碧き王者【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ35】感想 貰い物にはご注意を

スーパー戦隊

前回 夢を運ぶ車【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ34】感想 この戦隊、秘密が多い!

ブンブンジャーFINAL LAPポスターの宇宙海賊旗が気になる男アメイジングRYOです

ゴーカイジャーまで来るの!?

アニバーサリー作品並みに豪華になって来たな

てっきり来ても車系戦隊だけかと…

今までの流れ的にまず間違いなくオリキャス来るんだろうなぁ

FINALも気になるけどまずは3rd LAPラストを語っていきましょう!

あらすじ

範道邸を訪れた先斗。そこにビュンディーの姿はない。

ブンブンは自分の過去の全てを語り出す。

なぜライセンスを失ったのか、なぜハシリヤンに堕ちたのか、いかにして抜け出したのか

そこに秘められたビュンディーへの想いとは

一方、ディスレースブンブンが元ハシリヤンと知り混乱しているであろうブンブンジャーを一気に潰そうと畳み掛けの策を弄そうと動き出す

今こそディスレースとの決着をつける時!

ブンブンの過去。しかしブンブンジャーは揺るがない

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/boonboomger/episode-guide/detail/1244160_3963.html

まずは前半のドラマ部分から

ついに語られたブンブンの過去

BBGのライセンスを持つ凄腕のレーサーながらチャンピオンになることは叶わないという立場だったブンブンはある日「ファン」と名乗る者にマシンの強化パーツを貰ってしまう。

自分のことを好いてくれる人がいるというのは自己肯定感を高めてくれるし気分が良い。ブンブンはすっかり気を良くしてその強化パーツを使ってしまうがそれが転落の始まりだった。

レース中事故を起こした上にその強化パーツ自体がレギュレーション違反の違法パーツであると判明しライセンスを剥奪されてしまった…

いや知らん人から貰ったパーツなんか使うな!!

これは正直かなり迂闊だぞブンブン

とはいえ、ブンブンは元々ネガティブ気味、自己肯定感低めの性格もあって自分に尽くしてくれる(ように見える)相手からのこういうハニートラップめいたものに引っかかりやすそうではあるが…

それでもチームメイトのビュンディーには迷惑はかけられないと自分だけがライセンスを失い、ビュンディーには何も飛び火しないようにして表舞台から姿を消した。

走る喜びも、仲間も、ファンも何もかも失い荒れた生活を続けるブンブンを拾い上げたのがワルイド・スピンドーだった。

1人寂しく孤独だったブンブンに寄り添い、居場所を与え共に新たな夢を与えたスピンドー

弱った心、まして人間不審になってるブンブンスピンドーの甘言はあまりに効きすぎた。薬物とかにハマっちゃった人の話みたいで全体的に嫌な生々しさがあるよな…

やってる事自体は大也に近いのがまた…

無論もちろん当然ながら全てはスピンドーの謀略。ブンブンの技術力を手に入れるために1から10までスピンドーの仕組んだことであった。

苦魔獣を生み出すシステムもブンブンが作ったものとのこと

しかしここで未来が一言

「元に戻るんだからブンちゃんの優しさが出てるよ」

ま、眩しい!眩しすぎる!!

あなた1話で大事なドレスとか苦魔獣にされたのに秒でその返しができるってあまりに陽の人過ぎる。良いとこ探しのプロか?

今回の見どころはこの「揺るがないブンブンジャー」だろう

ブンブンの過去は後ろ暗く、ブンブンのやったことで多いに迷惑を被って来たはずのブンブンジャーだが誰一人としてブンブンを責めない。

1人先走りすぎた大也や、過去の傷からブンブンジャーを抜けた玄蕃。時にチームや仲間に不審を感じたりもしたがそれを乗り越え、まだチームでいれているブンブンジャーにとってもはやブンブンの過去を知りそれで思いが逸れるものなどいない。

ただ受け入れる。よく話してくれたと飲み込む。

唯一怒りを向けたビュンディーすらその理由は

「悪に身を堕とすほど苦しんでいたのになぜ自分を頼ってくれなかったんだ」

という悔しさから来る怒り。ラストで素直に謝り合っていたのがとても微笑ましい。

ブンブンの過去は確かに重いが受け止める器はとっくに出来ていたんだなぁ

ブンブン「もう逃げないよ」

という言葉に

「お前は逃げちゃいない。今までもずっと戦ってきた。」

ってフォロー入れる謝士郎も良かったな。

そう。ブンブンは基地に隠れたりはしていたかも知れないけど逃げたことはなかった。自分の過去に苦しみながらも大也と一緒に夢を見て装備を作りそれは対ハシリヤンへの重要な武器になったし、ブンブンジャーロボになって苦魔獣を倒して来た。

何より自分が悪いことしてるって分かった後すぐに大銀河警察と協力し、一緒にスピンドー逮捕まで行ってるんだからもうこの時点で贖罪が済んでると言っていいレベルで頑張ってるよ。

警察が腐ってたからスピンドーは実質ノーダメだったなんてのはもうブンブンがどうにか出来る話じゃないしさ。

この一回はブンブンのおかげで逮捕まで行ってるって設定が上手い。見てるこっちもブンブンのやらかしをチャラに出来る。

関係ないけどスピンドーブンブンに言った

「あんたには負けの美学を感じる」

って台詞は個人的に結構共感できるのよね。

ブンブンに負けの美学があるってわけじゃなく、結局最後は勝てないんだけどその姿が美しい人っていると思う。その人が勝っちゃうと好きなんだけど「あら?」って気持ちになっちゃうみたいな。

バイキンマン的なこと?ちょっと違う?

