前回 特盛り!キャンディ砲!【仮面ライダーガヴ第10話】感想 誘拐はおしまい!
「出会い系は使っちゃダメ」という教育をバキバキに受けて来た世代なのでマッチングアプリにも懐疑的な男アメイジングRYOです
ネットで知り合った人と直接会うと◯されると思ってます
意外にも早かった正体バレ回となった11話を語りましょう!
あらすじ
バイト代を貯めて1人でお寿司(しかも回らない)を食べに来たショウマ
初めての寿司に大感動する中、隣で話す姉妹が何やら困り事がある様子と察してここははぴぱれの出番と営業をかける。
曰く、姉の栄美がSNS上で知り合ったニワというアカウントの男に告白され明日会う約束になっているのだとか。栄美はすっかりニワの甘い言葉に夢中になっているのだが、妹の葉奈はロマンス詐欺ではないかと疑っている。
その真相を探るべくショウマと幸果は調査を始めようとするが、そのSNSにアップされていたニワの顔に仰天
それは紛れもなく絆斗の写真だったのだ!
空間を駆使したストリートバトル!
まずはバトル周りから
アーリーの一撃を受けて変身解除してしまったヴァレンが今回1番大きな出来事ではあるがバトルに関してはガヴとランゴのエージェントとのストリートバトルを語っていきたい。
アーリーによってヒトプレスにされてしまった栄美を奪い合いながら展開される狭い路地でのフィールドのギミックをフル活用した藤田節全開のアクションシーンは見栄えが凄く良くて面白かった。
エージェント×2とアーリーが変身したガヴに殴りかかるがガヴが構えをとった瞬間に3人がピタリと止まってそこから殴り合いが始まる静と動を使い分けた緩急のあるシーンから始まるのも渋い。
高所に陣取ったエージェントが真上から室外機を落として来たり、上記画像の自販機でガヴを押し潰そうとしたりというアクションはこれまでのシリーズでもあまり見られなかった動きで新鮮味もあるしジャッキー映画とかのその場にある小物を使った奥行きのある画になっていて飽きない。
エージェントに踏みつけられたガヴの装甲が「ムニっ」となっているのも見逃せない。ちゃーんと軟質素材のグミっぽい作りになってるんだな。こだわりを感じる。
柵をぶち抜く、頭上のコードに足を引っ掛け中空でのアクション、ガヴガブレイドをコードで巻きつけて動きを制限するなど今回のアクションは枚挙いとまがないほど見どころだらけ。
こういった動きって多分装飾がほぼないエージェントのスーツだからこそ出来ることなんだよな。
同じことアーリーにやれってのは無理だし。しかしそれが「闇菓子のスパイスを集めるのが目的のバイト」と「幹部から生まれる分身でいわば社員のエージェント」との格の違いという作中設定に説得力を与えている。
印象的なストリートアクションのみならずガヴガブレイド、パンチングミ、チョコダンゴチゾウ、グルキャンフォームとガヴ側はしっかり販促を怠っていないのも隙がなくて素晴らしい。
蹴り上げられて泣いてるゴチゾウなど一服の清涼剤になるコミカルシーンを挟むのも良い。
ところでゴチゾウはおもちゃの売れ行きがオーメダルの再来と言われるほど盛況らしい。喜ばしいことだ。
てかまあ売れるよなゴチゾウ。作中の魅せ方うま過ぎるし。
関連商品 DX変身ベルトガヴ&ガヴホイッピアスペシャルなりきりセット( DXブシュエルゴチゾウ付)
ロマンス詐欺にご用心
SNS上で知り合った相手に告白される
ロマンス詐欺疑惑
ネット上で拾った画像の転用
と、なんともモダンなテーマがたっぷりだった今回のドラマパートを語って行こう。
まずは食べたいものノートに書いていた高級料理 寿司を1人で食べに行ったショウマ。
しかも回らないやつだと!?
はぴぱれって結構お給金いいんすか?
