前回 ミコとミコト【ウルトラマンオメガ 5話】感想 操演で見せる成長ドラマ
真骨彫仮面ライダー龍騎を探してる男 アメイジングRYOです。
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気を取り直して妙なテンションだった『オメガ』6話を語っていきましょう!
あらすじ
大仁市の八神岳で突如地中より怪獣ゲドラゴが出現したがどういうわけだか地上に出てきた途端に息絶えてしまった。
不可解なこの事件に派遣されたアユムとその後輩のカミヤ コウタは調査を開始するが2人の前にもう一匹のゲドラゴが現れる。そしてこのゲドラゴ何かを探しているようで…?
ニュースでこれを知ったソラト達もまた八神岳に向かうのだった。
ウザ可愛い(?)カミヤ コウタとアユムの挑戦

ゲストキャラクターのアユムの後輩 カミヤのぶりっ子的ウザさをはじめバトルシーンのコミカルなBGMなど全体的に妙なテンションだった今回。前回がしっとりしたエピソードだった分テンションの高い回にしたかったのだろうか。
しかしながら話の根底は人間社会の弊害による事故のようなもので非業の死を遂げた怪獣と、死に絶えたメスを探す悲しきオス怪獣という悲哀に溢れたもの。そしてアユムが今回の事件から怪獣をもっとよく知りたいと決意を新たにするエピソードになっていた。
カミヤくん。ウザかったね〜。
ただのぶりっ子ナヨナヨ後輩ならまだ良かったがコウセイを「素人」と小馬鹿にしたりするあの二面性。タフさのカケラもないお坊ちゃんな性根。ある意味ゲストだからこそ出せる感じのキャラだった。
演じたのは近年の特撮作品で一気にめちゃくちゃお見かけするようになったスーツアクターでもある橋渡竜馬さん。
『ゴジュウジャー』にも出たばっかりだったな確か。
何気に仮面ライダーエターナルにもユニバースゴジュウイーグルにもなってるからウルトラマンにもなれれば三大特撮ヒーロー変身制覇なのよね。ちなみに実写版ウイングマンの中の人でもある。
しかし『ガッチャード』では優男風の敵幹部、『ウイングマン』では不良、そして今回のカミヤと毎回全然違うキャラを毎度見事に演じられていて芝居がお上手だなって思う。
このカミヤにしろアユムにしろ本来は専門があり、専門家になる為にたくさんの苦労を重ねて来た筈なのに怪獣の出現によって本来の目標や目的は一旦脇に置いて今まで勉強して来たこととは全然違うことをやらされることになってしまったのだからカミヤのボヤキなどは分からないじゃない。
しかし今回アユムはゲドラゴの習性が既存の生物、自分が専門とする絶滅危惧種などと同じものであると知り怪獣は決して未知の理解し得ない生物などではない事を知った。
自分の知識が通じる事も分かり、怪獣も普通の動物とその根っこは変わらないと知りならば自分に出来る事がもっとあり何より怪獣を知りたいと自分自身で思った。
2話で言ってた「やれる人間が頑張るしかない」って考えからさらに一歩進んで「私はこれをしたい。知りたい!」って思えるようになり意識が変わったってことだよね。オメガ世界で最初の怪獣専門家の卵が産まれた瞬間が今回だったのかなと。
かわいそうなゲドラゴ

ゲドラゴ♀「求愛のダンス見れると思って外出たら死んだでござる」
ゲドラゴ♂「♀を探しに外出たら♀死んでるしデッカい奴らにボコられるし挙句死骸と一緒に埋められたでござる」
可哀想過ぎるだろこいつら…。生き残っても子孫は残せないし…
前回のミコトとは全く別ベクトルでの悲哀を帯びた怪獣だったゲドラゴについて。
かなりアレンジ効かせてるモグージョンと比べるとビジュアルがめちゃくちゃモグラ怪獣やってるな。
戦闘力に関しては中々高く猛突怪獣らしく頭突きやら落とし穴やら電撃やらでオメガとレキネスをどちらも圧倒。中盤のバトルシーンはワンカットの長回しのようでバトル内容はグダグダながらアクターさん達の演技が光る。
最終的にはオメガとレキネスがゲドラゴを救うということで決着した。自死したミコトの件とかもありオメガの中にも救うべき怪獣がいるって意識が芽生え始めているのかも知れない。
ところでアユムがクチナガダンスモグラなる絶滅危惧種と同じ動きをしていると指摘していたがならばゲドラゴはクチナガダンスモグラが突然変異的に変化した怪獣なんだろうか?
しかし今回ソラトはゲドラゴを知っていたのでまたソラトの知ってる怪獣と知らない怪獣の線引きが分からなくなって来たな。
地球に住みつき進化した怪獣をソラトは知らない。逆にソラトが知ってる怪獣はどれも地球外から運び込まれた怪獣なんじゃないかって読みを私はしてるんだが仮にゲドラゴがクチナガダンスモグラの突然変異ならソラトは知ってちゃおかしいんだよな。この読み自体が違うのかな…?
そしてここで気になってくるのは次回のゴモラをソラトは知っているのか否か。ここまで全部新規怪獣だから判然としなかったがゴモラは基本的にその世界に住み着く土着の怪獣って設定で統一されてるから知っているいないでソラトが知る怪獣の線引きがハッキリ分かりそう。
ソラトさん、ほぼ大人に

相変わらず変なところや知らない言葉はあれどももうほぼ大人だなソラト。
今回はゲドラゴの唾液から匂いがしている事に気付き適宜対処したり、アユムとの会話シーンでもゲドラゴの生態をスラスラ言って「おそらくメスだ」なんて難しい言い回しまでしてすっかり大きくなっちゃってまあ。
よその子の成長は早いわね。
アユムをかっこいいって褒めるシーンの仕草や笑顔なんて1〜2話の頃じゃ考えられなかったでしょう。
ところで面白い話を聞いたのでここで書きたい。
なんでもソラト役の近藤さんは『オメガ』関連のイベントに出演する際にスタッフに
「何話の時のソラトをやればいいですか?」
って質問するんだってさ。
いやそれは聞くよな。うん。だって6話と1話じゃ別人だもん。もし仮に「1話のソラトで出てください!」ってオファーあったら色々成立させるのが大変だろう。
しかし人格面では今回でほぼ完成してしまっていて、これ以上の変化となるともう記憶を取り戻して本来の人格になるくらいしか無さそうよね。
次回以降のソラトの成長にも注目したい。
あとちょい気になった場面があってそれは倉庫でのソラトとコウセイの会話。
ソラトが例によって食べ物が気になりキッシュを作ってくれと頼んだシーンでコウセイが
「パイ生地から作ると手間だから挑戦した事ないんだよなぁ」
というシーン。
この言い回しから察するにコウセイって焼きそばとかカレーとか簡単な男飯だけじゃなく、意外と手広く普通に「趣味が料理です」ってくらい色々作ってる人なのかなと思った。じゃないとこんな言い方しない気がする。
色々やってたバイトの中で実はシェフ的な事も経験があるのかな?
そもそも料理本が倉庫にあるのだからやはり結構料理ガチ勢なのは間違いなさそうだ。
次回
みんな大好きゴモラ登場!
そして新たなメテオカイジュウも!?
生配信は絶対に室内でやりましょう!
それではまた


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