前回 イケイケドンドン!昭和が来た!【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第10話】感想 昭和が産んだ怪作
ゼロノス、ゼイン、イービルトリガー、ユニバースガオレッド
中村優一さん 三大特撮制覇どころかなんならもう一回ずつウルトラマンと戦隊やって全部2周してるみたいな人になれる可能性あるんじゃないかと思う男 アメイジングRYOです。
優一をよろしく!
『ゴジュウジャー』ズバット編(?)は終わっていなかった!?11話を語っていきます
あらすじ
自分に恨みを持つという2人の指輪の戦士を撃退しサンバルカンとジュウオウジャーのユニバース指輪を手に入れた陸王。
テガソードの里には往歳からの贈り物と共にオカリナを奏でる風変わりな男がやって来ていた
男の名は等々力 凱亜(とどろき がいあ)
ガオレンジャーのユニバース指輪を持つ野獣遣いであり、一角の野獣を追っているという。
そんな折に現れた鬼ごっこノーワンとの鬼ごっこナンバーワン対決にゴジュウジャーと凱亜は共に挑むことになるがこのノーワン、何やら様子がおかしい?
また恋人になんかあんのか…。早川健感凄いぞ等々力凱亜

前回唐突な『怪傑ズバット』ネタで沸かせてくれた翌週にズバットの主人公の早川健感凄いやつ出て来て混乱しております…。
まずは今回のゲストキャラクター 等々力凱亜について書いていきたい。
いかにも風来坊といった風体にオカリナ吹きながら現れる冗談みたいな登場シーンと「変わっちまったな。この街も。」というハンバーグ師匠みたいな文言でいきなりやられたね。笑うよこんなん。
「誰だと聞く前に名乗るのが礼儀だろう。鬼ごっこナンバーツーさん?」
いやもう早川さんじゃん…。
「日本じゃあ二番目だ」のやつじゃん。
しかしながらこんな宮内洋がやらなきゃコントの世界のキャラを中村さんは見事に好演。コント感を突き抜けるように大真面目にやっているのでシュールな笑いこそ生まれどキツイ感じにはなっていないのが流石。
侑斗やってた頃からは考えられないような重低音ボイスがキャラに説得力を与えてると思うね。
劇中度々吹くオカリナはなんと全て中村さん本人の演奏なんだとか。元々吹けたとかじゃなくこの為に指導を受けて練習し身につけたというからリコーダーすらろくに吹けない身としては拍手ものよ。
瑠菜という恋人を一角の野獣に奪われたというどことなく侑斗感あるバックボーンで素っ頓狂なキャラから一気にシリアスな面も見せてくれてこの辺りの切り替えも中村さんの技が出てるポイントかなと思う。
バトルシーンでは野獣に対応した楽器を演奏することでアニマル系戦隊を操ることが出来る『一獣一奏』を固有能力に持つが
・各楽器の練習が必要(ひょっとしたらおまけでどんな楽器も巧みになるのかも知れないが)
・自分は演奏に集中するので動けなくなる
・性質上複数人を同時に操るのは困難
・大量の楽器を持ち歩く必要があり適宜取り出すのも手間
・アニマル系戦隊は結構いるがそれでも通用する相手がピンポイント気味
と言った具合にパッと思いつくだけでも難点がいくつもあり何気にぶっちぎりのハズレ能力なんじゃねーかという気がしないでもない。むしろこんな能力で上手くやってる凱亜が凄いと本人の株が上がるレベル。
出てくる楽器がカリンバやらマラカスやらケーナやらあまりメジャーじゃないものばかりなのは面白かったね。田中健以外で吹く人いるんだケーナ。
今回と次回はガオレンジャー編に位置付けられているようなので履修済みだとまたいろんな感じ方が出来るんだろうなあと思うが、アタシはまだ未視聴でしてな…。今回とかも気づかなかっただけで小ネタいっぱいあったんじゃないかと思う。
凱亜のキャラ自体は面白くて好きなので後編もガオレン分からないなりに楽しめると思うので期待だ。
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陸王回…でいいのか?

次に凱亜関連以外の部分に目を向けていきたいが、今回は陸王回というような構成になっていたと思う。
思うのだがぶっちゃけ「にしては陸王の掘り下げ甘くない?」ってのを強めに感じてしまった。
アバンの誰にも見られていないところで陰ながら努力してるってとこは良かったね。その後のユニバースジュウオウイーグル、ユニバースバルイーグルとの戦いも短いながら面白かった。
キャッチャー中澤さんの変身したバルイーグルがちょっとムチっとしているこだわりもいいね。どう考えてもバルパンサーだろアンタってのは置いとくとして。
ジュウオウイーグルの指輪の戦士を演じたのは橋渡竜馬さん。『ウィングマン』のスーツアクターと1話での不良役が記憶に新しい。
バトル関係でいうと後半のガオレッドとの戦いで『一獣一奏』対策にジュウオウイーグルの野生開放を使ったのも面白い使い方をしていて好印象だった。
バルイーグルの〝飛羽返し〟も使ってくれて嬉しかったね。話逸れるけど〝飛羽返し〟って分かりやすい必殺技があるせいで必然的にフォーカスされるのは二代目の方のバルイーグルなの寂しいよね。仕方ないんだけど。
しかし前半の鬼ごっこが終わった後の凱亜の「相手を巧みに操り支配する。お前には野獣遣いの才能があるようだ」という陸王への評価は一体どこを見てそう思ったのかさっぱり分からなかったし、吠を見て誰も縛らず誰にも縛られない自由を手にするって場面も陸王がルールに縛られているとか、誰かを支配してしまっての苦悩とかがさほど描かれてないので
「ここからが白夜陸王シーズン2だ!」
という台詞もどうも浮いているように感じてしまったのが正直なところ。
もっとゴジュウジャーを手足のように使うみたいな場面があったり、鬼ごっこノーワンのルール押し付けに苦しむみたいなシーンがあればもっと説得力が出たと思うんだけど。
強いて言えば支配してしまうってのはアイドルとしての魅力でファンの心を掴んでしまうから他の誰か(アバンの指輪の戦士達)が迷惑するって部分にかかっている言えなくもないがだとしたらもっとそこを深掘りしないと後半の盛り上がりに繋がらないよなと。
やはり正味25分の尺の中で凱亜のような味の濃いゲストとまだまだ謎多き陸王のようなレギュラーキャラの掘り下げを同時にこなすのは難しいのか凱亜の面白さに反して陸王のパートに関しては少々荒さを感じた。
話は変わるが吠が鬼ごっこを放棄して鬼ごっこノーワンをボコボコにするのはらしさが出ていて2話のトレジャーハントバトルで見せたアウトローっぷりを思い出した。
そもそも〇〇ナンバーワンバトルってゴジュウジャー側が乗っかってあげてるだけで全部無視してボコボコにしたっていいのよね。だから今回みたいにルールとか知らん!も許される。
でも最後はタッチしてあくまで鬼ごっこで終わらせ勝つとこに負けず嫌いとナンバーワンへのこだわりが出てるなと感じた。
操られてもウルフデカリバー50の能力を巧みに使って強引に『一獣一奏』を突破したり吠のパートは見せ場も多くて良かったな。
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次回
恋人を奪った一角のノーワンに凱亜が挑む!
大獣神に続きガオキングも登場!
そして陸王も新たな力を手に入れる!?
それではまた
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