前回 宇宙観測隊【ウルトラマンオメガ 23話】感想 焼きそば残してまた来年
ウルトラシリーズ誕生60周年を祝いたい男 アメイジングRYOです。
ウルトラシリーズに興味出たのが大学の頃でhuluで昭和ウルトラマンは全部見た。
『初代マン』の面白さにひっくり返ったね。50年以上前の作品が今見てもこんなに面白いなんて…と衝撃だった。
『初代マン』さえ見とけばその後のウルトラシリーズのエピソード全部「あ!これ初代でいうとこのあの話みたいなもんだ!」と飲み込めるようになるところに完成度の高さが窺い知れる。
一作目で既にウルトラシリーズは7割完成していたのだよ。見てない方は60周年の今年に是非。
残すところあと2話の『オメガ』も忘れず語っていきましょう!
あらすじ
ガイリュウガとの戦いの最中、突如ウルトラマンオメガは戦いを止めメテオカイジュウと共に姿を消してしまった。
ソラトが宇宙観測員オメガに戻ったのだと察したコウセイはついに全てをアユム、サユキに打ち明ける。
胸中穏やかでない3人に更なる凶報が届く
小笠原諸島・蘇来島にて人類の過ちから新たなる怪獣 殲滅細胞怪獣ゾメラが誕生してしまったのだ。
沈黙で魅せる 葛藤と決意

この作品における気になる着地点はソラトがどうなるかというよりは観測員オメガの人格をどう処理するかってとこだと思う。
だってオメガは別に悪いやつじゃない。
自分の本来の使命を全うしているだけでエラーは寧ろソラト人格の方なのだからソラトの闇人格みたいな扱いにしてただ消滅してソラトが残りました!ハッピーエンド!では個人的に納得いかない。
しかし今回のドラマパートで少なくとも公式もオメガをそのように処理するつもりがないのが見えた気がした。良かった。
今回はバトルシーンが少な目で最大の見どころはコウセイとオメガのやり取りだった訳だが凄く良かったね。
子供向けTVドラマでは中々挑戦的な20秒近い沈黙(BGMも無し)の場面がありここは嫌でもオメガの表情に目が行く。ソラトに比べ冷たい顔だったのにコウセイの願いを断ってしまった事に対して何か思うところがあるんだと分かる絶妙な表情を見せてくれた。
あの顔だけでソラト関係なくそもそもオメガ自身が決して冷たい仕事人な訳じゃ無いんだってのが分かった。
背を向けながらも中々歩き出そうとはしないコウセイ。ここは背中で魅せる演技だったね。
台詞のない長い場面であっても近藤さんと吉田さんの顔と背中の演技でオメガとコウセイが何を思っているのかが手に取るように伝わった。
自分達を助けてくれない事に対し恨み節を言うでもなく、オメガを否定しソラトを肯定するわけでもなく、オメガのやるべき事を理解して受け入れた上で最後に伝える言葉がソラトへの感謝なのはちょっと光りが強過ぎるなコウセイ。うるうるしてしまったよ。
オメガは後半パートでも喋らずにその表情だけで心情を伝える難しいシーンが続く。心の声のアテレコのような保険すら無くひたすら顔だけでやるのは近藤さんの演技力が信頼されている証拠だろう。
『冬EXPO』でのアクションといいキャリアのある人を主演に抜擢したメリットが遺憾無く発揮されていると思う。
あとソラトとコウセイが1話で助けた女の子がお婆ちゃんを助ける側になってるシーンも良かったね。コウセイの「優しい」があの子に繋がり、今度はあの子が誰かに優しくしてあげるこの「優しい」の連鎖。
オメガがあの子を覚えているって描写でソラトとオメガが区別されてないって分かるのもいい。
ソラトとしての記憶がオメガにもあるのなら地球での日々の記憶が彼にどんな変化をもたらすのか。それは最終回でのお楽しみだろう。
危機を救うのはいつでも過ごしてきた日々

ゾメラを前にかつての対策は通用せず、ウルトラマンオメガも傍観者に戻ってしまい、メテオカイジュウのような戦う術も失い万策尽きたかに思われた人類だが彼らは決して諦めない。
そして取った行動とは革新的な大作戦ではなく、アユムが初登場の頃からずーっとやって来た地味な採集調査だった。
ここ好き。いいよね。切り札は一発逆転のアイデアじゃなく積み重ねてきた日常の中で続けてきた小さな小さな作業。
どれだけ追い詰められようとやる事は変わらない。直向きに実直に一歩ずつ歩きなんとかする。今までと同じように。
思えば今作はかなり丁寧に毎話調査シーンを描いていたように思う。全部ここに繋げるための布石だったんだな。
ラストではアユムがやはりゾメラの弱点を見つけるのに成功。追い詰められた時、己を助けるのはやっぱり奇跡じゃなく日々続けて身につけたものなんだなって。
最強の敵を前にしても地に足ついた解決法で攻略の糸口を見つけるのは私好みの展開だった。
手出しとるやないかい

怪獣を操り捕食するゾメラは対怪獣用怪獣としてはこの上ない性能でこれで完全にコントロール出来るなら言うことないんだけどまあそんな事にはならない訳でやはり順当にラスボスだね。
去年のスイード(星人態)みたいなサプライズも特に無いんじゃないかなって気がする。分からんけどね。あるなら嬉しい。
ところで宇宙観測員はただ星を見つめるだけって言ってたのに全く未知の怪獣が出た場合はそれは観測対象なのでちょっとだけ戦って調査することが判明した。
手出しとるやないか!
でも倒すのはNGなんで刺激だけして帰ります。
迷惑です!やめて下さい!
中々厄介だなコイツら。下手すりゃただ見てるだけの方が幾分マシじゃないか?
怪獣が現れピンチの時に空より巨人が現れ怪獣と戦い出した。しかし倒す事は無く結局途中で帰って状況変わらずってやられたら絶望感凄そう。
悪気なくてもやってることは希望をチラつかせて奪うのと変わらないからな。こんなムーブあちこちでしてるんだとしたら宇宙観測員のアンチって結構いっぱいいそう。
さておきオメガの変身とかバトルシーンは良かったね。普段と同じ姿でも中身が実質別人だから明らかに動きが違うの好き。
スラッガーを高速回転させて〝八つ裂き光輪〟みたくしたり最小限の動きで攻撃をいなしたり1話のヴァグセクト以来のオメガの本当の戦い方が見れたのも嬉しいところ。
怪獣同士というまだまだ変わり種の戦いも見れたしドラマ重視回でも中々満足させていただいた。
次回
ゾメラによって引き起こされる最悪の「目覚めの刻」!
ソラト/オメガとコウセイ達の最後の戦いの行方は!?
『ウルトラマンオメガ』次週最終回!
それではまた
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