スーパー戦隊は現在49作品中累計33作品視聴済みの男 アメイジングRYOです。
絶対34作品全部履修してからもう一度『ゴーカイジャー』を観るんだと誓って早数年…。
まだまだ先は長い…
全ての作品を見てはいないが愛ならきっと負けないつもり!
ということで出来れば全49作品見てから行きたかったが『全スーパー戦隊展』行って来ましたので写真と一緒に感想とレポートを書いていこうと思います!
ウルトラマンも仮面ライダーも成し遂げられなかった途切れず走り続けた50年に刮目せよ!
入り口

というわけで初日にやって来ました東京ドームシティ。
『クウガ展』以来なのでそんなに間を置かずに再び来訪。
今回はドームシティのプリズムホールというところでの開催だ。土日に行くとコスプレイヤーみたいな人らがいっぱいいる辺りだね!
今回前売り券は買わずに突撃。会場入り口左にあるチケット売り場でサクッと当日券が買えるのでそこで購入。
『クウガ展』の開催されたGallery AaMoと違いプリズムホールは広いので入場の規制も特に無く、チケット買えば待たずにすぐ入れるし前の人がつかえて進めない!みたいなトラブルもなくゆっくり楽しめるので慌てずにいきましょう。

例によって撮影可能エリアとダメなエリアに分かれているがダメなエリアは撮影に使用されたプロットの展示ゾーンが主で立像やロボット、おもちゃやミニチュアの置かれたゾーンは基本撮影可能なのでご安心を。
ただし全館動画はダメなのでそこはご注意を。
ちなみに会場のロビーには…


『東京ドームシティアトラクションズ』がまだ『後楽園ゆうえんち』と呼ばれていた昭和・平成初期戦隊のものから現在最新の『ゴジュウジャー』までの歴代のヒーローショーポスターも張り出されている。これはTDCA開催ならではだな。
「後楽園ゆうえんち(シアターGロッソ)で僕と握手!」
というワードも50年目…。スーパー戦隊の歩みの隣にはいつも後楽園がいた。凄いなあ。
あのCMになると全員一人称が「僕」に固定されるもんだからマーベラスの「僕」の違和感ヤバかったなあ…。
途中コロナが原因で一時期ヒーローとの握手という文化が危ぶまれもしたが現在はちゃんと握手も出来るし歓声も上げられる。本当に良かった。
まだ入ってもない段階でダラダラと書いてしまった。
いい加減入場しよう。
ルーム1:動く戦隊の肖像画!?

