前回 運命の出会い、愛憎分岐点(ジャンクション)【仮面ライダーガッチャード45話】感想 思い…出した(全員)!
中学の時先生に土下座したことがある男アメイジングRYOです
そんな酷いことやったわけじゃないんですけどね
なんというか土下座をそれほど重いものと思ってなかったというか
俺の土下座は〝軽い〟ぞ?
さあさあ物語はまさに佳境のガッチャード46話を語ります!
あらすじ
ガエリヤの撒いた黒い粒子により封印されていた人々のケミーに関する記憶が覚醒してしまった
加速度的に広がる混乱、拡散される情報はもはや錬金術による記憶操作では処理が間に合わない状況に
それでも人とケミーが共に歩める世界を信じ続ける宝太郎。だがそんな期待を足蹴にするようにケミーの力を手に入れようとする野生のチンピラが現れてしまう
最悪の事態を前にスパナは…
ゴーレム剛力再び!
今回は予想はしていたがかなり辛めの回だったのでまずは軽いところから
かつてマルガムとなったサブマリンの狩谷やジャングルの矢吹同様に今回再登場を果たしたゴリラのゴーレム剛力
ガッチャーブラザーズのアントレスラーを見て「旭のとこの人形か!」と反応してくれたのがちょっと嬉しかった
マジェードを捕まえて得意の〝風車式バッグブリーカー〟を使うがこの際わざわざ技名を叫ぶのがややシュール
しかしマジェードこれに対し「掴まれた瞬間に体を反転させる」という宝太郎が特訓で身につけた攻略法で見事回避。錬金術師に同じ技は2度も通じぬ!
りんね、一晩中背中ボキッ!ってされてる宝太郎見てたもんな…ファン人気も高いであろう5話の要素が存分に発揮されていて本筋がかなりシリアスで気持ちが落ちる展開も多かったがゴーレム剛力周りに関しては素直に楽しめた
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露呈する人間の醜悪な一面
さてここからが本番
今回最大の見どころはケミーの記憶が蘇ったことで始まる醜く弱い人々の暴走
もちろんガエリヤによって記憶を呼び戻されライダー達の前に立ち塞がる再生怪人ならぬ再犯犯人達は厄介だが倒して仕舞えば終わり。もっとも厄介なのは「マルガムになるほどの悪人ではないが確実に混乱を助長する存在」だ
代表的なのは今回再登場のたっちゃん
彼は時にライターに記事の捏造を強要する編集者(14話)、またある時には恋人を突然いらないと振っておきながら身勝手に復縁を迫るチャラ男(23話)
今回3度目の登場では配信者になっており、いたずらにケミーの情報を拡散し人々を混乱させ、未成年である宝太郎達アカデミーのメンバーの顔を晒し上げアカデミーにズケズケと突撃し生配信する昨今流行りの迷惑系何某のような蛮行を厚顔無恥にも正義面で行う酷い人物
しかし彼は実は今回含め一度もマルガムになっていないどころかケミーを目撃もしていない。
たっちゃんはとりつく島もない悪党なのではなく端的に言えば「クズ」。
思いやりがなく、自分が良ければいいと人を振り回し、承認欲求のままに平然とセーフラインを超える。そんな人間性故に関わった人を皆傷つけるが本人は要領良く生きていて自分の問題に気付かないしこういうやつに限ってまあまあ充実した人生を送ってる(偏見)
巨悪じゃないからマルガムになることはなくシバき倒すことも出来ないという一番質が悪いやつ
ただ個人的にたっちゃん周り以上に嫌〜な気分にさせられたのは女の子からケミー(のぬいぐるみ)を取り上げた連中
奴らはケミーがどういう存在なの分かっていない。ぬいぐるみと見間違うくらいだから下手すりゃ「ケミーの記憶が戻った一般人」ですらない。
ただ拡散された情報により「ケミーが有益で価値がある」ということだけは一丁前に知っていたので本物かどうかの違いもわからないのに女の子からぬいぐるみを取り上げたのだ。
これってなんか自分は「転売◯ーみたいだな…」って思ったんだ
ほら、あの人らってフィギュアとかプラモとかカードとか買い占めるけどその作品の事とか一切知らないじゃん?
