関連記事 【仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ 東京SP公演 千秋楽】感想レポ KGSっすね
仮面ライダーシリーズのファイナルステージは2回目の参加の男 アメイジングRYOです。
実はライダーのイベントはあんまり行ってないんですよ。『ギーツ』で初めて行ったくらいでしてな。
ファイナルステージ
それは激動の一年間を駆け抜けた主要キャスト全員が揃う最後の機会
数々の笑いと感動が生まれるその最後の最後のステージを語っていきましょう…!
最初の余談
早速ステージの内容とは特に関係ない話をさせていただきたいのだがこちらをどうぞ。

これは私が近年行ったファイナルステージのチケット。見ての通りめちゃくちゃステージに近い激強の席を取れている。『ギーツ』の時なんかガチの最前列だからね。
これは私の日頃の行いが良いからってわけじゃなくカラクリがあって、TTFCに入会しているとステージのチケットの先行抽選を受けれるんですな。
で、TTFC会員の中にもランクがあって私はそこでも最高の「会員継続日数2000日以上」に分類されてるんですよ(具体的には現在3165日継続中)。するとほぼ確実にチケットを先行で取れる上良い席につけるという訳。
それを理解した上でこれを見てもらいたい。

これは今回のライブのチケット。
馬鹿な!俺がこんなに後ろの席に!?
まあ実際は程よく近くメガネかければステージ上のキャストの表情も生で確認可能なくらいのとこだから決して悪い席じゃないんだが他と比べると相当に後退したことがお分かりになるだろう。
何が言いたいかって言うと今回のチケット争奪戦がかなり苛烈を極めたということ。TTFC内ですらこれなんだから通常のチケット取りはそりゃもう大変だったんだろうな。
『ガヴ』人気やばいとは聞いていたがよもやこれほどとは。実際今回のお客の客層は歴代で1番老若男女が入り混じっていたように思う。
話が長くなって失礼。それではライブの内容に触れていこう。
第1部 『フルミックスフレーバー』あらすじ
長き戦いの末にストマック家を倒し平和を勝ち取ったショウマ達。
今日ははぴぱれに来た依頼をこなす為ショウマと幸果は共に東京に出張に来ていた。
依頼人に呼び出された場所は混沌の祠なる曰く付きのスポット。そこで2人は偶然にもライターの仕事で祠を調べに来た絆斗と遭遇することになる。
直後やって来た依頼人は突然絆斗を殴りつけその正体を表す。この依頼はグラニュートの罠だったのだ。
ガヴとヴァレンに変身した2人は難なく勝利するも戦いの中で祠が破壊されてしまったことに気付く。
祠が壊れる時、時空が乱れる…
そう噂される祠の起こした異変は最悪の敵を蘇らせてしまいショウマ、絆斗、ラキアはまたしても激動の戦いに身を投じていく。
第1部 『フルミックスフレーバー』感想
まず最初に結論から書いてしまうと今回のステージは相当良かった。数あるファイナルステージの中でも指折りのクオリティだったと思う。
「お前あの祠を壊したんか」から始まるテンプレ導入は微妙に『ガヴ』の空気と噛み合って無い気がするものの逆に言えばそこ以外文句ないね。
祠ネタはさておき元バイトが襲ってくる起承転結の「起」は本編の後と考えれば自然だし違和感はない。このバイトを演じたのはオジンオズボーンの篠宮さんで役名も木ノ宮という芸名をもじったもの。グラニュート体のスーツは多分オタケの改造。
見どころはたくさんあるんだがまずはストマック周りの話からさせて欲しい。
千秋楽ではストマック家のキャストが全員集合しているので短いもののグラニュート体じゃなく、人間体ストマック家全員がステージ上に揃う大変豪華な1シーンがあった。
「大量の人間を一気に闇菓子にする為にライブ会場を5人が襲う」って流れで兄妹が揃うんだけどキャストが後ろから登場し客席通路を通って舞台に上がるという定番のステージ演出をやってくれるのでさらに会場が盛り上がった。私は通路席とまでは言わないがかなり近くで生ニエルブを見れて満足。
