ゼッツに影響されて007シリーズを見るようになった男 アメイジングRYOです。
午後ローが毎週007やってくれてるんで助かってます。『二度死ぬ』と『私の愛したスパイ』が好きかな。
『二度死ぬ』はあれもう日本の昭和特撮ですよ。イメージと違い意外と馬鹿映画も多いのでみんなも見てみよう!
不安半分だったがその出来は…!な劇場版の感想をネタバレ少な目で語っていきましょう。

ゼッツの夏劇場版となる今作。
結論から言うと結構良かったんじゃないかしら。お話も複雑すぎないし、敵もかなり攻めたキャラが功を奏して中々魅力的だったし、エージェント大集合をはじめ見たいものを見せてくれたし、この映画を見ることで残す本編が楽しみになったしおよそ文句らしい文句のない作品になっていたと思う。
物語冒頭。莫の予知夢から物語は始まる。
その予知夢の内容は突然現れた謎の敵 仮面ライダー夢幻によってノクスが莫を庇い消滅させられてしまうというものだった。
そんな予知夢が終わったかと思えば次のシーンでは莫と小鷹の壮絶なバイクチェイスが繰り広げられる。その理由は莫が警視庁を爆破し日本国民に対し宣戦布告を行ったことが原因であり怪事課所属の小鷹は莫をテロリストとして追跡していたのだ。
莫の突然の凶行と現実の世界にも関わらず互いに明晰夢の力を使えることに困惑する小鷹。問ただしても莫は何も答えず姿を消してしまう。一方その頃、小鷹の従兄弟にして国家公安委員会委員長の玖門宗馬は国賊たるゼッツを討つべく行動を開始していた。
序盤はこのように謎が謎を呼ぶ展開が怒涛の如く起きておりスタートから掴みはいい感じ。
上述のバイクチェイスも明晰夢の力の応酬によるCG演出で非常に凝った作りになっているし純粋にアクションシーンとして見ても映画規模だからこそやれる大胆なスタントで見応え十分。車も2〜3台派手に壊しててお金かかってるのが伝わる。
ところで「何故莫がテロリストに?」とかそういう本筋に関わる謎とは別に気になることがあるよね。
なんで小鷹怪事課戻ってんの?
このように今作は本編の現在までの状況と照らし合わせると齟齬が生じる場面がちらほらある。
この謎の答えは単純で、多分今作って時系列が「本編後」なのよね。ほぼ間違いないと思う。同じ高橋脚本のエグゼイドも同じ手法を取っていた前例があるし。
今作は本編での戦いの先で各々がどのような結末を迎えたのかが一足先にわかっちゃう映画ということだ。つまり最終回で小鷹は怪事課に戻るということだな?
そしてそれを踏まえて今作を見ると莫の本編での結末が…ちょっと不安になったよ…ラストシーンで小鷹が言ったあの台詞でおおよそ莫の結末が見えてしまった。詳しくは劇場で!
あと個人的にお気に入りのシーンの話もさせてもらおう。
中盤、簡単に言うとあるキャラに小鷹がぶっ殺される件があるんだけどそのシーンで素敵な挿入歌が流れ出すんだけどそれがね、なんかシュールなのよね。めっちゃびっくりするし凄くシリアスなシーンなんだけどなんか絵面の変さと驚きと挿入歌の効果でシリアスな笑いが生まれる。面白いのよ。
ただ展開としては完全に虚を突かれるしその理由が明かされると「なるほど!」ってなるからシュールとか関係なく真っ当にお話として面白い件になってるのでそこはご安心を。
同じように「そんな面白いことをサラッと流すように言うな!」ってツッコミたくなる台詞が終盤にあるんだけどこれはネタバレになるので書けません。
次に今回のメインヴィランである仮面ライダー夢幻/玖門宗馬について。
ズキュンパイア様と同じくM!LKからの刺客 曽野舜太さんが演じると言うことで公開前から大変話題になっていたが、そういうの抜きにして見ても凄く攻めたキャラになってて結構好きなのよ。
若くして国家公安委員会の会長を任されているエリートで日本への愛国心に溢れる人物。初登場時も久能山東照宮の門の前で日本刀を和服で振り、莫を「テロリスト」と呼んだ警察のお偉いさんに「我々には美しい日本語があるのだから反政府組織と呼びましょう」と返すなど徹底している。
上記の台詞からも分かる通り日本を愛すると同時に外国語を嫌ってる気質もあり、英語をかっこいいものと思ってる莫とは対になってるのが良くわかる。
この時点でちょっと匂ったのだが中盤以降の彼の発言は凄い。
「黒船到来以来日本はスパイ大国になった」「日本は再び鎖国すべき」「今の日本は惰弱な島国」etc…
はい。この玖門宗馬という男 バキバキの右翼なんですね。
このキャラ付けはちょっと意外すぎて面白かったよ。仮面ライダーの敵が「むちゃくちゃ思想強い右翼」だぜ!?
まあ一応終盤明かされる彼が今の日本や外国を嫌う本当の理由はもうちょいファンタジー入ってるんだけどそれにしたってねえ。
ただね私は良いと思うよ。今までいなかったタイプの敵だし玖門の演技も全然変じゃなかったし、夢幻の白昼夢を表現した「半分寝ていて半分起きてる」ってマスクのデザインも好きだし苦悶周りは総じて好きだ。
まあ玖門がキャラ立ち過ぎててデイドリームゴアが微妙に味薄くなってる感はあったけど。声が最高に強そう以外の印象がない。
そしてクライマックスのエージェント大集合シーン。これはもう見たいものを全部見せてくれるし文句ないよ。思ってたよりエージェント間でのやり取りも豊富で、ファイブとスリーやゼロとレディなど本編での関係が最悪な組み合わせの会話はニヤリとさせられる。
味方にいる時のスリーとレディがとんでもなく頼りになったりするのも面白かったし莫とゼロの再会も泣ける。
あと今作のジークは凄くトリックスターで敵も味方もかき回した上で美味しいとこ持ってくめっちゃ良い役なのでジーク好きにも嬉しい内容になってると思う。
総じてシナリオ、敵の魅力、クライマックスいずれも十分な完成度になってると思った。
というわけで今回のポイントは…
①捻りはあれど難しすぎない良質なストーリー
②いかつい男 玖門宗馬
③ゼッツ好きなら見逃せないエージェント大集合!
の3つかな。
それではまた。
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