前回 怪獣の探しもの【ウルトラマンオメガ 第6話】感想 キッシュはむずい
インフルエンザになったことのない男 アメイジングRYOです。
骨折も突き指も未経験！体は丈夫です！
新たなメテオカイジュウ登場の7話を語っていきましょう
あらすじ
突如出現した古代怪獣ゴモラの猛攻にオメガ、レキネスは歯が立たずゴモラの逃走を許してしまった。
更にソラトが風邪による体調不良でダウンしてしまう事態に。ひとまず安静にさせたコウセイだったが時同じくしてレキネスが何かを訴える。
それは宇宙より飛来した謎の隕石に関係があるようで…？
駆け抜けろ！メテオカイジュウ トライガロン登場
新たに登場したメテオカイジュウ トライガロン。
機械獣ということでやはり世代的にゾイドを思い出さざるを得ない。ちなみに私はバーサークフューラーとジェノブレイカーが好き。
ビジュアルに反して超能力が武器でフィジカルにはやや難ありな印象のレキネスに対しトライガロンは分かりやすいスピードタイプ且つ鋭利な爪が武器ということでバトルシーン的にもレキネスより見栄えがいい。
何気に単騎でゴモラをボコれるくらいフィジカル強いのは怪獣の中でもだいぶ上澄みじゃないかしら。
尻尾でオメガとタッチしたり可愛いらしいアクションもありこれはちっこい時のコウセイとの絡みも可愛い予感。
例によってソラトはトライガロンを思い出せなかったがレキネスが反応を示した辺りメテオカイジュウ同士で何かしらの関係があるのは間違いない。問題はそのメテオカイジュウ同士の仲にどういう立場でオメガが関わっているのか。
レキネスの登場回で「ペットとか？」とコウセイが触れている時点でペットって線は消えたと思ってる。ペットやカプセル怪獣のように単に使役されてるのでないなら一体このオメガとメテオカイジュウとはどういう関係なのか。
ソラトの怪獣知識とも絡んでくる関係だったりするのかな？
個人的に前回、今回と怪獣ドラマとしても人間ドラマとしても薄味が続いちゃってるなー感がある。まあ前半戦ってのはそういうもんと言えばそういうもんなんだけど。
謎をばら撒く段階、中盤・後半で飛ぶためにキャラクター達の考え方や立場を固める段階なのでエピソード単品で見た時パワーが不足気味になってしまうのはある程度仕方ない（それでも4、5話は面白かったけど）。
スローリーに感じるこの積み重ねが中盤以降の爆発に繋がると期待しよう。
人気怪獣ゴモラ登場！ソラトの知る怪獣の基準は？
ついに『オメガ』にも既存怪獣が！
ということで誕生以来ずっと愛されているゴモラが最新作にも登場した。
ではその活躍はというと…
圧倒的フィジカルでウルトラマンに1度は勝利する強敵で、新アイテム（メテオカイジュウ）のかませ犬。そしてよく考えると寝ていただけなのに叩き起こされて起きたら起きたで殺された可哀想なやつ。
という実にいつものゴモラだった。令和7年になっても変わらない不憫さに安心すら覚える。
『デッカー』で「強力だが凶暴ではなく、理由なく暴れることは考えられない怪獣」と明言されて以降より不憫さが際立つようになった。
まあ『初代マン』から一貫して何かしらの理由があって目覚めて暴れる怪獣って描写だったから上記のようにはっきりと明言してくれたことは個人的に凄く好きなんだけど。
お家芸か何かのようにまた尻尾千切られてるし…
でも千切られた尻尾抱いてる姿は可愛かった。
レキネスの〝レキネスキネシス〟の拘束を力づくで破り〝超振動波〟で撃破する一連とか、力強く街を闊歩し道がドカンドカン爆発する特撮シーンはかっこよかったし役割的にはかませ犬でもちゃんと強いとこを描写した上でのかませ犬なので嫌じゃなかったね。
ところで今回ソラトはゴモラのことを知っていたね。
となると私が提唱していた「ソラトが知ってる怪獣は実は皆元は宇宙から来た怪獣」説は多分間違いで、単に遥か昔のまだ怪獣が目覚めていた頃の地球にソラトは来たことがあるってことなのかな？
ただそうなるとテリジラスやミコトを知らなかったのがやはり引っかかる。
この2体は怪獣の目覚めていた時代より更に後の時代に出現した比較的新しい怪獣って考えればソラトが知らなかったのも納得出来そうか。
