前回 ノエルのおくりもの【仮面ライダーガヴ 第16話】感想 賢者る2人
お雑煮のお餅は2個の男 アメイジングRYOです
お腹空いてるから3個とか、体を気にして1個とか融通利かせません。常に、何があろうと、決してブレずに2個だ。
三角の面積を求める時に今日は調子がいいからって3で割っちゃいけないのと一緒。これはルールだ。
明けましておめでとうございます!
本年も読者の方と一緒にヒーローを応援して行きたいと思いますのでどうかよろしくお願いします!
おせちもいいけどプリンもね!?な『ガヴ』17話を語って行きましょう!
あらすじ
新年を迎え、商店街のお餅つき大会で初めてのお餅つき&お餅料理に舌鼓を打つショウマ
楽しい雰囲気の中、餅つき大会の会場で御手洗さん家のタケシが失踪してしまったという話を耳にする。タケシは親切な少年で家出をするようなタイプではないらしく顔見知りでもあった幸果は話を聞くことに。
裁判所や映画館で起きた大量失踪事件と関わりはあるのか。ショウマは絆斗にも相談して互いに捜査を開始。
一方、件の事件を起こしたラーゲ9の元にニエルブが来訪。
ランゴすら知らない怪しい2人の怪しい「契約」が結ばれ、戦いは苛烈さを増していく…!
ダークライダー参戦!エビバディ ヴラム ヴラム!
まずは年明け一発目から早速参戦したダークライダー 仮面ライダーヴラムと変身者のラーゲ9について語って行きたい。
クラゲは英語でジェリーフィッシュ。ゼリー状の魚という意味で、そんなラーゲ9が変身するのに基本フォームはゼリーじゃなくプリンなヴラム(ゼリーフォームは登場確定済み)。
まず思うのは変身ベルトの『ヴラスタムギア』ってネーミングがちょっとかっこよすぎない!?
ってこと。
名前の由来は図形の錐台の英語(Frustum)から来ているらしい。ちなみにプリンの形は正確には円錐台(circular truncated cone)である。
ヴラスタムギアの変身シーケンスを終えると巨大なプリンにヴラムが包まれ、それをどこからともなく現れたスプーンが掬っていって全貌が明らかになるという『ガヴ』のライダーらしいポップで、お菓子モチーフ全開なエフェクトが敵ながら愛らしい。身体中にプリンが張り付き、最後にスプーンが耳に刺さるという文章にするとシュール極まりないがこれでいかにもダークライダーなヴラムが仕上がっているのだから凄い。
2本のピンと立ったスプーンはさながらアンテナのようでミリタリーのヘッドセットとか、はたまたサイバーパンクなヘルメットか。とにかくそんな印象のスタイリッシュなものになっている。
バトルシーンで印象的だったのは変身していながらグラニュートとしての能力(触手)も使ってガヴとヴァレンを天井に叩きつける場面。
怪人が変身するパターンはシリーズの長い歴史で珍しくないが怪人としての能力を変身後にも併用するのはあんまりないはず。ラーゲ9の優秀さや、能力の厄介さはこれまでで描いてきたのでヴラムの強さに更に説得力が出る描写だ。
そして新年早々ボコられるヴァレン…前回強くなったと思ったのにあっという間だったな。まあ化け物同士の戦いに首突っ込んでる人間(人間じゃない)って言う『アギト』のG3みたいなもんだし、さもありなんではあるんだが。
ガヴのガヴガブレイドを受け止めて逆にブレイドを操作してガヴを吹き飛ばす一連の動きの後自分も地面に倒れ込むヴラムがかっこいい。なんかこう決め過ぎないかっこよさがある。
ヴラムのことは一旦置いてラーゲ9の話もして行きたい。
裁判所、映画館に続いて狙ったのは高齢者を対象にした詐欺防止セミナー。セミナーを受けにきたおじいちゃん、おばあちゃんや講師をまとめて幸福にしてヒトプレス化するのだがこのシーン『クウガ』のゴ・ジャーザ・ギを思い出し中々の嫌悪感に襲われた。
グロンギといえば悪名高いジャラジが有名だが、個人的に効率重視で弱いものをまとめて殺すジャーザの方が嫌いなのよね。
自身の能力があまりにもヒトプレス集めに向いているが故に地道に稼いでるチョールを「ちまちまちまちまご苦労さん」と馬鹿にするのもなんとなくムッとする。チョールが好きとかじゃないけどなんとなくね。
というか神経毒で人間を幸せに出来るって能力今更だけどいくらなんでもヒトプレス集め特化過ぎてとても自然に持って生まれたものとは思えないんだが。ラーゲ9の協力者がランゴ達に気に入られるように改造し後付けした能力とかなのでは?
