前回 壊す【仮面ライダーゼッツ Case23】感想 名を捨てて実を取る
夢オチといえば『ウルトラQ』の『1/8人間』を思い出す男 アメイジングRYOです。
アレは最後夢オチなのに面白いんだよな。
夢オチが叩かれるのは最後の最後、それまでの積み重ねとか全部ひっくり返してしまうからであって適切に使えば全然手法としてアリだと思う。
まさかの夢オチ!?な24話を語っていきましょう!
あらすじ
Eradicate the nightmares.(悪夢を討て)
万津莫の人生を捨てCODEのエージェント コードナンバー:セブンとして生きることを決めた莫の変わりように美浪達は困惑するばかり。
一方、ついに目を覚まし現実に戻ってきたねむをレディが迎え入れていた。
「お母さん…?」
ねむの問いにレディは語りだす。自身がCODEのエージェントだったこと、ねむの複雑な生まれ、そして自分がねむの母であることを。
愛する娘のためCODEを崩壊させようとするレディ、ねむを見つける約束を果たそうとするセブン、暴走するセブンの処分を決定したCODE。
壮絶な乱戦が全てを壊していく。
中盤に夢オチ!?そして第二部へ

まずは衝撃のオチの話題から。
自分のナイトメアを倒したことをきっかけに本当のエージェント セブンとなり莫の夢主を救う戦いが始まった。
富士見のナイトメアを現実に出現させてしまい悪夢が拡散した。戦いの中でCODEに裏切られた元エージェントのノクスに出会った。ゼロを失いCODEの真実を知らぬまま戦いを続けた。
シックスが死んだ。ファイブが死んだ。ノクスを信じ切ることが出来ずついに自らの手を汚した。人生を捨てた。ねむを見つけた。レディが死んだ。そして自分も…
その全ては夢だったのだ。長い長い悪夢。
目が覚めた時そこにあったのは見知った天井。莫の時間は1話のラストまで戻ってしまった…
いや、これは…
いいね。面白い。
ぜーんぶ振りだったわけだ。これから始まる第二部への。
『ギーツ』は1クールごとに世界観がリセットされるという斬新な手法で一年間楽しませてくれたがその派生というか。流石はゅぅゃ先生。
2クール使ってバッドエンドルートを主人公の悪夢として我々に見せ、結末を知った莫がこのいわば2周目プレイでいかにしてハッピーエンドに辿り着くのかを第二部で描いていくわけね。
どこがバッドエンドの分かれ目だったのか。
富士見の悪夢を叶えてしまったとこ?
ノクスを説得出来なかったとこ?
シックスやファイブを死なせてしまったとこ?
万津莫の人生を捨てたとこ?
まさにアドベンチャーゲームのルート分岐を探し出すかの如くこれまでのターニングポイントを改めて莫と共に追いながら我々は周回プレイを楽しめる。
いや面白い!斬新だ!
やりようによっては前半のイマイチさをぶっちぎれるくらい楽しくなるかも。
ただ一応まだどっちが現実なのかは分からないんだけどね。ひょっとしたら今回のラストでスリーに撃たれた莫がCODEの技術で「1話からやり直す」という夢を見せられているだけで、やはり1〜24話までが現実という線も無くはない。
まあここ最近やけに景気良く死人が出てたのは今思えば明らかにリセットを前提にしていたからこそだし十中八九次回からが現実なんだろうけど。
しかしなんだって莫はこんな極めて詳細な予知夢を見れたのかってのが謎よね。そこは2周目のハッピーエンド、トゥルーエンドで明かされる謎なのかな。
ところでバッドエンドになってしまった原因についてだがやはりノクスを説得出来なかったのが大きな原因じゃないかと思う。
シャドウナイトメアから助けてあげたまでは良かったけどそっから夢主を救うの優先でほぼ完全にノクスをスルー。邪魔されても適宜対応するだけで自分から絡みに行こうとしなかったのがダメだったんじゃないかな。
てか莫ってセブンになると良くも悪くも仕事人間過ぎて可愛げがなくなるんだよな。前にシックスとファイブに話しかけられても無視で繋がりを持とうとしなかったし。
みんなと仲良くなること。それがハッピーエンドへの鍵なんじゃないかな。
狂える母性…眠らない女(ザ・レディ)の正体

