前回 アンブレイカブル・ウルフ【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第9話】感想 借金も繋がり
最近はdアニメストアで『ゲッターロボ』を観て昭和を感じている男 アメイジングRYOです。
特撮好き…というかオタクやってるとアニメや特撮でガンガン昭和に触れるからそんなに昔にも感じなくなって来るのよね。
全国の『怪傑ズバット』ファンが沸いた10話を語っていきます!
飛鳥ー!!
あらすじ
ひょんなことから角乃がバイトしてるのを目撃してしまった禽次郎。角乃はそんな自分を知られたくないようだ。
そんな2人の前に現れた昭和ノーワンの仕掛ける昭和ナンバーワンバトルに2人は勝てるか?
禽次郎!見せてやれ、君の令和に生きる昭和人の意地を!
次回「イケイケドンドン!昭和が来た!」ご期待ください。
『ゴジュウジャー』の真似は危ないですから絶対しないよう気をつけましょうね。
また東映が元号を私物化している!

『Over Quartzer』並にひたすら元号を言ってた今回。
昭和に生まれ平成、令和を駆け抜けた設定実年齢はスーパー戦隊どころかゴジラシリーズより歳上の禽次郎とTHE・令和女子の角乃の2人をメインに据えた昭和ナンバーワンバトルパートから見ていきたい。
基本的に終始笑える穏やかな回で前回、前々回とはまるで空気が違ったね。てかクオンが1人だけテンション間違えてるみたいなレベルだからアイツのいるいないでだいぶ変わるな。
今回の怪人 昭和ノーワンは非常にいいキャラで今回の馬鹿馬鹿しい空気作りに大きく貢献。cv.は島田敏さんだ。コミカルな役やらせたら本当に今なお第一線のベテラン声優。ところで『ガヴ』の方にはもう出番ないんですか?
「モーレツ」「ガチョーン」「普通の男の子に戻りたい」など細かく昭和ネタをあちこちに仕込んでくる台詞回しや、バトルシーンでも蚊取り線香やTVの砂嵐をモデルにしたビームを撃つなど昭和愛に溢れた怪人だが
「昭和はあの不便さがいい!」
などと言ったのが不味かった。
「不便さがいい」なんて文言は明らかに後に生まれた便利な時代に生きる者の、昭和が好きなだけの平成・令和生まれの言葉である。
本編でも指摘されていたが当時の人は不便さがいいなんて絶対言わないだろうからね。まさに語るに落ちたといったところ。
角乃の「なんでノーワンが昭和を知っているの?」という疑問をちゃぶ台ひっくり返しで誤魔化した辺り多分本当に昭和好きなだけのやつなんだろうな。
これに対するはちゃんと昭和を生きている禽次郎(譲二)。今回ちょいちょいスタンドみたいに譲二が出現してくれたのが嬉しかったポイント。
メンコのルールに引いてる角乃をチラッと見る禽次郎の表情が「(若い子はそう思うか〜)」とでも言っているようで面白いというか顔の作り方が良き。あとゴーゴーを踊るシーンが2人ともあのレトロ衣装が似合っていて可愛い。
笑える回ながら禽次郎を「老人でありながら若返った結果どの時代にも属していない時代のはぐれ者」と形容するのが『ゴジュウジャー』のキーワードの一つ「はぐれ者」と上手く付合していて収まりがいいし、あの頃は良かったなどとしがみ付いていては前進は無いという前向きなテーマも感じられて単なるバカ回でもないのが嬉しいところ。
あと昭和ノーワンが世界をじゃなく一定空間だけを昭和に変えるってのが面白いポイントでこれにより昭和の世界から眺める令和の景色というなんだか素敵で情緒あるシーンが生まれた。
昭和に見た夕焼けも、令和の街に立つタワマンやビルがもたらす明かりも全て等しく美しい。どちらがいいなんて事はないんだなあ。
そして今回とびきり驚かされたのはやはり唐突にぶっ込まれた『怪傑ズバット』だろう。
元々『ゴジュウジャー』は散々特オタからズバットだズバットだと言われていたからね。そして敵が昭和大好き昭和ノーワンと来たらここで出さずにいつ出すってなもんで結構大きく扱われていたね。
実は私も大のズバット好きでね…数々の昭和特撮を見て来たがマジで昭和特撮じゃ1番好き。昭和という時代が生んだ2度と再び生まれないリメイク不能の奇跡の名作・怪作・奇作と呼べる逸品。
あんまり長く書くとアレなのでいつか『怪傑ズバットの魅力を語る』みたいな記事書きたいな。
あと劇中で角乃が用意したズバットグッズは割とマジで欲しいぞ!ポップアップストアとかやってくれ!!
ところで今回昭和、令和に対して平成が触れられな過ぎたが『補ジュウ計画』であの平成を私物化したやつらにも触れながら思いっきりネタにしているのでみんなも入ろうTTFC。
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テガソード様がいっぱいだぁ!さらば往歳巡!