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碧き王者!ブンブンジャーロボチャンピオン君臨

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/boonboomger/episode-guide/detail/1244160_3963.html

続いてバトル周り

今回のトピックは最強ロボ ブンブンジャーロボチャンピオンの登場

『トランスフォーマー』ウルトラマグナスのようなカラーリング、そして重厚さが持ち味のまさに最強の姿というに相応しいボリューム感が素敵。

これまで額にあったブンレッドの面の横に他のメンバーのマスクが並んでいるのもメインのブンブンジャーロボの顔含めて6人が本当の意味で一つになったという感じがしてストーリー的にも意味のある造形になっている。

等身大のチャンピオン同様これまでのブンブンカーの力を換装無しで次々に使うことが出来る。

本体がかっこいいのでどの装備も似合うがやはり銃よりはハンマーや剣みたいな近接武器のがかっこいいな。

多分普通に地球でも使って行くんだろうけどブンブンジャーロボチャンピオンは宇宙背景が似合い過ぎるので宇宙でのバトルが本編でまだあると良いな。

等身大バトルの話もしていこう

前回、隠し事が多い!と未来から言われたブンブンジャーだったがブンブンの過去を知りついに今度こそ本当に全てを曝け出し、何一つ秘め事のなくなった初期ブンブンジャー6人は最高にバクアゲな状態に。

子供っぽいのにこういう肝心な時には「お前らだけでバクアガれ!」って一歩引ける先斗って大人だよな。

バンクじゃない名乗りにブンブンも参加して熱い。ピンクがあのポージングのままピタっとしてるの体幹凄いなってなる。ただよく見るとブンブンの名乗りの時にはちょっとピクピクしていてニヤリ。まあそれも未来っぽいからセーフセーフ。

皆カスタマイズの力を使いながらエフェクトも派手派手で見応えあり。ピンクブンブンハンドルの刃側を持つのって11話でもやってレッドに指摘されてたな。オレンジのアクションもキレキレ。

あの開脚しながら回転しながら起き上がるアレ。たまに見るけどかっこいい。正式な名前なんて言うんだろうか。

オレンジと宿敵ディスレースのタイマンは短いながらかつて「スキルが足りねぇんだよ」と足蹴にされた雪辱を見事に晴らし圧倒し返していて痛快。

皆に文字通り背中を押され、惑星ブレキの人々の思いを乗せたオレンジ〝バクアゲチャンピオンドライブ〟ディスレースの防御を破る!

やっぱりメンバー誰でも使える必殺技だからその回の担当が決めるみたいなこと出来て作劇上めちゃくちゃ扱いやすいなこの技

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再建隊長ディスレース、散る!

転載:https://www.toei.co.jp/entertainment/tv/boonboomger/episode-guide/detail/1244160_3963.html

26話で初登場し今回で退場となったディスレース

話数的には9話しか出てなかったんだな。

登場以降、戦士としても策士としてもデキる上司としても玄蕃の宿敵という物語上のキーパーソンとしても極めて高い能力を発揮しその隙のなさに「どうやって勝つんだ?」と思えてしまうほどの強キャラオーラを放っていたのだが

蓋を開けてみると強化形態と最強ロボにやられるいつもの幹部キャラのような扱いで終わってしまった。

この部分は個人的にちょっと「お話の都合」を少なからず感じてしまった部分だ。

前話までがあまりに隙のない強キャラだったので今回だけで処理されることに違和感があるというか。

段階挟まず急に負けたな!って気持ちになるというか

言い方を変えるなら今回で退場させるなら事前にもうちょい戦闘面でもメンタル面でも何かしら格を落とす展開を一回挟んで欲しかったなと。

まあ主人公側の最強装備&最強ロボの初陣チャンピオンブンブンジャーの初陣はマッドだけどあの戦いはちょっと色々事情が違うしな)で倒されてるんだから敵としては最上の扱いとも言えるんだけどね。

私がディスレースに惚れ過ぎてしまったから出てる感想かも知れないんだけどさ。

今回3rd LAPラストってこともありブンブンの過去を受け入れたり、秒でビュンディー助けに行ったり、ディスレース倒したりと全体的にちょっとテンポ早かったよね。

ディスレースの言葉を借りるなら

「おいおい!巻き進行にも程があるぞ!」

まあこの後まだISA内藤さんの謀略、ハシリヤン本家を任されている最高幹部グランツ・リスクとの戦い、そしてスピンドーとの決戦にゴーカイジャーとのクロスオーバーってやること山積みなんでどっかで巻かないと描ききれないんだろうな

ちなみにグランツ・リスクの元ネタは『グランツーリスモ』だね。元がレースゲームでのちに映画になったやつ。

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次回

未来のバイト仲間、アキ登場!

あれ?貴方お兄さんが急に踊り出したりしません?

まさかの登場2人目のブンピンク!?

Final LAPも爆上ヨホホーイ!!

それではまた

次回 夢へと走る道【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ36】感想 最短ルートじゃなくたっていい


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