つまりその協力者もグラニュートや人間の体に精通した科学者ってことになるな。ということは…
え!?まだマッドサイエンティストキャラ増えるんですか!?
ニエルブと秘密裏に手を組みヴラムに変身することになったラーゲ9。その目的はもちろんガヴとヴァレンを倒したら貰える報酬なのだろうが彼は一体何を望むつもりなのか。
どうでもいいけど本性を表したラーゲ9にニエルブが言った
「僕の前では素の君でいてよ」
って台詞が告白みたいでなんか好き。ニエルブの夢女子が喜ぶぞー。
…いるのか?
あと知らんうちに裏切られてまたしても何も知らないランゴ・ストマックさんになってる長兄の運命やいかに!
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善意に付け込むクソ鳥 チョール
続いて今回のグラニュート チョールについて。
名前の由来はもちろん鳥類。めちゃくちゃ鳥だしな。
グラニュート体の時の声を演じたのは前野智昭さん。イケメン、オカマ、ロボット、獣人…とにかく色んなキャラを担当されている声の幅が広い声優さんだ。
個人的には『プリリズRL』のヒロ様のイメージ。
全然特撮と関係ないけどね。観ておいた方がいいですよ『プリリズRL』は…!!
使っている人間の皮は若い女性で、赤いスカーフをわざと飛ばし拾ってくれるような善良な人間をターゲットにするという人の善意に付け込む悪質なやり方でヒトプレスを集めていく。
やはり闇菓子中毒者は駆逐せねば…!
赤いスカーフを飛ばす
↓
優しい人なら拾ってくれる
↓
拾ってくれた人に感謝する
↓
喜んでもらえて嬉しい…してる人をヒトプレス!
という流れを想像すると余計に腹立たしい。
ランゴのエージェントから貰った報酬が少なかった辺り数が少ないのか、はたまたさほど質が良くないのか。ラーゲ9じゃないがあまり効率的な集め方じゃないのに質も微妙じゃ正直やり方としてはダメよね。
戦闘ではあまりいいとこもなくガヴとヴァレンに圧倒されるもラーゲ9に助けられることになったチョール。後半戦でいいところはあるのか
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絆斗の疑念。ショウマの心痛
前回、賢者れたね〜良かったね〜なんて言っていたが引き続き微妙にギクシャクが続いているこの2人について。
絆斗は前回の異様にグラニュート界を恐れるショウマに(何か隠しているのでは?)と疑念を抱いている。本当にこの作品は話が早くて助かる。
絆斗が僅かな違和感を「まあいっか」で済ませず、感じたらその違和感を徹底して持ち究明しようとし続けてくれるので次の展開にスムーズに繋がるし見ていてストレスが無い。
今回グラニュートと思われる女をショウマが逃したことを攻める流れからも分かるが多分絆斗って「なんか隠してる」なんてぼんやりしたレベルじゃなく「ショウマってもしかしてグラニュート?」ってくらいまで当たりつけてそうな気配がある。
一方、ショウマもショウマで絆斗の言動から自分が疑われていることに気付いている。これまた話が早くて助かる。
グラニュート界に絆斗を行かせないようにしたのはそこでストマックの者達と交戦したりしたら自分の正体がバラされるかもと思ったからだし、結果的にチョールを逃したのは幸果の前で変身して自分が化け物と知られたくなかったから。
大切な人ができ、帰るべき場所が手に入り今のショウマには失うものがある。
だからこそそれを守ろうとしての詭弁。
それにショウマは自分自身で苦しんでいるのだ。結局自分は自分のことしか考えていないんじゃ無いのかと。
でもそれって結局のところ自分で「グラニュートは化け物」「人間は化け物を受け入れない」って決めつけてしまっているからであってもう少し幸果や絆斗を信じてもいいんじゃないかな…
と思うんだけど、まあそれが出来たら苦労しないのよね。そもそもバレずに行けそうならその方が波風立たない訳だし。
しかしこのままズルズル秘密が続いていくと香村脚本のことだから
「嘘や秘密をいつまでも隠してるとこうなるんだよぉ!ドーン!!」
てな感じですんごい嫌なバレ方しそうでね…。
ほら新ビジュアルにヴァレン暴走フォームみたいのもいるしさ。
精神に異常をきたす暴走フォーム×禁断の正体バレが最悪のベストマッチ!したりしてさ…
とにかく我々はこのいつ爆発するか分からない爆弾を抱えながら視聴を続けていこう。スリルあるなあ。
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次回
ニエルブがラーゲ9を酸賀の下に!?
チョールの暴風が吹き荒れる!?
ケーキvsプリンの行方は!?
それではまた
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