前回 讐いる【仮面ライダーゼッツ Case22】感想 迷い・喪失・破壊
友人に使わなくなったTVを貰った男 アメイジングRYOです。
我が家に置ける最大サイズぐらいのやつで神がかり的にジャストフィット。今日からニチアサを大画面で楽しめました。
ありがとう友人!
めちゃくちゃ話が動いてちゃんと面白かった23話を語っていきましょう
あらすじ
ファイブとシックスの死。そして2人を手にかけた小鷹を前に莫の中の何かが壊れた。
深層心理に宿る「崩壊」の力を司るカタストロフゴアナイトメアを取り込み新たなゼッツに変身した莫はその力で仮面ライダーノクスをついに撃破。意味深な言葉を呟き小鷹も息を引き取る。
しかし直後莫は深い眠りに囚われてしまう。いつまでも起きる様子がない莫を心配する美浪は莫の持っていた名刺を頼りにカウンセラーに会いに行くのだが…
一方、怪事課はスリーに邂逅。彼の口からCODEという組織の目的を聞かされるのだった。
時代は暴力!圧倒カタストロム

まずはバトル周りの話題から。
いややっぱりかっこいいなカタストロム。
暴走フォームの魅力はヒーローらしさに囚われない暴れっぷりとラフなバトルスタイル。スタイリッシュでヒロイックなかっこよさから解き放たれた暴力的で殺意満載の戦い方をヒーローがすることがスリルとある種のカタルシスを産むと思ってるんだがカタストロムはそれを存分に感じさせてくれる。
ノクス戦では腹に膝蹴り、スレッジハンマー、掴み上げて殴り飛ばし、パラダイムグラビティを思わせる重力操作で吹っ飛ぶことも許さず拘束しボッコボコにする悪役ファイト全開の戦いを披露。
カタストロムはいわゆるてんこ盛りフォームの要素もあるみたいだね。確かに体のカラーリングは基本形態の色を踏襲している。
しかし「カタストロフは肉体も文明も精神も次元も壊す。よって全ての力が使える。」という理由付けは中々強引。この手のてんこ盛りフォームが他のフォームの力を使える理由にしてはだいぶ珍しい。
必殺キック〝カタストロム・クラッシャー〟は巨大なデュアルメアカプセムに乗って放つ飛び蹴り。個人的にはゼッツのライダーキックは3段キックにこだわって欲しかったのだがまあカタストロムなら細々3回蹴るよりクソ重い一撃のがそれっぽいか。
キック後の777→ZZZのエフェクトもいつもみたく綺麗に消えるんじゃなくひび割れて崩れ去るのも好みだ。
ディザスターナイトメア戦でのダウンしたディザスターを蹴り飛ばすシーンはカメラアングル込みで今回1番好きなとこかも。攻撃のたびに地面や壁が壊れて破片が散るCGがいい仕事をしている。
あとパンチの打ち方が凄くいいね。通常フォームの時より輪をかけて大振りでハッタリが効いてる。強そうに見えるアクションが研究し尽くされてる。
世界を救うために全てを壊す力で敵を討つ。するとその力のせいで世界に甚大な被害が出るという矛盾を一目で見せてくれるやり過ぎなくらいの破壊演出もいい感じ。
カタストロムは本当に正しい力なのか?ひいては莫が選んだ道は正解なのか?みたいな疑問までは行かずともちょっとしたモヤモヤがちびっ子にもなんとなく生まれていることだろう。
そんな難しく考えず純粋に「カタストロムつえー!やべー!」で喜んでたって全然いいけどね。それも正解だ。
それを踏まえた上での私の感想は…
「カタストロムつえー!やべー!」
普通の好青年はもういない。真のコードナンバー:セブンへ

