前回 追憶のアラモード【仮面ライダーガヴ 第40話】感想 復讐は正義へと
メガネ持ってる男 アメイジングRYOです。
普段はかけないんですけどね。イベントや映画の時に今の視力だと100楽しめないんでそういう時だけね。
最近少し合わなくなって来たので新調したいな。
かけたらマサイ族くらい見えるようになるメガネにしたい。
倫理観終わってるやつら大集合の41話を語っていきましょう
あらすじ
ボッカに呼び出しを受けたニエルブ、ジープ、リゼルの3人。
そこでボッカは人間界を手中に収めいつでも人間を取り放題の状況を作り出すための秘策をニエルブに授ける。
それから数日後。ショウマはひだまりからの帰り道に車のドアの開閉を繰り返すサラリーマンや、ひたすら立ち上がっては座るを繰り返す女性など不審な行動をとる人々を目にする。
この珍妙な怪現象こそがボッカの、ニエルブの作戦だったのだ。
そしてこの事件の引き金を引く謎のマントの男の正体とは果たして…
復活の「S」!倫理観の崩壊!

「にじり寄るメガネ」という珍妙なタイトルを聞いた段階で眼鏡キャラのニエルブがメインになることは容易に想像出来たが、わざわざ「メガネ」というニエルブにだけ当てはまる訳ではない言葉に言い換えたことや次回予告の内容的に酸賀の復活はある程度予想できたがドンピシャで来たね。
絆斗と因縁浅からぬ男、闇の浅沼晋太郎…酸賀研三の再登場だ!
そして新たな事実判明。
実は酸賀は28話のラストシーン時点では生きており半死半生状態のままニエルブに攫われ保管されており今回の改造実験中に晴れて(?)ちゃんと死んだのだという。
良かった…ハンティは人殺しにはなって無かったんだね。
これは意外と上手いフォローの仕方よね。ショウマ達がグラニュートら同族を殺すのと同じように絆斗は酸賀をやっちまったのかと思いきやそうじゃなかったという。
やっぱり「人間の姿はしてるけど怪人!怪人なんです!」みたいな言い訳できるグラニュートと違って明確な人殺しは子供向け番組だしまだまだヤバいって判断されるんかね。
今回絆斗がマント男のフードを取って酸賀って分かった後の反応とか見るに絆斗的にも「殺してしまった」みたいな意識は無かったみたいね。
さて形だけ見ると復活を果たした酸賀たが実態はかなり酷いものになっており生前の罰をこれでもかと受ける感じになっている。
まずニエルブがボッカから渡された催眠の力を持つとあるグラニュート。ニエルブの台詞から察するに元は大統領の対立候補だったが目障りに思ったボッカに暗殺されてしまったようだ。
催眠なんて便利な能力あったら権力争い鬼強かっただろうにそれ故にボッカに危険視されてしまった哀れなグラニュートさん。しかも暗殺された後も「何かに使えるかも」と保管されていたらしい。
そこでニエルブは「何かに使えるかも」と拾って一応生かしておいた酸賀に暗殺されたグラニュートを融合させる実験を開始。その実験過程で酸賀を死なせてしまい今回の自我なき人でも、グラニュートでもないツギハギの怪人にされたようだ。
…なんだコイツら…道徳の成績「1」か?
偶然「何かに使えるかも」でとっておいた死体とほぼ死体が2個揃うな。
「お、ラッキー」じゃないんだよ。
話を聞く限りニエルブ的には従順なゾンビにするつもりはなく、生きてさえいれば少なくとも酸賀の自我は残ったのだろうけどニエルブからすればそれすら別にどっちでもいい事なんだろう。
「(ゾンビになったけど)でもまあ最強生物を作りたがってた酸賀さん的には本望じゃないかな。」
このニエルブの発言はあながち的外れでもないと思う。
酸賀の性格考えると仮に自我が残ってれば今の自分の人間でありグラニュートである状態をそこそこに楽しもうとしそうではあるよね。ノリノリで自分自身を最強生物の為の参考にしそう。
最強生物の誕生にこだわったのは決して失われない命を欲したからだし死にながら生きているゾンビは割と目指すものに近いだろうし。
しかし酸賀のメイクいいよね。明らかに様子がおかしいのが分かるし老けたようにも見える。浅沼さんの表情の作り方もいい。
人間を洗脳する際のボイスもやはり浅沼さんが担当。全然声違うから凄い。
基本的には家族とかがテーマになっている作品なのに(それこそ酸賀ですらキャラの軸に家族がある)ニエルブが出張ってくるとそういうの全部傍に置いてめちゃくちゃやり出すことで作風に幅が出来るのはいいよね。
強敵!マーブルブレイクッキーフォーム