4人が舞台に上がると最後にランゴ兄さんがステージに登場。もちろん我々は大喜びの大歓声。
ランゴ「これから闇菓子にされるとも知らないで…そんなに楽しいか?」
観客「きゃー!!」「foooo!!」「パチパチパチパチ」「www」
ここはライブステージだからこその笑いどころになってたね。自分達を『ガヴ』に登場するモブって考えた時この状況って意味分からんもんな。
一応、例の幸福ガスを使って観客を強制的に幸せにさせているって理由付けがされてるので「見ず知らずの黒い服着た5人の男女に歓声上げる異常な我々」に対してもフォローが入っている。ありがとうございます。助かります。
「敵の復活」とだけ書くと非常にありがちな展開と思われるかも知れないが今作は決して安易な復活というわけではない。
混沌の祠が壊されたことで起きたのはあくまで時空の乱れであり、ストマック家をはじめ復活したキャラは皆あらゆる時間軸の過去からやって来ているという設定なのだ。つまり正確には復活ではなくタイムスリップ。
これが面白くてね。兄妹達は各々が倒される前の時間から来てるからランゴはシータが生きてるのに驚くし、逆にニエルブとグロッタはランゴが生きてるのに驚くし、ジープとシータは1クール目の時間軸から来てるからスーパーどうしようもない頃だしで話が噛み合わない。
人気どころの兄妹だけじゃなくデンテも蘇って登場しているのが何気に凄いところ。あんまりこういうポジションのキャラってスーツ有りでファイナルステージに登場しないからね。
東京公演の昼の部ではデンテのcv.である多田野さん、ニエルブ役の滝澤さん、酸賀役の浅沼さんによるトークコーナーが設けられたりこの手のキャラにしては扱いが飛び抜けていいと思う。人間体の無いキャラにもきちんと人気があるのは凄い。
また単にデンテが人気あるから復活させたんじゃなくシナリオ上で彼が蘇ることに意味を持たせているのも流石だ。
ではその意味とはなんなのか。それは今回の大ボスがデンテに深い関わりを持つ人物だから。
その人物とは…

ゾンブ・ストマック。
TV本編では過去の回想にしか登場していないがストマック社の創始者にしてデンテと共に闇菓子を作り出した諸悪の根源だ(cv.ブロリー)。
このセレクトは唸ったね。なるほど!
敵も味方も闇菓子によって狂わされたこの世界においてそれを作り出した者をファイナルステージのラスボスにするのはスーパーベストセレクトでしょう。
蘇ったゾンブはデンテ曰く「全盛期の姿」であるらしく画像の通りめちゃくちゃ強そうでかっこいい。パッと見ボッカのスーツのリペイント無いし一部流用っぽいかな?
ちなみにパーソナルカラーは黄色なのでゾンブのエージェントは差し色がイエローだったりする。
TV本編では心無い言葉で幼いニエルブの心に深い傷を負わせたことが描写されていた程度でどんな人物かは見当がつくものの具体的には分からなかった。しかし今ステージで彼がどんな奴だったかが明確に描かれた。
元々兄妹はブーシュよりゾンブを慕っていたらしくその人望で兄妹達を瞬く間にまとめ上げたり、会社をちゃんと成長させていたランゴ達を褒めながらも兄妹では思い浮かばなかった新たな闇菓子のアイデアを出すなど家長としても経営者としても有能である姿を見せる。
一方でやはり根っこは恐ろしい悪党で、ジープとシータを新たなる高級闇菓子 その名も生闇菓子の実験台に使って闇菓子中毒にしたり半分人間のショウマを闇菓子の材料にしたらどうなるだろうと興味本位で言い放つなど本編に登場した悪党達に負けず劣らずの邪悪さを放っている。
もちろんショウマの件を知った際にはブーシュをボロカスにこき下ろす。クソ親父、復活もしてないのにまた株下がってる…。
あとTV本編では揃って綺麗な死に方したしこっちじゃ好きにしていいでしょ?と言わんばかりに大変悲惨な事になってる双子が泣ける。ヤク売る売人がヤクにハマったらあかんぜよ。
ゾンブ絡みで好きなやり取りを一つご紹介しよう。
ゾンブ「ニエルブ。体が弱くて使えないやつだと思っていたがここまで闇菓子の生産を伸ばしていたとは。見直したぞ」
ニエルブ「…!そうでしょ!」
可愛いなぁ次男!!!
