前回 【ガールズリミックス inハロウィンパーティー】感想 華はあれども…
『初代仮面ライダー』のグッズは結構ガンガン買ってしまう男 アメイジングRYOです。
前にも書いたけどシリーズの初代に対して私は好き以上に崇拝の念があるので神に忠誠を見せるかの如くお金を使ってしまうのだ。
ところで結構真面目に真骨彫SHF藤岡弘、先生が欲しいんですけど出してもらえません?
それはさておき!
『ガールズリミックス』のりんね編?ナユタ編? 分からんけどとりあえず一旦完結のこちらを語っていきましょう!
あらすじ
ブルーバードに拘束されていた黒野スミレが押収されたバックルを奪い脱走した。
同じ頃、街で買い物中のナユタを狙い仮面ライダーミューズ/胡桃玲奈が現れる。マジェードに変身し戦いを挑むりんねだがその抵抗虚しくナユタを攫われてしまうのだった。
囚われたナユタは自分の本当の正体を。そしてスミレの真の目的を知ることになる。
りんねはガールズリミックスと共にナユタを救うべくスミレの潜むアジトに突入。
決戦の中現れた未知の戦士 仮面ライダーアインズは敵か味方か…。そしてこの戦いの行方は果たして…
秀逸なデザイン!仮面ライダーアインズ&仮面ライダーファタル

まずは本作の顔であり大々的に発表され話題を呼んだオリジナル仮面ライダー アインズとファタルの話題から。
まず先に書くと本作最大の良かったポイントはこのアインズとファタルのデザ秀ぶりだと私は思う。どっちもめちゃくちゃ好き。アーツ出して下さい。
『マジェードinガールズリミックス』から登場のオリジナルキャラクター ナユタが変身するアインズは一目で仮面ライダー1号のオマージュと分かるが決してただデザインを寄せただけではない。
マスクは分かりやすいバッタと1号を意識したものだが目が繋がっているアレンジ、後頭部からは変身者の髪が露出しておりこれは旧1号と同じだが女性ライダーらしいストレートヘアなのがポイント。これにより1号だけでなく、ナユタと最も絡みの多いりんねの変身するマジェードともデザインに共通点が出来ている。
襟のピンと立ったライダースジャケットのようなぴっちりスーツが女性ライダーらしいスマートな体型に張り付き歴代ライダー〝最細〟と思えるほど美しいボディラインを実現。
これは勝手に思ってるだけだが繋がった目に襟の立ったスーツに鞭になる武装がスーツに付いてることからアカレンジャーが隠れモチーフなんじゃないかと睨んでる。スーパー戦隊最後の年に現れたライダーにアカレンジャーのモチーフがあるって素敵やん?
アインズとはドイツ語で「1」の意味。ならば仮面ライダー1号ってだけじゃなく戦隊1号の意匠があってもおかしくないべ!
ネタバレになるので詳しくは書かないがその他にもアインズ…というかナユタに様々な本郷猛や仮面ライダー1号要素もあるのでそこにもニヤリ。お父上の変身を見て練習したという天翔さんのキレッキレの変身ポーズにも注目。
更に戦いの後に変身したままマスクを外すナユタのカットも。当然このシーンは天翔さん本人がアインズのスーツを着ているわけだが偶然アクターの安川さんと体型が近くそのまま着れたんだとか。
湊プロデューサー曰く「『マジェードwith〜』から今回までの3部作は『仮面ライダーアインズ』の0話のようなイメージ」とのこと。なのでED映像もEDだけどまるで新番組『仮面ライダーアインズ』のOPのような仕上がりになっていたりする。
藤岡弘、先生のご息女を変身させる以上1号を意識するのは正直予定調和ではあったもののアインズの単に1号の女体化というだけでは終わらない秀逸なデザインのおかげでこれ見よがしなオマージュも受け入れられた部分はある。
続いて仮面ライダーファタル。
その姿は『龍騎』の仮面ライダーファムを黒くしただけの安直なものながら『龍騎』には元々リュウガがいるので割とすんなり受け入れられる。
あとやっぱり「黒くしただけ」って正義なんだよ…。アインズのようなオリジナリティには欠けるがかっけぇんだ。結局。黒×金でアメイジングマイティみたいだし。
名前の由来は運命の女性又は魔性の女を意味する「ファムファタール」から。そもそもファムって名前からしてファムファタールから来てるからその使わなかった方をまんま採用したんだね。シンプルだがナイスなネーミング。
変身するのは今作の黒幕である黒野スミレ。
演じる小宮有紗さんは『ゴーバスターズ』のヨーコちゃんなので変身するのは2回目。あとはウルトラマンだけだ!(『ウルトラ十勇士』で顔出しヴィランはやったけど)
謎多きスミレの正体も明かされたがこれが中々意外というか。いや正体自体はなんとなく予想出来るんだけど張られてた伏線に気づけなくて明かされた時「なるほど!」ってなったね。
彼女の目的も正体を知ると納得出来る。確かにあの組織にいてあんなことしてたらそういう思想になるやつもいそうだなって。『ガルリミ』シリーズ初オリジナルの仮面ライダーが出てくる理由付けにもなってるし。
女優として邪悪なマッドサイエンティストのスミレを好演しただけじゃなくファタルに変身してからのアフレコは当然人気声優としての実力を発揮。小宮有紗ファン必見の一作になってる。
ファタルはもちろん戦闘時にはカードを使うんだが使うカードは基本ファムと同じ。
しかしファイナルベント〝ミスティースラッシュ〟はCGの進化もあってか本家よりかっこよく見えたね。
あとよく見るとファタルのカードは全部ファムのよりAPが1000上がってたりする細かい気配りもオタクには嬉しい。
無印では仮面ライダーシリーズ最初の女性戦士であるタックルをフィーチャーしたのに対して今作はシリーズ初の女性仮面ライダーであるファムの色違いをラスボスに配置するのも女性ライダーに焦点を絞った本作ならではでいいね。
総じてオリジナルライダー周りは概ね文句のない出来だと思った。
今回も出るわ出るわサプライズ

