前回 蝕む【仮面ライダーゼッツ Case3】感想 ここまでが1話だ
Uber eatsの経験がある男 アメイジングRYOです。
一回全然違うとこ行っちゃってお客さんにめっちゃ怒られたことありますね。
いまだにバッグは家にあります。あれどう処分すりゃいいんだろう。
ようやくOP解禁の4話を語っていきましょう!
あらすじ
Protect the VIP bride.(要人の花嫁を警護せよ)
今回漠が潜入した夢の舞台はとある結婚式場。
そこでは外務大臣の娘である麻宮みゆきと財閥の御曹司である宝田光輝の結婚式が執り行われようとしていた。
そんな中会場にみゆきの幼馴染である土井一平が乱入しみゆきを連れ去ろうとする。彼こそが悪夢を望む夢主なのか…?
そしてボムナイトメア出現を許してしまった失敗でエージェントとしてやっていけるのか迷う漠は今度こそミッションを遂行出来るのか
スタンダードな2話完結型ストーリー

基本設定やキャラクター達が出揃う1〜3話までが物語の序章だったことを考えると今回からが本格的な物語のスタートとなる。
今回は非常〜〜〜にスタンダードな2話完結型のエピソードの前半戦って感じだったね。
平成2期初期に嫌になるほど見たゲストキャラクターのいわゆるお悩み解決系のストーリー。もっとも本作はエージェントもので毎回のミッションがあるという設定のおかげでマンネリは感じにくいようになってるとは思う。
この辺は探偵という設定でお悩み解決ストーリーを上手く見せていた『W』に通ずるものがある。
しかしながらこの2話完結型がマンネリを引き起こしやすい理由って個人的に「前半で怪人を倒さないことが分かってしまう」ってとこにあると思うんでそこはいろんな手段で上手くやんないといけないポイントだろうな。
「『W』に通ずる」で言うと今回から登場したゼッツギアも凄くメモリガジェットっぽい。しかしこれも探偵の七つ道具ならぬ、エージェントの七つ道具って雰囲気があるから雑にいっぱいおもちゃ出てきたって感じを軽減出来ている。
夢の中ではミッションを遂行するエージェントとしてゼッツに変身してナイトメアと戦い、現実では夢主が誰なのかを道具を使いながら地道に調査し悪夢の真相に近づいていくってのが基本の流れなんだろうけど『W』好きとしては割と好感触。
現実の漠が居酒屋でちゃんとエージェント活動してるとことか好きよ。
ボムナイトメアとの戦いの失敗で自らの使命の重大さを知り、自分にエージェントなど出来るのかと悩む漠が自信を取り戻すというのも4〜5話の軸になっている部分だろう。
漠としても今後はボムナイトメアの時の失敗を繰り返さないって気持ちで戦うだろうし、あの失敗で悪夢感染が広がったことが今後のあらゆるストーリーのきっかけになってくるだろうし様々な意味で2〜3話は大事なエピソードだった。
続いて怪事課周りの話題を。
今後は漠の捜査パートに怪事課のメンバーも加わることで更に賑やかに、楽しくなるんじゃないかと期待している。
前回は怪事課の解体を決めたり富士見の調べたブラックケースの件に取り合わなかったりと嫌な上司に見えた東堂部長だが今回からは怪事課の非公式での活動を支援、黙認することを決めて怪事課をサポートする役割を担うことに。
組織のことを考えると怪事課という何やってんのか分からん部署を放置はできないし、しかし現実に不可解なブラックケースが起きてしまった以上は対応しなければならないという難しい状況でこういった判断を下せる柔軟性のある人であると分かり今後は頼りになる味方になってくれそう。
「君がそう信じるならば…それが事実であるという証拠を掴め。いいな?」
このシーンかっこいい。前回はただの夢と切って捨てたし、今だってぶっちゃけナイトメアだのブラックケースだの半信半疑だろうけどそれでもお前がそう思うんなら、俺に信じて欲しいならちゃんと証拠持ってこいって発破かける姿が渋い。
漠とは別に夢にナイトメアが出現したことで生じ出した現実の不可解な現象を調べたりしてたし、民間人の漠では手に入らない情報網を活かして事件解決に活躍していくのかな?
みゆきの深層心理にあるのは略奪願望?

続いて今回のメインストーリーであるみゆき、光輝、一平の三角関係の話題を。
みゆきの外務大臣の令嬢って設定は今のところ「VIPの花嫁を守れ」っていうエージェントものっぽいミッションにしたいから付けただけのものにしか見えない。
まあエージェントがただ普通の花嫁守るのも変だから良いんだけどさ。別に令嬢設定で不都合が生じてるわけでもないし。
今回ラストで結婚式場に自分を攫おうとする何者かが押し入るという悪夢を望んでいるのはみゆきであり夢主もみゆきだと判明した。
ここから察するにみゆきが本当に結婚したいのは一平で内心では「御曹司との結婚はいや!一平!私を連れ去って!!」と思っていた。彼女の略奪(して欲しい)願望がナイトメアに捻じ曲げられて今回のような悪夢に変わったってことかね。
式の途中で「ちょっと待った!」とばかりに礼拝堂の扉を開くクロウナイトメア。あれが一平ならしっくり来るし「花嫁は連れていく」って台詞からも連れ去ることが目的であることが語られている。
ナイトメアは夢主が内心で押さえ込んでいる本心を誇張して叶える傾向にあるようだし多分そういうことだろう。
しかしこのままだと少々手垢のつき過ぎたありがちな展開なので何かしら一捻りが欲しいところ。私の予想通りにならないことを祈る。
あとこういう話って大体花嫁と連れ去りに来たやつはいいけど今結婚しようとしている相手が可哀想な感じになるよね。結婚相手がクソ野郎だったりすりゃいいんだけど今回だけみると光輝に落ち度がないから不憫でならない…
赤い翼のゼッツマ〜ン♫

最後にバトル周りの話題。
フィジカムウィングもクロウナイトメアもかっこいいね。
ゼッツはデザインがライダー1号オマージュだが同時にめちゃくちゃアメコミヒーローっぽいからマントのような真っ赤な翼が似合うしクロウナイトメアは例によってナイスデザイン。顔だけ色合いが違うのはペストマスクを意識しているのかな。
天地がひっくり返るという夢ならではの大胆なギミックからの空に落ちていくみゆき、それを救うのにウィングカプセムを使うって流れも工夫があって面白い。
ひっくり返った世界で展開される空中戦という絵面もなかなか新鮮。
落ちたのがみゆきだけという状況から夢主がみゆきと判明するのも良かった。夢の中って基本自分にしか何も起きないもんな。てか自分以外のことって覚えてないことが多い。
次回のタイトルが『堕ちる』であることを考えるとこの落ちていくのが自分だけってのにもみゆきの心理が関わっているのかも知れない。
あとフィジカムインパクトの筋肉膨張は毎回やってくれてありがたい。あれ好きなのよ。
次回
連れ去られたいと願っていたのはみゆき自身!?
彼女を変えた出来事とは!?
ついにフォームチェンジだ!仮面ライダーゼッツ テクノムストリーム登場!
それではまた
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次回 堕ちる【仮面ライダーゼッツ Case5】感想 性格の良い金持ちには勝てない
おまけ
OP解禁されたけどタイトル出るタイミングがすんごい独特で妙に記憶に残るな。


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