幼い時にゾンブに言われたことがずっと抜けなくて彼の行動の原理は常に「ゾンブを見返す事」だった訳だし本人にこんな事言われたらコロッと嬉しくなっちゃうよな。
ゾンブとの絡みでまた違ったストマック兄妹の表情が見れるのも今ステージの魅力と言えるだろう。
無論ラスボスなので戦闘力も凄まじくオーバー/マスターをフルに使い分けるガヴを一蹴し「ランゴより強い…」と明言されるほど。そんな強敵をいかに倒すのかは…己の目で確かめよう!
この辺りでそろそろ主人公サイドの話をする。
まず嬉しかったのが『ガヴ』特有の凝りまくったアクションを可能な限りステージ上でも再現してくれていた事。上述通りオーバー/マスターの瞬間的な使い分けをステージならではの仕掛けで再現していたり、ケーキングのホイップ兵召喚もやってくれたり、他にはラキアの触手とか(ラキアはグラニュート体のスーツも登場する)もあったし、最初のグラニュートとの戦いでは
ベルトガヴからガヴガブレイドが射出される→壁に刺さる→ガヴ&ヴァレンとグラニュートによるブレイド争奪戦になる→最終的にヴァレンがヴァレンバスターでブレイドを弾いてガヴがキャッチ。
みたいな本編でもありそうな独創的な動きをステージ上で再現。本当にどんどん進化してるよヒーローショーも。
あとキャラクター毎のアクションも忠実に本編っぽいんだけど中でもヴァレンのアクションがめちゃくちゃ見応えあった。早いしダイナミックだし1番ステージ映えしてたと思う。
ファイナルステージには新たなる敵キャラクターとステージだけの主人公の新フォームが登場するのが定番だがもちろん今回のステージにもあったので紹介しよう。

こちら仮面ライダーガヴ ニンギョーフォーム。
東京は浅草名物のお菓子 人形焼きをショウマが食べたことで生まれたニンギョーゴチゾウで変身した姿だ。
今ステージのご当地要素がこれで各会場毎にショウマが物語冒頭で食べる名物菓子が変化し、それに伴い会場毎に違うフォームが登場し活躍するという豪華なものになっている。

会場入り口でゴチゾウが貰えた。これにはシールが付属しておりキンチョコ、タコセン、ウイロウ、メンセン(明太子煎餅)、ニンギョーの5パターンがあり好きなゴチゾウに出来るという仕様。
私はせっかくなのでニンギョーにしたよ。あとこの観客の持つゴチゾウがステージ終盤でショウマを助けるキーアイテムになるというヒーローショーらしい演出もある。
クライマックスの3ライダーとゾンブ率いるストマック家とのバトルは最高に熱い。気が効く今作はTV本編と戦う相手のマッチングが変化しておりヴラムvsジープ&シータとか、ヴァレンvsニエルブ&ベイクとか、ガヴvsグロッタとか新たな組み合わせのバトルを楽しませてくれる。
サラッと書いたけどベイクも蘇るよ。もちろんゾンビじゃ無い絆斗に倒される前の酸賀なので念願のニエルブ&ちゃんとした酸賀のマッドメガネペアが絆斗に襲いかかる。酸賀の台詞回しもいいのよ。どの組み合わせも掛け合いのセンスが抜群なんだ。
ベイクとニエルブを2人まとめて撃破したヴァレン(強すぎぃ!)は戦いの後一言こう呟く
「やったぜ…師匠。」
こーれは…いいねぇ。
Wメガネの策謀で塩谷さんは殺された訳だしこいつらをまとめて倒して初めて本当の意味で仇を討てたんだよな。
TV本編ではやれなかった事、見れなかった展開をやってくれるのが最高にファンに嬉しい。
ガヴvsグロッタのやり取りも書かせて。これも最高なんだ。
「やるわね赤ガヴ!まさかあんたがここまで強くなるなんて思わなかったわ!」
「…好きで強くなったんじゃない。強さなんていらない…そんな素敵な世界に来たかった。母さんと一緒に!」
生きるために、守るために強くなって行ったショウマだがそれは裏を返せば強くなければ生きられない生き方を強いられたということ。本当は弱くてもみんなが幸せに生きられる世界が理想で、強くなる事は悲劇であると主人公に言わせるのが凄く『ガヴ』だなって気がする。
この後に続くやり取りも熱いんだよ。熱いだけじゃなく強くなければ自分の道理が通せない世界をショウマが悲しんでるのも伝わってグッと来る。
グロッタを破ったショウマの前に立ち塞がるランゴだが今回の大ボスはあくまでゾンブ。となるとランゴと戦うのは…
もちろんヴァレン&ヴラムのタッグ!