続いて恒例のサプライズ&小ネタについて。
最近では映画や配信のサプライズ演出なんかは見た人にすぐ拡散されてしまうので制作側も「どうせ拡散されるなら自分から言ったらぁ!」とばかりにすぐに発信してしまうのが普通になって来ている。
個人的によく無い流れだと思うんだけどまあ仕方ない部分がある。例によって今作も特大のサプライズゲストをすぐXで発表してしまった。
1人は一応一作目の時点で伏線…と言っていいかは微妙だが存在を仄めかしてはいたので登場したのには驚いたがスッと受け入れられた。いや本当に声が全然当時とお変わりなくてですね。
今(2026.1.27)思うと「あ…この作品やるから出てくれたんだな」って分かる。楽しみだ!何せ25年ぶりの新作だからな!
もう1人のサプライズゲストは声だけではあるものの完全に突然の登場だったのでびっくりした。てか見終わってから本人だったんかい!ってなった。
本当に…本っ当に仮面ライダーシリーズに出た女性に片っ端から手出してくなこのシリーズ。実にまずい。いいぞもっとやれ。
サプライズではなく事前発表のあったキャラクターだが『パラダイス・リゲインド』から仮面ライダーミューズ/胡桃玲奈も参戦。
変身の際にやたら恥ずかしがるという原作ネタもきちんと拾ってくれた。誰も「脱ぐのか?」とツッコまなかったのはちと残念。
相手の動きを先読みするミューズの能力に対しりんねが本編でガエリヤの予知を攻略したトワイライトマジェードを使う件は実にいいクロスオーバーしていてお気に入りポイント。ミューズ側も映画で使わなかった必殺技を使ったりと相変わらずバトル演出の気が効く。
他で言うと仮面ライダーハクビのニンジャフォームも今回が初出だね。ハクビは前回の時点で大型バックル装備でもおかしくなかったからこれは見たかったし嬉しかった。
他にも色々あるが最後にちょっと反則気味の小ネタを一つ。
蘇った玲奈に従う2人の配下がいるんだがこの2人は本作オリジナルキャラクター。そのうちの1人 アンガを演じるのは内藤好美さん。
内藤さんといえば最近だと『ブンブンジャー』の37話が記憶に新しいか。まあそれはどうでもよくて問題はこのアンガが変身する際に言った
仮面ライダークロニクルガシャットを掲げてこう言い放つ
「私が行く。ゲームスタート」
めっちゃ他社ネタ!ルロォイ!
東映特撮にも出てるのにめちゃくちゃ他社ネタ!ルロォイ!
まあ特オタ的にも内藤さんはまだまだアンリ隊員のイメージなのは間違いないんだけどね。あとよく考えるとこっちも散々他社ネタやってたしいいか。
ボリューム満点ゆえの欠点も…

三部作の完結編ということでアクションもサプライズも大変気合いが入っているんだけどめちゃくちゃ詰め込んだ弊害を一部感じる場面も。
一つ一つの展開に溜めが無く重要な場面であってもスッと進んでしまうような感覚に陥ったかな。
特に顕著なのはナユタ変身からの以下の流れ
ナユタがかっこよく覚悟を決め変身→雑魚を一掃→しかしファタルにボコられる→アインズが心折れかける→ゲストが助けに入る
ここまでで1分30秒です。嘘だろオイ!
覚悟決めてから心折れるまでマジで1分かかってないのよ。豆腐超えて豆乳メンタルだよ…硬さがないよ。
あとスミレの正体を暴く件も最低限の理由付けはあるがかなり強引に思えた。
ナユタが一度は自らの悲壮な運命を受け入れりんね達の前に立ち塞がるが仲間達の言葉とこれまでの経験で大事なことに気付き覚醒する場面などは王道で熱いものの根本的にナユタというキャラクターの書き込み不足のせいで今ひとつ乗れない。これに関しては今作だけじゃなく3部作全体の問題ではあるんだけど。
あとこれはあまりに今更だがナユタの一人称が「ナユタ」なのがちょっと引っかかるなあと改めて思った。天翔さんがどっちかって言えば大人っぽいから合ってないというか。
ただ本作はお祭り企画だから求めたのはドラマの高尚さよりはエンタメとしての楽しさだろうし、前述した通りオリジナルライダーかっけえ!アクションかっけえ!ゲストすげー!小ネタ嬉しいー!は十分出来てるからそれを考えれば重箱の隅のような欠点かなとは思うけど。
そもそも「重厚なドラマやりたい!」と「派手なお祭りやりたい!」って食い合わせ悪いんだよね。まして本作は30分強程度しか尺がないからどっちかが犠牲になるしかない。
総評
というわけで『仮面ライダーアインズwithガールズリミックス』でした。
とにかくアインズとファタルがかっこいい!
個人的にはこれだけで合格点をあげたい。
詰め込みすぎた結果お話としてはかなり荒々しい部分はあるがシリーズの強みが存分に出てるし全然楽しめると思う。
これにてりんねとナユタを中心にしたシリーズは一旦ピリオドのようだが『ガルリミ』自体はまだまだやっていけると思うので続報を待とう!
それではまた
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