ミムラ凄かったね。ミムラ。
目覚めたねむに優しい眼差しを向けたかと思いきやねむが現実を受け入れないとすぐさま顔をガッと掴むとこの表情の切り替えからはじまり、終始恍惚とした妖艶さと既に壊れてしまってるんだと理解させられる不安定で儚い演技に魅力されたね。
彼女の正体は元コードナンバー:ツー。
他者を洗脳する時に「S」の字を描くように手を動かすがあれは「2」の反転だったんだね。
ドリームラーニングの後遺症で精神を病み、ナイトメアに夢を侵され、子供を授かるという夢を見ていたところをナイトメアに襲われたことで現実に赤ん坊が現れた。それがねむ。
これって「子供を授かるがそれを奪われる」というツーの悪夢が中途半端に実現してしまったってことなのかな?
ナイトメアによって産み落とされた歪な命を自分の子供と思い込み、ねむを救うためだけにCODEを滅ぼそうと考えたってバックボーンは中々ゾクゾクするねぇ。
明らかに正気じゃない。エージェントとして生きてきて人生を捨てた筈の彼女だったが、心のどこかで子を育てるという普通の幸せを夢見ててそこに本当に赤ん坊が出てきてしまった。
どんな形であれ授かったこの命を守らねばと母性が暴走し強行に出た。偽りの娘への狂愛は彼女から眠りさえ奪ったのだ。
美浪が「莫が夢と現実の境が分からなくなっている」と言っていたが、それはレディもなのかも。
ねむの言葉を遮って「私が産んだ。」っていうシーンの表情が好き。もうそれが彼女の中では現実なんだな。
怪しげで何も分からなかったレディの「人間」の部分が一気に見えてきて魅力的になったし同時にすっごい怖くなってきたね。
カタストロ無双!しかし最強はハジキや

最後に今回のバトルパート周りについて。
CODE基地での攻防は画面の彩度がやや抑えめでそんな中で特殊部隊とナイトメアが戦うから『THE FIRST』とか『アマゾンズ』とかに雰囲気近かったね。
カタストロムが次々に現れるナイトメアを軽々粉砕していく様は爽快感がありシリアスな物語の空気を紛らわしてくれた。やっぱりかっこいいなカタストロム。アーツも出るらしいので皆も買おう。
ナイトメアを倒すたびに基地が盛大にぶっ壊れていくのでこれじゃどっちが怪人か分からない。おまけにCODEの命令も聞いてくれないしそりゃ処分しようみたいな話にもなるよな。
助けを求める職員も無視して戦うことを選ぶシーンは変わってしまった莫を分かりやすく描いていて悲しい…。
ポイズンナイトメアを倒した後のカットとかめちゃくちゃ決まっててかっこいい。
ディザスターも楽々瞬殺してこりゃカタストロムがいりゃ負けないわ!と思っていた矢先にTier表が早速変わる事態が!
S 見えない実銃←new!
A カタストロム レディ
B ノクス ファイブ シックス
カタストロムは変身してないとこ狙えばいいもんね。レディはそもそも生身だもんね。結局見えない特殊部隊にハジキ持たせんのが最強よ。
なんて身も蓋も夢もないパワーバランスだ。
でも実際前から実銃がやけに活躍するんだよなこの番組。ファイブもシックスも小鷹の銃にやられてるしレディも今回バンバン撃ち殺してるし。
エージェントものっぽくて悪くないけど。
ロードスリー初登場回なのに実銃が強い!ってイメージばかり残る。ゼッツを圧倒したとはいえ満身創痍のとこをボコっただけだもんな。
最後に関係ないけどついに登場したコードナンバー:ゼロの本体について。
レディにねむが付いてきたのを知った時の「悪いことばかりではないようだな…」ってシーンの笑顔が凄く悪い大人でやっぱこいつも信用できんな!ってなった。
川平慈英さん、いい役者だよ。
次回
『ゼッツ』は魔界村システムを採用していた?
今度こそハッピーエンドに辿り着けるか!?
次回、第二章開幕!
それではまた
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