ランゴは最終回と違いフルスペック状態なのであのオートガード能力もバンバン使って2人を圧倒してくる。しかし一度は世界を救った仮面ライダー達は一味違う!
どんな戦いを繰り広げているかはぜひ配信なりBlu-rayなり買って見てみよう!
せっかくTVのキャラ達を復活させるんだからやれなかったやつ全部やろうぜ!ってテンションの今ステージはマジでストーリーもバトルもファンであればあるほど燃えるので絶対実際に見て見た方がいい!!
アクションも文章じゃ説明出来ないくらいちゃんと『ガヴ』クオリティだし!!
第2部 オーバートーク&マスタートーク 感想

大熱狂のライブステージの次は一年間の戦いを終えたメインキャスト陣によるトークコーナー。各々にとって『ガヴ』とはどういう作品だったのかという思いや、ここでしか聞けないような裏話もたくさん聞かせていただいた。
が、なんとその前に主題歌を担当するFANTASTICSさんが登場!トークコーナーは挿入歌『Shake it off』をOPにして大盛り上がりでスタートした。
無論トークコーナー後のキャラクターソングメドレーでも主題歌『Got Boost?』も披露してくれた。
…オタクだから仮面ライダーシリーズを追っていただけなのに去年のBACK ON×FLOWといい今年のFANTASTICSといい一流のアーティストのガチパフォーマンスまで生で見れるなんてなんだかお得だ。
てか考えてみりゃFANTASTICS登場ってことはカリエス、クラープ、タオリンもステージに来たってことだからな。そういう意味でもやはり大変お得だ。
…え?つらつら書くのはいいが上の画像はなんなんだって?
まさかラキア役の庄司さんの振りで突然炸裂したランゴ兄さんのクールポコをご存知ない!?
トレンド入りもしてたらしいぞ!!
まあ実を言うと「ランゴ兄さん クールポコ事件」が起きたのは東京公演の10時の回なんで私は見てないんだけどね。そんなはっちゃけた兄さんが見れるなんて聞いてないよ…10時の回に行けば良かった…
と、お思いの方。ご安心を。
スペシャルファイナルステージでもやってくれてます!
絆斗役の日野さんが振ったおかげでランゴ兄さんのクールポコが無事ソフト化されます!
いい加減トークコーナーの話をしようか。
ライブステージに登場したメンバーのみならずリゼル役の鎌田さんも登場し計10名によるキャストの生トークは非常に楽しかった。
印象的なのはまず鎌田さんの素のお喋り。めちゃくちゃ16歳じゃん!!