怪獣が目覚めていた時代がいつなのか分からないが少なくとも今の人類は怪獣を一切知らない辺り相当昔なのは間違いない。
となると妄想でしかないけどソラトというかオメガって実は年齢めちゃくちゃいってたりする？
マン兄さんが2万歳、ゼロ様が5900歳とかだったっけ。
オメガがあの感じで10万歳とかだったらそれはそれで面白いかもね。
あとちょっと思ったのはオメガは怪獣の研究家だったりしたのかもってこと。怪獣に詳しいのはそれで説明つくし、コウセイが2話でアユ姉に言った嘘が実はガチだった嘘から出た実展開になったりもするし。
なんにせよゴモラを知っていたことはソラトの過去を知る大きな鍵になりそうだ。
今が令和で良かったな！迷惑千万ストリーマー オオカミ君
今回のゲストキャラクター 迷惑系ストリーマーのオオカミ君（中年）。
メタファーだの風刺だのというにはあまりに直接的なほどの昨今世間を騒がせるいわゆる迷惑系何某をモデルにしたキャラクター。
バズり目的でフェイク動画を作り、バズりそうな結論ありきで無理矢理それに沿った根拠を付けて動画を拡散。薄っぺらな理論をデカい声で唱えて民衆を煽動しそれにより自分に注目が集まることで悦に浸るどうしようもないおっさんで昭和ウルトラシリーズならまず怪獣にぺしゃんこにされてるタイプのゲストだ。
今が令和で助かったな！
歩道橋の階段の真ん中に腰を掛け菓子を食い、通る人のことなどお構いなし。注意されても謝るどころか逆ギレで食ってかかり杜撰で幼稚で浅はかな屁理屈を捏ねて注意した人が呆れて諦めたのを「論破した」とでも勘違いしているのか相手を「弱者」と吐き捨て笑う厚顔無恥っぷりは朝から非常にイラつかせてくれた。
コウセイが隕石を持って逃げ出した際に周りの人達に追いかけるよう指示して周りの人もそれに流されて従ってしまう件は「人は内容の正誤ではなくデカい声に流されがち」というのを描いていた。
？「やぁっぱりギラ王子はぁ！ぐぉく悪人だぁぁぁ！！！」
もちろんオオカミ君は腹立つんだが個人的にオオカミ君の言うことをホイホイ聞いちゃうサラリーマンのおっちゃんにもイラっとしたな。
ちゃんとしろ！立派に仕事もしてる（と思われる）大人が訳の分からん配信者の言いなりになるな！
で、まあ色々書いたんだが個人的にそもそもこのオオカミ君って今回の話に必要か？って気はしたんだよね。
最後は因果応報を受けたものの歩道橋の件でかなりヘイトが溜まった分あのオチじゃ弱い気がしちゃったし、トライガロンの登場やソラトが風邪になる話とオオカミ君は基本関係がないし今回のエピソードにいる意味があるかと問われると微妙だった気が…
ならソラトが風邪になるってとこをもうちょい掘り下げるとかトライガロンを見つけるまでにもうちょいドラマを盛るとかで良かったような気がする。
ソラトとコウセイの絆を描くドラマの為の当て馬的ポジションとしてオオカミ君を配置したんだとは思うんだけどにしては無駄に印象に残りすぎてしまった感。
コウセイの「味方かどうかなんてあいつを見ればわかるだろ！誰がなんと言おうと俺はあいつを信じる！」って台詞はぶっちゃけコウセイがオメガの正体を知ってるから出てくる言葉で民衆から見ればオメガは怪獣、もしくはオオカミ君が言ったように侵略者にも場合によっては見えてしまう。
ウルトラマンと怪獣の区別も曖昧な世界でオメガはどうやって人々に信頼されていけばいいのか。
みたいな難しいテーマを描くには尺が足りないし「ソラトが風邪」「トライガロン登場」という要素は噛み合っていてもそこに「オオカミ君」が入ってきたもんだからやや話が散らかってしまっらた感はあった。
今後オオカミ君にまだ出番があるならまた意味が出てくるんだけどね。
「またオオカミ君見たいか？」と問われれば
NOだ！
次回
『オメガ』世界にもあったよ！太平風土記！
でかした！
激突！オメガ トライガロンアーマーvs破壊獣モンスアーガー
それではまた
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