前回 俺と宇宙人と学者さん【ウルトラマンオメガ 2話】感想 「ウルトラマン」になっていく
クーラーに少し弱くなってきた自分が悲しい男 アメイジングRYOです。
設定23°で扇風機つけながらアイス食べれたのに今は半袖短パンならクーラーは27°で十分になってしまった…
これが「老い」か…
ジェネリックペギラ回(?)な3話を語っていきましょう
あらすじ
倉庫で仕事をするコウセイとそれを手伝うソラトのもとにアユムがやってきた。
怪獣のことを色々と聞きに来たとのことだったが記憶が判然としないソラトの話は曖昧なものばかりでアユムを却って困らせてしまい、何を言い出すか分からないソラトにコウセイも気が気でない様子。
そんな中再び怪獣の気配を感じ取ったソラトは突き動かされるように歩き出してしまいコウセイとアユムは同行することに。
しかし今回の怪獣の気配は何かが違うようで…?
そして3人が向かった山には季節外れの寒波が近づいていた
コウセイの過去 アユムの距離感 ソラトのやるべきこと

「ちゃんとお礼言ってなかったから。助けてくれてありがとうございました。」
「違う違う。そう言う時はありがとうって言うんだ。」
敬語で接していたちょっと距離のあったキャラとの関係が前進してタメ口になるって定番の展開ながらここのやり取りが独特だったね。
謝罪に対して「こういう時はありがとうって言うんだ」ではなく
感謝に対して「いいさ。俺たち仲間だろ?」でもなく
「ありがとうございました」って言った相手に「ありがとうって言うんだよ」という言い回しで敬語は必要ないと伝えている。微妙に日本語不自由な感じがソラトらしさ出てる。
そしてタメ口解禁された途端に「じゃあね〜!」のアユ姉可愛いです。前回は作業着だったから地味に見えてたが今回改めてルックスの良さを再確認。素朴な美人さんって感じ。
記憶喪失な上に全裸で倒れていた男を警察にも言わずに自分とこに住まわせてるコウセイに「警察には届けたんですか?」「そういうのちゃんとした方がいいと思いますけど」とまともオブまともな指摘をバシバシしてくれるこの人がソラトとコウセイのパーティー入りしてくれるの非常に心強い。
あと鳥居を潜る時にペコッと頭下げるのもいい。
ソラトは更に成長し感情表現も豊かになり変な言葉も覚えて使い出したりで成長著しい。本作の序盤は後年「ソラトの毎週の成長が面白い」って言われていそうだ。
だけどなんか成長早すぎて「そんなに慌てて大人にならなくていいのよ…?」って気持ちの悪い感情が生まれてしまう。行き場のない俺の父性が暴れてるんだろうか。
近藤さんの演技のグラデーションも見ていて面白いね。本質的な変な部分は1話から引き続き残しつつも今回なんかは日常パートでは違和感を感じないくらい普通の人間になってた。
ラストを笑顔で締めるのも良かった。1話2話じゃ笑ったことなかったよね確か。
そしてとにかく地球外からのやつらにモテるコウセイはその過去が明かされた。
その内容は平凡だがそれこそがミクロな人間でワンオブゼムでどこまでも等身大で普通の人より少しだけ「優しい」なコウセイというキャラを更に輝かせてくれてると思う。
夢を持ちそれに向かって文字通り走ったこともあったがそれに敗れ諦め今は違う道を探すフリーター。
夢破れた者の悲しみみたいなものを感じさせず、悲観的でなく、陸上に本当に悔いはないのが爽やかだし、別にそれだけが人生じゃないとサッパリした考えと広い視野も持っているのが今時の若い子って感じもするしいいじゃないか。
何をすべきかが見えているアユム
やりたいことを探すコウセイ
するべきことを思い出そうとするソラト
三者三様の「やるべき事」へのスタンスの違いこそが本作のドラマの骨子なのかも知れない。
ペギラはいないがペギラ回だ!

