前回 最後の鍵!破壊のブーケと創生ノーワン【ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第41話】感想 運命定まり世界は生まれる
『超獣戦隊ライブマン』は面白いから見たほうがいいと思う男 アメイジングRYOです。
シナリオの面白さやキャラクターの良さはもちろんのことシリーズ初スーパー合体 つまりは2体の巨大ロボットの合体をやった初めての作品なんでスーパー戦隊の歴史にとっても転換期になった作品なんだよ。
陸王とブーケの戦い以上のインパクトで全てを掻っ攫った42話を語っていきましょう
あらすじ
運命の乗り手が決まりついにテガジューンは悲願の覚醒を果たした。
世界の再生成の鍵たるグーデバーンも手中に納めブライダンの士気が高まる中、城内の指輪が何者かに盗まれる事件が発生する。
一方囚われたグーデバーンを救出しようにもノーワンワールドに向かう手立てがなく途方に暮れていたゴジュウジャーの前にゲートが出現。
ノーワンワールドに繋がっているのは間違いないが一体誰が…?
罠の危険を承知でゴジュウジャーはついに敵地に乗り込む事に。そこで再び陸王とブーケの愛憎混じる戦いが始まるのだった。
推しへの愛が憎しみを超える

まずは陸王vsブーケ周りの話題を。
陸王役の鈴木さん、ブーケ役のまるぴさんの表情の変化と演技に注目してほしいと原島プロデューサーは綴っているがまさにまさに。特にここ数回のまるぴさんは声から顔から演技力が爆発していたが2人の関係のクライマックスになる今回はそれがひとしお。
玲さんの時からそうだが陸王は自分のドラマの1番の盛り上がり時にナンバーワンバトルやるから応援団とかのトンチキ演出もちゃんと熱くてかっこよくなるんだよな。単なる賑やかしにならず出来がいい。
あと陸王に関して思うのはブレないエゴがいいなってとこ。
ブーケに元に戻って欲しい理由はリボンを奪ったのが自分だからその贖罪ってのもあるが「ファンを失う悲しみを知っていてもうあんな思いをしたくないから」ってのが大きいようだし「アイドルもファンも互いがなきゃ生きていけない」って今回の発言も少々傲慢に感じる。
ブーケに笑顔でいてほしいってのも言ってしまえば陸王のエゴで押し付け。そして彼は諦めが悪いから自分の気持ちを譲らない。
笑顔にしたいと思った人を笑顔にするまで決して諦めず本人に拒絶されようと何度だってその思いを押し付け続ける。
誰よりも優しいけど誰よりもエゴイスト。それが白夜陸王ってキャラなのかと思うね。
…マジで2話の老夫婦騙しだけ汚点というかキャラ付けの方向性間違ったなって思うの。
てか陸王の怖いところはアレだけの熱量で「僕は君に幸せでいて欲しい!」だの「君というリクオニストを諦めない!」だの「僕はこれからも君と歩んでいきたい」など色々言ってるのにあくまでブーケをいちリクオニストとしてしか見てないっぽいとこよね。
アイドルとしてじゃなく白夜陸王として君を愛してる!
とかじゃないと思うのよ。
ただ自分のファンに笑顔で、幸せでいて欲しいからあのテンションになってる。多分ブーケじゃなくてもリクオニストがおかしくなったら全力で同じことをする(流石にブーケとは顔合わせてる回数が違うしリボンの事とかで思入れが特別強いんだとは思うが)。
全てのファンを全力で愛するアイドルの鑑だが同時にそりゃ勘違いして刺しにくるファンもいるよな…って気分になった。罪な男だよ。
「まだ君の中に僕がいるなら〜」って言われて40話で燃えてなくなったはずのブーケの陸王への想いが蘇る演出も良かったね。
乗っ取りテガジューン!クオンの下剋上

