『剣』ならカリスが1番好き!
アメイジングRYOです
CSMは買えなかった…7万超えはちょっと手に余る
真骨彫待ってます!通常もワイルドも!
さて今回は去年の2/10に開催され、12/7に再演を持って大好評で幕を下ろした『剣』のアニバーサリーイベントがTTFCにて配信となったので感想を書いていきます!
俺のキングフォームを見ろ!!
あらすじ
かつての戦いでアンデッドから人間となった筈の相川始。しかし目を覚ました彼の体はあの忌まわしい53番目の存在 ジョーカーに戻っていた。
混乱する始の前に現れたのは剣崎一真/仮面ライダー剣によって封印された筈の♤のカテゴリーK コーカサスアンデッド。
「面倒なんだけどさ。バトルファイトを再開するよ。僕と“君たち2人”のジョーカーのね」
襲いかかってきたコーカサスを前に仮面ライダーカリスに変身し対抗するも強烈な一撃を受けマンティスのカードを奪われてしまう始
一体何が起きたのか…
コーカサスの封印を解いたのは誰なのか…
長き時を経て、4人の仮面ライダーの運命の歯車が再び回り出す!
バトルステージ感想

今回のステージはあらすじの通り「とある戦い」によってジョーカーではなくなった筈の剣崎と始が元に戻ってしまう事から始まるのだが…
このとある戦いとはステージ中での言及はされないが『ジオウ』29、30話のことと思っていいだろう
あれを『剣』の正史扱いに!?
公式だって元々そんな気無かっただろうに凄いことになったな…
なぜ戻ってしまったのかについても詳しいことは分からないのだが『ジオウ』の一件が正史になったと考えるならば最終話でソウゴが自身の時空を破壊し世界を作り直した=剣崎や始に起きた事も無かったことになったから、というのが理屈に合う考え方かな。
まあ単純に今回の黒幕が2人をジョーカーに戻したって見方もできるんだけどね。
さて、そんな導入からびっくりさせられた今回のステージの感想に移ろう。
『剣』20thのアニバーサリー企画である今ステージを待ち望んでいたのは当然大人の特撮ファン達。そしてそんな筋金入り共を1人残らず笑顔にしてやるという気合いに満ちたステージになっていたと思う。
こんなステージ見せられたら俺だって悔しい!
メインキャスト4人が揃うのはもちろんのこと、ステージの内容自体も『剣』ファンの「これが見たかった!」を可能な限りぶち込みつつ、上記の通り『ジオウ』をはじめとした外伝作品の要素も拾ったシナリオになっており『剣』を熱心に追ってきた人ほどきっと刺さる。

やはり最大のトピックはステージ初日に公式から発表され会場に行けていないファンも各地で色めきだった20年越の悲願
仮面ライダーレンゲル キングフォームの登場だろう。
今回のステージは声出しOKなので配信で見てても大人たちの歓声と緑のペンライトで会場の思いが一つになるのを感じた。もう「アブソーブクイーン」の電子音が流れた時点で興奮がMAX。
Kフォームのスーツ自体もすんごいかっこいい。基本はやはりギャレンのKフォームを踏襲しながら各所のデザインが光る。
お気に入りなのはキングレンゲルラウザー(仮)が四葉のクローバーになっているところ。
初めは悪の手によって作られたレンゲルを睦月が手にし、人間やアンデッドとの出会いで成長し試練を乗り越え、人々の幸せを守る存在になり20年の時を経てそれが形になったというか…そんなドラマを感じる。
ちなみにKフォームになるにはラウズアブソーバーが必要な訳だが、今回なぜ睦月が持っていたのかというと…
もちろん。今回の睦月は研究の為にチベットに行っていてその帰りだからですね。
…ラウズアブソーバーってやっぱりチベットに生えてるの?
チベットの気候じゃないと育たない作物なの?
なんで本編の頃からチベット関わらないと出てこねーんだよこのアイテム
「烏丸所長から、チベットから小包が送られてきたって!?」
『仮面ライダー剣 チベット編』は30thを待つとして。その他睦月が「風を感じたんです」という本編でのタランチュラアンデッド/嶋さんを思わせる台詞を言うのも細かいながら嬉しいポイント。
今作は台詞周りやシチュエーションもファンのツボを突いてくる。
コーカサスによって封印を解かれたマンティスがジョーカーを襲う際に本編36話でレンゲルに操られて戦わされた事に触れたり(「最強のアンデッドじゃないのか!?」で有名なシーン)、本編では未使用のまま終わった♤10タイムスカラベをステージ演出と合わせて非常にかっこよく使っていたり小ネタの挟み方が上手くてファンは本当にずっとニヤニヤできる。
お馴染みの劇中歌を40分弱のステージ中にほぼ全曲使い切ってくれているというのも嬉しいポイント。
私的No.1の『覚醒』
辛味噌でお馴染み『Rebirth』
始の『Take it a try』
前期OPの『ROUND ZERO』と後期OP『ELEMENTS』もここぞという時に使ってくれていてTVシリーズがまんま飛び出してきたような臨場感を加速させる。
中盤の『覚醒』をバックに行われる剣vsマンティスは凝った殺陣もあり見応え抜群。あと単純にカリスじゃなくマンティスと剣が戦うってシチュがもうね…見たいでしょそりゃ。
クライマックスでの『ROUND ZERO』をバックに前期OP映像冒頭を完全再現するとことかちょっとオタ心を理解し過ぎていると思うレベル。
もちろん広瀬さんのティッシュキックのことではない。
あれなんだったんマジで…
広瀬さん「なんか言った?」
俺「イエマリモ!」
各ライダーやキングフォーム以外にもアンデッド側のスーツもそれなりに登場した。
今回のメインヴィランとなるコーカサスや睦月とのドラマが印象的なタイガー、そして何故か一般アンデッド代表として唯一登場したのはトータス。
君の登場する回はたい焼き名人アルティメットフォームとか出てくる回だから記憶に残らんのよ。
一応、ギャレンJフォームが初めて倒した相手なんだけどね…
新造したのか、当時品が残っていたのか詳細は分からないがとにかく敵側もオリキャラばかりとかじゃなく、当時のキャラが当時のまま出てきてくれるのは嬉しい。
キャスト陣揃い踏み、レンゲルKフォーム、ツボを抑えてくるシナリオ、クライマックスの盛り上がり…総じて『剣』ファン必見のステージとなっている!
点数を付けるなら3点満点中の…
「3!」
今すぐTTFCに入会だ!!
見ないやつはムッコロス!
ちなみにだが今回ステージショーにも関わらず次回があるかのような終わり方をする。これは実は小説版のネタを拾ったものなんだとか。私もちょっと小説は未履修なので今回の黒幕がダリナンダアンタイッタイ!状態だったので出来れば小説も読んどくといいかも?
『ジオウ』を正史にして外伝作品の小説に繋げるってすんごいアクロバットなことしてるな。
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キャストトーク感想

