前回 はかれない男【爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ40】感想 数字にゃ縛られない
サッカーをあまりにも知らない男 アメイジングRYOです。
オフサイドトラップの解説を何度見ても聞いても刹那で忘れちゃう。まあいいかこんなトラップ。
サッカーガチ勢キャストと有名声優と番組スポンサーをフルに使った41話を語って行きましょう!
さあ今キックオフです
あらすじ
ビッグバンサッカー連盟会長のスピンドーに地球のサッカーを売り渡し、自分達も連盟に加入することで甘い汁を吸おうと企むサッカー協会の実は若そうな会長と、実は物語開始前に死んでそうな副会長。
しかしその悪行にレッドカードを叩きつけたのは我らがブンブンジャー
特にビッグバンサッカーの名門チーム パルス・エースにかつて所属していたがチームをスピンドーに奪われた過去を持つ玄蕃と先斗は一層闘志を燃やしていた
地球のサッカーを賭けて今ブンブンジャーとハシリヤンのサッカー対決、絶対負けられない戦いが始まる!
先斗と玄蕃!友情のツインシュート!
まずは今回のストーリーの軸を担った玄蕃と先斗の話から
本作屈指のバカ回だった23話に引き続きスポーツ回。今回はサッカーということでメインとなったこの2人。
彼らが選ばれたのには無論理由があり演じる相馬さん、宮澤さんが揃ってサッカーガチ勢&J2リーグの清水エスパルスに縁があるから。
玄蕃と先斗が所属していたチームがパルス・エースってもう元ネタを隠す気もなくて笑う。許可貰ってるらしいしそりゃあもうガッツリ行くよね。
「地球のカレーと花火とサッカーだけは嫌いじゃなかった」
なんかどんどん地球で好きだったもん増えてないか先斗…?
地球を捨てたなんて言っていたのに振り返って思い返してみれば好きだったものも色々あったんだな。あたしゃ嬉しいよ…。
最初こそチームを奪われた恨みとサッカーへの愛が空回りして足並みの揃わない2人だったが大也の(物理的に)頭を冷やさせる采配と、裏表のない錠からの純粋な言葉で大事な事を思い出す展開はベターながらいい感じ。
こんな形で119が使われるとは。まだ販促期間中だった、それこそ野球回辺りの頃を思い出す工夫を凝らした演出が嬉しい。ただ水ぶっかけるんじゃなく、それに乗じてブルーがシュートを決めるのも合理的で良い。
野球回に引き続き今回も初手で敵の強力な技を受けてぶっ飛ばされる錠。なんでスポーツ回限定のかませ犬ポジションに落ち着いてるんだ。
しかし目を覚ました後は大いにチームの勝利に貢献するのも野球回同様だ。熱くなりすぎた2人を責めるでもなく、説教するでもなく、そんな風に熱くなれるものを守りましょうと屈託のない笑顔で寄り添う。
自分で気付かせようとする大人な大也はやらない直接的なアドバイス。逆に言えば大也に足りないとこを補ってくれているのよね。いいチームだ。
目を覚まし再びグラウンド…ではなく採石場に戻った2人は、ブンブンブースターのスイッチでブンブンコントローラーのトリガーを押し込むというブンブンチェンジャー同士を擦り合わせるW変身のブースター&コントローラー版を披露!