でも金になるのは知ってんのよ。そういう情報だけは持ってんの。だから群がって欲しがる。それが何なのかも知らないのに。
迷惑系何某っぽいたっちゃんに転売◯ーっぽい女
人間の悪意の描き方が凄く令和的だなあ…
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グリオンは人に憧れてる…?
今回最大の衝撃シーンは我らが金おじグリオン様関連。
アトロポスに幼き日のりんねが着ていた服と同じものを着せ風雅がりんねにしていたように膝に乗せて絵本『錬金術師の大いなる道』を読み聞かせるシーン。
言いしれぬ気持ち悪さで本当にゾワッとした…
そしてグリオンがアトロポスを特別扱いする理由はかつて見た風雅とりんねの親子や家族という関係に憧れたからだというのも判明。
にしたって完全にトレースしなくても…
ここで私はこれまでのグリオンの言動や行動も合わせてグリオンは人間に憧れていると確信した
まずグリオンは冥黒王が作った人形であり人間ではない。にも関わらずグリオンは親子、家族という関係に憧れて冥黒の三姉妹を作った。
グリオンは世界の全てを金に変えたいという願いを持つが思えばこれもわざとらしいほど人間臭い。黄金に価値を感じるのは人間だけなのだから
そして42話 のアバンでの冥黒王達との会話でグリオンは2人に「力を追い求め人外に成り下がった」と言っている。この「成り下がる」という言い回しは人間を上に見ていないと出ない表現。
また同話で金剛カンパニーの真美と愛し合っていたと思われるシーンもあったがこれも人間を学ぶための恋愛ごっこだったのではなかろうか。
以上の情報からグリオンは人間になることを望み近づくために人間らしいこと、真似事をしてきたのではないかと私は考える。
しかし小さい頃のりんねをモデルにアトロポスを作って、あの日見た風雅とりんねと全く同じことをしようとするのが家族という関係のガワしか見ていなくて本質を理解していない感丸出し、まさにごっこ遊びっぽいのが哀愁がある。結局人間を全然理解できてないというか。
ついに対立!スパナと宝太郎
暴徒と化した人々によって鏡花が傷つけられことをきっかけにスパナは連合のトップに立ちケミーの廃棄を決めついに明確に宝太郎と敵対することに
宝太郎とスパナの考えはスパナ初登場の3話から全く違っていた
ケミーを知りたい、友達になりたいからケミーを集める宝太郎と社会を乱すケミーを回収しなければならないという使命感で動くスパナ
スタンスの違いは明確ながら結局ケミーは理由はどうあれ集めなければならない状況だったので対立まですることは無かったがここで遂に表面化
相変わらず積み重ねがちゃんとしているので今回のスパナの行動も唐突感なく「スパナならそうするよな」と納得できる
人の悪意に引き寄せられケミーの意思に関係なく人をマルガムに変えてしまう危険性。個人がその力を手に入れれば良いことも悪いことも出来てしまう人が持つには大きすぎる力。ケミーは悪い奴らじゃないが間違いなく社会を混乱させてしまう存在であるというのは一年間バッチリ描いてきた部分で、スパナが危険視するのは当然で寧ろ基本スパナ側の意見が正しいのは明白
だからこそ人とケミーが歩める世界を夢見る宝太郎にとってあくまで現実と正論を持って立ち塞がるスパナは敵ではないが「越えなければならぬ壁」
スパナを納得させられなければ共存はあり得ない
見ようによっちゃラスボスだなスパナ…
あと次回仮面ライダーヴァルバラドになれてるってことはマッハウィール達はスパナに協力してるってことよね?
スパナが勝てば自分達が廃棄されるのにそれでも付いていくマッハウィール他スパナ派のケミー達…覚悟決まりすぎてる
ところでぶっちゃけ素直に殴り合ったら今のヴァルバラドではガッチャードに勝てないと思うんだが今回何気に黒い炎コントロールしてたよね?
黒炎ブーストで強くなったりするのかヴァルバラド
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次回
ケミーの廃棄を決定したスパナと夢を諦めない宝太郎が大激突!
勝つのは夢か!現実か!
公式曰く「これが最後のライダーバトル!」
その決着に刮目!
それではまた
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