続いてキャスト陣によるトークコーナーについて
配信では尼崎公演の3回分と、再演の春日部公演3回分のトークを見ることができ回によってトークの内容はもちろんゲストが違う為様々な話を聞ける。
私はとりあえず尼崎公演の1回目のトーク回を観たのでそれについて。
ゲストは広瀬さん役の江川有未さんと天音ちゃん役の梶原ひかりさんのお2人。
梶原さんは『ジオウ』にも出演されていたが、江川さんは本当にお久しぶり。髪色とか変えてたけどそれでも当時の広瀬さんの面影をしっかり感じた。
単純に20年経っても当時のメインキャストが揃って和気藹々と話してくれているのを見れるだけでオタク冥利に尽きるというもの…
『剣』のキャスト陣、特にメイン4人は度々Xでのやり取りを目に出来たりするくらいには仲良しでそれでいて(天野さんが特にだが)全員がなんだかふわ〜っとしているのでトークがどうにも締まらないのはご愛嬌。
このふわふわ4人を中心にトークコーナーはMCも無しに好きに喋らせようと判断した制作は分かってらっしゃる!
誰かが喋りに詰まり、別のキャストが助け舟を出すがその人も上手く話せず揃って沈んでいくみたいな光景にホッコリ。
ちょっと感じたのは始役の森本さんの顔の良さ。全然老けてなくて『ジオウ』の頃ですら「マジでアンデッドなんじゃないか?」なんて言われていたが本当に変わらない。
なんならちょっと老けて渋さが出てきてキムタクっぽくなった。やっぱりかっこいいよなあ。
椿さんは『ディケイド』『ゴライダー』『ジオウ』そして今回のステージと何年経っても剣崎一真として我々に元気な姿を今なお見せてくれていることが本当に嬉しいし拍手を送りたい。
北条さんはすでに芸能界を引退されていながらも『剣』や仮面ライダー関連のお仕事には今なお積極的に参加してくれており、今回の悲願のKフォーム変身には大はしゃぎしていてこちらも笑顔になる。今回のステージでは嶋さん、城さんを思わせるアイテムを身につけていたりと作品愛が深い。
そして天野さんはトークコーナーで我々も気になっていたあの事に突っ込んでくれた!
それはレンゲルKフォームの話題の時に出た一言
「チベットに何があるの?」
1番言って欲しかったやつだ!
ちなみにステージ前日に椿さんと天野さんは揃って「果たしてチベットに何があるのか」について真剣に考えていたんだとか。
こんなトークを6パターンも見れちゃうのはTTFCだけ!
今すぐ入会だ!
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おわりに
というわけで配信版『仮面ライダー剣 20th Anniversary STAGE &TALK』の感想でした。
良い意味でオタクの妄想を映像にしたようなファンに刺さるハイクオリティなバトルステージは20年追い続けた古参を昇天させられる破壊力を秘めている。バトルステージの熱でぶち上がった後は4人+aのキャスト陣によるのほほんトークで癒されよう。
現在ソフト化などの発表がない為見るにはTTFCを利用するしかないが、本作はこれを見るためだけに入会する価値が充分にある逸品だと思う。
特に『剣』好きは絶対見逃しちゃダメ!
それではまた(0w0)ウェーイ