リゼルをいかに巧みにやっていたかを思い知らされるほど素の鎌田さんは普通の女の子っ感じでちょっとびっくりだった。
ファイナルステージでは感極まったキャストが泣き出して言葉に詰まってしまう光景がよく見られるが、メンバーの中で最初に泣き出してしまったのも鎌田さん。その辺の感受性も実に若い。
ショウマ役の知念さんの言葉を借りるなら「うちの末っ子可愛いね。」
滝澤さんは『ガヴ GRADUATIONS』の時からそんな雰囲気があったがやはり面白お兄さん。舞台をたくさんやられているからかトークにも慣れた様子で時にふざけながら、時に真面目に場を締めたりと活躍。本人も言っていたが劇中だけじゃなくキャストの中でも中間管理職・次男のような立ち位置で皆を支えていた。
滝澤「『ガヴ』のキャストは下がうるせえ。」
日野「言われてるぞショウマ。」
滝澤「おめーだよ1番うるせーの!」
って件が好き。
無論、ランゴ兄さん役の塚本さんもただクールポコやりにきた訳じゃない。色々なお話をしてくれた。
まず触れていたのはトレンド入りの件。『ガヴ』がなきゃ自分がトレンド入りなんてなかっただろうとキャリアもあるベテランの方なのになんとも謙虚なことを仰っていた。あと「何も知らないランゴ兄さん」を認知していたのは笑った。
真面目な話題で興味深かったのは35話のこと。
空港でランゴがショウマを踏みつけ「赤ガヴ。お前は生まれてきたのが間違いだったんだ。」と言い放つあの場面。
元々知念さんの腹にはクッションを仕込んでいて踏みつけても痛くないように配慮されていたそうだ。しかし中々OKの演技を出せずクッション無しでやることが提案された。
ガチで踏みつけられることであの苦悶の表情と必死さが出て、ランゴの言葉と力による暴力で戦意を失っていくショウマというファンなら誰もが思い出せる名シーンになったのだという。頼るものがないからこそ出せる演技ってのがあるんだなあ。
その話の時だったかな知念さんが
「あれは本当に塚m…塚っ…つかも…塚本さんのおかげです」
って鬼のように噛んだのは。ファイナルステージの中でもめちゃくちゃ記憶に残ってる場面だ。
他で面白かったのは庄司さんのお話。
「ダルい」というラキアの口癖は一般的にあまり良くないとされる言葉なので子供に真似して欲しくない親御さんからラキアは嫌な顔をされるんだとか。ましてラキアなんかめっちゃかっこいいし真似する子いっぱいいただろうな。
でも多分それってちびっ子だけじゃないと思う。少なくとも今俺が中〜高校生だったらめちゃくちゃ「ダルい」って言ってたに違いない。ラキアの感じって厨二心にも刺さりすぎるんだわ…。
しかし「親に嫌な顔をされる」だけでは終わらないこの男。子供がラキアを真似してダルがった時の対処法を世のお父さんお母さんに教えてくれた。
庄司さん曰く「ラキアはダルって言った時ほどやる」
だから子供には「ラキアはダルいって言っても最後にはやるでしょ?だからちゃんとやろうね」と言ってあげて欲しいと顔芸付きでレクチャー。
演者のキャラクターの理解度が高くて素晴らしい。確かにラキアはダルがるがやらない事はないんだよな。不真面目なの口だけで根っこが勤勉だから。
あと細かいとこだとグロッタ姉さん役の千歳さんの立ち姿かな。千歳さんはイベントとかで自分の番じゃなくても立ち姿が常にグロッタでスイッチをオフらない、千歳まちには舞台上では戻らないって噂には聞いてたんだがマジだったね。カメラに抜かれてなくてもずーっとグロッタだった。凄いわ。
それとジープの髪型がライブステージでは1クール目のシータとシンメトリーの時のものだったのがトークコーナーでは番組後半のアシンメトリーヘアになってたのが細かいながら好きなポイント。ジープ役の古賀さんのアイデアなのかは謎だが粋だね。
トークコーナーも終始盛り上がり終幕を迎えた。
フィナーレ 感想
最後にキャラソンライブ〜フィナーレまでをざっくり。流石に長すぎるからな。
キャスト陣によるライブはどれも盛り上がる中一際湧いたのはニエルブのターン。ニエルブの曲でぶち上がったって訳じゃなく曲終わりの彼の言葉
「じゃあ…お友達、呼んじゃおうかな」
直後ステージに現れたのは酸賀役の浅沼さん!!
