前回 そいつはアンタッチャブル【ウルトラマンテオ 9話】感想 変われなくても、できることがあるはず
ジブリ作品では魔女の宅急便、トトロ、紅の豚、ぽんぽこ辺りが好きな男 アメイジングRYOです。
前者は小さい頃から死ぬほど見てるから、後者は大人になってから好きになりました。何やかん金ローでやってると見ちゃうよなあ。
シンプルな単発回になっていた10話を語っていきましょう。

テオの過去を掘り下げつつも本筋はシンプルな仕上がりだった今回。
2〜9話まではメインメンバーである部員達の掘り下げのためのドラマもあってずっと2話完結方式だったがそれも終わりここからはちょいちょい従来通りの1話完結に戻る感じかね。
その一発目となる今回はキャンプ合宿といういかにも学生らしい自然に触れるイベントを通して人間の不法投棄による環境破壊、そしてそれに苦しめられる動物(怪獣)という普遍のテーマを簡潔に描いていたと思う。
今回印象的だったのはその絵作り。
天文研究会が巨大生物(プッチー)に乗って夜の世界を遊覧するシーンや、人間の出したゴミが体に詰まって苦しむ巨大な山の如き怪獣 大山獣オズヤヌシなどは特撮というよりアニメ、もっと具体的にいうとジブリ作品のような雰囲気を感じた。
オズヤヌシの山に目がついてるだけというシンプルな造形もそう感じさせる要因だ。
最後の怪獣データファイルを見るとオズヤヌシの身長は見えてる部分だけでも400m。これは初代ゴジラと比較すると軽く8倍以上の巨躯であり、わざわざかっこ書きで「地面から出ている部分」とある辺り立ち上がればさらにでかい可能性がある。
ウルトラマンマックスのラスボスが990mだったがひょっとすると比肩するほどのデカさかも…?
温厚な怪獣でよかったな。戦おうものならその体重だけでウルトラマンだろうとぶっ潰せるぞ。
戦うのではなくテオが怪獣のお悩みを解決して決着という平和な回だったがテオシウム鼻こより(仮称)という謎技が誕生。いいね、急に変な技使ってこそウルトラマンだ。テオも随分ウルトラマンらしくなった。
そんなテオだが前半は久しぶりにひとりぼっちの難民としての顔を覗かせていた。
あの回想は本筋に関わってくる大事なやつだね。
地面に転がっていたテオクリスターを拾い上げ「俺はどうしたら…」と呟くシーンはテオクリスターがテオ本人の物ではないって意味なのかな?
単に怪獣の攻撃で落としちゃったクリスターを慌てて拾い上げたようにも見えるしまだ判断できないね。
そして1話以来のH12の戦士達も登場。やはり1話の赤い戦士のカラーリングは特別なようで今回登場の戦士は普通に青っぽかったね。あの赤テオさんマジでH12最強の戦士だったりする?
その後の戦士達の会議は結構興味深かったね。
怪獣はあくまで住処を追われて来ちゃっただけで悪意はないはず!退治しちゃダメだ!
と平和的解決を望む者もいれば
あいつらは侵略者だぶっ飛ばせ!
と現実を見据えて戦うことを望むものもいる。
そしてテオはその答えを出すことのできないままに故郷を失った…と。
これは難しい話題よね。昨今巷を賑わせている熊の話みたいなもんだ。
敵意や悪意のない動物をがたまたま自分たちの領域に現れた時それを殺すのは正義なのか。さりとてそれを悪とするなら我々は動物の引き起こす蹂躙を受け入れろというのか。
みたいな話がテオの軸。本筋なのかなあ。
ちょいちょい怪獣を倒さず終わる話があるのもこういうテーマが根底にあって、H12の崩壊にもガッツリ繋がってくる話だからなのかな。
仮にこのようなテーマが軸だとするならこれは相当難しいとこに手出してるよ。果たしてどんな答えを見せてくれるのか。
最後にちょっとズレた話を。
巨人の名前を考えてあげようって流れになった時、どいつもこいつも全然いい案出さないもんだから本人が痺れを切らして「テオってどうですか?」で終わらせるの笑った。なんて感慨の無い名付けイベントだ。
まあテオの場合ここから「ウルトラマン」の名前を貰うまでの物語のが大事だからね!
ということで今回のポイントは…
①昔ながらのシンプル単発回
②ジブリみたいな絵作り
②テオのトラウマ。甦る記憶
の3つかな。
それではまた。
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