昭和ナンバーワンバトルとは別軸で動いていた吠と竜儀の巡救出パート。
巡はしばらく敵側かなー、ブラック大獣神とか出て来てるしなーと思ってたらなんとあっさり今回で片付いてびっくりしたわ。
巡、出番短いけど好きだったよ。ゴジュウジャーを導いた者という功績は大きい。出番なくなっても今後度々ファンに触れられることだろう。
操られた巡の乗るブラック大獣神を前にしたゴジュウジャーを手助けするテガソードはウルフにニンニンジャーのセンタイリングを使わせこう告げる。
「昭和バトルの余波で昭和のバイタリティと指輪の忍タリティが呼応し究極に高まっている!」
何言ってんのか分からん!!
壮大な梶裕貴ボイスで誤魔化すな!!
意味わかんねーぞ!!
さておきテガソード様が5人になる奇跡が起きたので勝ち確だ!
次々にテガソードが必殺技使うとこは素直に熱いしかっこよかったね。ブラック大獣神もビジュがいいからやられ役も様になる。
これは後にテガソード様5体合体とかあるのか、はたまたそれぞれのメンバーのテガソードが別のパワーアップをするのか。
普通に考えたらレッド以外に固有パワーアップの線は薄いから共通の強化装備が来てそれを交代制でそれぞれのテガソードが使うパターンかな。
「ここは決めるとこだろ!」とか言ってみんなをまとめようとする吠が微笑ましい。前回のこともあって戦隊って繋がりを1番大事にしてるだろうしな。
巡は居なくなったが強力な復元(リゲイン)の力を秘めたジュウレンジャーのセンタイリングは敵の手の中だろう。果たして今後使われるのか否か。
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お久しぶりの“慈愛の”ブーケ嬢

最近はすっかり強火リクオニストでテガソードブルー絶対潰すウーマンというイメージに塗り変わっていたブーケ嬢だが、第一話では指輪に手を出そうとする吠に忠告するなど敵や人間にも優しさを持って接するまさに“慈愛”のふたつ名を持つに相応しい人物だったというのを覚えているだろうか。
今回は久しぶりにその慈愛っぷりを垣間見た。
テガジューンに忠誠を誓いながらも巡を意のままに操りバーサーカーに変えるというのに対し明確に嫌悪を顕にしクオンに食ってかかるなど非情なやり方に意を唱える。
結局テガジューンには逆らえず、そしてテガソードブルーを見るやグッズの恨みが再燃し躊躇していたブラック大獣神も普通に召喚しちゃうのはご愛嬌…でいいんだろうか?
あれ?結局ただの厄介リクオニストじゃないか?
でも公式によるとブーケがテガジューンに意見したのは「テガジューンを愛するからこそ、こんなやり方は間違っているのでは?」と感じだかららしいので今回のブーケはやっぱりちゃんと慈愛してますね。
慈愛してるってなんだよ。
バトルシーンでは自身の愛機カレンデウス同様に二丁拳銃を武器に立ち回りウルフとティラノを撹乱。幹部も生成(ジェネレイティブ)で武器を出現させるってのは初情報だったな。
ブーケと陸王の因縁が果たして今後どう絡まっていくのかに期待だ。
陸王ってまだゴジュウジャーの中じゃ背景見えな過ぎてちょっと浮いてる感じあるし例の誘拐疑惑晴れてからが本当の仲間入りみたいな感じなのかな?
関連商品 S.H.Figuartsゴジュウウルフ センタイリング付属版
次回
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鬼ごっこナンバーワンは果たして!?
それではまた
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