前回 恐怖莫大!お化け屋敷でリボンは笑う【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第40話】感想 あれは角乃ではない。はるかだ。
物作りが本当に苦手な男 アメイジングRYOです。
でも最近はプラモ作るようになりましたね。
30MMとかモデロイドは簡単でありがたい。説明書さえ読めれば誰でも作れる。
あれを小さい頃からやってたりしたらもうちょっと器用になってたかもしれない。
『補ジュウ』計画復活も嬉しい!
語っていきましょう!
あらすじ
愛した陸王はゴジュウレオンでリボンの仇という事実に激しく打ちのめされるブーケ。陸王もまたブーケから大事な人を奪ったことに苦しんでいた。
一方街を歩いていた吠達は角乃と真白がノーワンと一緒にいるのを目撃する。
人間を見てもゴジュウジャーを見ても襲う様子のないこの珍妙なノーワンこそが女王の切り札とは夢にも思わず吠達はナンバーワンバトルを始めるが…
異形のもの作りノーワンと女王覚醒

まずは物語のキーマン…いや中に取り込まれた人的にはキーウーマン?のもの作りノーワンの話題から。
まずデザインがこれまでのノーワンに比べても一際異形。上記画像転載元のゴジュウジャーナルにて設定画もあるので気になる方は見に行ってみよう。
もの作りという概念がモチーフだけありろくろや「手」に重きを置いたデザインでありハルシネーションワードはミミズクらしい。顔に張り付いた手は「生み出す者の苦悩」をデザインに落とし込んでるとのことだが取り込まれた人の境遇を知ると「悲しみに塞ぎ込み世界から目を背けている」ようにも見える。こういういろんな見方が出来るの楽しい。
生成素材になった人間はすでに死んでいるというガオレン回で一度やった設定を再利用しながらやはり鬼ノーワン同様に異質さを引き立ててるのに活かしているのもいい。
中に取り込まれているのはテガジューンを生み出した天才科学者で娘を失った絶望から娘の生きている世界を作り出そうとテガジューンやノーワンワールドを作ったのだとか。
そんな人が生み出したのがノーワン…
NO 1→大切な一人娘を失った。
ただ一つの自分にとってのナンバーワンを失った人。
悲しい…あまりにも。
ナンバーワンを取り戻すみたいな意味もあるのかな。更にいうとブライダンが結婚式モチーフなのもなんだか悲しくなってくる。
今回のナンバーワンバトルの決着の付き方も個人的に結構好き。ナンバーワンバトルってのは言ってしまえばゴジュウジャーとノーワンによる意地の張り合いなので基本的に技術以上に心で勝つ事が重要なんだ。
相手に「負けた!」って思わせりゃ勝ちなのよね。
それで行くと今回の暴走したもの作りノーワンが人や物を次々に生成し街がめちゃくちゃになって行くのを見たゴジュウジャー達の自分達には何も出来ないと動けなくなる様やユニコーンが膝から崩れ落ちる様はまさしく心を折られているってのを分かりやすく映像で見せていた。
そこからのテガジューンの勝ち宣言。そして静寂を切り裂くアナウンスで決着。ここ良かったね。
極めてイレギュラー且つ物語的にも重要な存在だったもの作りノーワンだが運命の乗り手となった途端体が崩れ出した辺り多分テガジューンに取り込まれておしまいなんだろうな。ノーワン達はこんなものになりたかったのか。彼らにとっては女王と一つになれる事に大きな意味があるんだろうけど。
あと一度テガソードゴジュウティラノに倒された後吹き飛んだ腕からもの作りノーワンが再生するシーンも不気味で良かったね。
それと何かと不安定なもの作りノーワンに献身的に尽くした金アーイー ソッキン・グダムについても少し。
名前の由来はもちろん『キングオージャー』
妙に甲高い声がどことなくヤンマの側近シオカラを思い出す。意識したのかは謎だがアイアイザー キングプロテアに生えた羽根がトンボっぽいからひょっとしたら…?
次回ノーワンワールド突入でいよいよブライダンとの決着が見えてきた。
下手すりゃ2週間後のクリスマス回で決着かも。
ほいで年明けからはvs厄災かな?
破壊のブーケ誕生!プリキュアコンビの絆

続いてブーケ周りの話題を。
いや前回に引き続きまるぴさんの演技が迫真で凄い。
アバンの「妹を!返してください!!」もブーケを演じる事よりも必死さや悲痛さに振った奪われた者の叫びになっててそれがめちゃくちゃ悲劇性を強めてくれた。
破壊のリボンってふたつ名は単にリボンの危険な本性に掛けたものだと思っていたが、慈愛が破壊に変わる。すなわちブーケに継承されるふたつ名だから慈愛と破壊で韻を踏んだネーミングだったのね。
まるぴさんはドスの効いた声もかっこいいから破壊のブーケも似合う。
笑顔にすべきファンから笑顔を奪ったことに苦しむ陸王を救ったのは意外にも竜儀。ゴジュウジャーの中では最初から一緒にいた唯一の組み合わせだけあり思えばこのコンビはデカい役割こそないが度々「ここはペアですよ!」って見せ方をしてきていた。
そんな2人の絆がここに来て発揮されたのはついにって感じだったね。
ちなみに私だけかも知れないがこの2人を『補ジュウ計画』のネタに因んでプリキュアコンビと呼んでいる。みんなも呼んでいいよ。
テガソードゴジュウティラノというやろうと思えばこれで1話作れそうな美味しいネタをここで初解禁し、竜儀自身が自分とテガソードの関係をファンと推しと表現し(自分を含め)陸王が今まで笑顔にしてきた人のことを忘れるなとアドバイスする流れは綺麗だ。
個人的に好きなのは竜儀が自分のテガソードへの信仰を「推し」っ言うところ。これ多分普段の竜儀に「テガソード推しなの?」なんて聞いたらなんか言い返してくると思うんだよね。
「私のテガソード様への信仰をそんな俗な言い方するな!」みたいな。
でも今回敢えて陸王にメッセージを伝えるために自分の小さいこだわりを捨てて「推し」なんて似合わない言葉を使ったんだと思う。竜儀はそういうことが出来るやつだから。
テガソードゴジュウティラノの格ゲーコンボも静と動のコントラストがいつも以上にハマっててかっこいいしエフェクトが気持ちよかった。
陸王は優しいやつだけど誰かを傷つける存在には容赦しない。だから暴れるリボンも倒したわけだし。そのスタンスをブーケにも貫くことを宣言するシーンは陸王のブレなさが出ててこれもいい。
予告のタイトル的に次回で陸王vsブーケは決着の様子。
どんな結末を迎えるのか注目だ。
ちょっと気になった部分

最後に細かい気になった部分について少し。
禽次郎が替え歌歌いながら歩ってそれを碧にツッコマれ
「そうか。」
って笑顔で返すシーン。別になんて事ないんだけどこの一言で爺さんっぽさ出てるのめちゃくちゃ凄いと思う。
本筋に関係ないけどちょっと「おお…」ってなった。
あと角乃周りのカット。
みんなが揃ってるシーンに角乃が映らず、逆に角乃がアップになるシーンには皆が映ってないカットが多くおそらく撮影済みの回だったんだろうね。
旧角乃を切って新角乃のカットを足したんだと思われる。これ私も言われて気づいたんだけどね。
これからもちょいちょいこんな事ありそうだな。
次回
突入ノーワンワールド!
囚われたグーデバーン!始まる再教育!
陸王vsブーケ!悲劇の決戦の行方は…!
それではまた
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