前回 グライム、再び【ウルトラマンオメガ 11話】感想 爆進する捕食者
駄菓子屋をやりたい男 アメイジングRYOです。
俺のセンスだけで集めた駄菓子を子供に売って通用するか試したい。お店におもちゃとかも飾りたい。
前半の山場となる12話を語っていきましょう!
あらすじ
エルドギメラとの戦いに敗れたソラトは太陽倉庫で目を覚ました。
そして怪獣と向き合うという自分のやりたいことにコウセイを巻き込んでしまったことに責任を感じたソラトは倉庫を出ていくと言い出す。
先の戦いの失敗も合わさりショックを受けてしまったコウセイは失意のままに街を歩くがそこで1人の女性に出会う。
一方、アユムはNDFと連携しエルドギメラ打倒の作戦立案に着手していた。
初志貫徹で蘇れ!ホシミコウセイ

「やりたいことを見つける」というコウセイのストーリーに一つの区切りが付いた今回。1クール目ラストに相応しいエピソードになっていたと思う。
ソラトと出会い彼を支え、メテオカイジュウを手に入れ戦える力も手にし、怪獣から人々を救ってきたコウセイ。最初は純粋に誰かの力になれることがただ嬉しかった筈。いつしかそれがコウセイにとってのやりたいことになっていた。
しかしそんな時が当たり前になってしまっていく中で少しずつ最初の思いが薄れていき気付けば感謝されることやソラトの名誉のために戦うのが目的になってしまっていた。
謎の研究員お姉さんとの出会いでコウセイは自分の原点、オリジンを思い出しもう一度自分のやりたいこと「ソラトやみんなの役に立ちたい」を貫くことを決めて立ち上がる。
「みんなの役に立ちたいって思ったことはウソじゃない!断じてウソじゃな〜い!!」ってとこのコウセイっぽさが好き。変に格好をつけた言い方をしない寧ろ必死に叫ぶ感じが非常に彼らしい。
1話の時点では善行をする理由が「困っている人を見過ごすと自分が気分が悪いから自分の為に助ける」だったのが今や本当に誰かの為だけに動けるようになったんだなってのも1クールの成長を感じさせてくれた。
ソラトが記憶喪失系主人公という特殊なキャラなのでいわゆる成長していくキャラはコウセイの役割なんだな。
思えば1クール目はソラトよりもコウセイにフォーカスするエピソードが多かったし『オメガ』前半の主人公はコウセイだったのかも知れない。
最後のソラトの「やっぱりコウセイは〝優しい〟だな」も良かったね〜。敢えて1話のまだ言葉が拙かった頃の言い方でもう一度同じことを言うのがニクイ。なんか後半の山場でもまた言いそう。
ところでコウセイにアドバイスをくれた研究員さんは10月以降の放送回のあらすじから察するにアユ姉の恩師であるウタ サユキと思われる。
「恩師」というワードはここ近年のシリーズの流れを考えると要注意だ。
というのも『デッカー』のシゲナガ教授、『ブレーザー』の横峯教授、『アーク』の山神とメインキャラと関わりのある恩師キャラはここ最近みんなやらかしている通称 闇の恩師ばかりなのだ。
今回のコウセイとのやり取りではウタは普通にいい人っぽいが果たして…。
東宝感強し?NDFのエルドギメラ討伐作戦

続いてバトル周りの話題を。
エルドギメラ討伐の要となったNDFの怪獣アンカー作戦は戦闘機ではなく戦車というか装甲車で行われたからなのか雰囲気がウルトラシリーズってよりは東宝の怪獣ものっぽかった。
怪獣映画じゃお馴染みの「兵器の方が保ちません!」「構わん!」みたいなやり取りもあって満足。
ソラト(オメガ)が戦い、コウセイ(レキネス)がアユム(NDF)の立てた作戦をサポートするって流れは3人の力、ひいてはウルトラマン、怪獣、人間が三位一体となってエルドギメラに挑んだような構図になっているのがいいよね。まさに前半の集大成に相応しい。
コウセイの告白、そして「レキネス!念動力だ!」からの挿入歌『アンブレイカブル』が燃える。曲自体がかっこいいので殊更盛り上がる。
対するエルドギメラはというとドグリドを取り込み更にパワーアップ。近づけばドグリドの毒、離れればグライムのビームとクソゲーを仕掛けてくる強キャラだった筈だが三位一体の攻撃を前に敢えなく倒された。終わってみればオメガはカラータイマーすら鳴っていない完全勝利。
アユ姉の作戦が刺さりまくったことは明らかでありソラトとコウセイだけじゃなくNDFの活躍もこういう形でしっかり描かれているのは気分が良い。
しかしエルドギメラはほかの怪獣を食ってその細胞を取り込むなんて特異な力を持つ怪獣なのに特にその正体や秘密みたいなものもなく、あくまで普通の怪獣1でしかないの怖いな。と言うかオメガ世界が怖い。グライムやドグリドと同じくいくらでも生息してる可能性があるわけでしょ?
本筋が一気に動き出す後半戦!

最後に最近公開された後半戦のあらすじについて少し。
結局前半戦ではソラトに関連する秘密はこれといって明かされぬままで前述したがほぼ主人公はコウセイだった。
しかし後半戦では早速ソラトの過去に深く関わっていて、更にオメガの抹殺を目論む黒いメテオの男 ゾヴァラスが登場すると発表されておりソラトの物語は一気に加速しそう。
ゾヴァラスを演じる新田健太さんは現在『仮面ライダーゼッツ』でゼッツのスーツアクターを担当されている方でアクション俳優ではあるが特撮とは全く違う畑で活躍されている方らしい。そんな方がこんな短期間で2つの特撮作品に出演とは…。
ゼッツのアクションめっちゃかっこいいし『オメガ』の方ではスーツの制約がない顔出しでの出演なのでスーパーアクションに期待してしまう。
また次回は総集編をやりつつのアユ姉に全てを明かす回になる様子。いいね。総集編の使い方が上手い。
そしてコウセイやアユムは本格的にNDFに加入…までは分からないがとにかく密接に絡むようになるらしくいよいよ従来のウルトラシリーズっぽくなってきた。
怪獣という言葉すら無かった世界が変わり出し、話を追うごとに少しずついつものウルトラシリーズになっていく様を楽しめる作品って唯一無二の個性だよな。
公式によれば16話から物語は新たなるフェーズに進むとのことなのでその新たなるフェーズに進む前段階となる次回〜15話も今から楽しみにしておこう。
悩める青年コウセイ編は終わりを告げついに記憶喪失のウルトラマン ソラト編がスタートする後半戦も目が離せない。
次回
アユ姉にバレちゃった!
これは自白という名の総集編。
特別総集編じゃなく本筋に絡むエピソードになりそうなんで感想記事は上げますのでよろしく!
それではまた
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