このルームは残念ながら撮影NGのエリアなので文章だけの説明とさせていただく(上記画像はルーム1のイメージです。)
入ってすぐにだだっ広い円形のエリアがあるのだがここから早速ワクワクが止まらない。
円形のホールの壁に我々を囲うようにモニターが49個設置されており『ゴレンジャー』〜『ゴジュウジャー』までの作品のダイジェスト的本編映像が流れているのだ。
お気に入りの作品を見つけて見てもいいし、ここで一旦全ての作品をザッと履修してから奥に行ってもいいね。今回のイベントは18時閉館だが、多分それまでならいくらいても大丈夫だから時間はたっぷりあるのでここで足を止めてもいいだろう。
これただ映像流してるんじゃ無く細かいこだわりが嬉しくてですね。まずモニターが縦長で縁が額っぽく装飾されてるのでまるで美術館の絵を見るような感覚で戦隊の活躍を眺められる。
そして3分程度のダイジェストが終わると各戦隊の肖像画風の画像が出て静止。またしばらくするとダイジェストが流れ出す。この肖像画風戦隊がいいのよ。推し戦隊のを家に飾りたい。
ただ本編映像観てるだけなんだがそれでも空間や上記のような細部の小細工がワクワクさせるのかしばらくいちゃったね。
ちょっと面白かったのがダイジェストの最初って大体全員揃っての変身シーンから始まるんだけど、他の戦隊がみんな序盤ないし中盤くらいの回から抜粋されてるのに『ドンブラ』だけ全員揃っての変身シーン少な過ぎて44話の変身だったのが笑った。やっぱり遅過ぎるって!
『全スーパー戦隊展』のOPとしちゃ上出来上出来。胸のエンジンがあったまった所で次に行きましょう。
ルーム2:プロットだよ!全員集合
ルーム2も引き続き撮影NGエリア。
逆にいうとここ以降は大体撮影OKなのでね。
ここは撮影当時に使われていたプロットが年代順に並べられているルームで言うまでも無く見応え抜群。
『ゴレンジャー』の原画から始まりモモレンジャー/ペギー松山が着ていた衣装の展示もあった。近くでよーく見ると50年前のものにしちゃ随分状態いいなって思ったね。ちゃんと保管されている証拠だ。
『デンジマン』のデンジパンチ、『サンバルカン』のバルイーグルのバルカンスティック(刀)、『バイオマン』のピーボや『ライブマン』のコロンのマスク、『チェンジマン』の地球守備隊のユニフォーム、『ジェットマン』の凱のヘルメット、『カーレンジャー』のホワイトレーサーの衣装などいちいち凝視していたらここに住まなければいけないってくらい色々飾ってあって興奮しっぱなし。
『フラッシュマン』のプリズムブーツなんか間近で見るとボロボロなのもあり随分安っぽくてなんだか味わい深い。これを映像でそれっぽく見せるなんてプロの技だ。
私は『ゴレンジャー』〜『ライブマン』くらいはここ数年で観てるんで前半が楽しかった分中盤辺りは未視聴の作品も多くただ見るだけになってしまったものも多いのが悔しい。
見ていて「銃武器のプロットってこんなデカいしゴツいんだ!」ってのはかなり感じたな。銃系はDXでもスケールがプロットとあまり変わらないってイメージだったんだが実際目の前でちゃんと見てみると相当デカい。DX玩具とは全然違う。
さらに奥に進むと2000年代のゾーンに入り随分見慣れたアイテムも増えてきてまたテンションが高まっていく。
『デカレンジャー』のマーフィーがDバズーカモードも込みで一緒に飾られていて感動。マスコットキャラの揃ったゾーンには『マジレンジャー』のマンドラ坊やの姿も!凄い!やっぱりあんまり可愛くない!
印象的なのはやはり烈火大斬刀のプロット。
デカすぎぃ!こんなん振り回してアクションしてんの!?
壁にかけられてるんだが168cm程度の私が3歩は歩かないと端から端に行けないくらいデカい。目の前でアレを見たらちょっと持ってみたい欲が出てきてしまったね。いつの日かプロットサイズ烈火大斬刀がおもちゃになるのを期待しましょう。
あと『ゴーバスターズ』の割れマスクもやばかった。超かっこいい。自分『ゴーバスターズ』もめちゃくちゃ好きなんで。
派手な『ゴーカイジャー』と『キョウリュウジャー』に挟まれてしまってるせいであんまり注目されないのが悲しい。あの小物やアクションから迸るスタイリッシュさとスマートさはもっと知られて欲しい。話も面白いしね。
各レッドの着ていた衣装も展示されているので改めてじっくりこれらも見ることも出来る。
『キラメイジャー』の衣装ってやっぱり冗談みたいなデザインだよな。アレがサマになっていたあの6人は凄い。
ちなみに私は1番好きな戦隊は?と聞かれたら総合的判断で『キラメイジャー』って答える。
やってる事は昔ながらのスーパー戦隊だけど価値観が令和にアップデートされているので「王道なのに新しい」という新感覚。キャラクターの良さは言わずもがなだが作品の根底に常に見える「優しさ」に心を打たれ、初めてFLTに行こうと思わせてくれた逸品。あとOPが神。コロナという厳しい時期にも負けず人々に煌めきを与えてくれたこの作品をまだ観てない方がいるなら是非おすすめしたい。
話を戻そう。
『ゼンカイジャー』のセッちゃんのプロットもいたよ!めっちゃ可愛い!
『ゼンカイジャー』放送当時に「光る!鳴る!DXおしゃべりセッちゃん」みたいなアイテムを作らなかったのは失策だと思ってるよ。今からでも出して…下さい…。
マスコットキャラじゃいまだにセッちゃんが1番好きかもな。福圓ボイスが可愛すぎた。。
セッちゃんの話題に触れたしこのルーム写真がないしもう次のルームに行くので最後にこの写真を投下しておこう。

スーパー戦隊レストランで食べた
その名も『セッちゃん御膳』
見ての通り全部鳥チュンね…
ちなみに旗はいまだに持ってるチュン。
ルーム3:ザクザク出てくる悪の軍団!

ここからは写真もありのゾーン。
まずは怪しげな雰囲気に包まれた部屋。歴代の悪の軍団の立像や衣装が所狭しと飾られたヴィラン好きにはたまらないエリアだ。ルーム内には常に敵サイドのテーマソングが流れていたりして一気におどろおどろしい雰囲気に。
上記画像は中央の椅子に座って幹部気分を味わえる。必ず誰かと一緒に行って撮ってもらいましょう!俺は1人だから撮れませんでした!