おい40話から3話かけてやった陸王とブーケの因縁の決着の感動をものの数分で持っていくな。
というわけで空気も読まずに「クソデカクオン」でトレンド入りまで果たした暴走お兄ちゃん周りの話題を。
いやまずは良かったよ。俺は下手すりゃ最後の最後まであのクソデカクオンが毎週登場するようになるんじゃと不安だったんだ。
そんな事されたら話に集中出来ないどころの騒ぎじゃないからな。
さておき。クオンが裏切ってテガジューンを取り込んでパワーアップってパターンは正直予想の範囲内ではあったんだけどまさかこんなタイミングでやるとは。
てっきりそれでクオンがラスボスに!みたいな展開があるんじゃと考えてたんだがなんか予告見る限り次回でパワーアップクオンとも決着付きそうだし思ったよりイベント消化が早いな。
城内の指輪が突然盗まれたって言うけどその指輪のほとんどはクオン所持のものな訳だし明らかに怪しいのに一切疑わず騙されちゃう女王。
素でポンコツなわけじゃなく前からテガジューンに変調が起きてる伏線を貼っていたので「テガジューンがバグってポンコツになったのでその隙をつかれた」って展開に無理がないのがいい。
クオンからすればノーワンワールドは吠同様憎しみの対象の筈でそこの女王に従いいずれは一つになるなんて拒絶して然るべき。この裏切りは必然だが気になるのは吠に言った「俺がもう一度生き直すために」ってとこ。
普通に考えるなら世界を再構築してノーワンワールドに迷い込まなかった本来の自分の人生を取り戻すのが目的なのかなって気がするけどあのクオンがそんな普通のことを目指すとも思えない。果たして。
テガジューンを取り込んだから実質女の子になったので「ふははは!これでちゃんと結婚できるね吠ぅ!」の可能性も0ではない。
予告を見る限りガリュードもテガジューンを取り込んだことで強化形態になる様子。
次回は話数一桁台の時からずっと積み重ねてきた吠とクオンの因縁の決着だし、バンダイとしても書き入れ時のクリスマスだし、年内最後の放送だし予告にはない更なるサプライズに期待したいところ。
テガジューンママ…そういうのもあるのか

「やはり男の子はわからん…」のテガジューンママがいいと思いました。cv.ゆかなのママに需要が無い筈あるまい?
あと膝に手を当てて屈んでグーデバーンの視線に合わせる姿も不思議な色気があったね。ああいう些細なことで目覚めていくんですよ。
てか「男の子はわからん」ってなんすか。まるで女の子なら分かるみたいな言い方しちゃって…
あ…。ひょっとしてもの作りノーワンの元になった人の子供が娘だから…?その影響が女王に出てて…
急に辛いじゃん。
グーデバーンを助けにきた吠と真白がファイヤキャンドルと交戦したが舞台がグーデバーンのために用意した子供部屋ということで合成によって描かれたのが面白かったね。
ロケ撮影して映像の彩度を落とした地上戦と違いテガソードブルーvsカレンデウスの巨大戦はLEDウォールを用いての撮影だったみたいだし映像面でも色々工夫のある回だった。
シャイニングナイフが32話で暴走する自分を「君は愛妻家ナンバーワンなんだろ!」と止めようとしてくれた禽次郎にお礼を言うとか細かいネタを丁寧に拾ってくれるのは嬉しい。
ブーケは敵としては実質今回で退場。次回クオンが倒されればテガジューンがどうなるかはさておきファイヤキャンドルとシャイニングナイフ&スイートケークは残されることになる。
この3名はどんな結末を迎えるのか楽しみだ。ブーケの一件で倒されるも、生存もありそうで読めなくなった。
次回
吠と久光。クリスマスに2人が願った事とは…
ゴジュウジャーvsブライダンの総力戦の行方は!
そして決着!吠vsクオン!!
それではまた
面白かったらブックマーク、お気に入り、コメントもお待ちしています。

コメント