まあ「バイト代貯めて良かった」と発言しているので何ヶ月か分なんだろうな。そもそも事務所を家にしてるショウマはお菓子ぐらいにしかお金使わないだろうから多分貯めるのもそこまで苦じゃないんだろう。
しかし、困り事があると察すれば営業かけに行ったり、事務所では手慣れた様子で2人にお茶出してたりショウマはガヴとして戦闘力のみならず社会人としても成長著しい。
貰っただけ使っちゃわないだけ偉いよ。うん。
栄美、葉奈の話を聞く幸果はやはり社長だけあり基本ベースしっかりした言葉を使うのだが会話の節々で「彼ピ」「やめとけ案件」などギャル語ないし若者言葉を挟んでくる感じが癖になる。
栄美が夢中になっているニワの甘い言葉に
「なんの話してんのこいつ?地球温暖化?」
とぶった斬る感じもいかにもギャル。今時の子にああいうのは流行んないのよね。
今回栄美を騙していたバイト君グラニュートの名はアーリー。ワニのような出立から名前の由来はアリゲーターで間違いないだろう。
SNS上での名前「ニワ」も「ワニ」をひっくり返しただけのシンプルなネーミングだ。
その正体はかなりいかついデザインながら、人間体は小学六年生の男の子というアンバランスな怪人。子供を悪役にするのって割と避けられがち(2.5次元の特撮ではなおさら)だがガヴの作風ならもはやそれほど驚かない。やるだろうなって気がしてしまう。
パワー系怪人の人間体が幼い子供っていうと『BLACK』の26話に登場したバッファロー怪人を思い出す。
こっちは少女なので更にインパクトがあり一度見た人なら記憶にあることだろう。女の子役の子の演技力が凄いのでぜひ見てみて欲しい。
前述したが今回はモダンなテーマを前面に押し出した回だ。そこで考えると今回グラニュートの人間体が子供だったことにも意味があるような気がする。
昨今、パパ活やら闇バイトやらそういった犯罪紛いのものに子供が関わることは珍しくない。そしてグラニュート界でストマック家は反社会性力的扱いである。
アーリーの人間体が子供なのは子供が犯罪に手を染めてしまうことがある、というのの暗喩…というのは考え過ぎだろうか。
まあそういう見方もできるってことでここは一つ
動き出したランゴと双子の運命は!?
ついに動き出した長兄ランゴ
その存在感は圧倒的で、何も知らない一般人の幸果さえその姿から目を離せず鳥肌が立つほど。
ショウマの前に現れてエージェントを差し向けるも今のショウマの力は想定を遥かに超えていた。
ランゴのエージェントすらガヴを多少手こずらせはしたが最終的には倒されてしまう。
その姿を見たランゴの反応は察するに
(なるほど強い。シータとジープが手こずるのも分かる。放っておくのはまずいな。)
と言った感じだろうか。次週よりランゴはショウマ討伐のために新たな計画を実行に移すようなので年末、年明けの2クール目からは更に激しい戦いが予測される。エージェントもパワーアップするのかな?
そしてやらかしにやらかした結果ついにクビを決定されてしまった双子。
役立たずに用はないと哀れ処刑されてしま…
ってない!
なんだって!
こういう企業系の敵の言う「クビ」は=「処刑」ではないのか!?
双子はクビになっただけで命までは奪われない様子。良かったね。
ともいかない!
2人はグラニュート界の富裕層に闇菓子を売り込むためにストマック家とのパイプ役として富裕層との婚約を強制されることに。いわゆる政略結婚。随分と古風なことを…
グラニュート界の世界観って中世ヨーロッパみたいな雰囲気だしそういうのも全然まだある感じなんだろうな。
双子は結婚の強制に関して
「2人でいられなくなっちゃう!」
と焦っており、その後強く手を握り合う姿も
ショウマへのラインを余裕で超えた悪質な煽りや邪悪さから嫌な奴らってイメージが強かったが、失敗を言い出せずドツボにハマっていく人間臭さや、ストマック家で唯一家族愛みたいなもんを感じるやり取りを見せられるとこの2人にも愛着が湧いてしまう…
2人が離れ離れになりどのようにストーリーが展開されていくのか期待だ。
関連商品 アクションフィギュア:仮面ライダーガヴ ケーキングフォーム
次回
ヴァレンの正体を知ったショウマ…
並び立つ2人のW変身!
登場!ヴァレン ドーマルフォーム!
それではまた
コメント