続いてバトルシーンについて。
変身シーンでは主人公サイドは出し惜しみなく最強形態トリプル変身してくれたのは良かったね。
一方酸賀は黒ガヴの開閉すらニエルブの指示がないとやらない指示待ち人間(人間ではない)っぷり。
変身時に首から顔にかけて入るヒビのエフェクトは砕けたクッキーとかけた演出。通常のブレイクッキーやベイクにはなかった胸の中心に走るひび割れや全身のマーブル模様、そして赤い目がより凶悪でダークな印象を感じさせてかっこいい。
ニエルブが改造しただけあり戦闘力もかなり上がっているようで中でも「サクッ」のオノマトペ弾の性能が段違いに上がっている。
なんとマスターガヴの高速移動でも振り切れないほどのホーミング性能を携えていて今回ガヴはこの対応に終始振り回されてしまい結果ヴァレンが1人でビターガヴの相手をしなくてはいけなくなった。
ところでビターガヴ/ダークショウマを物扱いしていた酸賀が今はビターガヴになってニエルブの傀儡になっているの強烈な皮肉ね。
ニエルブとビターガヴが2人でヴァレンを一緒に放り投げるシーンはなんか楽しそう。ニエルブってちょこちょこ画を和ませる役に回るよね。
ヴァレンを洗脳しようとするシーンで見せたゾンビらしい立ち上がり方いいね。当たり前かもだがゾンビゲーマーがよくやっていたイメージのある動き。
ほんの少しだけニエルブが戦うシーンもあったがその能力は毒。科学者キャラの能力としてはありがちね。一応ガヴに多少のダメージがあったようだがガヴやヴラムの攻撃をろくにかわせないし、ランゴに比べて自分の能力が弱い事を卑下するような発言もあり基本的に戦いは苦手なようだ。
メガネについた毒を自分で舐めるカットいいよね。
冒頭の「兄さんがやられたんだからいくら姉さんでも勝てる訳ない」という発言などからもとにかくランゴの実力は高く買っているのが伺えてホント兄さんいなくなって皆が受けた精神的ダメージって甚大だったんだなって。
あ、あと次週ニエルブがついにグラニュート体を見せるようだがモチーフは私の読み通りヨルムンガンドで確定です!
ようやく予想が当たりました!!
駄菓子屋さんの正体判明

駄菓子屋さんはみちるの婚約者!
と予想していたがこっちは違ったわ…お兄さんだったのね。
というわけで長らく正体不明だったお菓子カフェ ひだまりのマスターもとい井上優が何者なのかが判明した今回。
ショウマから見るとお母さんのお兄さんで伯父に当たる人物とだったのだ。
ようやくグラニュートじゃない身内がショウマにも…。
ひだまりにショウマの好きなお菓子がたくさん売っていたのはお菓子大好きな妹が好きなものを取り揃えていたからだったのね。
そして新たな新事実。
みちるは誘拐時まだ大学生だったというのだ。
え…じゃあブーシュって攫ったJD孕ませてショウマ生ませたん…?
もう「みちるとショウマのことは愛していた」なんてフォローじゃ回復間に合わないくらい株の急降下が止まらないなクソ親父。
まあそもそもスパイスにする為に連れてきたグラニュート的には食材でしかない異世界の未知の生物に恋して子供生ませた時点でヤバいやつだからもはやその相手が何歳だったかなんてのは本当に些細なことではあるんだけど。
話は変わるが優役の半田さんはいい意味で『ガヴ』というか特撮作品から浮いてる感じがするのがいいよね。この人だけなんの誇張もなく、普通のドラマに出てきそうな異質さがあってそれがモブっぽいのに重要キャラである説得力に繋がっていると思う。
『ガヴ』も残すところ10話弱。ショウマと優の関係がどのような形で着地するかにも注目したい。
次回
洗脳に苦しむ絆斗は内なる自分と対話する…
ニエルブついにグラニュート体へ!
厄介極まるWメガネ攻略なるか!?
それではまた
次回 割れた思いの果てに【仮面ライダーガヴ 第42話】感想 さらば酸賀(とも)よ
おまけ
ずーっと滑り台滑ってるおじさんと、ずーっとポスト撫でてるおばさん見て「楽しそうだなー」「懸賞が当たって欲しいのかなー」でスルーして変とも思わず受け入れる幸果さんちょっと聖人というか器デカすぎというか。
あと「逆立ちお姉さん」ってひろみちお兄さんみたいに言うな。
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