前回 密着!2人の素顔【ウルトラマンオメガ 10話】感想 推しトラマンは誰ですか?
無事引っ越し完了の男 アメイジングRYOです。
めちゃくちゃプライベートの話で申し訳ないんですが何せ8年ぶりの引っ越しなんで楽しくてですね…
新環境で記事のクオリティも上がる事を信じて『オメガ』11話を語っていきましょう!
あらすじ
古代怪獣リオドが出現したがオメガによって無事倒された。
しかし戦いに置いて行かれたコウセイは面白くなく更にラジオ番組で世間はまだオメガは信用できないという風潮であるのを知って殊更にヘソを曲げてしまう。
そんな中栃木に新たなグライムが出現したと知り名誉挽回しようとコウセイはやる気満々で怪獣退治に向かおうとするがソラトがそれに待ったをかけた。
リオドとの戦いの時からソラトは異様な気配を感じていたのだ。その正体は果たして…
ボガール?デストルドス?爆進細胞怪獣エルドギメラ進撃!

まずは新怪獣にして今作における中ボスポジションを担うことになる強敵の話題から。
その名も爆進細胞怪獣エルドギメラ。
物凄い強そうなネーミングだ…。
「爆進細胞怪獣エルドギメラ」が弱いわけがない。「爆進」と「細胞」って言う考えてみりゃ意味わかんない言葉の組み合わせだが強そうな言葉+強そうな言葉って感じの安直だが超強そうな肩書になってる。
常に長い舌をダランと出した口元に爬虫類っぽい目つき、パンクロッカーのようなトサカにドレッドのような髪が揃った実に下品で獰猛で悪食っぽいビジュアルは昨年の中ボス枠のギヴァスと違い絶対分かり合えないのが丸わかりというヴィランとしては理想的な面構えだ。
怪獣を食べるために付け狙ったりする様は『メビウス』のボガール的だが食った怪獣の一部が自身の体に反映されるのは『Z』のデストルドス的。
捕食の際には尻尾で相手を包みゴクゴク体液を飲み干すようにして食らい尽くす。その様は外からでも今怪獣が中でどうなってるのかがイメージ出来てしまって何だか嫌な感じだ。
吸収したグライムのレーザーを使いオメガを貫くシーンは非常に容赦のないショッキングな演出になっていて10年後大きくなったちびっ子に「あの回トラウマだわ」って言わせられる力があったと思う。
エルドギメラにやられる瞬間にオメガの頭にフラッシュバックしたあの光景は一体なんなのか気になる。記憶無くす前に怪獣にやられたことがあってその時のことなのかな。ソラトはエルドギメラを知らなかったしひょっとしたらかつてオメガをボコった怪獣がエルドギメラと関係あるのかも知れないな。
しかし今回特に可哀想だったのはグライムちゃんですよ。
地上から出てきた途端に人間の防衛隊に狙われて、名誉挽回したいコウセイとそれに従うメテオカイジュウにも狙われ、腹を空かせたエルドギメラに狙われ…散々過ぎる。
おもちゃバレによればエルドギメラはドグリドも吸収し更に強くなるようだ。
取り込んだ怪獣の武器や特徴を肩に反映させるというルールさえ守れば色んな姿に出来るので妄想形態が捗るな。
コウセイの苛立ち。何のために戦うの?

緊急とはいえ怪獣退治に行くのに自分を置いていったソラトに対して苛立ったのを皮切りに今回のコウセイは悔しさと「ソラトを認めてもらいたい」って思いが胸を渦巻いて普段見せるコウセイらしさは影を潜めてしまった。
前者に関しては4話ですでに一度通った道のはずなんだがぶり返したな。要はハブられたこと、頼りにしてもらえなかったことがコウセイ的にはショックでつい辛く当たってしまった。
本番は後者の理由。
オメガ/ソラトの価値を認めて欲しいのにまるで世間や周りが分かってくれない。ソラトは頑張ってるのに!なんでなんだよ!!
って言う訴えがグライムを倒してオメガが味方だとアピールしようという考えになりコウセイを先走らせてしまった。しかも先刻の頼りにしてもらえなかった問題のせいでソラトの忠告も聞かないモードになっちゃってるし。
しかしソラトが言っていた通り彼が戦うのは名誉や認めて欲しいからじゃない。自分の利のために力を振りかざすことの正誤はともかく少なくともそれはソラトのスタイルじゃない。
そんなの本当はコウセイが一番分かってる筈なのになあ…。
グライムが出てきたことやグライムを叩きのめしたことに笑顔になってるコウセイがなんだか悲しい…ある意味で力に呑まれてしまっているようなそんな雰囲気。
話が脱線するが今回ラジオでやったオメガに対する世論調査ってアレ10話の次回予告の時点で前振りしてるのよね。予告がラジオ番組風なのを上手く利用してる。
次回はサブタイ的にもコウセイのドラマにとっての一つのゴールである「やりたいこと」を見つける回になりそうなので今回の失敗から学び彼が見つけ出す答えに注目しよう。
安心せえ…俺がちゃんと隊長を継いだる

ナダ!生きとったんかワレ!
というわけで最後はついに発足された防衛チームNDFについて。
これまでのウルトラシリーズは初代の科特隊から始まり怪獣と戦う防衛チームがいて主人公はその組織に所属しているのが基本だった。
しかし予算の面からかニュージェネからは流れが変わり主人公が防衛チームに所属してなかったり、そもそも防衛チームが無かったりというのも珍しくなくなっていたが『オメガ』はそこがかなり特殊。
1話時点では怪獣という言葉すら存在しない世界だったがウルトラマンと怪獣の出現で法律が整備されて物語途中で防衛チームが誕生する
という珍しいってか多分史上初のことをやってのけた。
怪獣もウルトラマンも防衛チームも無い異色な雰囲気だったのがじわじわ世界が我々の知るウルトラシリーズっぽくなっていくのが面白いよね。
怪獣に通常兵器が効くのかは誰も戦った事がないから分からないのでとりあえずやってみようってなるのも『オメガ』ならでは。
そうして誕生した防衛チーム NDFの隊長であるタイラ カズヤスを演じるのは『リュウソウジャー』を面白くしてくれた立役者 ナダを演じた長田成也さん。
不要な情報は打ち切らせ相手に必要なことだけを喋らせる無駄口が嫌いで。威圧的で、厳しい雰囲気があるリアリストだが反面アユムとの会話では彼女の背中を押すような事も言うデキル男感満載な人で結構嫌いじゃない。
当たり前だがナダの時と雰囲気も全然違うし凄いわ。
残念ながら麻酔ミサイルは通用したのにトライガロン(コウセイ)の邪魔が入った上に予想外のエルドギメラまで現れカズヤスは止むを得ず退散を指示。
NDFの初戦は散々なことになってしまったが本編後半では活躍の機会があるに違いないので楽しみにしておこう。
アユ姉はNDFに入る流れだろうなー。
主人公じゃないキャラが物語途中で防衛チーム入りってこりゃまた珍しい。
アユ姉の恩師の宇多さんってのも後半からの活躍かね。光の恩師ならいいが…
次回
オメガの敗北…消えたソラト…!?
更に力を増し迫るエルドギメラ…!
コウセイが見つける「俺のやりたいこと」とは果たして!
それではまた
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