露出が増え、知名度が上がり、ついには円谷プロの新コンテンツ『かいじゅうパレット』でゴモラ、ムクムクと共に御三家怪獣に選ばれた出世株怪獣といえば皆さんご存知ペギラだ。
「バカな!チャンドラーは…!?」
アガムスは置いとくとしてこのペギラの能力といえば〝冷凍光線〟によって対象を凍らせるのみならず何故か周囲を無重力にするというのがある。
正直この能力の意味って私、長年分からず見てたのよね。なんで寒くなると無重力になるんだよって初めて見た時は思っていたがいつしか考えるのをやめていた。
しかし今回登場した無重力怪獣ペグノスによって、いや正確にはそれを見たアユ姉によって長年の謎が解明された!
1950〜60年代に重力の本質は核振動であり物体は低温になるほどそれが微細になり絶対零度に達した時に無重力になるという俗説があったらしくそれがこの能力の元ネタと判明。そうだったのか!!
『ウルトラQ』は1966年の作品である事を考えると当時は割と新しめの理論でそれが面白いから取り入れたって感じだったのかな?
しかしそんな理論は完全に否定されたこの令和の時代に絶対零度=無重力の能力を持つペグノスを出すのは面白い。ウルトラの世界では俗説もまた真説なりということか。
既存のペギラを出したって問題ない気がする今回にペグノスというペギラをオマージュした怪獣を出すというのも中々面白い試み。おかげでペギラ出てないのにペギラを更に知れる回になったし、ペグノス自体も私は好きよ。
ペンギンモチーフなのに普通に翼で飛べちゃうペギラに対してペグノスはペンギンだからちゃんと飛べない。なので例の無重力パワーで飛んでますって色々理屈に合う作り方をされていて見ようによってはペギラの変なとこをオーバーホールして作り直したのがペグノスって感じもする。
オメガとの戦いでは冷気でオメガを浮かせてハメてボコるというビジュアルに反してちゃんとフィジカルも強いところを見せてくれた。空を飛べるオメガでも「飛ぶ」のと「浮かされる」のとじゃ勝手が違うのかな。
オメガを浮かせた時に「イェーイ‹‹\(´ω` )/››」してたのが可愛かった。
いつかペギラとのタッグでウルトラマンを追い詰めて欲しいね。鳥系怪獣と氷属性怪獣って強キャラが多いんだ。鳥であり氷属性である2人が組めば最強だぜ!
あ、チャンドラー君はギガス君と組もう。
「バカな!チャンドラーを…!?」
レキネスカワイイヤッター!

頬擦りはずるいよ〜。
急に可愛いじゃん。
メテオカイジュウ レキネス。いかにもオメガの相棒って風に宣伝されていたがソラトはやはりレキネスについても思い出せないようだし、レキネス自体もオメガがピンチでも自分からは動かずコウセイの思いに反応してようやく助けた感じだったしオメガとレキネスの関係はそう単純ではないのかも知れない。
ちびモードになってもソラトよりコウセイが好きみたいだしね。
必殺技は意外にも〝念動力(レキネスキネシス)〟で岩を飛ばすという超能力者のようなもの。名前がそもそもテレキネシスから来てるんだとしたら器用なのは当然か。
2人でペグノスを撃破したがここで気になるのはレキネスアーマーやレキネスカリバーの必要性。なんか2人でボコった方が強そうじゃないかい?
レキネスを巨大化させ戦わせるにはコウセイの体力を大幅に使うようなのでアーマー化することで負担が減る(代わりに数の利を失う)とか何かしらの理由付けがある事を期待したい。
今年の巨大戦力とマスコットを兼任する事になるメテオカイジュウ達。セブンガーやアースガロンやユピーに負けない人気を獲得して欲しいと願いながら次週を待とう。
次回
ソラトとコウセイが喧嘩!?
新たな怪獣 テリジラス出現で2人の絆が試される…
登場!ウルトラマンオメガ レキネスアーマー!
それではまた


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