千秋楽の10時回と13時回には登壇が発表されていたが最終回には公式HPにも告知がなくサプライズ参戦。酸賀らしい台詞回しとスマートな浅沼さんボイスで多いに盛り上がった。
キャラソンライブ後半ではショウマ、絆斗、ラキアによる楽曲『 Super Delicious』を披露。生で歌うのはこれが初めての機会だったんだとか。
キャラソンってちょっとスルーしちゃいがちなんだけどファイナルステージ来るとちゃんと聞いとかなきゃダメだな〜って思うね。
ラストは前述通り主題歌『Got Boost?』で締める。FANTASTICSが歌とダンスで盛り上げてると客席通路にキャスト陣が登場しファンサしながら舞台に上がりみんなでガヴガヴダンスという流れだ。ショウマを近くで見れて満足満足。
最後の挨拶の前にこれまた定番の監督をはじめとしたスタッフ陣の登場。裏も表も関係なく一年間一緒に番組を作ってきた戦友同士が互いを称えるようにしてるのを見るのはいいもんだ。
そしてついに最後の挨拶。
鎌田さんや幸果役の宮部さんが涙で言葉に詰まる姿にウルウルする。毎年恒例なんだがキャストが泣いちゃって言葉が出ない時に観客が「頑張れー!」って応援するんだ。俺が舞台立ってる側だったらアレでまた泣いちゃうと思う。
宮部さんは仮面ライダーのオーディションには何度も落ちていたという苦労話や和気藹々に見えてキャスト陣は時に仲間に厳しいことも言い合って作品をより良いものにしようと切磋琢磨していたことを話してくれた。割と有名な話かも知れないが、宮部さん本人は全然ギャルって柄じゃないからすごく勉強して幸果さんをやってたんだよね。
さっきまでずっとふざけていたのに最後はキリッと真面目に一年間作品を引っ張って来た座長の知念さんに感謝を述べる滝澤さん…ずるいなあ次男。
たくさん舞台をやっているからこそ座長で舞台や作品の雰囲気が変わることを知っている滝澤さんが『ガヴ』はいい雰囲気の現場だったと言ってくれたんだから間違い無いよ。
女性陣がみんな泣いちゃう中、毅然とした態度を最後まで崩さなかったのはやはり女傑 グロッタ姉さん。しかしこれで最後と思うとさしものグロッタの目にも涙が…
「(いいんだよ最後くらい千歳まちに戻っても…)」とこちらも思っていたその時彼女から出て来た言葉は
「ダメね。私、寂しかったみたい…」
これ分かります?
グロッタが本編で退場する時にランゴに言った台詞なんですよ。千歳さんとしての想いを乗せながらもあくまでグロッタの劇中の台詞を使って自分の気持ちを言葉にしてるんだ。
これは凄いよ。美しい。彼女は最後までグロッタだった。
ファイナルステージに足を運ぶのは大半が大人で。キャスト陣のお話もどうしても大人に向けたものになってしまう中最後の挨拶で子供達に向けたコメントをした庄司さんも印象的。
ついでに「僕は何年か前に1番右の人(浅沼さん)と同じく別の作品でファイナルステージの舞台に立ったことがあるんですが…」って『キラメイジャー』に触れてくれたのも嬉しかった。
覚えてるよ。俺が行った静岡公演の最後の回でのキャラソン担当がまさに宝路(庄司さん)だったんだ。会場で買ったアクスタは大事に飾ってある。
最後はもちろん知念さんの挨拶で締める訳だがこれも良かったよ。多分結構涙来てたんだと思うんだけどそれをこらえて、一つ一つの言葉を丁寧に口にしていき最後まで決壊せずに感謝の挨拶を終えられた。こういうとこ含め素がショウマっぽいんだよな。
塚本さんからすれば最初は(こいつで大丈夫か?)と思ったくらい拙かったようだが個人的には1話から演技に違和感を感じないくらいお上手だったように思う。後半の方は言うまでもなくってくらいで『ガヴ』に安定感があったのは知念さんの能力の高さによるところも大きいだろう。
知念さんのみならずキャストの皆さんのこれからの活躍に期待したい。
最後は「またねー」のコール&レスポンスでステージを締め括った。
総評
というわけで『仮面ライダーガヴ スペシャルファイナルステージ』の感想/レポートでした。
なんといっても前半ステージの満足度がやばい!
生でストマック兄妹見れた感動もやばい!
あと後半のトークショーの最初はキャッキャしてたのに終わりが近づくに連れて出てる方も見てる方もしんみりしてくるファイナルのあの感じが好きだなあ。
みんな絶対見たほうがいいよ。てか現地来た方がいい。
冬映画消滅に伴い『ガヴ』関連も残すところVシネマと東京公演で発表された『仮面ライダーヴラム ルートストマック』の2つとなってしまったが、逆に言えばまだ『ガヴ』は終わらないってこと!
『ガルリミ3』にはグロッタ姉さん出るしな。
最後の最後まで『ガヴ』の世界を美味しく笑顔で味わっていきましょう
それではまた
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