前回 ウキウキなミッション【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ10】感想
アンテナで一番好きなのはパラボラアンテナな男 アメイジングRYOです。
形がかっけえ!
他のアンテナあんましらねぇけど東宝のスーパー兵器もよくあそこからビーム出してるしかっけえ!
犬が自分の傷舐めないようにつけるやつもかっけえ!
それでは本文よろしく!
あらすじ
世界中に影響力を持つという大企業Lightning Tec.(ライトニングテック)の社長 内藤来太に呼ばれ会社を訪れた大也
来太は大也にとっての初めての依頼人であり大也が届け屋を生業とするのを決めたきっかけとなった人物だという。
来太の目的は届け物の依頼。内容は自分の部下の子供が難しい手術を控えているので勇気づけるためにその子の大好きな「ブンブンジャー」を届けること。
一方基地の謝士郎達は調からの報告で宇宙より地球に侵入者があったことを知る。
その正体はマッドレックスに続き現れたハシリヤン改造隊長キャノンボーグだった!
バトル良し!お話良しの良回!
今回はストーリー、アクション共に高水準な満足度の高い単発回だった。
大也の恩師の登場や新たな幹部の参戦など縦軸に絡んでくる部分もあったが、基本的なストーリーは「子供を元気にする為にヒーローが頑張る」という王道中の王道。古今東西いろんなヒーローがやってきたことであり、同時にこれが出来ずして何がヒーローか!というヒーローとしての義務のようなテーマだ。
大也の依頼に絡んだ描写自体は導入とラストのみで中盤は今回の依頼とは関係なく現れた苦魔獣 アンテナグルマーとの戦いがメイン。しかしそのラストが抜群。
颯爽とブンブンスーパーカーに乗って現れたブンレッドが(東京宝島で売ってそうな人形を持って)決めポーズをして手を振りそれに笑顔で手を振り返す子供とそのお母さん。
テレビの向こうにいたヒーローを前に目を輝かせるちびっ子と「凄いね!」と一緒になって興奮している保護者という光景はヒーローショーも年数回見に行く私が幾度となく見てきたこの世の幸せの極地とも言えるパノラマ。ヒーローとはこの瞬間のためにいると言っていい。そんなシーンで終わるのだからもうこれは文句ないよ。内藤がブンレッドの正体に気づくシーンも良き良き。
あとサブタイの「少年が欲しいもの」の回収が鮮やか
手術を控える少年が欲しいもの=ブンブンジャー
少年(と内藤から呼ばれている大也)が欲しいもの=少年の笑顔
って二つの意味がかかっていて最後にお互い欲しいものが手に入っているのだ。
次にアクションだがこれもハイレベル
まずは変身前の姿でネジレッタと戦う4人のシーンだがアイテムの変身ギミック起動をアクションに落とし込むキョウリュウジャーとかでよくやっていたやつ。これ嫌いな人いないでしょ?
敵の体や地面を使ってブンブンチェンジャーのタイヤをガリガリ回したりブンブンブースターのスイッチを押し込んだり。でも謝士郎のやつは多分実際やったらおもちゃズタズタになるぞ!
〝アンテナ乱れ撃ち〟によってアンテナを付けられ〝毒々電波〟でアンテナグルマーに操られてしまったブルー、ピンク、ブラックとレッド、オレンジのバトルも凄い。特に体を回転させながらのワイヤーアクションでスーパーカーを飛び越えながらピンクの攻撃をかわすレッドがかっこよすぎた。
ブンブンハンドル ロッドモードのスティック部分を持ち、ブンブンアックスを逆手持ちするピンクもやたらとキマっていてレッドの「本来の持ち方じゃない」という指摘もなんのその。
件の〝毒々電波〟はブンブンチェンジャー/ブースターの\ブンブーン!/で打ち消せるという設定もDXおもちゃの方に実装されてるが本編では使っていなかった機能を展開に落とし込んでおり販促まで上手い。
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改造隊長キャノンボーグ登場
新たに現れたハシリヤン幹部 改造隊長キャノンボーグ。
マッドレックスのようなパワータイプ、武人系幹部の後には頭脳派幹部が来るというのは少年漫画でも王道パターン。
このキャノンボーグもヤルちゃんの毒舌を軽く流してくれたり優しそうというか緩そうなやつなんだが最初はマッドレックス様もそうだったからね…いつ怖いことしてくるか分からんぞ。
「ボスのためならあいつを悪く!こいつを強く!」
って口上も怖い。サンシーター改造されないかしら。あたし心配よ。
キャノンボーグは触れるだけで苦魔獣をバージョンアップ出来るようでこれによりマッドレックスの時より戦いが一段階レベルアップすることが予想される。
ところでキャノンボーグの名前は例によって車系映画の『キャノンボール』が由来。
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そして今回あるキャラも車系作品に由来する名前だったのに気付いただろうか…
敵か味方か!?内藤来太!
テンテケテケテケテンテケテケテケテンテケテケテケ(BGM)
ナレーター「ナイトライダー 犯罪の渦巻く現代に蘇る正義の騎士」
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今回登場した大也の恩人である内藤来太の名前の由来はおそらく80年代に人気を博した車系ドラマ「ナイトライダー」が由来。
そこで気になったのはハシリヤン幹部が皆車系映画の捩りならば、車系ドラマの捩りである彼は敵なのだろうか味方なのだろうか。
世界的大企業の社長という背景や、大也の先生であり恩人という敵だったら盛り上がる要素やバックボーンを十分に持つ内藤
いつ「たまに感動してうるっとしたし、騙して悪いなあとも思ったよ」って金尾哲夫ボイスで喋り出してもおかしくない(アウトサイダーズでパワーアップしてたね)!
まあとはいえ仮に内藤が敵だったとしてもずーっと敵だったってことはないと思うのよね。それなら素直に車系映画のタイトルを名前にすると思うし。
あるとすれば誰かに改造されて敵にされちゃうとかね?
でも人を簡単に改造できるキャラなんて今はいな…ハッ!!!
次回
なに?仮面ライダーガッチャードのゴージャスタイムが終わった?
なら俺たちもゴージャスタイムだ!
参戦!ゴーオンレッド!
やばいゴーオンジャー見てない!
助けてレッドレーサー!
それではまた
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