前回 絆のチョコフラッペ!【仮面ライダーガヴ 第28話】感想 眩しくて戻れない瞬間
結婚願望はさておき子供は欲しい男 アメイジングRYOです。
「子供がいて良いところ」しか見ていない、子供のトロの部分に対する憧れでしかない願望だけど欲しいか否かで言えば欲しいのよ。
酸賀編も終わり本格的にストマックとのバトルに発展しそうな新展開スタート!だった29話の感想を語っていきましょう!
あらすじ
酸賀を絆斗が倒し一ヶ月が過ぎた。
ショウマの体調は完全に回復し3人の仮面ライダーは力を合わせてバイトのグラニュート達を倒しながら平和な日々を過ごしていた。
しかし平穏な人間界とは裏腹にグラニュート界、ストマック家では予想だにしなかった波乱が巻き起こる。
出奔していたジープが突如グラニュート界の大統領 ボッカ・ジャルダックの息女 リゼルを連れてストマックに帰ってきたのだ。
「私 彼女と結婚したの。」
闇菓子と人間に興味を示すボッカ、自由奔放に全てを巻き込み愉しむリゼルの出現とストマック家への逆襲を目論むジープの帰還で物語は新たなステージへ進む。
大統領家登場!ジープ兄さん絶対あかんやん…

新ビジュアルも発表されここから物語が次なる章に進むそのスタートとなった今回。
まずはストマック家と新勢力ジャルダック家について語っていきたい。
『クズ兄に「使えない」と言われ政略結婚させられそうになったので大統領の娘と結婚して兄を社長の座から引き摺り落とした話』
スカッと系かな?
と思いそうになるくらいかなり飛躍した突飛な展開だが何はともあれジープ兄さん帰還。おめでとう。2025年初登場です。
その結婚相手であるリゼル・ジャルダックはグラニュート界の大統領の娘で、壊れた物や壊れた人(ゾンビ)が好きという既にクソヤバそうな匂いムンムンのご令嬢。
…壊れた人が好きなら14話後のジープに惹かれるのも分かる気がするな。
演じる鎌田英玲奈さんは撮影当時15歳の中学3年生だったんだとか。可愛い笑顔の一方で気に入らない事があると露骨に不機嫌になり静かに周りを威圧するお金持ちのお嬢さんの怖いところを感じさせてくれた。
ジープはジャルダック家にストマックの機密を漏らして味方につけ自分とシータを引き離したランゴに復讐しようと考えているようだがそれも中々多難な道になりそうだ。
別荘の辺りの2人のやり取りでその力関係は明確に描かれていた。互いに愛し合う対等な関係などではなく結婚だの夫婦だのは名ばかりでジープは実質リゼルに隷属していて、リゼルはジープをせいぜい今お気に入りのおもちゃくらいにしか思ってない事が見て取れる。
ジープもリゼルにビビり倒してるし、拾って貰ったことに感謝はあっても妻として愛してはいなくて全ては自分と亡きシータの復讐を達成するために利用しているに過ぎないという感じだ。
こりゃまたろくな事にならんぞジープ兄さん…。
ところで『ガヴ』は実は「拾われる」という行為が作品を形成するキーワードの一つである。
1クール目の行く先々で色んな人に拾われるショウマなどはかなりその要素が強く出ていた。他で言うと塩谷さんに拾われて人生が開けた絆斗とか。
「僕が拾ったのは仮面ライダーでした」
そんなキャッチコピーが候補に上がっていたくらい「そこを骨子にして行こう」と考えられていたポイントなのだが、ここに来てジープも「拾われた者」になり敵方にもこの要素が出てきたのは面白いなと感じたね。
そしてグラニュート界大統領のボッカは異世界(人間の世界)と闇菓子に興味を持つ危険な男。
またランゴのエージェントを軽く突き飛ばして倒してしまうくらいの剛腕の持ち主。多分戦ってもかなり強いんだろうな。ラスボス候補?
富裕層に向けて闇菓子を売るために太いパイプを作ろうと考えていたランゴもこのブット過ぎるパイプには困惑。ただただ頭を下げて機密にしてきた人間界のことも話すしかなくなる。
いわば人間vs人間だった酸賀編ではさっぱり出番がなく、終わってようやく本来の敵であるストマックのターンになったのに開幕これって最もラスボスに近いキャラがお労し過ぎる…!
いつになったらかっこいいランゴ兄さんが見れるんだ!
あとよーく考えるとランゴ兄さん(ニエルブが報告してない限り)酸賀編丸々なんのこっちゃ分かってないの面白ぇな!
いつまでも何も知らないんだよこの人。
ちなみにボッカのモチーフは髭のようになった触手や翼っぽい頭部サイドの装飾からクトゥルフなのかなーとぼんやり思ってる。ストマック家の怪人体はみんな神話モチーフだしそれらより上の存在って考えるとなんとなくしっくりくるし。
ジャルダックというのはクロアチア語で「胃」という意味。英語で「胃」のストマックと合わせたネーミングだがクロアチアってもうどこなんだ全然分からん。
兎にも角にもジャルダック家の参戦で異世界の反社との抗争という比較的規模としては小さかったはずの『ガヴ』の戦いが一気にスケールアップし、文字通り世界を賭けた戦いになっていきそうなのでこれからも期待して観ていきたい。
最後に何気に好きなシーンの一つを。
リゼルがボッカに人間界に行ったことを話してるシーンでランゴがニエルブを睨んで「(やべ…)」って感じにニエルブが目を逸らすシーンがニヤリと出来る。
なんかんやみんな人間臭いんだよなストマック家
関連商品 仮面ライダーガヴ Blu-ray COLLECTION 1
まだラキアの人気出す気か!?