万津莫としての人生も名前も捨ててCODEに尽くす真のコードナンバー:セブンになることを決めるシーンは意外性もあって良かった。
他のエージェントに比べて莫とセブンには大きなギャップがあったのも、寝癖っていう分かりやすい判別手段があったのも全部はこの展開のための逆算だったのかなと思うくらいこれらの要素がガチっとハマってたね。
主人公覚醒みたいなかっこいいシーンに見える一方で壮絶な違和感とモヤモヤを見てる側に意図的に感じさせる作りになってるのも良い。
莫は現実の自分とエージェントのセブンとしての二重生活をして来たが今回の一件でCODEの使命の重大さを知り莫としての全てを捨てて1人のエージェントになることを決めた。
CODEは正しいのか?と悩み、ノクスは悪人ではないから倒したくはないと迷って来たがそんな疑問は捨てるべきだと結論付けた。CODEの下すミッションをクリアしなければ大変なことになると分かったからだ。
しかしそれは思考停止に他ならない。CODEがなんであろうと疑わず従う。誰かを消せと言われれば消す。
ここで思ったのは万津莫の重要性だ。クールでかっこいい、ハードボイルドなセブンなら何を言われようと多分任務を淡々とこなしていた筈。
でも運が悪くて弱っちくて、お人よしで普通の好青年な莫はCODEのやり方に疑問を抱いた。悩んで自分なりの答えを出し頑張って来て、結果たくさんの夢主を救えた。
CODEに忠実なだけのセブンでは救えなかったかもしれないものを莫が救って来た筈。ならば万津莫を捨てることは必ずしも正解では無いんじゃないか。
この件はこういう話をしたいんじゃないかと思うんだよね。多分。
結構熱いテーマで良さそうじゃない?
「任務に忠実なエージェントにならざるを得なかった」じゃなく「莫のなりたかったかっこいいエージェント」になって欲しいものだ。
まあせっかく仕事に生きるって決めて「俺はコードナンバー:セブンだ」したのに次週身内から刺されるっぽいんですけどね。可哀想。
スリーさんが嫌いになれない/それと諸々

クローゼットから部屋に入って来て、お母さんみたいに眠る莫の体をゆさゆさして起こそうとするスリーさんがたまらなかったです。
笑うわあんなもん。
そのあといつものように窓から侵入してくる怪事課と鉢合わせるとこもシュールで良かったね。
クローゼットから入って来て住人を殴って起こそうとするやつvs住人が寝てる間に窓から侵入してくるやつらという地獄のマッチングが熱い。
富士見がスリーにCODEってなんなんだ!?って聞いたら概要だけとはいえ割とサクッと教えてくれるのもポイント高い。
莫も我々視聴者もながーい間それを知りたかったんですけどネタばらしそんな感じでいいの?
特別これといってアクション起こしてないしなんなら最初は莫を暴力で眠らせるパワハラで好印象とは正反対だったのに気付くとなんか嫌いになれない人になってたなスリーさん。
よーく考えると仕事してるだけだもんな。莫の足引っ張ったりもしないし考えてみれば最初以外嫌われるほどのことをしてないんだ。
しかしCODEの設定は実に汎用性が高いな。
ナイトメア対応はあくまでいくつもある軍の介入出来ない不可思議な事案のひとつに過ぎず、日夜怪人やエイリアンの侵略と戦っている組織。
「コードナンバー:ワンとツーは現在ショッカー怪人と交戦中だ」みたいなことも平気でやれるわけでしょ。『ゼッツ』世界をベースに色んな派生作品やれそう。
話を変えてノクスの死亡についてだが流石にファイブ、シックスと景気よく死に過ぎててやっぱりこの作品の「死」自体に何かギミックがあるんじゃないの?と疑ってしまう。
マジでこのまま退場だとノクスに関してはかなり消化不良になるし何かしらあって欲しいね。
あとねむが目覚めてレディがお母さんって判明したね。
前にも書いたが紫の蝶々は「既に亡くなった子供」のシンボルとして使われることがあるんだけどここが親子となると結構マジでこの要素大事なやつでは?
例えば既に死んでるねむは夢の中でなら生きてられる。だからレディは夢と現実をひっくり返そうとしてる…とか。
整合性とか無視してなんとなく思いついた展開だけどひょっとしたらね。
次回
仕事に生きると決めたのに…
セブンを狙うスリー!そしてコードナンバー:ゼロ登場ゥゥゥ!
レディが早くも毒親全開!?
それではまた。
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