悪の大ボスから幹部までお馴染みのヴィランズ達の立像をこの距離で見れるのは今回のイベントならでは。ヒーローの立像はあってもヴィランのなんかはそうそうお目にかかれないからな。
東映ってこの手のイベントがあまりない…というか円谷がこの手のイベントやりまくりだから比較するとかなり腰が重いイメージなんだがともかくこういう機会に来ないともう見れない可能性あるよこの辺の展示物は。



憎めないヴィラン達の姿も。
しかしこのヤツデンワニってビジュアルめっちゃ怖くない?
割と子供なら泣き出すレベルだと思うんだけどなんでこんなやつが可愛いみたいな扱いなんだ?
『アバレンジャー』未履修なんで分からん。その理由を私が知るのは多分数年後だ。
この他『ゴレンジャー』の仮面怪人、『デンジマン』のへドリアン女王やバンリキ魔王の原画なども張り出されているので昭和戦隊好きならここも見逃せない。
あと女性幹部達の衣装も展示されていたね。
パンドーラのやヨドンナ様のやつ、『マジレンジャー』のナイとメアの小悪魔風コーデなど色々。どうでもいいがナイがホラン千秋って後年に見て驚いたな。

バカみたいなビキニアーマーある!
いやこの露出度は流石に当時でもダメだろ…
『ギンガマン』のシェリンダという女幹部の衣装なのね。『ギンガマン』はファイヤキャンドル役の三本木さんの推し戦隊よね。未履修なんでそれしか知らないけど。
この先には主に昭和戦隊ヴィランズのマスクのみの展示があるのでそれも何枚か貼っておこう




『ダイナマン』は敵サイドに成長系キャラを配置したのが革新的だったよなあ。見れば多分みんなメギド王子好きになるよ。
『サンバルカン』はとにかくバルイーグルのビジュアルが最高にかっこいい。敵サイドのお家騒動も『デンジマン』よりパワーアップしていてさらに見応えある。ただへドリアン女王の最後は悲しい…
『バイオマン』のジューノイド五獣士のマスク見れたのは嬉しかったな。まあアクアイガーってやつだけ無かったんだけどしゃあない。あいつ本編でも微妙に目立たんかったしな。
あとファラキャットの衣装あったよ!だいぶ渋いとこまで抑えてくれてるの流石。
『ライブマン』は面白いよ。昭和戦隊でもかなり上に来る。話の作りとか盛り上がりが既に最近の戦隊とそんなに変わらないくらい洗練されてるから見やすいと思うし。画像のガッシュがかっこいいんだ。
貴重な品々に別れを告げると次はスーパー戦隊の顔であるアレが待ってるルームだ!
ルーム4:発進!巨大ロボ&戦闘母艦

ここからはお楽しみロボットゾーン&ミニチュアゾーン!
『スパイダーマン』のレオパルドンから端を発した等身大ヒーローに巨大ロボを持たせるという文化は今やスーパー戦隊を代表するものであり、他の特撮ヒーローと一線を画す要素。
その第一号こそがこのバトルフィーバーロボ。
それだけでも崇拝に値するがデザインがストレートにかっこいいんだよな。今のロボと違い合体や変形もしないからこそのプロポーションの良さも魅力的。
〝電光剣・唐竹割〟も〝クロスフィーバー〟もどっちも好きよ。
SMPとかミニプラで出して欲しいんだよなあ。




写真以外には無敵将軍、マジキング、グレートファイブ、ファイブロボ、キラメイジン、ガオキングなどの像を確認。
他には『カクレンジャー』のシャークブリッダーのなどのバイクマシンの展示も少しだがあるのでそちらも要チェック。
更に奥にはこんなものも

ゴーカイオーのコクピット再現ゾーン!
ここも写真スポットなので5人グループで来て当日の服の色分けて並んで撮るとか出来れば映えるかもね。
私は1人なので豪快にこっそり撮らせていただきます。
コミュ力に自信あればその辺のオタクふん捕まえてメンバーを現地調達して撮るという手も…?
「コクピットで一緒に撮りましょうよ!」って言われて嫌がる輩はここには来ないから5人揃えられる可能性は低くないと思う。

このゾーンのもう一つの見どころは巨大な台座に所狭しと飾られたミニチュア達。合体・変形前のメカからロボットから戦闘母艦、果ては巨大メカを彩る街並みの造形物などとにかくギュウギュウに詰め込まれている。
お気に入りアイテムを探すのにも一苦労なほど目の前が戦隊ミニチュアに溢れる幸せ。ちなみに上を見上げるとワイヤーで吊られているアイテムもあるので下ばかり見ないよう気をつけよう。

それと歴代ロボや母艦のデザイン画も貼られてるんだがこれがかっこよくていいのよ。
実際に作中に登場する事は叶わなかったマシンの絵もあり興味深いしどうしてもミニチュア見ちゃうけどこれも見逃さないで欲しい。
ルーム5:手応えあり!みんなの憧れおもちゃ達




