怒りのぷっつんプリン【仮面ライダーガヴ 第26話】感想 この引きで駅伝!?

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前回 虚像の幸せ 蜜の味【仮面ライダーガヴ 第25話】感想 Vtuberは化けの皮

プッチンプリンをプッチンして食べるあどけなさを失ってしまった男 アメイジングRYOです。

わざわざプッチンしないねー。お皿汚れるし。物凄くいいことあったらまだやるかも。

次回駅伝なのに気になり過ぎる終わり方の26話を語っていきましょう。

あらすじ

浩二のチャンネルを奪ったのはグラニュート ル・ビートであった。

助けに入ったラキアだがル・ビートコメルを愚弄されたことで怒り、そのまま交戦。しかし隙を突かれて逃げられてしまった。

はぴぱれに戻り浩二グラニュート絡みの危険な事件故に手を引くよう言うが浩二は諦めずこのまま自分のチャンネルやカブトダンシを悪用されるくらいなら「死んだ方がマシ」とまで口走る。

浩二にどこかコメルを重ねていたラキアはこの発言に怒ってしまうが…

ラキアと浩二の擬似兄弟ドラマ

転載:https://www.kamen-rider-official.com/gavv/27/

今回は引き続きラキア浩二のドラマが肝の回。

前回の演出や前振りから明らかであったが、人間をまだまだ知らず軽んじていたラキア浩二コメルを重ね、彼と触れ合うことで人を知り人の為に戦う意味を知るためのエピソードになっていた。

仲の良かったの抱えていた闇にも気付けず、出て行ってからも何もしてやれず結局コメルを死なせてしまったラキアを前に(事情を知らないとはいえ)「死んだ方がマシだ!」と勢いだけで口走ってしまった浩二

その発言は生きることの出来なかったコメルを知るラキアの琴線に触れてしまい鋭い視線と圧のある口調で「なんだと…?」と静かに怒るシーンはちょっとピリッとしたね。浩二は子供だし大事な場所を奪われたどころかそれを悪用されている事実を知り余裕がない精神状態だから責めるのは違うし、ラキアに関しても彼のバックボーンを知っていれば思わずキレてしまうのも分かる。

結局人間を理解するなど無駄、言っても聞かないなら放っておけばいいと諦めてしまうラキアを救ったのはギャル社長ってかもはや一流メンタルカウンセラーな幸果さん

誰もが幸せになって欲しいという彼女は明らかに浩二が心配なのにその思いに蓋をしているラキアにこのままでは後悔すると教える。そうなればラキアが幸せになれないと。

ラキアは気付く。自分がコメルの時と同じ間違いをしようとしていることに。あの時も家を出て行く前にすぐにその手を掴んであげられればコメルは死ななかったかも知れないし、ラキア自身きっとずっとそう思って生きてきたんだろう。

本当にこの人各キャラが精神的岐路に立たされたり、一皮剥ける回に必ず絡んでくるな。

上記画像の2人のやり取りがすごく良くて今回のお気に入りポイント。

「隠さなくていい。威勢のいいこと言って飛び出したくせに。とか思ってないから」

「思ってんじゃん」

ここから始まる2人の擬似兄弟的な空気感がめちゃくちゃ素敵でしてね…。

「1人で乗り込んでなくて良かった。」

こんなん惚れるわ。女の子になるわ。

演じる庄司さんが声色とか表情でラキアという一見分かりにくそうなキャラをすごく我々に掴みやすくしてくれていると思う。流石はスーパー戦隊レジェンドの1人。

コメルと分け合った石を思い出しながらラキア浩二に貰ったプリンを一緒に食べるシーンもいいよねぇ。食べるタイミングが一緒なのが兄弟っぽいし、食べた後に浩二に優しく視線を向けるラキアがめちゃくちゃお兄ちゃんしてる。

プリンを食べたラキア「悪くない」と微笑む。

アイスを食べて「グラニュートの食べるもんじゃない」と突っぱねたとこから始まった今回のエピソードもプリンを食べて「悪くない」と言うとこまで来たわけだ。

人を知るっていうのと、お菓子を美味いと感じるってのをリンクさせていると言うかそんな感じの演出だね。

ところで浩二役の横山さんはちょっと雰囲気が福さんに似ていると思う。

明日の仮面ライダーピザは君だ。

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ゼリーがカブトムシを喰らう!

