になりたいと願い、恩師に導かれ莫大な資産という「余裕」を手に入れたことで誰かの悲鳴が聞こえるように、そしてその声を聞いて駆けつけれるようになった大也。
しかし今その「余裕」は奪われてしまった。
これは試練。自分に余裕がない時、その身を守るので精一杯な時に誰かを救うことは出来るのか。悲鳴を無視しないでいられるのか。
ヒーロー・範道大也を形作っていた全てがひっくり返されてもなお彼はブンブンジャーでいられるのか。
というのがFinal LAPの軸になって来そうね。
店ごと気前よく買っちゃう1話の大也を見た時にバットマンやアイアンマンみたいなアメコミのお金持ちヒーローみたいだなぁと思ったもんだが、実は大金持ちのヒーローが突然一文無しにされて裸一貫で戦うことになる展開ってアメコミにも多いのよね。
「〇〇は金持ちだからヒーローやってるだけ」みたいな意見に対するカウンター的な展開なんだろうな。
関連商品 S.H.F iguartsブンレッド
次回
全てを奪われた大也!
「悲鳴が、人の幸せを作るんだ…」
無情な言葉を吐く内藤にかつての恩師の影はなく…
ブンブンとお揃い(?)の白スーツスピンドーも現れ、まさに風雲急を告げる!
それではまた
おまけ
俺だったら北海道から来た帆立はもうちょい素材の味を感じれる食べ方をしたい。
カレーってもう全部カレーになっちゃうから
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