前回 割れた思いの果てに【仮面ライダーガヴ 第42話】感想 さらば酸賀(とも)よ
どんな味するのか気になって「レモネードwithコーヒー」なるドリンクを買ってみた男 アメイジングRYOです。
飲むほどに嫌いになる味でした。やっぱりエスプレッソーダとかもそうだけどコーヒーはなんかと混ぜちゃダメだね。
初めてですよ。飲み物をビスコで流し込んだのは。
ボッカ・ジャルダックついに人間界に!?な43話を語っていきましょう
あらすじ
お菓子喫茶ひだまりの店主 井上優はショウマの母であるみちるの兄でショウマの伯父だった。
絆斗から伝えられた事実に動揺し真実を話すべきかショウマは悩む。
そんな時優からみちるの事を聞かせて欲しいと絆斗に連絡が入りショウマはその場に同席し優の様子を伺う事にするが…
一方グラニュート界ではボッカが人間界に視察に向かう事を決める。
初めて見る人間の世界にボッカの目が怪しく輝き巨大な企みは肥大化していく。
話すべき時はきっといつか

今回はドラマメイン回。ショウマと優の話題から書いていこう。
前回で優が伯父と知ったショウマは事実を話すべきかを悩みはぴぱれでの態度や、ひだまりで直接話した時の感触から最終的に今はまだ事実を伏せて自分の正体もみちるの事も胸の内にしまう決断をした。
いつか帰って来ると信じていた妹が化け物に食われたかも知れないと分かりこれまでの穏やかさは消えて酷く取り乱す優の姿は痛々しく涙で上擦った声にも胸が痛くなる。
20年間消えた妹を思い続け、生きてると信じ帰ってきた時の為に仕事を辞めてまでひだまりを引き継いで残した。化け物の存在を知り最悪の想像が頭を過ったが今回で再び信じる事を諦めないと決心した。
そんな人に
「あ、違うんですよ。みちるさんは化け物に攫われてその化け物に見初められて子供産まされて泥とか食わされながら暫く化け物の中で生きてたんですけど最終的に食われました。あ、その子供ってのが俺です!よろしく伯父さん!」
とは言えない訳だ。
…当たり前だろ!!!
改めてみちるの人生見てみると本当にむごい…創作物でもここまでの目に遭っている人ってそういないレベル。何にも悪い事してないのよ?
化け物に食われたかもってだけであそこまで取り乱した優がこれを今聞いて受け入れられる筈がない。話さないのは英断というか当然の判断というか。
ワンチャン最後まで真相を明かさずに終わる線すらありそう。この事実を優が受け入れてくれるようになるまでの段階を残りの話数で用意するのはかなり骨だぜ。
とはいえこの優周りの話はボッカ倒すとか以上にショウマというキャラクターのドラマにおいて重要なとこだしきっと綺麗に描いてくれると信じてる。
今回メロンゼリーを食べるショウマに「君は本当に美味しそうに食べるねえ」って言っていたけどこれは2人がちゃんと絡み出した31話でもやっていたやり取り。あの時はサラッと流したけど今思えばやはりあの時も美味しそうにお菓子を食べるショウマを見てみちるを思い出してたんだろうな。
「(ひだまりさんが伯父さん…変な気分だ)」ってとこのソワソワしてるショウマ好き。今更だけどアフレコも上手いよな知念さん。
ワンチャン明かさず終わるかもとは書いたがやはり最後にはショウマの存在を優に受け入れて終わって欲しい。
もう会えないみちるがこの世界に残していったのがショウマなのだから。
底知れないボッカの実力