続いては歴代シリーズのおもちゃ達がズラリとショーケースに並べられているルーム。
大昔の超合金やジャンボマシンダーシリーズから武器系・変身系アイテム、最新のDX玩具、カプセルトイや食玩に至るまで様々なグッズが並べられているだけじゃなく常に歴代のおもちゃCMがモニターに流れるのでノスタルジーに浸れるゾーンになっている。
怪人やロボの立像で上がったテンションを少し落ち着かせよう。
「あ!これ持ってた!」「これ欲しかったな〜」そんな思い出を話すご夫婦や若いカップルのお客もいらして本当にこのシリーズが老若男女に愛されて歩み続けてきたんだと感じる。
私がここで「いいな〜」と思ったのはずーっと流れてるCMですね。
やっぱり我々世代はスーパー戦隊おもちゃのCMといえば玄田哲章さんのナレーション。あの力強い声には購買意欲を刺激する何かがある。
能登麻美子さんがマイナスイオンボイスなら玄田さんの声はアドレナリンボイスだ!
YouTubeなんかでも歴代おもちゃCMまとめとかあったりするがこっちは公式だから罪悪感なく見れるのがいい。
懐かしのおもちゃだけじゃなくこれから新発売のグッズの展示もあるので買うかどうかの参考にもどうぞ。


そして次が最後の部屋…そこには…!
ルーム6:まさに圧巻…!見よ、全スーパー戦隊!!

なんじゃこりゃー!!!
これが今回の目玉。歴代スーパー戦隊全員の立像が並ぶ脅威のゾーン。
これは散々写真やら映像やらで見てるかもしれないが実際に行って見ていただきたい。
本当に“圧”が凄いのよ…!
延べ280人のヒーロー達に囲まれることなんて古今東西のヒーローイベントでもまず無い事なんだから。こんな経験は全スーパー戦隊展でしか出来ないぞ。
早速お気に入りのヒーローを探しに行くぞ!





仕方ない事だが一部のヒーローはめちゃくちゃ後列にいるので推しが後ろにいて見にくい、撮りづらいってのはあると思うがそこは仕方ない。私もお気に入りの『チェンジマン』勢とかバルイーグルとか瀬奈お嬢様が後ろでちょっと悲しい…。
しかしせっかくだからみんなを綺麗に全体から撮る手段はないものか…
そんな時!

展望台!
それだー!

展望台が左右に設置されており高い位置からの撮影が可能。気っがきくぅー!
これで上からヒーロー達を見下ろせる。


これで推し探しも捗る捗る。ありがたいありがたい。
このルームでは一定時間ごとに関智一さんのナレーションが流れフィーバータイム(パーティータイムだったかな?)に突入。
大ボリュームのスーパー戦隊のBGMと照明がド派手にヒーロー達を輝かせ彩る時間となっている。
ぶっちゃけ照明のせいでこの時間は写真が微妙に撮りにくいので素直にパーリィーな空気を楽しんだ方がいいかも。
このエリアだけでも2,700円払って来る価値があるってくらい感動できるし満足感もあるし何よりダイレクトに50年の重みを感じれるので好きなら絶対に来て欲しい。
スーパー戦隊が好きな方、好きだったことのある方なら後悔はしないと私が約束します。
おわりに
というわけで『全スーパー戦隊展』でした。
本当はルーム6の後に物販があるのだが(ちなみにこの道中の隅っこにあの非公認の人達もいるぞ)今回はちょっとそこまで色々買えなかったので割愛させていただく。
50年の軌跡をギュギュッと詰め込んだ特大ボリュームのイベントで私が行ってきたイベントの中でも情報量は間違いなく随一。
2,700円とそこそこお手軽だし『クウガ展』のようなトラブルもなくじっくりのんびり見れるので思う存分スーパー戦隊に浸れて友達と来るのはもちろん、私のような1人客でもしっかり楽しめた。
強いて残念ポイントを上げるならシグナルマン、デカマスター、ウルザードファイヤーなどのいわゆる番外戦士と呼ばれるヒーロー達に関する展示物及びアクスタなどのグッズが一切ないところかな。
デカマスターなんて特に人気だろうに。ウルザードファイヤーのアクスタ欲しかった…
あ!でもジュウオウヒューマンのスーツはあったよ!
…なんでだ!!
さておき。めちゃくちゃ楽しいのは間違いない!
この夏はTDCAで戦隊に浸れ!
それではまた
余談
物販で何を買おうか悩んでいるとお姉さんの笑い声が響いた。
そんなに面白いグッズあったかな?と思い見てみると…
バルシャークのアクスタのポージングを見て笑っていたようですね。
まあ…知らんかったら笑うわなアレは。
てか飾り方が良くないのよ。
本来の鮫に見立てた横向きポーズじゃなく縦にされてるもんだからめちゃくちゃ大股で歩く人みたいになってるの。
大股バルシャークを見れるのも『全スーパー戦隊展』だけ!


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