これは嬉しい。頭柔らかいなこの演出。変身アイテムの形状が違う2人には出来ないと思っていたやつだ。
バイオレットがベンチの錠のジャケットを借りて擬似的なチャンピオンブンバイオレットになるのも色々痒いところに手が届きすぎる演出だ。
クライマックスではマスクオフでのプレイシーンもぶち込んできた。そもそもキャストがサッカーガチ勢だからこそやってる回だしこれはマストだわな。
マスクオフ状態でサッカーし、後ろでガンガンナパーム爆破というだいぶ変な画の筈なのにめちゃくちゃ素敵なシーンになってるの絵作りが上手すぎるな。挿入歌も良い。
野球回は見終わった後「ずっとふざけてたな…」って印象だったのに今回は終わってみると「ええ話やん…」ってなった。
同じスポーツ回でも制作がどう見せたいかっていうのが野球回と今回では明確に違ったのだなと感じた。
関連商品 DXブンブンチェンジアックス
本筋じゃないとこで出来るだけふざけるスタイル
前項通り今回は「軸」の部分に関しては結構真面目で爽やかな話だったのだが、ならばということなのかなんなのか。その「軸」に関わって来ないとこではとにかくネタを仕込んでいたのが印象的。
まず地球のサッカーをスピンドーに売り渡してしまおうとするサッカー協会の会長と副会長を演じたのは『キングオージャー』でセバスチャンを演じた吉満寛人さんと、ボシマールを演じた福澤重文さん。
お二人それぞれネクタイがイシャバーナカラー&シュゴッダムカラーだ。
食べ物や飲み物を持って来いと偉そうに副会長をパシリにする会長は嫌なやつだな。そういやセバスチャンもヒメノ様不在時にぶくぶく太ったことあったね。
会長、副会長は終始コミカルなキャラクターだったもののスピンドーに取り入って自分だけは美味しい思いをしようと考える浅ましい権力者がメキメキと地球内部に増えて来ていることを示す役割もあるキャラクターなので良い知れぬ怖さみたいなものもあった。人間の敵は人間なのか…。
やっぱりハシリヤン怖いわ。ぶん殴って手に入れるんじゃなく、静かに深く星を侵食し住んでいるものが気付いた時にはもう手遅れってスタイルがさ。
大也にサッカーに誘われ「純粋だった頃を思い出せ」されるオチは非常に後味良くていいね。
試合中に得点されそうになるとゴールを変える戦法を使うサッカーボールグルマーの能力は厄介だがビュンディー曰く
「宇宙じゃ日常茶飯事」
とのこと。ってことはビッグバンサッカーってのもこんなにめちゃくちゃなのか。ハシリヤン野球とかいう俺ルールと違ってそれが宇宙の正常なルールなら文句は言うまい。
フィールド変わった先に現れたのは一般通行有名声優 松本梨香さん。
わちゃわちゃしているシーンでのブンブンの台詞は字幕だとよく分かるのだが
「それ(サッカーボール)、佐藤詩捕さんの?」
知っているのかブンブン!?
この松本、もとい佐藤さんとブンブンは知り合いのようだ。
佐藤→サトシ 捕→ゲットだぜ!
が名前の由来だそうだ。ピカピ!
ちなみに去り際にビュンディーが「応援してます」って言ってるのも見逃せない。
フィールドを変えることで無関係の人達を巻き込んでついでにその人達からギャーソリン回収してるのがサッカーボールグルマーのクレバーなところ。
最後に行き着いたのはカーポートマルゼン!
車高調もありそう!
CMでお馴染みのマルゼン社長とその弟さんもついに本編に出演。台詞はないが素敵な笑顔だ。
他のネタとしてはちょっと自分がサッカーに明るくないのであまり分からなかったが、サッカーボールグルマーの必殺技〝アルマゲドンシュート〟は『イナイレ』っぽい?
巨大戦直前のブンブンとビュンディーの変なポーズは映画『少林サッカー』ネタだ。
細かーく『キャプ翼』ネタも結構あったかな。
それと今回も苦魔獣のデザインが良い。
サッカーボールモチーフながらスパイクの意趣が目立つ造形なのがセンスを感じる。試合しながらやかましくセルフ実況するのもゴンググルマーっぽくて好き。
関連商品 DXブンブンコントローラー
次回
クリスマス回到来!
次にスピンドーが狙うのは最強の届け屋サンタさん!?
歌い踊るイターシャ。彼女の過去が明かされる!
それではまた
コメント