大統領自らついに視察にやって来た!
というわけで続いてはジャルダック親子周りとバトルシーンについて。
ボッカの人間体を演じるのは舟木健さん。普段は北海道を拠点に活動しているタレントさんなんだとか。
ボッカのイメージに反して若過ぎるような気がするがまあ所詮は擬態だしね。どんな姿でも違和感はないっちゃない。
外人さんかと見まごうほどの目鼻立ちのくっきりした顔立ちでリゼルと並んだ時に非常に絵になるのがいいね。制作としてもそこを意識してのキャスティングで舟木さんを選んだらしい。
人間が思いの外文明を築いていることに感心したり、建物を下級市民の食糧に使えるとサンプル採取のためだけにビルを倒壊させて目立ちまくったりとにかく全方位を舐め腐ってる態度が今回はより顕著に出ていたボッカ。ビルの件なんてあの一瞬で一体何人人間が死んだんだ。
ランゴに比べあまりにも大雑把で適当で傲岸不遜甚だしい行動は人間界によりグラニュートの存在を広めてしまいそうだがこの辺りも終盤のクライマックスに関わって来るんだろうか。
今回ラキアは変身する間も無くバトラーに叩きのめされてしまったがそのアクションシーンで見せたラキアのハイキックが脚長すぎて笑っちゃう。
バトラーに殴られて白目剥いてのダメージ顔も凄い良かったね。庄司さん相変わらず体当たりで1シーン1シーンを力一杯やってくれてる。
そして後半のガヴ&ヴァレンvsバトラー。
なんやかんやで出番多いケーキング。蝋燭の必殺技が久しぶりに見れたのは嬉しかったね。
あと何気にバトラーを倒した後にガヴがゴチポッドを取り出すワンカットを入れる事で舐めプとかじゃなく前哨戦のバトラーにはケーキで、本命のボッカには切り札をって考えていたのが分かるようになっているのもナイス。
ホイップ兵との連携も相変わらず手を変え品を変え色々やってくれて飽きない。槍の上を足場にしての戦闘とかどう撮ってるんだろうか。
手を振ったりスキップしたりバトラーをビンタしたりユニークなモーションが多くてホイップ兵やっぱりキャラクターとしてもいいよな。アーツになって欲しい…
対するバトラーも洗練された無駄のない動きでこれまたかっこいい。膝でガヴホイッピアを抑えたり、そもそもライダー側の武器を使わせないような特撮ヒーローのお決まりを全く無視したリアリストなバトルスタイルもキャラ立ちに貢献している。
結局ボッカとのガチバトルは先送りになったがビーム一発で2人を変身解除させるなど桁外れの強さを披露しvsボッカに期待が高まった。
ジープのレトロなパワーアップ?

ジープ兄さん特訓で強くなんの!?
昭和ライダーじゃん!
立花のおやっさん連れてこないと!
最後はジープ、そしてニエルブについて。
短いシーンながらジープとニエルブのエージェントとのテストバトルは見どころたっぷり。スーツアクターの酒井さんの動きがとんでもない。
やっぱりバキバキスティックめちゃくちゃビジュアルかっこいいわ。身軽なアクションが+されるとよりかっこいい。
あとは実力が足りないだけなのよ。
ニエルブに褒められて久しぶりにジープの嬉しそうな顔見れてちょっと安心した自分がいる。どうしようもないやつだけど最近ベコベコにされ過ぎてちょっとね…可哀想なとこもあったから。
あんなに嫌がっていた黒ガヴを撫でたりなんやかんやで順応し始めているのも見ようによっちゃ哀れなんだが…なんかこう、「良かったね」って言いたくなる。
ニエルブは前回から赤ガヴに興味津々でジープのテストは半ば形だけ済ませてるような雰囲気で「手を組むべき本命は…」との発言もあり冒頭のうんざりした顔などからもボッカを裏切る準備をしているようだ。
このままボッカに仕えていては闇菓子作りやらボッカの無茶振りやらで研究どころじゃなくなってしまうと察してなのかは分からないがとにかくショウマに取り入って打倒ボッカを目指しつつ赤ガヴのことも調べさせてもらおうとしてるとかなのかな?
或いは逆で「赤ガヴを調べたいからボッカを裏切る」って線もありそう。こっちのがニエルブっぽいか?
ボッカに関しては桁外れに強くてもはや仮面ライダー達だけで倒せないレベルな気がするし割と真面目に仮面ライダーwithストマック家の共闘で倒すって流れはありそうだよね。
そのタイミングでランゴも皆の前に姿現すとか、ジャルダック家を滅ぼした後に再び仮面ライダーvsストマック家になってラストバトルとかだったら熱い。
しかしそうなると問題はジープだな。リゼルは倒されるとしてジープにリゼルやボッカを裏切る勇気があるかというと…
今の『ガヴ』で1番結末読めないのはジープだと思うよ。
次回
ショウマを最初に拾った少年 始くん再登場!
めっちゃでっかくなってない!?
なんと次週は映画にも繋がる重要回か!?
それではまた


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