ヴラスタムギアが売り上げ続出するくらい人気あるラキアの人気が更に出そうな人間界ドラマパートについて語っていこう。
今回はバスケットボールの試合の助っ人駆り出されたはぴぱれ組。OPでは絆斗もはぴぱれの仕事をやっているのに実際はラキアがいる事の方が多いんだよな。
まあ絆斗は一応ちゃんと自分の仕事あるし日中みんなと一緒にいないのは当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
試合では華麗なドリブルからのダンクを決めたラキアだがこれはもちろんラキア役の庄司さんがバスケの心得があるからやれたシーン。てかバスケパート自体ラキアを目立たせるためのサービスシーンよね。
どうでもいいがグラニュートが使う人間の皮って脇毛生えてるんだね。細部までこだわった職人技だ!
最後パス回されてどうにも出来ずボールを抱え込んじゃう幸果さん可愛い。
あんなグラニュートが2人もいたチームに勝てるはずがないんだ。めげるなデスクワーカーズ!
「負けた事がある」ということがいつか大きな何かになるらしいぞ!
とはいえよく見るとスコアは68vs67だったので何気に超接戦だったりする。デスクワーカーズ強くぬ?グラニュート1人いたの?
時間を遡るが今回の冒頭、前回から一ヶ月経ったということで存在しない記憶のダイジェストで始まったのはちょっと面白かった。ラキアは酸賀の研究室に住み出したよとか、絆斗がラキアともちょっと仲良くなったよとかいちいち描くのは面倒だが大事なポイントをこうやって消化するのは上手い。
絆斗がラキアに持って行ったラッピングされた石は笑った。店員さんになんて言って注文したんだよ。
礼も挨拶も無しにふんだくって無言で石食べ出すラキアとちゃんと食べる前にお礼するデンテの社会性の差よ。絆斗が分かりやすくリアクション変えてくれてるのも芸が細かい。
そして新展開の裏で結構大事になりそうなみちるの家族、つまりショウマの祖父や祖母に当たる人間の家族についてのサイドストーリーも気になるね。
会えばみちるが死んだ事を話さないといけないし、第一「あなたの娘は化け物の子を宿してそれが僕です」などという地獄の告白までしなきゃいけないし、化け物の身内を受け入れてくれるのかなどショウマからすれば怖い要素目白押しで会うのに消極的になるのも分かるが果たしてどう決着するのか。
祖父母がショウマを「血なんて関係ない。貴方はあの娘の子供。私たちの家族よ」みたいに受け入れてくれるみたいな件あったら泣くかも
関連商品 DXフラッペいずゴチゾウ
リーダー現る!闇菓子でーきーたー♪

『ガヴ』にまたまたまたまた芸人登場!
そろそろスーパー戦隊くらいの人数になりそうだぞ!
今回登場したのは芸歴でいえばこれまででトップのこの方。ダチョウ倶楽部の肥後リーダーだ。
そんなイメージ全然なかったんだけど、いやあ例によって演技が上手い。普段のぽわーっとした感じから一転、コミカルでずる賢いTHE・小悪党を好演。表情の表現がめちゃくちゃ分かりやすいのも良い。
『ガヴ』は話題性じゃなく、演技力で芸人を選んでる感じがしていいよね。実際みんな上手いし。
体育館を縄張りにしており勝った選手や応援している人々の幸せをターゲットにスパイス集めをしていたこのグラニュート。リーダーが変身するんだからもちろんダチョウのグラニュート…
かと思いきや実際は猿のグラニュートであった。
個体名はオチル。猿も木から「落ちる」が元ネタで間違い無いだろう。
実際今回ラストでその名の通りにラキアに木から落とされおまけにケツに爆竹ポップコーンを食らう事になった。
「ヤー」「くるりんぱ」「訴えてやる!」など持ちギャグを連発するのも流れに沿った出し方なので邪魔になってないし笑いやすい。アフレコも全然変じゃなかったし凄いわ。
是非おでんフォームに倒されて欲しいが果たしてリーダーはどうなってしまうのか!?
次回
リゼル・ジャルダック その実力は果たして!
逃げたオチルが潜んでいたの銭湯!?
熱湯風呂にオチルを落として桜井さんたちを救い出せるのか!?
それではまた
コメント