転載:https://www.kamen-rider-official.com/gavv/27/

続いてバトル周りについて。

こちらももちろんラキアの変身するヴラムが大活躍。

アバンのホールでの戦闘ではル・ビートの体勢を崩した後のパンチ→アッパー→振り上げた腕にヴラムブレイカー召喚→行射→前蹴りのコンボが気持ちいい。その後の膝で地面に落ちたヴラムブレイカーの弓を引くシーンも印象的。おもちゃでやるの無理そう。

後半のバトルにはランゴエージェントも参戦し戦うことになるがエージェントに殴られたまま、髪をかき上げキリッと睨みつつ変身するのかっこいい。今回を担当した柴崎監督はとにかくラキアをかっこよく撮ることに集中したと言っていたらしくこの変身もその一環だ。

「そうか。だったら…ストマックと共に散れ。」

に至るまでのヴラムル・ビートのやり取りはガヴの決め台詞である「どうする?二度と闇菓子に関わらないか、それともここで俺に倒されるか」ヴラム版とも言える内容でこれまた良き。

ゼリーカスタム〝インビジブルゼリー〟を多用しル・ビートを圧倒するヴラム。最初はどぎついピンクだし変態仮面みたいだしでびっくりしたけど鎌を構える姿はすっかり姿なき処刑人って感じでかっこよく見えてきてるよ。

最後はル・ビートの角を切断し空中で切り裂かれ爆散。ゼリーカブトムシを喰らう結果となった。

ガヴの方はと言うと前回食べたアイスケーキから発想を得たのかブリザードソルベガヴホイッピアを使うアイスケーキ戦法が炸裂。生み出すホイップ兵も前掛けがアイスのコーンみたいになりホイップ兵ならぬソフトクリーム兵に。

最低限の装飾で全然違うものということにする。

予算が厳しくてもリサイクルや改造でいろんなものを作り話に幅を持たせ、画面を華やかにする手段を無数に持つであろう東映のイマジネーションが解き放たれている工夫だ。

アタリが出れば眷属を強化できるブリザードソルベの力はソフトクリーム兵達にも有効でめちゃくちゃデカくなったり、めっちゃちっちゃくなったり。ちっちゃい方は役に立たなかったけど。

てかゴチゾウが巨大化したら面白そうじゃない?

そのまま敵をマリオのバッタンみたく押し潰すみたいなさ。

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絆斗の症状が完全に…。そして酸賀キサマッ!

転載:https://www.kamen-rider-official.com/gavv/26/

最後に絆斗、そして酸賀について。

チョコルド使用後の酷い痛みと疲労を訴えて酸賀のところにやって来て検査をしてもらう絆斗

前はかなり警戒はしてたのに…頼らざるを得ないとはいえだいぶ警戒心がガバガバになってないかい?

チョコルドは強力だが体への負担が大きく、使用後に痛みと疲労をもたらす。しかし逆に変身している間は痛みが無くなるどころか体の調子が良くなるらしい。

研究所からの帰り際またしても痛みに襲われた絆斗は痛みを抑える為にグラニュートはいないがチョコルドを使い変身しようとするのだが…

Q:使っている間は気持ちいいし高揚感があって体の調子も良くなるけど、切れると一気にしんどくなっちゃうからすぐ次を使いたくなるものなーんだ?

A:覚醒剤

ブブー!正解はチョコルドゴチゾウでしたー!

そう。完全にこれ覚醒剤の症状だね。もはやメタファーと呼ぶにはダイレクト過ぎるくらい真っ直ぐ。中毒者が抜けられなくなる1番よく聞く理由。

今の絆斗闇菓子中毒者のグラニュート達と同じ。あんなに嫌っていた奴らと同じことをしている…!

これは香村脚本ですわ。

そしてそんなチョコルドを作った張本人。登場から一秒足りとて信用出来た瞬間がない男 酸賀に関する新事実も判明。

仮面ライダービターガヴ/ダークショウマを作り出した彼らの「御主人様」とは酸賀であると確定した!!!

また予想外したー!

酸賀と協力してるグラニュートがいると思ってたー!

実はブーシュが生きていて酸賀と秘密裏に繋がってるとかかと思ってたー!!

え?じゃあ何?あいつ完全に個人でクローン人間ばかすか作れんの?科学力やばない?

そして長らく傍で飄々と立ち回って来た酸賀もついに物語のメインステージに上がる時が来たようだ。

次週ついに…!

と、思ったか?

残念!

来週はグラニュート エンキデー(駅伝)の登場で番組自体お休みだ!!

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次回

ビターガヴを作ったのは酸賀だった!

そしてついに堂々変身!

仮面ライダーベイク登場!

真実を知った絆斗の涙を救うのは果たして…!

それではまた

次回 酸いも甘いも焦がすほど【仮面ライダーガヴ 第27話】感想 焼き上がる好奇心

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